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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Put it back‼~元に戻してくれ‼~…<総優>  1.




【『Put it back‼~元に戻してくれ‼~…<総優>  エピローグ ⑥』の続き】


総二郎は、優紀の大学での講義が終了する頃を見計らって、優紀にLINEメッセージを送って居たのだ。


『講義が終わりそうなら、朝に停めたパーキングに、今、車を停めて待ってるから…よ。
 其処に来いよ‼』と…。



だが、実は、優紀のLINEには、総二郎からのLINEメッセージよりも早く、優紀の母親からも、LINEが入って居たのだ。


『今、何処に居るの?』と…。


なので、優紀は、心配を掛けてしまったで在ろう 自身の母親からのLINEメッセージに返信したのだ。


『昨日は、連絡しないでご免なさい。
 今は、大学で講義を受けて、休憩して居た所だったの。
 昨日は、ちょっと、飲み過ぎたみたいで、お友達の所に泊めてもらったの。』と…。


なので、優紀の母親は、優紀からの返信を観て、ホッとしたのか?
また、LINEメッセージを送信するのだった。


『何も無かったのなら、其れで、良かったけど…。
 もし、今、優紀からの返信が無かったら、「警察に捜索願を提出しようか?」って、お父
 さんと話しして居た所だったのよ。
 お友達の所に泊まるなら、泊まるで、一応、連絡して頂戴‼
 心配に成るから。』と…。


だからだったのだろう。
此の時の優紀は、総二郎からのLINEメッセージを観て、悩んで居たのだ。


何故なら…。
総二郎に迎えに来てもらっても、一緒に帰れそうに無かったから…だったのだ。


“今日は拙いよね?
 昨日の今日だもん…ね。
 如何し様かな?
 総二郎さんには、何て、言おう?”と…。


だが、此の時の優紀は、そう思い乍らも、正直に、総二郎に言うつもりに成って居たのだ。



だからだったのだろう。
此の時の優紀は、総二郎からのLINEメッセージ通りに、一応、講義が終了すれば、朝のパーキングに行き、自身の母親からのLINEメッセージについて、総二郎に話しする事にしたのだ。


そして、其の後の優紀は、大学の講義が終了したという事も有り、慌てて、朝のパーキングに向かって居たという訳…だったのだ。



其処で、此の時の優紀は、総二郎と落ち合った後、言い難そうに、総二郎に、自身の母親からのLINEメッセージについて、話ししたのだ。


だからだったのかも知れないのだ。
此の時の優紀は、更に、言い難そうに、総二郎に付け加えるかの様に、続けて、話しして居たのだ。


「なので、今日は、此のまま、自宅に帰ります。
 総二郎さんには、申し訳無いのですが、私は、電車で帰れますので、大丈夫です。」と…。


そんな言葉を優紀から聞いた総二郎は、不貞腐れ始めたのだ。


だからだったのだ。
此の時の総二郎は、心の中で、吠えて居たのだ。


“俺は、「今日も、泊まれ‼」とは、言ってねぇよな?
 何で、俺は、優紀から、其処迄、言われてんだよ⁉
 俺は、其処迄、鬼畜じゃねぇっつーの‼”と…。


だが、其れでも、此の時の総二郎は、今の優紀の立場を理解して居るかの如く、思い直して居たのだった。


“優紀は、優紀で、「母親が怒ってる。」と、思って居るだろうし…よ。
 仕方ねぇ…よな。”と…。


だからだったのだ。
此の時の総二郎は、そう言って来た優紀に、言って除けるのだった。


「分かった。
 今日の処は、仕方ねぇよな。
 けど…よ。
 夜迄に帰れば良いんだろ?
 必ず、優紀の自宅には、送って遣るから…よ。
 取り敢えず、此処に居ても、何だろ?
 今から、俺のマンションに行かねぇか?」と…。


