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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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記憶の上書き~エイプリルフール~【合コン婚活party】…<総優>  番外編




【『エイプリルフール~滋 と 優紀 と 桜子~【合コン婚活party】…<総優>  番外
 編③』の<PS.>のエピローグ  <一部有り>】


【4月1日の『エイプリルフール』の夜…。
 此の日の総二郎は茶会が終了後、慌てるかの様に優紀に連絡を入れて居たのだ。
 何度も何度も…。


 だが、全く、連絡が付かない事で焦った総二郎は、何故か?
 あきらに連絡を入れるのだった。


 「今直ぐにでも、優紀と連絡を取りてぇのに…優紀と連絡が付かねぇんだわ。
  あいつ、何処へ行っちまったんだろうか⁉」と、言い乍ら…。
 


 だからだったのだろう。
 そんな総二郎の音色を聞いて居た此の時のあきらには思うのだった。


 “総二郎は、相当、テンパってんな。
  総二郎は、大丈夫か?
  で、優紀ちゃんは、大丈夫か?”と、違う意味での『大丈夫か』を使い乍ら…。】



実は、4月1日の『エイプリルフール』の滋 と 優紀 と 桜子は、大河原家の温泉付き別荘にて、楽しい一時を過ごして居たのだった。


だが、優紀は、口に出して話し出来無い事は承知して居たのだが、其れでも、自身の心の中で思って居た事が有ったのだ。


“今日、私が此処に来られた事は、私自身、つくしに申し訳無い様な気がするよ。
 何方にしても、つくしは妊婦だし、女子だけで一緒に来る事は出来無かったと思う。
 私達にとっては近場でも、つくしにとっては遠出に成りそうだし…。
 其れに、妊婦で在る つくしの外出を、道明寺さんが快く思う訳無いし…。
 残念だけど、きっと、つくしと一緒には来れなかったよね。
 でも、こんなに気持ちが良い温泉に入り放題だ何て、私は幸せ過ぎるモンね。
 滋さん と 桜子さんと友人に成れた事…。
 つくしに感謝し無きゃ!”と…。


実は、優紀は、ベッドの中に入って、直ぐ、睡魔に襲われるほんのちょっと前に、つくしへの感謝の意を込めて、優紀は、そう思って居たのだった。



そして、桜子は、滋からの話しを聞いた中で、あきらに話しして居ない事が有ったのだ。
其れは、滋の『記憶の上書き』について…だったのだ。


何故、桜子は、此の件に関して、あきらに話しし無かったのか?
其れは、つくしが絡んで居る話だからというのもそうなのだが、“寧ろ、当事者で在る 滋さんの口から話しするべき事案だろう。”と、桜子が判断したからこそ、あきらには言わなかった話…だったのだ。


だからこそ…。
“私が言わなくても良い事迄、私から言う必要は無い。”と、桜子が判断して居たからこそ…『記憶の上書き』についてだけは、あきらに言う事無く、桜子自身でさえも知らぬ顔が出来たのだろう。



実は、夜中に目を覚ましてしまい、滋が部屋の中に居ない事に気が付いた桜子は、何か気配を感じ、或る部屋の前迄行き、襖を開けたのだった。


そして、滋が部屋の中で、朧げに、(部屋の中に在る)縁側に見立てた板間(いたのま)に置いて在る椅子に座って、丸い格子窓から見える月を眺めて居る滋と、桜子は出会した(でくわした)のだ。



実は、桜子には知らない話では有るのだが、桜子の目の前に見えるそんな滋の光景は、あの頃の司の様に…だったのだ。


更に、そんな滋の姿を見る事が辛くて、桜子が、何度か、「滋さん…。」と、声を掛けても、此の時の滋は、全く、桜子の声自体、自分自身の耳に届いて居ないのか?
振り返る事も、何時(いつ)もの様に、「何…?」と、訊き返して来る事も無かったのだった。
其れは、まるで、あの頃の司の様に…だったのだ。



【もしかすると、滋さんは、あの頃の事を懐古して居たのかも知れない。】


だからだったのだろう。
そんな風に考えた此の時の桜子は、そんな滋を見て居て、密かに、思うのだった。


“もしかすると、滋さんは、あの頃の事を思い出して居るのかも知れないわね。
 此処の(大河原家の温泉付き)別荘の使用人さんのお話しでは、「此方は、滋お嬢様が、
 良くお越しに成って居た当時と、全く、変わって折りません。」と、言う事は、滋さん
 は、私達と一緒に居る間には気に成らなかった室内の内装も、一人に成ると、辛い時期の
 思い出を思い出してしまったのかも知れないわね。”と…。


