再び…<総優> 5.
<一部に、不快で有ろう箇所が有ります。
お詫びします。>
<総二郎side>
俺は、態と、優紀にkissを施して、賭けに出た。
やっぱり、優紀は、俺から施されたkissだけで全身の力が無く成って居た。
案の定だ。
強情張らずに、俺に、身も心も委ねれば良いものを…。
まあ、其れが出来ねぇのが、優紀、何だろうけど…な。
あと一押し、迫ってみますか?
で、俺は、さっきよりも、激しいkissを優紀に施して遣った。
優紀は、震え出し、全身の力が脱力し、足に力が入らなくなった様子だった。
俺は、ニヤッと笑みを浮かべ、優紀の身体を支えて遣った。
それでも、優紀は、意識まで、朦朧としてやがる。
そんな、優紀の可愛らしい姿を見せられれば、俺も、大概、我慢して居たのが、完全に、『lock-on』されてしまった。
俺は、全身に力が入って居ねぇ優紀を横抱きにし、ベッドに連れて行き、ベッドに寝かせて遣った。
で、序に、俺は、ベッドに乗り、優紀に跨って、確認していた。
「優紀、覚悟は出来たか?」
「………」
<優紀side>
私は、西門さんの顔を仰ぎ見ながら、はっきりしない意識の中、思って居た。
“覚悟…⁉”
覚悟というなら、まだ無い。
でも、西門さんの事は、今でもまだ、やっぱり好き‼
こんな鬼畜な事をされて居ても…。
私は、じーっと、更に、西門さんを仰ぎ見て居るだけだった。
<総二郎side>
俺は、優紀が俺を見詰めて来る瞳(め)に遣られて居た。
マジで、このままなら、やべぇ‼
何で、そんな、うるうるした瞳(め)で、見詰めて来るんだよ⁉
俺を試してんのか?
否、試されてんのか?
このままだったら、俺、マジで、“無理矢理、優紀に…。”って、事も、有り得るこの状況に…。
俺は、『忍耐の忍』という字が頭を掠っていた。
頼むから、何か言えよ、優紀‼
俺は、懇願する様に、優紀に言って除けていた。
「優紀、俺は、遊びで優紀に向かってんじゃねぇよ‼
もう、俺の遊びの時間は、終わったんだよ‼
もう、優紀だけだから…。」
これが、俺の心の叫びでも有んだよ‼
俺を振るなよ、優紀⁉
そして、俺は、優紀が、昔、好きだった俺の笑顔を振り撒いて、優紀の顔に、俺の顔を徐々に近付けて遣り、深く成るkissを施した。
俺が、優紀の唇から、俺の唇を離して遣った瞬間、俺は、優紀を見詰めていた。
そして、優紀は、次第に、とろんと成った瞳(め)を、更に、し始め、俺に言ってくれた。
「私、今でも、西門さんの事が好きです。
忘れられなかったです。」
やっとかよ‼
“もっと早く言えよ‼”と、悪態を付きたくなった俺だった。
そして、優紀のその言葉と共に、俺の手は、優紀の全身を這い出した。
俺は、優紀の身体に覚えの在る手が、俺の意思とは別に、勝手に這い出している事に、“やっぱり、俺は、優紀、何だ‼”と、確信したのだった。