だからだったのだろう。
其れ以上、断る事の出来ない優紀は、総二郎からの要望に、了承するのだった。


だが、此の時の優紀は、“此れ以上、お父さんとお母さんを心配させたくない。”と、言う思いから、総二郎には、ちゃんと、話しするのだった。


「はい、分かりました。
 でも、今日は、そんな遅く迄、ご一緒出来そうに有りませんけど…。」と…。


だからだったのだ。
此の時の総二郎も、其の事に関しては、分かって居た事だったので、優紀の要望に了承するのだった。


「ああ、分かってる。
 そんな遅くに、優紀を帰さねぇから、安心しろ‼」と…。


なので、優紀は、了承するかの如く、総二郎に頷くのだった。



という訳で、総二郎の願望通り、此の時の優紀は、総二郎が運転する総二郎の愛車に乗車して、総二郎と一緒に、西門家所有の総二郎名義のマンションに向かったのだった。


そして、其の後の総二郎と優紀は、西門家所有の総二郎名義のマンションの総二郎の部屋で、時間を過ごしたのだ。



実は、此の時の総二郎は、其れが狙いだったのだ。


何故なら…。
此の時の総二郎は、考えて居たから…だったのだ。


“俺と優紀は、此れから先、ずーっと、付き合うんだよな。
 だったら…よ。
 俺は、優紀の『2回目』も貰って良いんだよな⁉”と、自身に問い掛けるかの様に…。


そして、総二郎は、既に、優紀の『初めて』を貰って居た事も有り、自身名義のマンションに着いた時に、自身の想いを優紀に伝えるかの如く、優紀に訊くのだった。


「なぁ~、優紀…。
 優紀の『2回目』も、俺が貰って良いか?」と…。


だからだったのだ。
此の時の優紀には、総二郎の言って居る意図が読み取れなかった事も有り、総二郎に訊き返すのだった。


「えっ??
 其れって、如何いう意味ですか?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎からして視れば…分かり易い様に、優紀に伝えたつもりだったので、此の時の総二郎は、腰が抜ける様な思いで、脱力するのだった。


だからこそ…。
此の時の総二郎は、呆気に取られた様な状況で、優紀に言い返して居たのだった。


「はぁ~??
 俺が言った意味が、優紀に伝わってねぇのか?」と…。


だからだったのかも知れない。
総二郎は、更に、自身の心の中で、思って居たのだ。
決して、口に出さない様に…。


“優紀も、鈍感って…か⁉
 やっぱ、優紀は、牧野の幼馴染で親友だわ。”と…。



だが、此の時の総二郎の顔付きを観た優紀は、何と無くでは在ったのだが、分かった様な気がして居たのだ。


だからこそ…。
此の時の優紀は、総二郎に訊けた言葉だったのだ。


「やっぱり、そう言う事ですよね?」と…。



なので、総二郎も、“やっと、理解したんかよ⁉”と、驚愕し乍らも、自身名義のマンションの部屋の玄関のドアを閉めた途端、優紀に言って除けるのだった。


「そういう事だ‼」と…。


そして、そう言い乍らも、此の時の総二郎は、優紀に、大人なkissを施すのだった。


という訳で、此の日の総二郎は、優紀の『2回目』も、貰ったという訳…だったのだ。


そして、其の日の総二郎は、優紀との約束通り、余り、遅く成らない内に、優紀を自宅に送り届けたのだった。



実は、此の日の総二郎は、優紀の両親に、挨拶を済ませて置きたかったのだ。


だが、此の時の優紀は、頑なに、そんな総二郎からの厚意を拒み続けて居たのだ。


「まだ、早いと思います。
 両親も、総二郎さんがお越しに成れば、驚愕すると思いますし…。」と…。



何故、此の時の優紀が、そんな風に、総二郎からの厚意を拒み続けて居たのか?
其れは、此の時の優紀自身、考えての事…だったのだ。


“此れから先の事が如何成るのか?
 まだ、全く、分からない状況で、総二郎さんから、私の両親に挨拶して貰うと、私の両親
 が変に誤解する恐れが在る。
 其れに、今後、家元と家元夫人が、総二郎さんと私のお付き合いをお許し下さるのか?
 其れも、まだ、全く、分からない中で、総二郎さんから、私の両親に挨拶して貰うのは、
 筋違いだと思う。
 だから、もう少し、様子を見るべきだと思う。”と…。


