やっぱり、私は…<つかつく> 3.
<つくしside>
私は、NYに着いた翌日(NY日付;12月23日)から、道明寺のお母様に付いて、色々な事を勉強させてもらって居た。
そんな中、道明寺のお母様と一緒に、リムジンに乗車している時、窓から見えるNYのXmasイルミネーションが綺麗で…、うっとりしていた。
夕方に成れば、イルミネーション点灯に合わせて、クリスマスツリー前は、人で溢れている。
その光景を、リムジンから、羨ましそうに見ている私の顔を、道明寺のお母様に見られて居たらしく、突っ込まれた。
「つくしさん、貴女は、今回、司の士気を高める為にNYに来てもらったのよ。
観光の為じゃなくてよ。
良いわね、一度しか言わないから、良く聞いて‼
貴女の此れからは、司を支えて行ってもらわなくてはいけないの‼
その役割は、貴女しか出来ない。
その役割は、相当、プレッシャーに成るわ‼
だから、今のうち、蓄えて欲しいのよ⤴。
私の様に、苦労しなくて良い様に…。」
私は、此れが、道明寺のお母様の愛情なのだと思った。
やっぱり、私は…。
まだまだだ。
其れからは、道明寺が、NYに戻って来る12月24日まで、道明寺のお母様に就いて、色々な事を見せてもらった。
いい経験に成ったと思う。
そして、道明寺のお母様から、“クリスマスのサプライズプレゼントよ‼”と、言って、12月25日は、NYメープルに泊まる様に言われた。
「完全OFF日よ‼」と、付け加えられて…。
NYメープルに泊まる事がサプライズなのかと、思って居たら、本当のサプライズを用意して下さっていた。
<司side>
俺は、出張先から、12月24日の夜にNYに戻って来て、直ぐ、西田から、予期せぬ事を言われてしまった。
「明日は、クリスマスでございます。
NYメープルにお泊り下さい。
明日は、完全OFF日にしてございます。
ごゆるりと、お休み下さいませ。」
「はぁ~??
聞いてねぇぞ‼」
「はい、先程、お伝えしたばかりでございますので、事前には、お伝えして折りません。
しかし、お泊りに成らなければ、一生、後悔為さらなければならないのですが…。
宜しかったでしょうか?」
そう言われてしまえば、抵抗も出来ねぇ‼
まさか、西田が、俺を陥れる共も思えねぇので、俺は、西田の指示に従う事にした。
そして、リムジンに乗り、俺は、指示された通り、地下から、専用エレベーターに乗って、俺のキープしている部屋に入った。
しかし、部屋に入る成り、何か、違和感が有った。
まさか、あいつか…?
否、来る様な事は、一つも話しして居なかったと思う?
否、ここ最近、TELで話しして居なかった事に気付いた。
否、そんな事じゃねぇ‼
あいつが居るのか、確かめる必要が有った。
そして、そーっと、ベッドルームに入った時、あいつはベッドで寝ていた。
あいつの顔を覗き込んでも、一切、反応のねぇ、あいつが面白く無くて…。
態と、ベッドから、あいつを抱き上げて、バスルームに連れて行った。
そして、服のままで、シャワーの湯を浴びせて遣った。
慌てるあいつが面白くて、そのまま、目が覚めるのを待って居ると、あいつは、吃驚していた。
「えっ、何で??」
「俺も、お前が、ベッドに寝てるから、吃驚したわ‼」
「だからって、何で、私は、服のまま、シャワーを浴びせられて居るのよ?」
「お前が、目を覚まさねぇからだろ?」
「???」
「だから、こうしたら、必然的に目を覚ますと思ってよ‼」
「はぁ~??」
<つくしside>
で、私は、思いっ切り、服を脱がされて、裸にさせられて、『野獣 司』の想いのままにされている私って…。
そんな事、聞いて無いわよ‼