だからだったのだ。
此の時の桜子は、根気良く、そんな朧げな様子の滋に声を掛けて視るのだった。


「滋さん、滋さん…。
 聞いてますか?
 私の声が聞こえますか?」とか…。


「滋さん…大丈夫ですか?」と、何度も…。


「滋さん、滋さん…。」と、名前だけを呼んだり…。


其処で、漸く、桜子の存在に気が付いた滋は、「えっ??」と、不思議そうに、振り返るのだった。



そして、此の時の桜子は、態と、クスッと笑って魅せて、滋に話しし始めるのだった。


「如何したんですか?
 こんな所で…。
 眠れないんですか?
 今は、『春』と言っても、流石に、夜中は冷えますし…。
 一緒に、部屋に戻りましょ!」と…。



実は、大河原家の温泉付き別荘の使用人達は、高等部に在籍して居た当時の司 と 類 と 滋 と つくしが此処に来て居た頃の事を覚えて居たのだ。


そして、あの当時に、司 と 滋に何か有った事を悟って居た大河原家の温泉付き別荘の使用人達は、あの当時の司 と 滋が使用して居た部屋には、一切、誘導して居なかったのだ。


此の日の滋 と 優紀 と 桜子は、「三人一緒が良い。」と、三人でのお喋りを楽しみたい意向で居る事を、大河原家の温泉付き別荘の使用人達に話しして居た事も有り、三人一緒で居られる様な大部屋に近い部屋で過ごして居たのだった。



其処で、そんな風に桜子から声を掛けられた此の時の滋は、桜子への返答の言葉を言う訳でも無く、儚げな声で、小さな声で、桜子に話しし始めるのだった。


「実は、此の部屋…。
 あの頃の司 と 私が一緒に居た部屋なの。
 “婚約者…何だし、一緒の部屋でも良いよね?”…何て言い乍ら…。
 で、あの時…だったの。
 私がつくしを傷付けたのは…。
 実は、桜子にも言って居なかったんだけど、司から言われた言葉が許せなくて、意を決し
 て、私は司の前で裸に成ったの。
 なのに、司の奴…。
 司は、私に、“服 着ろ。”と、言ったのよ。
 其れに、私の裸を見ても冷静で居る司が憎たらしくて、“私が裸に成ったんだから…良い
 よね。”って、思って聞いて遣ったの。
 “何も感じないの⁉”って…。
 そうしたら、司の奴、“(何も)感じねぇ。”って、言い返して来たのよ。
 で、其の後、最後に、“お前じゃ、駄目だ。”って、私は司から言われたの。
 だから…。
 此の椅子があの頃の椅子か如何か分からないんだけど、実は、私、司からの言い分を聞き
 たく無くて、此の格子窓に此の椅子を投げたの。
 ガシャァンと、物凄い大きな音がして、此の格子窓のガラスが、粉々に、無残に、割れた
 の。
 だからだったんでしょうね。
 心配して、様子を見に来てくれたつくしの前で、つくしに修羅場を見せちゃった。
 私…ね。
 私の浴衣が開けた(はだけた)まま、寝込んだ司の身体に跨って遣ったの。
 其処を、つくしに見られちゃった。
 酷いよね、私って…。
 でも、格子窓の桟(さん)の木迄、あんなに粉々に成ったのに、こんなに綺麗に修復され
 て居るだ何て…『ものづくり』の技術って、凄いよね。
 私が壊した事も無かった事に成ってるもん。
 あの頃のまんまだわ。
 其れに、私が傷付けてしまったつくしは、今でも変わらず、私の親友で居てくれる。
 でも、私のした事は、きっと、一生、拭えないと、思う。」と…。


実は、此の時の滋は、傷心気味に、苦笑いに成り乍ら、桜子に話しして居たのだった。



だからだったのかも知れない。
此の時の桜子は、そんな傷心気味の滋に何と言って上げたら良いのか分からず、悩む位…だったのだ。
だが、此の時の桜子は思うのだった。


“今の傷心気味の滋さんに何を言っても辛いだけだろうし、様子を見乍ら、根気良く、色々
 な話しをして行きましょ!
 兎に角、此の事は、妊婦の先輩にはバレない様にし無くちゃ!
 知ってしまえば、身重の先輩の身体にも触るだろうし、返って、先輩を傷付けてしまうか
 も知れない。”と…。


そして、此の時の桜子は、更に、気が付くのだった。


“大袈裟でも何でも無く、滋さんには、本当に、『記憶の上書き』が必要…だったん
 だ。
 何時(いつ)もふざけて居て、自分自身の本音を見せない女性(ひと)だからこそ、今
 迄、気が付かなかったのかも知れない。”と…。



勿論、そう思い乍らも、“例え、T4の一員で在る 優紀さんでさえも、先輩と直結してしまう優紀さんには、何も言わないで置こう”と、誓う桜子…だったのだ。


云わば…。
此の時の桜子は、覚悟を決めるのだった。


“今の滋さんを救えるのは、私しか居ないと思う。
 勿論、全てを背負うつもりは無いけれど…。
 其れでも、私が先輩から救って貰った様に、今度は、私が滋さんの『記憶の上書
 き』のお手伝いをし様!”と…。


此の時の桜子は、固く、決意するのだった。



PS.


