結婚出来ない男・しない女…<つかつく> 4.
<此の二次小説『結婚出来ない男・しない女…<つかつく> 4.』は、下書き保存して
居なかった部分を綴って折ります。
という訳で、『結婚出来ない男・しない女…<つかつく> 4.』は、『結婚出来ない
男・しない女…<つかつく> 3.』のエピローグと成っており、『結婚出来ない男・
しない女…<つかつく> 4.』の主体は、<総優>と、成って折ります。
ですが、今後の展開に於いて、必要な部分に成って来ますので、思案した結果…。
『結婚出来ない男・しない女…<つかつく> 4.』にて、綴る事に致しました。
了承の程、宜しくお願い致します。>
【『結婚出来ない男・しない女…<つかつく> 3.』のエピローグ
<総二郎と優紀の会話>】
優紀は、つくしとのTELを切った後…。
ふと、考えて居たのだ。
其れは、【現在、つくしがドクターとして勤めて居る病院は、何処だったのか?】と、言う事だったのだ。
其処で、此の時の優紀は、思い出して居たのだ。
“そうだった。
今、つくしが勤めて居る病院って、確か、道明寺総合病院だったわよね。
と言う事は、つくしが言って居た其の『俺様 経営者』って…。
もしかし無くても、道明寺さんの事だよね?
だって、総二郎さんは、確か、言って居たわよね。
“司(道明寺さん)が、帰国して帰って来た。
もしかしたら、近く、F4で集まるかも知れねぇ。”って…。
そうだった。
私が、総二郎さんと結婚する時に、つくしには、ちゃんと、話し出来無いまま…だったん
だ。
と言う事は、道明寺さんと総二郎さんの繋がりを、つくしは、未だ、知らないのか
も…。”と…。
だからだったのだ。
此の時の優紀は、“総二郎さんに、此の事を伝えて置かなきゃ…。”と、何故か、胸騒ぎがして、総二郎に話しする事にしたのだった。
そして、此の日の優紀は、総二郎が、西門邸に帰宅する事を、“今か今かと…。”と、待って居たのだ。
そして、夕方に成り、帰宅した総二郎の着替えを手伝い乍ら、優紀は、つくしから聞いた話しを、総二郎に話しし始めるのだった。
「総二郎さん…。
聞いて欲しいお話しが有るんですが…。」と、切り出してから…。
其処で、総二郎は、不思議そうな顔付きに成るのだった。
否、怪訝な顔付きに成って居たのかも知れない。
何故なら…。
普段、優紀から、話しし始める事は無いに等しいと云えたから…だったのだ。
実は、普段なら、何時(いつ)も、総二郎から、優紀に訊いて居たのだ。
「今日も、変わり無かったか?」と…。
総二郎にとって、分かって居たのだ。
自身を狙って居たで在ろう 『総二郎fan』の女性達にとって、優紀の事を妬んで居るだろう事は…。
と言う事は、そういう女性達にとって、優紀の事が、邪魔で仕方無いだろう事も…。
だからこそ…。
総二郎は、常に、優紀の事を心配して、優紀に訊く様にして居たのだ。
実の事を言うと、元々、優紀は、前に出たがる方でも無く、自己主張が強い方でも無かったのだ。
だからだったのだろう。
総二郎にとっても、優紀の素直さは、心配の種でも有ったのだ。
だからだったのだろう。
そんな心配事を払拭したいという理由から、常に、総二郎は、優紀に訊く様にして居たという訳…だったのだ。
だが、此の日は、優紀の方から総二郎に訊き始めたのだ。
だからだったのだろう。
此の日の総二郎は、優紀からの自身への訊き出しの言葉に、怪訝に成って居たのだ。
という寄りも、心配に成るのだった。
だからだったのだ。
此の時の総二郎は、優紀の顔を、ジーっと、見乍ら、心配そうに、訊き始めるのだった。
「何か、有ったのか?」と…。
其処で、優紀は、総二郎からの了承が得られたと見做し、話しし始めるのだった。
「総二郎さんは、覚えて居らっしゃいますか?
私の幼馴染で親友のつくしの事を…。」と…。
だからだったのだ。
此の時の総二郎の心の中では、“はぁ~??”と、成り乍らも、“如何も、俺の不安の種の話しとは、違ぇ話しの様だな。”と、何処か、安心したかの様に、優紀の話しに、耳を傾け始めたのだ。
だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、優紀に、返答するのだった。
「ああ、何と無くだけど…な。
其の優紀の幼馴染で親友の女って、確か、女医じゃ無かったか?
其の女とは、俺と優紀の結婚式の二週間程前に会って、俺を睨み付け乍ら、俺に言って来
た女だよな?
