懺悔の日々…<総優> 1.
<オリキャラが出て来ます。 申し訳有りません。>
優紀は京都の女子大に入学した。
優紀は態と京都の女子大にしたのだ。
京都の女子大を選んだ高校生の頃の優紀は、総二郎から言われた言葉が引き金になっていた。
『俺はお前みたいな子が嫌いなんだ‼』
『俺のテリトリーに入って来るな‼』
優紀は、総二郎に言われた言葉が引き金で、高校3年の頃より、受験勉強を理由に、F4&T2とは疎遠になっていた。
集まりにも顔を出さない様にしていた。
その方が、すんなり京都に行く事が出来ると踏んでの事だった。
しかし、つくしにだけは連絡を取る様にしていた。
つくしからも、“優紀と疎遠になる事は許さない。”と、言われていたからである。
つくしは、優紀が京都の女子大に進学してからも司がNYという事も有り、つくしは、優紀に会いに京都に遊びに行っていた。
流石、京都と言うべきか、女子大と言うべきか、優紀が女子大に入学して半年が経った頃、大学のガイダンスで、茶道の講義が有る事を知り、受ける事にした。
優紀は、高校生だった頃、部活で、茶道に関わっていたが、かなりご無沙汰なので、初心者という事で参加していた。
その講義に講師として招聘されていたのが、疎遠になっていた優紀の父方の妹である叔母だったのだ。
講義終了後、退席しようとしていた優紀に叔母から声を掛けたので有る。
「もしかして、松岡さんって、下のお名前は『優紀』さん?」
「はい、そうですが…?
私をご存知なのでしょうか?」
優紀は見覚えが無いだけに、怪訝な態度をしていた。
「ええ、私(わたくし)、旧姓を『松岡聡子』って言うの。」
優紀は、その名前に憶えがあった。
「優紀、あなたのお父さんの妹の聡子よ‼」
優紀は、驚愕するしかなかった。
「ええっ‼」
「久し振りね。
此処で、姪っ子に会えるなんてね‼
何年振りかしらね⤴。
嬉し過ぎるわ⤴。」
「聡子叔母さん??」
「そうよ。」
優紀の叔母の聡子は、結婚して、京都に移り住み、
【西門流 京都支部 支部長】になっていたので有る。
優紀は、偶に、東京に里帰りして帰って来る聡子に会っていただけで、優紀が記憶している『聡子叔母さん』と、少し違う気がしていた。
優紀は、聡子叔母さんに会った事で、優紀の周りで、『コト』が動き出そうとしている事に気付かずにいた。
「優紀、茶道を本格的に遣ってみない?
流石、私(わたくし)の姪っ子ね⤴。
筋が良いわ‼
明日から、私(わたくし)のお稽古を受けなさい‼
そして、私(わたくし)の家で、私(わたくし)と一緒に住みなさい。
お兄さんには、私(わたくし)から伝えるから…。
良いわね⤴。」
反論出来ない優紀であった。
押し切られる形で叔母の家で住み込み、茶道を極めて行った。
聡子は何れ、優紀に自分の後を継がせようと画策していたので有った。
聡子の実子には、息子二人の兄弟だけで、娘が居なかったので有る。
優紀は優紀で、つくしには、こうなった報告は入れていた。
入れなければ、後で怒られるのは目に見えているからで有るのだが…。
あの日から、1年半が経っていた。