実は、桜子があきらと会ったのは、滋との打ち合わせが済んだ後、『一泊二日のお泊まり女子会』の旅行に行く事について話しする為に、あきらは桜子から呼び出されて居たのだ。


そして、今回、4月1日の『エイプリルフール』に合わせて、総二郎をとっちめる(=懲らしめる)計画を滋 と 桜子とで立てて居る事を、桜子から呼び出されたあきらは、桜子から聞く羽目と成って居たのだった。


勿論、其れは、桜子自身、『合コン婚活party』の際、総二郎の行動に解せないモノを感じ、滋と共に、プラン(=計画)を立てたという事を、あきらは桜子から聞くのだった。



実は、「惜しみ無い協力をお願いしますわ。」と、言って来た桜子を睨み乍らも、此の時のあきらは、“はぁ~⤵。”と、溜息を吐き(つき)つつ、諦めて応援する事としたのだった。


何故なら…。
桜子から話しを聞き、既に、あきらは、今回の件について、話の内容を知ってしまったのだ。


そんなあきらが、「勝手にしろ‼」と、引き離せる状況に無く、此の件から引き剥がす事も出来無いのだ。


だからだったのだろう。
あきら自身、“そうで在る成らば、「惜しみ無い協力を…。」と、言う桜子に協力せざるを得ない。”と、判断したという訳…だったのだ


なので、“仕方が無いだろう。”と、判断したあきらは、桜子に協力する事と成ったのだった。



fin



<此の二次小説『記憶の上書き~エイプリルフール~【合コン婚活party】…<総優>  番
 外編』は、一部の文面に神尾葉子先生の漫画『花より男子』の花男メンバーのセリフが入
 って折ります。
 神尾葉子先生に於かれましては、勝手に、拝借致して、勝手に、記載致して折ります事を
 お詫び申し上げます。
 また、関係者各位 様に於かれましても、勝手に、拝借致して、勝手に、記載致して折り
 ます事を、重ねて、お詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>


<此の二次小説『記憶の上書き~エイプリルフール~【合コン婚活party】…<総優>  番
 外編』は、短めにて、終了して居る事をお詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

エイプリルフール~滋 と 優紀 と 桜子~【合コン婚活party】…<総優>  番外編③





4月1日の朝の滋 と 優紀 と 桜子は、優紀 と 桜子のそれぞれを迎えに来た大河原家のリムジンに乗り込み、滋と共に、大河原家の温泉付き別荘に向かうのだった。



実は、大河原家の温泉付き別荘に着いた時の優紀 と 桜子は、目の前に広がる大河原家の温泉付き別荘の外観を見た時、二人は知らない筈なのだが、英徳高校時代の当時のつくしが、当時の滋に寄って、大河原家の温泉付き別荘に連れて来て貰った時と同じ様な発想で、優紀 と 桜子も思って居たのだった。


と言う事は、大河原家の温泉付き別荘の外観を見た時の英徳高校時代の当時のつくしは、現在の優紀 と 桜子と同じ様な発想だったと云えたのだった。


云わば…。
英徳高校時代の当時のつくしだけでは無く、現在の優紀 と 桜子だけでは無く、大河原家の温泉付き別荘の外観を見ただけで、誰もが同じ様な感嘆の声と共に、「わぁ~、凄い!」と、叫んでしまう程…だったのだ。
其れ位、大河原家の温泉付き別荘の外観は、立派…だったのだ。



だが、其れだけでは無く、其の現在の優紀 と 桜子は、英徳高校時代の当時のつくしと、全く、同じ発想の筈なのだが、其れだけでは無く、英徳高校時代の当時のつくしとは、また、違った感嘆の声も、実は、出して居たのだった。
先ずは、優紀が口を開くのだった。


「凄過ぎて、何て言ったら良いのか分からないんですけど…。
 確かに、桜子さんが仰って居た通り、温泉旅館の風情が在りますよね。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の桜子は、そんな優紀の驚愕顔と共に発せられた話しを聞いて居て、桜子も返答するのだった。