“貴方、イケメンでモテそうだけど…。
もし、優紀を悲しませる様な事をしたら、私が、タダじゃ置かないんだから…。”っ
て…。
で、俺と優紀の挙式の時も、“病院から呼び出された。”とか言って、慌ただしく、披露宴
の出席もキャンセルして、帰って行った曰く付きの女だろ?」と…。
そんな風に、総二郎から言われてしまった此の時の優紀は、実は、自身の幼馴染で親友の話しだっただけに、苦笑いのまま、総二郎に返答するのだった。
だからだったのだ。
此の時の優紀は、返答の言葉に困り乍らも、返答して居たという訳…だったのだ。
「うん、まぁ~、そう何ですけど…。」と…。
其処で、総二郎は、更に、優紀に突っ込むかの様に、訊き始めるのだった。
「で、其の優紀の幼馴染で親友の女が、如何したんだ?」と…。
だからだったのだ。
優紀は、つくしから聞いた話しを、総二郎に話しし始めるのだった。
其の上で、優紀は、更に、総二郎に訊き始めるのだった。
「もしかし無くても、つくしが言う其の『俺様 経営者』って…。
道明寺さんの事ですよね?
今、つくしが勤めて居る病院は、道明寺総合病院…何ですから…。
つくしは、道明寺さんと総二郎さんとの繋がりを、如何も、知らない様子…何です。
此れって、つくしに、話しした方が良いでしょうか?」と…。
だからだったのだ。
此の時の総二郎は、優紀からのそんな話しを聞いて、思い当たる事が有ったのだ。
何故なら…。
此の時の総二郎は、思い出して居たのだ。
自身と優紀の結婚式の二週間程前に、つくしと会った時の会話の事を…。
そして、其の時に、更に、つくしから言われた言葉を…。
「俺が、イケメンでモテるのは、仕方ねぇだろ。
俺は、英徳(学園)のF4のメンバー…何だから…よ。」
「今、何って言ったの?
『英徳(学園)のF4のメンバー』って…何の話し?」と…。
だからだったのだ。
此の当時の総二郎が、そう言って来たつくしに対して、如何言う感情に成ったのか?
更に、思い出して居たのだ。
“そう言えば…。
俺が言った言葉に対して、あの女、言い返して来やがったんだったよな。
「『英徳(学園)のF4のメンバー』って…何の話し?」って…。
だから、あん時の俺は、そう言って来やがったあの女に対して、呆気に取られ乍らも、確
かに、言い返して遣ったんだったよな。
「『英徳(学園)のF4のメンバー』の事も知らねぇのか?」って…。
けど、あの女、飄々と、更に、言い返して来やがったんだった。
「何、其れ?
知らないわよ。」って…。
まぁ~、後で、優紀から、あの女の話しを聞いて、納得はしたが…。”と…。
総二郎が、後で、優紀から話しを聞いて納得したという其の当時の優紀の話しとは…。
「つくしは、中学の頃から、つくしママに、“勉強、勉強…。”って、言われて居たから、勉
強しかして来なかったんです。
其れに、高校生に成っても、学業とバイトを両立させる位、何時(いつ)も、忙しそうに
して居たんです。
そんなつくしは、中学生の頃から、ずーっと、学年トップの成績で、一目置かれた存在だ
ったんです。
何故なら…。
勉強して居る時のつくしは、集中力が有って、何時(いつ)迄も、勉強して居る様な娘
(こ)…だったんです。
でも、じーっと、して居ない様な所も在ったんですけど…ね。
だから…。
つくしは、○○大学(日本最高峰と言われて居る国立大学)の医学部出身…何です。
だから…。
『英徳(学園)のF4』の事は、きっと、自分自身には関係無いと思って居たのかも知れま
せん。
寧ろ、『英徳(学園)のF4』の事は、知らないのかも知れません。
というのか?
最初から、興味が無かったのかも知れませんね。」と…。
だからだったのだ。
此の当時の総二郎は、“あの女が、『英徳(学園)のF4』の事を知らなくても、仕方ねぇのかも知れねぇな。”と、思って居た程…だったのだ。
だが、此の時の総二郎は、優紀からのそんな話しを聞いて、ほくそ笑んで居たのだ。
何故なら…。
此の時の総二郎は、自身でも、“名案が浮かんだ。”と、でも言いた気な程…。
何か、思い付いた様子だったのだ。
“と言う事は、日本に帰国して帰って来たばかりの司にとって、あの女が、天敵ってか?
あの司に、歯向かえる女が居たとは…な。
では、司に、突っ込むとしますか?”と…。
だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、優紀に言えた言葉だったのだ。
「否、其れは、良い。
俺から、司に伝えて置くわ。」と…。
だからだったのだ。
此の時の優紀は、総二郎に任せる事にしたのだった。
「そうですね。
其の方が良いのかも知れませんね。
総二郎さん、後の事は、宜しくお願いします。」と…。
なので、此の時の優紀は、其れ以来、其の事に関しては、触れない様にして居たのだ。
そして、其の後の総二郎は、優紀から聞いた話しを、あきらに、話しする事にしたのだった。