再び…<総優> 6.
<一部の箇所に不快で有ろう箇所が有ります。
お詫びします。>
<総二郎side>
俺は、優紀の身体に沿う自分自身の手を、必死で動かしていた。
まだ、覚えてるもん何だよな⁉
一度だけだったのに…。
だが、俺の手が喜んでいる事に、俺自身、驚愕するしかなかった。
『心から愛する女を抱く』という意味を、俺は、初めて知った。
手が、唇が、身体が…。
何よりも、下肢が一番喜んでいた。
優紀は、唯、うっとりするだけで、俺に全てを委ねてくれていた。
その事に嬉しさと…。
優紀は、俺しか、反応しねぇんだと思うだけで、俺は、天にも勝る力を貰った様な気がしていた。
こんなに、愛してたのに…。
“何故、俺は、何年も、優紀を俺から引き剥がす事が出来て居たんだ⁉”と、思うと、高校の頃の俺に殴りたい心境だった。
“俺は、此れで、優紀を俺から引き剥がす事は、もう、出来ねぇ‼”と、思っている。
優紀には、その覚悟が有るのか?…。
聞いてみたくなった。
「優紀、俺は、もう、俺からお前を引き剥がす事は出来ねぇ‼
その覚悟は有るか?」
優紀は、俺の好きな優紀の笑顔で答えてくれた。
「私も、もう、西門さんから、離れる事は出来そうにも有りません。
お手柔らかにお願いします。」
優紀が、答えてくれた言葉に、俺は、もう、死んでも後悔ねぇと思える程、嬉しかった。
俺は、幸せを掴めたと確信出来た。
で、俺は、調子に乗って、優紀に言って居た。
「優紀、もう、2~3回、イッとく?」
<優紀side>
私は、西門さんの言葉に、驚愕しか無かった。
でも、私自身、確信してしまった。
私の身体は、西門さん以外、反応しないという事を…。
ううん、違う⁉
私の頭の中で冴え、西門さんしか反応しないんだと確信出来た。
西門さんから、与えてもらった甘さは、私の身体を疼かせるには、十分だった。
其れは、即ち、私は、西門さんから離れられない運命に在ると言う事だった。
そう確信出来たなら、もう、迷わない。
私の此れからは、西門さんに委ねる覚悟が出来た。
もう、私は、西門さんから離れない‼
<総二郎side>
「優紀、もう、2~3回、イッとく?」
俺は、俺が言った言葉と共に、また、優紀に覆い被さった。
だが、緊張の糸が解けたのか…?
優紀は、全身の力が抜け、俺に全てを委ねてくれて居る事が分かった。
俺は、唯、嬉しいと言う寄り、俺を受け入れてくれた事が、何より、嬉しかった。
俺は、思春期のガキ張りに、理性を失って居たと思う。
情けねぇが、それは、否めねぇ‼
だが、その事にも、何も言わず、俺に身を委ねてくれた優紀が愛おしくて、仕方ねぇ‼
俺と優紀は、再び、交われた事を感謝した。
これで、やっと、優紀は、身も心も『俺の女』だ‼
fin