「私は、滋さんから話しを聞いて居ただけなので、今迄に、実際の建物を拝見した事が無か
 ったんです。
 でも、ほんと、別荘にはとても見えませんわ。」と…。



だからだったのだ。
此の時の滋は、現在の優紀 と 桜子も大河原家の温泉付き別荘の外観を見た事で、しかも、感嘆の声を出してくれたので、英徳高校時代の当時のつくしにも話しした通りに、現在の優紀 と 桜子にも話しし始めるのだった。


「凄いと言う成らば、其れは凄いのかも知れない。
 だって…ね。
 (英徳高校時代の)つくしが此処に来てくれた時は、まだ、(国の)重要文化財に登録さ
 れて居なかったみたいだったんだけど、今は、(国の)重要文化財に登録されて居るか
 ら…ね。
 でも、此処、凄い古いんだよ。
 明治時代から在るから…ね。
 其れに、此処につくしが遊びに来てくれた時もそうだったんだと思うんだけど…。
 見た目は異常が無い様に見えても、実は、“中味は…。”って、感じ…何だ!
 だって…ね。
 天井…何て、抜けそうで怖いよ!
 “新しく建て替えし様よ!”って、言って居たんだけど、“其の内、其の内…。”って、話し
 して居た間に、(国の)重要文化財に登録されたみたいだから、そう簡単には、触れない
 らしいのよね。」と…。


だからだったのだろう。
此の場に居た優紀 と 桜子は、滋から、「(国の)重要文化財に登録されて居る。」と、言う話しを聞いて、驚愕でお互いの顔を見合わせて居たのだった。
そして、更に、桜子は、自身の心の中で思って居たのだった。


“幾ら、財閥系出身家庭と言っても、別荘が(国の)重要文化財って…凄過ぎる!
 旧 華族出身で在る 三条家でも、此処迄じゃ無いわ。”と…。



実は、大河原家の温泉付き別荘に遊びに来て居た英徳高校時代の当時のつくし と 現在の優紀 と 桜子とでは、それぞれ、幾つか歳も重ね、そして、それぞれの周りの環境が大きく変わって行く中で、考え方も、周りの見え方も違って居る所が有ったのだ。


其の大きく違って居る所が有るとする成らば、其れは、まだ、英徳高校に通って居た当時のつくしが、滋に寄って、大河原家の温泉付き別荘に一緒に連れて来られたメンバーからも言える話…だったのだ。


実は、大河原家の温泉付き別荘に連れて来られたのは、滋本人以外で言うと、つくしと同じ英徳高校に通って居た当時の司 と 類だけ…だったのだ。


其の当時は、まだまだ、それぞれが高校生と言われる様な年齢で、其の当時の司 と 類にとっては、大河原家の温泉付き別荘の凄さを理解出来て居なかったのだ。


何故なら…。
滋に寄って、大河原家の温泉付き別荘に連れて来られた当時の司のつくしへの想いで言えば、きっと、大河原家の温泉付き別荘の外観…処では無かったのかも知れない。


だからこそ…。
滋に寄って、大河原家の温泉付き別荘に連れて来られた当時の司は、滋に言って除けて居たのだろう。


「何で、今日、あいつ等が一緒だったのか?
 今……あいつ等が何してんのか?」と…。


所謂、此の当時の司は、そんな類 と つくしの二人が気に成って仕方が無いと言った具合…だったのだ。



そして、類もまた、滋に寄って、大河原家の温泉付き別荘に連れて来られた事は間違い無かったのだが、大河原家の温泉付き別荘の外観寄りも、『温泉に入る』事しか興味が無かったのだ。



だが、英徳高校時代の当時のつくしは、滋に寄って、一緒に連れて来られた大河原家の温泉付き別荘の外観を見た時に、驚愕顔と共に、密かに、思って居たのだった。


「わぁ~、凄い! 
 否、凄過ぎる!」と…。


だからだったのかも知れない。
其れでも、自身の心の中とは裏腹に、密かに、自身の心の中で叫んで居る事が有ったのだ。


何故なら…。
何の因果なのか?
此の当時のつくしは、折角、大河原家の温泉付き別荘に連れて来て貰えても、実は、司 と 類 と 滋 と 自分自身の4人で此の場に居る事自体が耐えられず、居た堪れないで居たのだ。


だからだったのだろう。
此の当時のつくしは、折角の大河原家の温泉付き別荘の外観で在ったとしても、ゆっくり、堪能出来る程、楽しめて居なかったのだ。


だからこそ…。
此の当時のつくしは、密かに、こんな風に、思えて居たのだろう。


“盛り上がれるかぁっっ~。
 此のメンバーでっ!”と…。



更に、違う所が有るとする成らば、其れは、英徳高校時代の当時のつくしが大河原家の温泉付き別荘にお邪魔して居た当時は、凄く寒い冬…だったのだが…。
現在の優紀 と 桜子が大河原家の温泉付き別荘にお邪魔した時は、『花散らし』という程では無いのだが、本来の年に比べると、此の年の春はとても暖かく、4月上旬に入れば、時折、暖かい風も吹き、折角の桜の花を台無しにしてしまう迷惑な風が吹いたり、雨を降らせたりする様な時期に入ろうとして居たのだ。