だからこそ…。
此の時の優紀は、総二郎からの折角の厚意を無にする事が分かって居乍らも、総二郎からの厚意を拒み続けて居たのだ。


なので、此の日の総二郎は、無理する事無く、仕方無いと言った風に、優紀に従う事にしたのだった。
だが、其れでも、自身の思いを付け加え乍ら…。


「分かった。
 けど…な。
 優紀の父ちゃんと母ちゃんには、何れ、挨拶するから…な。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の優紀は、自身の心の中で、そう言ってくれた総二郎に謝って居たのだ。


“総二郎さんの思いを無にする様な事をして、ご免なさい。”と…。


なので、此の時の優紀は、総二郎に頷くのだった。



そして、其の後の総二郎と優紀の付き合いは、本格的に、始まったのだ。


だからだったのだ。
此れ迄に無い様な日々が、総二郎に訪れて居たのだ。


そして、此の頃の総二郎は、毎日が生きてるという様に感じる程、有意義な毎日を過ごして居たのだ。


云わば…。
此の当時の総二郎の中では、漸く、自身の心の奥底に有った殻みたいな物を打ち破れて居たという訳…だったのだ。


いう成れば…。
此れ迄、総二郎の心の奥底に有った其の殻みたいな物を打ち破ったのが、『優紀』という訳…だったのだ。



勿論、優紀に其の自覚が有る無しに関わらず、此の時の総二郎は、思って居たのだ。


“俺の心の奥底に有った殻みたいなもん(物)を打ち破ってくれたのが、優紀で良かった。
 本当は、高等部のガキだった頃の俺は、優紀に寄って、打ち破られて居たのかも知れね
 ぇ…な。
 あの頃の俺は、気付かねぇ振りをして居ただけで…。
 こう成る前に、俺は、もっと早く、優紀の存在に気が付いて居たら、良かったのかも…
 な。”と、過去の自分自身を後悔するかの様に…。



そして、其の後の数年間、総二郎の両親で在る 家元と家元夫人は、自身達の息子で在る 総二郎 と 優紀の付き合いを知って居乍らも、総二郎と優紀には、一切、何も言って来なかったのだ。


だからだったのだろう。
“俺と優紀の付き合いは、俺の両親からも許されて居るのだろう。”と、総二郎自身、解釈して居たというのか?
其れ共、総二郎自身、油断して居たというべきか?


其の後の総二郎と優紀は、総二郎の予期して居なかった方向に向かうとは、此の時の総二郎とて、思いもし無かったのだった。

T3からの追求【Put it back‼~元に戻してくれ‼~…<総優>】  番外編




あきらから報告を受けた司は、つくしとの約束通り、つくしにも報告するのだった。


なので、司から報告を受けたつくしは、其の後、滋と桜子にも報告するのだった。


という訳で、滋からの提案に寄り、優紀を呼び出す事と成ったのだった。


「女子会を開くわよ。」と…。


なので、桜子が、T4のグループLINEにて、招集を掛ける事と成ったのだ。


『女子会を開きますので、集合して下さいね。』と…。


という訳で、此の日の優紀は、T3から追求される事と成ったのだ。



先ずは、情報を入手したつくしが、優紀に訊くのだった。


「ねぇ~、優紀…。
 ちょっと、小耳に挟んだんだけど…さぁ~。
 優紀って、西門さんと再会した?」と…。


実の事を言うと…。
此の日の優紀は、既に、総二郎からそんな話しを聞いて居たのだ。


そして、此の日の優紀は、更に、“つくしからの追求に逃れられない。”と、判断したのか?
降参と云わんばかりに、逆に、つくしに訊くのだった。


「何の事…?」と…。


だからだったのだ。
つくしは、司と一緒に、東京メープルの支配人から聞いた話しを、優紀にも、話しして聞かせて居たのだ。


だからだったのだ。
此の時の優紀は、“今日、招集が掛かったのは、やっぱり…此の話しだったんだぁ~。”と、言う思いも有り、言い訳せず、T3に話しし始めるのだった。
女子大の同級生達から合コンに誘われた日に、総二郎と再会した時の話しを…。


勿論、総二郎と再会した時の優紀自身の記憶は、曖昧だったのだが…。
其の日の出来事を、総二郎から聞いて居た事も有り、其の話しを元に、優紀は、T3に話しして居たのだ。
そして、次の日の朝、優紀は、総二郎に寄って、東京メープルに連れて行かれて居た時の事を、併せて、T3に話しして居たのだ。


