tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

Put it back‼~元に戻してくれ‼~…<総優>  プロローグ ①


12月3日…総二郎君のBirthday



<先ず、お詫びします。
 本日、12月3日は、『総二郎君のBirthday』だというのに、冒頭から、<総優>にとって
 は、悲しい場面から入って居ます。
 【プロローグ】と言う事で、了承の程、宜しくお願い致します。>
 


【プロローグ ①】


此の日の総二郎と優紀は、最後の日を迎えて居たのだ。


云わば…。
此れ迄、恋人として、付き合って居た総二郎と優紀の付き合いは、此の日を最後に、別れ別れの道を進む事と成ったのだ。



其れは、何を隠そう。
総二郎が、“西門流 次期家元を襲名して居たから…。”と、云う事が、最大の理由だったのだ。


しかも、此の総二郎と優紀の別れは、総二郎と優紀を別れ別れにさせる為に、仕組まれた『別れ』だと云えたのだった。



其の仕組まれた総二郎と優紀との『別れ』の原因とは…。
実は、総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人が仕組んだ事案だったのだ。


実は、『西門流』に相応しい家柄の女性との縁談を進めて居た総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人は、総二郎には内緒で、マスコミに発表して居たのだ。
【西門総二郎が婚約した】と…。



実は、西門流 家元と家元夫人の息子で在る 総二郎は、其の話し(総二郎の婚約話)の件を、自身の両親で在る 西門流 家元と家元夫人から、一切、知らされて居らず(総二郎自身は、聞いて居ないつもりだったのだ。)、総二郎が、其の話しの詳細を、後(のち)に知ったのは、あきらからの知らせで知ったのだった。


だからだったのだ。
あきらからの知らせで其の件を知った総二郎は、勿論、自身の両親で在る 西門流 家元と家元夫人に、談判した事は言うまでも無かったのだ。


「俺は、家元と家元夫人が用意した女と、婚約した覚えはねぇ。
 俺が婚約するなら、“其れは、優紀だ‼”と、俺は、此の前、家元に伝えた筈だが…。」と…。


だが、そんな総二郎からの談判に応じる気配を見せない総二郎の父親で在る 西門流 家元は、総二郎に一喝するのみだったのだ。


「お前には、言って置いた筈だ。
 “お前には、縁談が入って居る。”と…。
 だが、お前は、私の話し等、一切、聞こうともせず、聞く耳も、持って居なかった筈だ。
 其の為に、お前は、私の言った話しを聞き逃した。
 私は、お前に、伝えて置いた筈なのだから、お前が聞いて居ないという事は可笑しな話
 だ。
 私は、お前に、伝えて置いただろう。
 “「西門流 次期家元で在る 西門総二郎は、先日、婚約を交わした。」と、マスコミに
 報告する。”と…。
 其れに、お前は、応じた筈だ。」と…。


其処で、総二郎は、更に、自身の父親で在る 西門流 家元に談判するのだった。


「“「西門流 次期家元で在る 西門総二郎は、先日、婚約を交わした。」と、マスコミに
 報告する。”と、家元が私に仰った時に、“マスコミに発表する俺の其の相手は、優紀の事
 だろう。”と、私は、認識して居ました。
 ですから、家元の話しに応じました。
 ですが、まさか、家元が、私にそう仰った意図が、そうでは無かったのだと知り、私は、
 愕然としました。
 家元は、私と優紀を、騙したという事ですか?」と…。


だからだったのだ。
此の時の総二郎の父親で在る 西門流 家元は、総二郎に、更に、一喝するのだった。


「私が、お前等を騙したとは、何を以て、そう言って居るのか?
 私は、事前に、お前に、話しして置いた筈だが…。
 私の話しを、ちゃんと、聞いて居なかったお前が悪いのでは無いのか?」と…。



だが、其れでも、総二郎からして視れば…。
今の此の現状は、とても、許される話では無いのだ。


何故なら…。
マスコミに発表された総二郎の婚約者とされる女性の名前は、優紀では無く、総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人が進めて居た縁談相手の女性の名前だったのだ。


だからこそ…。
此の時点に於いての総二郎は、勿論、慌て始めたし…。
“何か攻略法はねぇのか?”と、思案もして居たのだ。


勿論、此の時点に於いての総二郎は、F3&T3の力も借り様として居た事も、また、事実だったのだ。


だが、相手は、総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人なのだ。
総二郎よりは、上手の相手と云えたのだ。


勿論、其れは、F3&T3にも云えた話しだったのだ。


しかも、総二郎の幼馴染で親友で在る 司と類とあきらのそれぞれの父親にも、司と類とあきらのそれぞれは、相談を持ち掛けて視たのだが…。
実は、総二郎の父親で在る 西門流 家元の幼馴染で親友で在る 司と類とあきらのそれぞれの父親には、何も言えない状況だと云えたのだ。