だからだったのだろう。
現在の滋にとっては、『凄く寒い冬』 と 『とても暖かい春』…。
此の季節間の違いは、滋の頭の中の記憶を掏り(すり)返るには手っ取り早いという事は言うまでも無かったのだった。


だからだったのだ。
此の時の滋は、如何しても、優紀 と 桜子を大河原家の温泉付き別荘に連れて行きたくて仕方が無かったのだ。


だからこそ…。
此の時の滋は、今回の此のプラン(=計画)を立てたのだ。
そして、其の滋が立てた今回の此のプラン(=計画)とは『一泊二日のお泊まり女子会』と、称した旅行…だったのだ。


勿論、現在の此の日の優紀 と 桜子は、滋に寄って、大河原家の温泉付き別荘に連れて来て貰った事は言うまでも無かったのだった。



だが、実は、此の『一泊二日のお泊まり女子会』と、称した旅行は、滋からの提案に寄る今回の此のプラン(=計画)以外にも、桜子が別のプラン(=計画)を立てて居たのだった。
其れは、勿論、此処に来た桜子の本当の狙い…だったのだ。


そして、此処に来た桜子の其の唯一無二の本当の狙いとは、優紀の為に、滋 と 桜子の二人で総二郎をとっちめる(=懲らしめる)為に、此処に来たと言っても過言じゃ無かったのだ。


そして、此の時の桜子には、「此処に来た私の理由とは、此れが私の本当の理由です。」と、言えない自分自身が見え隠れして居たのだった。


そして、更に言う成れば、こう言う事が、はっきりと言えるのが、本来の本当の桜子なので在り、また、其れが、本来の本当の桜子の思惑でも在ったのだ。


だが、今回の桜子は、敢えて、其処の処は、はっきりと物申さず、黙って居た桜子…だったのだ。


云わば…。
まぁ~、桜子は大人な女性に変貌して居たって、話…なのだろう。



そして、実は、滋自身、大人な女性に成長した事で、高等部に通って居た当時の滋 と 現在の滋とでは同じ同一人物だったとしても、過去 と 現在とでは考え方も、事情も、状況も、全く、違って居るのだ。


だからだったのだろう。
英徳高校時代の司 と 永林高校時代の滋が婚約解消した後の滋自身、思い出したくも無い様な出来事が此の大河原家の温泉付き別荘の中には溢れ過ぎて居て、其の後の滋は、全く、此の大河原家の温泉付き別荘には近寄らなく成って居たのだった。


だからだったのだ。
此の時の滋は、優紀 と 桜子を連れて来た事で、久々に、此の大河原家の温泉付き別荘の中に足を踏み入れたのだった。


だからだったのかも知れない。
此の時の滋は、ずーっと、考えて居たのだ。


“私の過去の嫌な思い出を知らない優紀 と 桜子となら、度々、此処へ連れて来ても支障
 無いと思う。
 だからこそ、全ての私の此処での嫌な記憶は『記憶の上書き』をして置きたい。”と…。


だからだったのだ。
如何言う理由で在れ、自分自身の過去の嫌な記憶を掏り(すり)返る為にも、今回は、優紀を切っ掛けに、優紀の為に、総二郎には高等部だけでは無く、中等部の頃からの悪しき行為の中で非難されるべき行為を改めさせる為にも、滋 と 桜子の二人がタッグを組んだという訳…だったのだ。



そして、其の後、大河原家の温泉付き別荘に入った滋 と 優紀 と 桜子は、お茶を飲み乍ら、三人のお喋りの時間を楽しんで居たのだった。
其処で、そんな中、口を開いたのは、桜子…だったのだ。


「優紀さんにお願いが有るんです。
 此の静な別荘の中では、携帯の音は、必要御座いませんわ。
 勿論、“マナーモードにすれば…。”と、言われれば、そうなのですが…。
 ですが、責めて、今日だけは、私達 三人だけで、ゆっくり、過ごしましょう!
 という訳で、責めて、今日だけは、携帯の電源をOFFにしませんか?
 所謂、責めて、今日だけは、東京との連絡を絶つ。
 折角、『温泉付き別荘』…何ですから、温泉三昧と、行きましょう!
 楽しみですわ。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の優紀は諦めたかの様に、桜子の言う通りにコトを動かす事にしたのだった。


“偶には、唯、何もせず、セレブ気分を味わうのも良いのかも…。”と、思い乍ら…。


そして、此の時の優紀は、携帯の電源を、そーっと、OFFにしたのだった。



勿論、そんな優紀の行動を傍から見て居た滋 と 桜子は、お互いの顔を見合わせ乍ら、クスッと、微笑んで居たのだった。


だが、此の時の優紀は、滋 と 桜子のそんな顔付き等、見て居なかったのだ。
否、気が付いて居なかったのだ。



PS.