そして、更には、優紀は、既に、総二郎と付き合って居る事も、併せて、T3に伝えたのだ。



だからだったのだろう。
桜子は、優紀に訊くのだった。


「其れでしたら、もっと、早い段階で、私達は、其のお話しを知っても良かったんじゃない
 でしょうか?
 如何して、私達に、お話しして下さらなかったんですか?」と…。


だからだったのだ。
此の時の優紀は、総二郎との付き合いは、今だけだと思って居るという事を、T3に話しして聞かせて居たのだ。
勿論、此の時の優紀は、T3に願い出るのだった。


「私が、こんな風に、思って居ると言う事は、総二郎さんには言わないで下さい。
 きっと、此れ迄の私は、“今度は、幸せな恋をしよう!”と、考えて居ても、結局は、総二
 郎さんの事が忘れられないで居たんだと思います。
 だから、総二郎さんから告白を受けた時の私は、嬉しかったんです。
 なので、其の日の内に、私は、総二郎さんに了承して居たんですから…。」と…。


だからだったのかも知れない。
T3は、誰もが、そんな優紀の思いを、複雑に感じて居たのだ。


だからだったのだろう。
其処で、滋は、そんな自身の思いを、口にしてしまって居たのだ。


「優紀…。
 其れじゃあ、何の為に、ニッシーと付き合うのよ?
 もし、ニッシーに、西門流が決めた婚約者が現れれば、其処で、ニッシーと優紀との付き
 合いは、『The end.』って、訳…何でしょ⁉
 既に、別れが決まってる付き合いって、如何なのよ⁉
 そんな悲しい付き合いが在るの?
 だったら、そんな付き合いは、考え直した方が、私は、良いと思うけど…なぁ~。」と…。


そして、滋からのそんな話しを聞いて居た優紀は、苦笑いのまま、何も言わなかったのだ。


だからだったのだろう。
何も言わない優紀に、追い打ちを掛けるかの如く、更に、桜子が、言って除けるのだった。


「其れに、優紀さん…考えても視て下さい。
 滋さんが仰る様に、もし、西門さんに、西門流が決めた婚約者が現れたとしたら…。
 そして、其の事を切っ掛けに、西門さんと優紀さんが別れたとしたら…。
 其の後の優紀さんは、新しい恋が出来ると思いますか?
 今迄も、表面的には、西門さんの事を忘れて居る振りをし乍らも、結局、優紀さんの心の
 中では、西門さんの事を忘れて居なかったという事ですよね?
 そんな優紀さんが、西門さんの事を忘れて、次の新しい恋が出来ると思いますか?
 きっと、優紀さんは、再会した時の事を、後悔する日が来る様に、私には、思えて成らな
 いんですが…。」と…。



だが、つくしには、優紀の気持ちが、何と無くでは在ったのだが、分かる様な気がして居たのだ。


だからだったのだ。
此れ迄、口を開こうとし無かったつくしが、優紀をヘルプするかの如く、話しし始めるのだった。


「私には、優紀の気持ちが、分かる様な気がするよ。
 私は、そう成る事が嫌だったから、司と別れを繰り返して居た様な気がする。
 皆は、司と私の恋は、“ジェットコースターみたいだ。”って、良く、言ってたけど…。
 私が、お義母様から認めて戴く迄は、私も、優紀みたいに、“道明寺(司)は、道明寺家
 に合った家柄のお嬢様と結婚って、成るんだろうなぁ~。”って、思って居たし…。
 其れが、財閥を継ぐ為に、必要な事だとも思って居たし…。
 だからこそ…。
 私は、司の想いも、自分自身の司への想いも知って居るのに、中々、素直に成れなかった
 んだと思うよ。
 今だからこそ、言える話だけど…。
 其れが、一般家庭出身女性の普通の考え方かも…ね。」と…。


