Whiteday party【従兄妹物語】…<F4> 番外編③
<一部の言葉に、不快に感じられるかもしれません。
お詫びします。>
<あきらside>
F2からは…。
所謂、司と総二郎…からは?
「「このままでは終われねぇ‼」」って、話しが出た。
「まあ、お手柔らかにして遣れよ‼」と、俺は、口から言葉を発して居た。
俺は、司と総二郎の話しには、入らなくて良いものだと、考えて居た。
だが、司と総二郎の怒りの飛び火は、俺にまで、及んでいた。
“やっぱりか…?”と、思うしかなかった俺だった。
司から、俺にツッコミの言葉を呟かれた。
「おいおい、あきら…?
いい加減にしろよ‼
あきらの母ちゃんと三条の企みのお陰で…。
あんな、『Valentineday』に、成ったんだろうが…?
如何してくれるよ?」
総二郎も、応戦して来た。
「だよな。
“まさか…?”だったよな。」
俺が、司の方を見た時には、司の顔が、ニヤッと笑みを蓄えてた。
「だから…な?
『媚薬』で、痛い目に合わされたんだからよ。
『媚薬』返し…しようぜ‼」
「「えっ??」」
類も、寝転んでいたソファから、のこっと起き出した。
で、類も、応戦して来た。
「司、何、企んでんの?」
司は、異様なオーラを纏って、ニヤ着いて居た。
「だからよ…⁉
三条が、企んだ同じ手口を使うんだよ。
唯、『媚薬』は、違ぇけど…よ。」
総二郎と俺は、司の企みを何と無く理解していた。
「まさか…?
あの『媚薬』を使うんか?」
「司…?
バレたら、やべぇだろ?
特に、桜子には…?」
類は、知らねぇのか、首を傾げていた。
司は、当然だろうとでも言う様に、F3に言って居た。
「ったりめぇだろ?
遣られっぱなしで、如何すんだよ?」
「だとしてもよ~?」
「そうだぜ?
良~く、考えろよ、司⁉」
類は、首を捻りながらも…。
聞いて来た。
「其れって、如何言う『媚薬』なの?」
「相手を惚れさせる『媚薬』…‼」
類は、首を傾げた。
「“相手を惚れさせる…?”って…?
もう、既に、惚れられてる場合は、如何成んの?」
総二郎もあきらも、類に賛同した。
「そうだよな?」
「司、如何するつもり何だ?
遣るのか?」
司は、其れでも、遂行するつもりらしい。
「ああ~??
遣るに決まってんだろ?」
司は、そう言った後、“う~ん?”と、右手を顎に置いて、考え乍ら、更に、話しを進めていた。
「女が、既に、男に惚れてる場合か…?
女が、惚れてる男の前で、もっと、淫らな気持ちに何じゃねぇの?
で、その後は、俺等に取っちゃあ、お楽しみの時間だろ?」
類は、正論で、司にツッコミを入れた。
「其れが、本当なら、そう成るだろうけど…。
もし、失敗でもしたら、目も当てられないんじゃないの?」
司が、怪訝な顔付きに成った。
類は、続けて、正論を言って来た。
「あきらも、言ってたけど…?
特に、三条には、バレやすいと思うよ。
警戒心ばっちりだろうし…?
つくしちゃんにバレたら、司が、大目玉を食らうだけだから…。
俺は、異論は無いけど…ね。
三条にバレた場合は、其の後の後始末に、あきらは、大変だろうね?
松岡の場合は、総二郎が、ねじ伏せれば、何とか成るだろうけど…。」
「………」
司は、類の正論に、何も言えずに居た様子だった。
だが、其処は、司…。
「遣るってん言ってだから、遣るんだよ‼」
総二郎は、面白がり出した。
類が、言う様に、優紀ちゃんだったら、総二郎には、何も、言い返せないだろうしな。
「まあ、面白そうなのは、間違いねぇだろ?
それに、ほんとに其の『媚薬』の効き目を見る事も出来るしよ?」
俺は、総二郎に聞いた。
「もし、上手く言ったら、これからも、優紀ちゃんに使う気かよ?」
「当然‼」
総二郎も『当然』何だろな。
呆気なく、返事して来やがった。
司と言い、総二郎と言い…。
何時か、つくしちゃんと優紀ちゃんに仕返しされるぞ‼
で、話し合いの結果、司が、其の『媚薬』を入手する事に成って居た。