実は、其の日(4月1日)の『エイプリルフール』の夜…。
此の日の総二郎は茶会が終了後、慌てるかの様に優紀に連絡を入れて居たのだ。
何度も何度も…。


だが、全く、連絡が付かない事で焦った総二郎は、何故か?
あきらに連絡を入れるのだった。


「今直ぐにでも、優紀と連絡を取りてぇのに…優紀と連絡が付かねぇんだわ。
 あいつ、何処へ行っちまったんだろうか⁉」と、言い乍ら…。



だからだったのだろう。
そんな総二郎の音色を聞いて居た此の時のあきらは思うのだった。


“総二郎は、相当、テンパってんな。
 総二郎は、大丈夫か? 
 で、優紀ちゃんは、大丈夫か?”と、違う意味での『大丈夫か』を使い乍ら…。



fin



<此の二次小説『エイプリルフール~滋 と 優紀 と 桜子~【合コン婚活party】…<総
 優>  番外編③』は、一部の文面の中に、神尾葉子先生の漫画『花より男子』の中に出
 て来る『道明寺司』 と 『牧野つくし』 と 『大河原滋』の一部のセリフを、勝手に
 拝借致して、勝手に記載致して折ります。
 神尾葉子先生に於かれましては、勝手に拝借致して、勝手に記載致して折ります事をお詫
 び申し上げます。
 また、関係者各位 様に於かれましても、勝手に拝借致して、勝手に記載致して折ります
 事を、重ねて、お詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

売り言葉に買い言葉【あの笑顔を見せて】…<つかつく>  続編




【『さくらの日【あの笑顔を見せて】…<つかつく>  続編』のエピローグ  
 <一悶着>】


実は、つくしは、3月27日の『さくらの日』に、優紀との『二人だけのお花見』を楽しんだ事は、司の知らない所で決行されて居たのだ。


何故なら…。
此の計画自体、事前に、司に話しして置けば、必ず、司に寄って、邪魔される事は、想像に容易かったからなのだ。



実の事を言うと、つくし自身、『二人だけの卒業式パーティーの埋め合わせ』と、言う理由を付けて、つくしが優紀に連絡を入れて、3月27日の『さくらの日』に合わせて、二人で出掛けたのだった。


更に、実の事を言うと、此のつくし と 優紀との『二人だけのお花見』については、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓 と 道明寺家の使用人頭で在る タマ と 司がつくしに就けて居るSP達も知って居たのだ。



本来で在れば、司がつくしに就けて居るSP達は、司の命(めい)に寄ってつくしの専属としてつくしに就けられて居る訳なので、つくしが外出する場合は、必ず、全てを司に報告するべきで在る。


だが、其のつくし専属のSP達は、今回の此のつくしの外出の件に関して云えば、司に報告する事が出来なかったのだ。


何故なら…。
今回ばかりは、タマがつくしに進めた事に寄り実現したつくしの外出…だったからなのだ。


そして、其の後(3月27日のつくしが出掛けた後)のタマは、今回の此のつくしの外出の件に関して、自身の雇い主でも在る 司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に報告して置いたという訳…だったのだ。


そして、タマからの報告を受けた此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、つくし専属のSPの代表者に連絡を入れるのだった。


「今回のつくしさんの外出の件に関しては、司に報告する必要は無いわ。
 今回のつくしさんの外出は、タマが進めた外出だった様だから…。
 但し、つくしさんには、今迄通り、ちゃんと、SPとしての仕事を熟して置く様に…。
 もし、司から何か言われたとしても、私(わたくし)の指示だと仰って下さって結構よ!
 其れに、もしも、司が吠えた時は、私に教えて頂戴‼
 ちゃんと、お仕置きしますから…。」と…。


という訳で、つくしの外出はタマがつくしに進めた事案だったと言う事も有り、また、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの命(めい)だったと言う事も有り、其の二つの事案が重なった事に寄って、つくし専属のSP達は、自身達の現在の雇い主で在る 司に報告する事が出来無かったという訳…だったのだ。