だが、桜子は、そう言って来たつくしに、言って除けるのだった。


「全ての一般家庭出身女性が、先輩 や 優紀さんと同じ様な考え方では無いと思います
 よ。
 中には、“玉の輿に乗りたい。”と、願う女性も居ると思いますよ。
 まぁ~、其れが、一般的な考え方かも知れませんね。
 だからこそ…。
 先輩 や 優紀さんの考え方は、特殊なのかも…ですね。
 其れでも、優紀さんは、西門さんとお付き合いを続けて行くと言う事ですよね?
 でしたら、私は、何も言いません。
 先輩も、奇跡が起こったというのか?
 先輩の真実が、道明寺さんのお母様に届いたというのか?
 先輩は、道明寺さんの婚約者と認められた訳ですし…。
 きっと、優紀さんの真実も、西門さんの御両親で在る 家元と家元夫人にも通じると思い
 ますよ。」と…。


其処で、つくしは、桜子のそんな言い分に、怒ったかの様に膨れ乍ら、桜子に言って除けるのだった。


「何が、『奇跡が起こった』…よ⁉
 いい加減にしてよね?」と…。


だが、そう思い乍らも、つくしの母親で在る 牧野千恵子も、また、自身の娘で在る つくしに、玉の輿を願って居た一人なのだ。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、桜子の言い分も、分かる様な気がして居たのだ。



そして、其の後の優紀は、心配を掛けて居るで在ろう 滋と桜子にお礼の言葉を告げるのだった。
勿論、自身をフォローしてくれたつくしにもお礼の言葉を告げるのだった。


「つくし、滋さん、桜子さん…ご心配をお掛けして、すみません。
 そして、有難う御座います。
 もしかしたら、私の決断が、後々、自分自身を傷付ける結果に成るのかも知れません。
 其れ共、後悔する事に成るのかも知れません。
 ですが、総二郎さんの傍に居られた事が、其の後の私の自信に繋がる様な気もするんで
 す。
 そう言い乍らも、後悔で、砕け散ってしまうかも知れませんけど…。
 何方にしても、後悔するのなら、今の私は、砕け散ってしまう方を選んでしまったのかも
 知れませんね。
 少しでも長く、総二郎さんと一緒に居られれば良いんですけど…。」と…。



だからだったのだ。
根性論が大好きな滋は、そんな優紀を応援する事にしたのだった。
なので、滋は、そんな優紀に言って除けるのだった。


「分かったよ。
 優紀の其の根性に、私は、優紀を応援する事にするよ。
 頑張れ、優紀!」と…。


其処で、滋からのそんな話しを聞いて居た優紀だけじゃ無く、此の時のつくしも、桜子も、
また、同じ事を思って居たのだった。


“私(優紀・優紀さん)は、根性論で、物を言って居る訳では無いんだ(です)け
 ど…。”と…。


だが、此の時の優紀は、其れでも、更に、そんな滋にも、感謝するのだった。


“滋さんは、私の事を心配して言ってくれて居る訳だし…。
 そんな滋さんに感謝し無きゃね。”と…。


だからだったのだろう。
此の時の優紀は、滋に、感謝の言葉を伝えるのだった。


「滋さん、有難う御座います。」と…。



だからだったのだ。
此の時の滋は、優紀の応援団長かの如く、つくしと桜子に言って除けるのだった。


「此れからは、私が、優紀の応援団長だから…ね。
 此れからは、優紀の恋が成就する様に、応援して行くよ。
 つくし、桜子…良い?
 右手を上に上げて…行くわよ。
 エイエイオー!」と、気勢を上げるかの如く、掛け声を掛け始めたのだ。


だからだったのだ。
桜子は、更に、思って居たのだ。


“だから、根性論じゃ無いですから…。”と…。



其れでも、此の時の桜子は、優紀の為に、つくしと滋と共に、優紀の恋が成就する様に、応援して行く事には変わり無かったのだ。


なので、此の時の桜子は、つくしと滋と共に、気合を入れて居た事も、また、言うまでも無かったのだ。



だからだったのだ。
此の日の優紀は、T3からの追求という寄りも、T3から応援される方に変わって居たのだった。


という訳で、此の時点に於いての優紀は、幸せを感じて居た事は言うまでも無かったのだった。




fin




<此の二次小説『T3からの追求【Put it back‼~元に戻してくれ‼~…<総優>】  番外
 編』の中に出て来る桜子の発言の中に…。
 『中には、“玉の輿に乗りたい。”と、願う女性も居ると思いますよ。
  まぁ~、其れが、一般的な考え方かも知れませんね。』と、有りますが…。
 現代の世の中では、『一般的な考え方』では無いのかも知れません。
 ですが、桜子なら、こう言うだろうという事で、記載致しました。
 他意は有りません。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