何故なら…。
総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人が結婚した其の当時の経緯を知って居る司と類とあきらのそれぞれの父親にとっても、“其れが、当然の事…。”と、認識して居たのだ。


所謂、司と類とあきらのそれぞれの父親は、“其れが、『三道』と、言われて居る 日本三大伝統芸能の一つで在る 『茶道』を継いで行く者の務めだろう。”と、認識して居たという訳…だったのだ。


そして、其の事を強く思って居たのも、また、総二郎の父親で在る 西門流 家元という訳…だったのだ。


何故なら…。
其の当時の総二郎の父親で在る 西門流 家元は、其の当時、お付き合いして居た女性と、別れさせられた経緯が有ったのだ。
しかも其れは、総二郎の祖父で在る 前 家元に寄って…だったのだ。


云わば…。
其の当時の総二郎の父親で在る 西門流 家元は、自身の父親で在る 前 家元に寄って、其の当時、お付き合いして居た女性と別れさせられた経緯が有ったという訳…だったのだ。



だからと云って、同じ事をして良いという訳では無い。


しかも、時代は進んで居るのだ。
現代に於いて、そう言う時代では無い事自体、誰もが分かる事案なのだ。


だが、総二郎が居る世界は、『三道』と、言われて居る 日本三大伝統芸能の一つで在る 『茶道』を継承していかなければ成らない身なのだ。


だからこそ…。
“『西門流』に相応しい家柄の女性と結婚させなければいけない。”と、総二郎の父親で在る 西門流 家元が考えて居たとしても、何ら、不思議な話しでも無かったのだ。


其れ程、総二郎が居る世界は、『三道』と、言われて居る 日本三大伝統芸能の一つで在る 『茶道』を継承していかなければ成らないだけじゃ無く、『茶道』を重んじる必要性が有る世界なのだ。


云わば…。
『茶道』とは、軽視してはいけない『伝統芸能の一つ』なのだ。



勿論、其の事自体、総二郎自身も、認識して来たのだ。


だからこそ…。
子供の頃からの総二郎は、自身の両親で在る 西門流 家元と家元夫人に寄って、植え付けられて来たのだから…。


「お前の将来は、『西門流』と共に有る。
 お前の将来は、『西門流』に相応しい女性との結婚に成る。
 其れが、『茶道 西門流』を継承して行く者の務めだ。」と…。


総二郎の父親で在る 西門流 家元が、そうして来た様に…。


だからこそ…。
此れ迄の総二郎は、女性とは遊んで来たのだが、誰にも本気には成らなかったのだ。


勿論、総二郎にとって、本気に成る様な女性と知り合う事は無かったのだ。
実は、其れは、幼少期当時から青年期に掛けての総二郎にとっての初恋の相手 『更』…以外は、という事だったのだが…。



だが、総二郎にとって、初めて、本気で、心の底から好きに成った相手が、『優紀』…だったのだ。


そして、本気で、心の底から好きに成った優紀と云う女性は、総二郎にとって、初めて、結婚を意識させた相手でも有ったのだ。


だが、本気で、心の底から好きに成った其の相手で在る 優紀を、見す見す、手放さなければ成らない事案が起こってしまったという訳…だったのだ。


だからだったのだ。
此の時の総二郎は、優紀と、駆け落ち迄、考え始めて居たのだ。



だが、其処で、其の事を知った優紀は、総二郎を諭して居たのだ。


何故なら…。
実は、優紀には、既に、覚悟が出来て居たのだから…。


“総二郎さんは、『茶道 西門流』を背負って立つ男性(ひと)…。
 そして、『茶道 西門流』を継承して行くべき男性(ひと)…。
 だからこそ…。
 何時(いつ)か、総二郎さんと私は、別れなくてはいけない時期が来るのだろう。
 其の時が来た時に、私自身が崩れてしまわない様に、今から、ちゃんと、覚悟して置かな
 くちゃ…。”と、自分自身に言い聞かせるかの様に…。


だからだったのかも知れない。
此の時の優紀は、総二郎に言えた言葉だったのだろう。


「総二郎さんは、『茶道 西門流』を背負って立つ男性(ひと)…。
 そして、『茶道 西門流』を継承して行くべき男性(ひと)…。
 だから、総二郎さんと私の二人だけの今の生活は、『まやかし』でしか無いと思います。
 “何時(いつ)かは、こういう日が来るだろう。”と、私は、ずーっと、思って居ました。
 “ついに、此の時が来てしまった。”と、私は、思って居ます。
 総二郎さん…今迄、本当に、有難う御座いました。」と…。



実は、此の時の優紀は、総二郎の目の前では、一切、涙を見せなかったのだ。


勿論、此の時の優紀自身、総二郎との別れが、悲しくない訳等無かったのだ。


だが、“其れが、総二郎さんと私の宿命なのだろう。”と、認識もして居た優紀は、総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人に、物分かりの良い女性で居たのだった。


だが、其の事が返って、総二郎を怒らせる結果と成って居たのだった。

×

非ログインユーザーとして返信する