更に、実の事を言うと、何故、つくし専属のSP達は、司の命(めい)を背く(そむく)事に成ってしまったのかと言うと…。
本来のつくし専属のSP達の大元(おおもと)の雇い主は、道明寺財閥 総帥で在り、司の父親でも在る 道明寺HD 会長 道明寺保 と 司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓にとっては、例え、つくし専属のSP達が司の命(めい)に背く(そむく)事に成ったとしても、其の事を咎める必要も無く、返って、つくし専属のSPの代表者に指示を送る事が出来るという訳…だったのだ。


だからだったのだ。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から指示を受けたつくし専属のSPの代表者は、其の指示を自身の部下で在る つくし専属のSP達に伝えるのだった。


だからだったのだろう。
此の時のつくし専属のSP達の誰もが、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの指示を無視する事は出来無かったという訳…だったのだ。



だが、3月27日の『さくらの日』に、優紀との『二人だけのお花見』を楽しんだつくしは、其の日(3月27日)の夜に成って、“後で、司にバレれば、やっぱり、ヤバいよね。”と、認識した事で、司が道明寺邸に帰邸して直ぐ、自身の今回の外出の件に関して、外出した理由(わけ)も含めて、司に話しして置くのだった。


其処で怒ったのは、やはりの司…だったのだ。
怒り狂ったかの如く…。


「はぁ~??
 恋人の俺に何も言わず、黙って出掛けるとは如何言う彼女(恋人)…何だぁ~‼
 つくし…いい加減にしろよ!」と…。



だが、司と結婚した事で自身の姑と成る予定の道明寺HD 社長 道明寺楓にしても、道明寺家の使用人頭で在る タマにしても、既に、此の件について了承したも当然の様な状況…だったのだ。


しかも、此のつくしの外出の件に関して云えば、タマが進めたモノで在り、其のタマが進めてくれた『お花見』を利用して、つくしが計画を立てて、『二人だけの卒業式パーティーの埋め合わせ』として、つくしは優紀を誘ったのだ。


“だから…。”と、言う理由(わけ)では無いのだろうが…。
此の時のつくしは、飄々としたモノ…だったのだ。


何故なら…。
此の時点に於いてのつくしは、司と結婚した事で自身の姑と成る予定の道明寺HD 社長 道明寺楓 と 道明寺家の使用人頭で在る タマを味方に就けたも当然の様な状況…だったのだ。


だからこそ…。
此の時のつくしは、怒り狂った様な状況の司の前でも飄々として居られたのだろう。


云わば…。
当然の事乍ら、此の時点に於いてのつくしは、そんな風に怒り狂って居る司に言えた言葉…だったのだ。


「お義母様も、タマさんも知って居た訳だし…。
 其れに、男性と二人っ切りで行った訳じゃ無いのに、其処迄、言われる必要有る?
 私と一緒に行って来たのは、優紀だよ!
 中学生からの私の幼馴染で親友の優紀だよ!
 “いい加減にしろ!”は、司…だっつーの!」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の司の態度は、其れは其れは、悲惨…だったのだ。



実は、此の時の司自身、つくしの其の飄々とした態度もそうだったのだが、“其れは、当然でしょ!”と、でも言いた気に、自身を見て来るつくしの其の態度が許せなかったのだ。


だが、此の時の司は、更に、追い打ちを掛けられたかの様につくしから言われるのだった。


「あぁ~、そうだった。
 因みに言って置くけど…。
 今回の私の外出の件に関して云えば、(*)司が私に就けてくれて居るSPさん達に何を
 言ったとしても、怒り狂ったとしても、其れは、無駄だから…ね。
 既に、お義母様がSPさん達に指示を出して下さったの。
 “今回のつくしさんの外出の件に関しては、司に報告する必要は無いわ。
  今回のつくしさんの外出は、タマが進めた外出だった様だから…。
  但し、つくしさんには、今迄通り、ちゃんと、SPとしての仕事を熟して置く様に…。
  もし、司から何か言われたとしても、私(わたくし)の指示だと仰って下さって結構
  よ!
  其れに、もしも、司が吠えた時は、私に教えて頂戴‼
  ちゃんと、お仕置きしますから…。”って…。
 だから、もしも、司がSPさん達を苛めた時は、お義母様同様に、私も許さないんだか
 ら…ね。
 だって、SPさん達は、お義母様の指示通りに、ちゃんと、私のSPとしての職務を熟して
 下さったんだから…ね。
 だからこそ、危険な事は起こらなかった訳だし、其れに、私も優紀も危ない目にも遭って
 無かっただから…ね。
 SPさん達…様々(さまさま)…何だから…ね!
 良い司…約束だから…ね!」と…。