あきらからの追求【Put it back‼~元に戻してくれ‼~…<総優>】  番外編




司から話しを聞いたあきらは、総二郎を呼び出したのだ。


そして、あきらは、司から聞いた話しを総二郎に話すのだった。
なので、此の時のあきらは、先ず、やんわりと、総二郎に訊くのだった。


「司から話しを聞いて、俺は、司から頼まれた。
 “総二郎を追求してくれ‼”と…。
 総二郎…司から話しは、本当の事か?」と、話しを切り出すかの様に…。



実は、あの時の総二郎は、“F3にバレても良い。”と、考えて居た事も有り、態と、東京メープルを訪れて居たのだ。


だからだったのだろう。
“来る時が来たんだろうな。”と、思って居た事も有り、あきらからの追求も、素直に応じる事にして居たのだ。


「ああ、本当の事だ。」と…。


だからだったのだろう。
此の時のあきらには、分からない事だらけで、如何、自分自身の気持ちを整理して良いのか?
分からない程…だったのだ。


だからこそ…。
此の時のあきらは、そう返答して来た後も、飄々として居る総二郎を追求し始めるのだった。


「おいおい、総二郎…⁉
 何で、今迄、其の事を、俺等(F3&T3)に言わなかった?」と…。


其処で、此の時の総二郎は、ブランデーを口の中に、一口、含ませてから、また、話しし始めるのだった。


「優紀が、“「まだ、言わない(ねぇ)で欲しい。」って、言って来たから…。”って、コト
 が大きいかも…な。
 そんな風に、優紀から言われれば、俺の口からは、まだ、言えねぇだろ。
 だから…よ。
 黙ってた。」と…。


其処で、此れ迄の総二郎が、如何言う男性だったのか?
知り尽くして居るあきらは、総二郎の口から発せられた言葉に驚愕するのだった。


だからだったのだろう。
総二郎からの返答の言葉は、驚愕声…だったのだ。


「はぁ~??」と、尚も、呆れて居るかの様に…。


そして、此の時のあきらも、ブランデーを口の中に、一口、含ませてから、更に、総二郎を追求し始めるのだった。


「総二郎…お前、今、優紀ちゃんの事、呼び捨てにしたよな⁉
 総二郎と優紀ちゃんは、何時(いつ)の間に、そう呼び合う様な仲に成ったんだ?
 で、総二郎は、何時(いつ)、優紀ちゃんと再会したんだ?」と…。


だからだったのだろう。
驚愕顔を顔に貼り付かせたまま、そんな風に、自身に聞いて来るあきらの事を、面白いとでも言いた気に、クスクス笑い乍らも、此の時の総二郎は、あきらに話しし始めるのだった。


「今、俺と優紀は、付き合ってるから、俺は、『優紀』と、呼び捨てで呼んでる。
 で、優紀と再会したのはーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。」と、優紀と再会した時の事を、あきらに話しし始めるのだった。



だが、総二郎から、そんな風に、話しを聞かされたとしても、此の時のあきらにとって、まだ、解せない事が有ったのだ。


「けど…よ。
 今の今迄、総二郎が優紀ちゃんの事を好きだとか…。
 そんな話し、俺は、お前から聞いた事が無かったよな?
 総二郎は、優紀ちゃんと再会した時に、優紀ちゃんを好きに成ったんか?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、あきらが知らない話しを、あきらにし始めるのだった。


*滋の提案で、美作邸にて、行われた『寒中浴衣大会』の時の事…。


*高等部当時、幼馴染で自身の初恋の相手で在る 更との約束の場所だったビルを、優紀が
 探し当ててくれた時の事…。


*そして、其の時に、総二郎は、優紀の『初めて』を貰った事…。


*また、其の後、総二郎は、自身の気持ちに気が付いたが、将来の優紀の幸せの為と思い、
 優紀を突き放した時の事…。


*疎遠に成ってから3年以上が経って、其れ迄、唯の一度も会わなかった優紀が、綺麗に成
 って居る事に、何とも言えない焦燥感に駆られた時の事…。


*そして、優紀がタクシーから降りて来た時に、酔いが回って居たのか?
 足元が覚束無い状況だった優紀を、総二郎が抱き上げた後、其の自分自身の心臓の高鳴り
 に気が付いた時の事…。