だからだったのかも知れない。
此の時点に於いての司の心の中では、既に、司自身、黒いモノが沸々と湧き上がって来るのを感じる位…だったのだ。


云わば…。
此の時の司は、『負のオーラ』を纏って居ると云っても、過言じゃ無かったのだ。
実は、其れ位、全てがお膳立てされて居た事に苛立ちを覚える司…だったのだ。


だからだったのだ。
此の時の司は、つくしからのそんな話しを聞き、そして、つくしのそんな話し振りを見て居て悪態を突くのだった。


「チェッ!」と、舌打ちをする位に…。



だからだったのかも知れない。
そんな司の態度を観てしまった此の時のつくしは、“嫌な予感がする。”と、感じずには居られず、『売り言葉に買い言葉』では無いのだが、ついつい、言わなくても良い様な言葉迄、言ってしまうのだった。


「何よ、其の態度は…?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司自身も、態々、言わなくても良い様な言葉で言い返すのだった。


「お前は良いよな。
 お前の周りには沢山の味方が居てよ。
 俺…何て…よ。
 お前が居なきゃあ、俺は、何時(いつ)も、独りぼっちだっつーの‼
 なのに…よ。
 其のお前が、俺に冷たく当たるって、如何言う仕打ちだよ。
 でも、もう良いや。
 今日、俺は別の部屋で寝るわ。」と、愚痴を言う様に…。



そして、其の後の司は、自身の恋人で在る つくしが、一言、「ご免なさい。」と、謝って来て、自身を引き止めてくれる事を期待しつつも、後ろを振り向かず、ドアを開けて行ってしまったのだった。


だからだったのだろう。
次の日(3月28日)の司 と つくしは、それぞれが気拙い思いに成り、顔を合わせなくても済む様に、お互いのモーニングの時間をずらすかの様に、それぞれ、ダイニングルームに向かって居た様子…だったのだ。



だからだったのだ。
そんな司 と つくしの様子を見て居たタマ や 道明寺家の執事 や 使用人 や スタッフは心配するも、“様子を視ようさね!”と、言うタマの言葉を信じて、取り敢えず、司 と つくしの様子を見る事として居たのだった。


だが、此の時のタマは、道明寺家の執事 や 使用人 や スタッフにそんな風に言って置いた事は事実…だったのだが、実は、タマ自身、別の事も、密かに、考えて居たのだった。


“つくしは、何で、司坊っちゃんに報告したのかね?
 タマは、旦那様を早くに亡くして居るからこそ、独り身のタマでは良く分からないのだ
 が…嘘を付くとかじゃ無く、お相手に言わなくても良い様な事案は、お相手に言わないに
 越した事は無いさね。
 以前、「其れが、夫婦を長く続ける秘訣だ。」と、タマは聞いた事が有るさね。
 つくしが言わなくても良い様な事を言えば、今の司坊っちゃん と つくしの様に、お互
 い、気拙く成る事は決まってるさね。
 つくしは、真っ正直過ぎて、困ったもんさね。”と…。



PS.


実は、此の日(3月27日)の夜の司が、どの位、悲惨だったのかと言うと…。
此の日(3月27日)の夜の司は、つくしと一緒のベッドで寝る気にも成れず、日本に帰国後、初めて、自分達の寝室とは別の部屋で過ごした位…だったのだ。
で、司のアルコールは、何時(いつ)もの摂取量に比べると、倍は飲んで居たのだった。


そして、一方のつくしは…。
実は、次の日(3月28日)の朝の司の様子に関して、自身からタマに聞いた此の日のつくしは、“昨日は、ちょっと、言い過ぎたかも…。”と、タマに反省して居る様な素振りを魅せるのだった。


だからだったのかも知れない。
此の日(3月28日)の朝のつくしは、昨夜(3月27日)の自分自身について、深く反省すると同時に、此の日(3月28日)の夜、司の帰りを起きて待って居る予定で、道明寺HDの新入社員代表挨拶の挨拶文を考えて居た位…だったのだ。



【(*)実は、司がNYに渡米する少し前のつくしは、司からSPについて、話しを聞いて居
    た事も有り、既に、知って居たのだ。
  
    「お前に頼みてぇ事が有る。
     俺がNYに居る間…。
     例え、お前の傍にF3&T3が居たとしても、俺の気の休まる日は来ねぇ‼
     だから、其の事で、俺の学業にしても、俺のビジネスの修行にしても、もしも、
     支障を来す(きたす)様な事が起こった場合、全て、お前の責任に成るんだぞ‼
     だから、お前の傍には、うち(道明寺家)のSPを就けてぇ‼
     了承してくれねぇか?」と…。


    だからだったのだ。
    実は、“私は、お嬢様でも無いのに…。”と、ブツブツと、言って居たつくしを捩じ
    伏せるかの様に、当然のか様に、此の当時の司は、無理矢理に近い形で、つくしに
    専属SPを就けたという訳…だったのだ。】



fin