等々の話しを、此の時の総二郎は、あきらに話ししたという訳…だったのだ。



だからだったのだ。
此の時のあきらにとって、総二郎から聞いた話しは、驚愕以外の何物でも無かったのだ。


此れ迄の総二郎は、自分自身の心の奥底に在る物を曝け出す事は無く、他人前(ひとまえ)ではクールな自分自身を演じて居る様なモノ…だったのだ。


唯、仲間の前では、お茶らけて、ふざけて、ちゃらんぽらんな総二郎を演じて居たのだ。
其れは、あきらの前でも同じだったのだ。


何故なら…。
総二郎とあきらは、『同じ穴の狢』と、言っても良い程…。
『お祭り男』…だったのだから…。


だからこそ…。
あきらは、そんな総二郎を心配して来たのだ。


“総二郎が、今のままだと…。
 何時(いつ)かは、爆発すんじゃねぇか?”と…。



だが、そんな総二郎を、優紀は、一早く、見抜いたと言っても、過言じゃ無い程…だったのだ。


だからこそ…。
此の時のあきらは、或る意味、優紀に尊敬の念を抱くと共に、思って居たのだった。


“そんな優紀ちゃんになら、総二郎を任せても、大丈夫だろう。”と…。



実は、英徳高校時代に、将来を誓い合ったつくしと巡り会った事で、あれだけ、暴力沙汰を繰り返して来た司も真面に成り、表面上では、やっと、あきらにも、平穏な日々が訪れて居たのだ。


だが、其れでも、まだ、真面だと言える総二郎にも、心の奥底には、何かを抱えてる節が有り、あきら自身、そんな総二郎を気にして居たのだ。


其れも、優紀との再会に寄り、総二郎にも、心の余裕が生まれて居る様子…だったのだ。


なので、此の時のあきらは、ホッとする気持ちに成れて居たのだろう。



そして、漸く、自身の心の整理が付いた所で、あきらは、総二郎に言えた言葉…だったのだ。


「そうか…。
 総二郎…良かったな。
 俺は、嬉しいわ。
 総二郎のそんな心からの笑顔が観られて…。」と…。



そうなのだ。
総二郎は、知らず知らずの間に、あきらに話し乍ら、笑顔で話しして居たのだ。


此れ迄の総二郎が笑って居る時は、仲間の誰かを弄る時 や ふざけて居る時…だったのだ。
其の被害に遭って居るのは、何時(いつ)も、司 or つくし…だった事は言うまでも無かったのだ。


云わば…。
そんな時の総二郎から出て来る笑いは、馬鹿笑い…だったのだ。


だが、此の日、あきらに話しして居る時の総二郎の笑いは、照れ笑い…だったのだ。


だからこそ…。
此の時のあきらは、此れ迄に観た事の無いそんな総二郎の笑みを観られた事が嬉しかったのだ。


だからこそ…。
此の時の総二郎も、そんな今の幸せな自分自身の想いを込めるかの如く、此れ迄のお礼の意味も込めて、あきらに返答するのだった。


「ああ、サンキューな!
 あきら…。」と…。



PS.
其の後のあきらは、総二郎と別れた後、NYとの時差を考えて、“時間的に大丈夫だろう。”と、認識した事で、司に、総二郎と話しした内容を報告するのだった。


そして、あきらから報告を受けた司は、つくしとの約束通り、つくしにも報告するのだった。


なので、此の時のつくしは、司からの報告で、総二郎と優紀との事を知ったのだった。


だからだったのだろう。
司から報告を受けたつくしは、滋と桜子にも、総二郎と優紀との事を話しするのだった。


なので、其の事を知った滋が、優紀を呼び出す事を提案するのだった。


「女子会を開くわよ。」と…。


なので、此の時の優紀は、T3から追及される事と成るのだった。




fin