tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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在宅ワーク~リモートワーク~…<つかつく>  プロローグ③




実は、つくしが司の第2秘書に成って、司がつくしに好意を抱く様に成った頃から、司の送迎は、つくしの役目と成って居たのだ。


だからだったのだ。
タマは、自然と、つくしと顔見知りに成って居たのだ。


そして、タマは、気取った所の無いつくしの事を気に入り、何時(いつ)しか、『つくし』と、つくしの事を呼ぶ様に成って居たのだ。


だからだったのかも知れない。
此の頃のタマは、思う様に成って居たのだ。


“坊っちゃんには、つくしの様な娘(こ)が良いと、タマは思うんだが…ね。”と…。


だからだったのだろう。
道明寺家の女主人で在り、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓にも、つくしの事を話しして、聞かせて居た位…だったのだ。



だが、此の時のタマは、反対に、道明寺家の女主人で在り、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から、つくしの事を聞かされる羽目に成って居たのだ。


と言う事は、つくしの知らぬ所で、道明寺家の女主人で在り、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からも、道明寺家の使用人頭で在る タマからも、つくしは、気に入られて居たという事と成ったのだ。


だからだったのだ。
西田から、司の現状を聞いた此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓 と 道明寺家の使用人頭で在る タマは、ほくそ笑んで居たという訳…だったのだ。



そして、そんな日々から、更に、一年が経った頃…。
世の中は、大災害(人的災害)に見舞われて居たのだ。


否、全世界の全ての人々の生活を変えてしまう様な世界情勢に見舞われて居たのだ。
しかも、何もかもが、一変してしまう様な世界情勢に見舞われて居たのだ。


其れに寄って、日本国から、企業に、『在宅ワーク』を推奨する様に、通達が出たのだ。


云わば…。
日本だけでは無く、全世界の全ての人々は、『リモートワーク』に切り替えて行く必要性に苛まれて居たのだ。


だからだったのだ。
司も、日本支社 支社長として、自ら、『リモートワーク』に切り替えなければ成らなかったのだ。



と言う事は、当分の間、司の仕事場は、世田谷の道明寺邸の自身の執務室と成るのだ。


そう成れば…。
此れ迄、毎日、道明寺HDの自身の執務室にて、つくしと会って居た司は、別々の仕事場にて、仕事をする事と成るのだ。


勿論、其れは、“仕方の無い事…。”と、諦める必要性が有ったのだが…。
其処は、司…故、そう簡単な話しでは無かったのだ。


だが、そんな司を宥めた者が居たのだ。
実は、其れは、つくし…だったのだ。


長年、道明寺家に尽くして来た 現 司の第1秘書で在る 西田でさえも、何とも成らなかった司を、つくしの経った一言だけで、納得させたのだ。


此のつくしの手腕には、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、勿論の事…。
タマも、大絶賛…だったのだ。



実の事を言うと…。
長年、道明寺家に尽くして来た 現 司の第1秘書で在る 西田は、此のつくしの手腕に、当然、大絶賛を送り乍らも、少し、ショックだった事は言うまでも無かったのだ。


だが、其れでも、司の第1秘書で在る 西田は、思って居たのだ。


“今の司様なら、『牧野さんの言う事を、お聞きに成るだろう。』と、思って居りまし
 た。”と…。


だからだったのだ。
司の第1秘書で在る 西田は、ショックと、いう寄りも、そんなつくしの事を頼もしくも思って居たのだった。



だが、そんな日々が、数日続くにつれ、不都合な事が起きたのだ。
其れは、司の忍耐も、底を突いたと言う事…だったのだ。


何故なら…。
タマからの指示を受けた道明寺家のメイドは、事在る毎に、司の執務室のドアをノックしては、司の執務室のドアの外から、司にお伺いを立てるのだ。


「何か、必要なモノは、御座いませんでしょうか?」とか…。


「そろそろ、珈琲をお淹れしましょうか?」とか…。


其の度に、司は、タマからの指示を受けた道明寺家のメイドに、一喝して居たのだ。


「何もねぇ‼
 邪魔するな‼」と、自身の執務室に入らせずに…。



実は、タマからの指示を受けた此の道明寺家のメイドという女性は、元々、司のファンでも在り、まだ、若かったと言う事も有り、タマからの指示を受けた此の道明寺家のメイド自身、自身の想いに一途な所が有ったのだ。


だからだったのだろう。
此れ迄、此の自身の想いをひた隠しにして迄、道明寺家のメイドとして、道明寺家にて、仕えて来たのだ。
そして、漸く、司と接する機会に恵まれたのだ。


だからだったのかも知れない。
嬉しさの余り、此の道明寺家のメイドは、此れ迄、此の自身の想いをひた隠しにして来たにも関わらず、司への想いを爆発させて居たのだ。


“一目だけでも良いから、司様の前に出て、司様から見初められたい。”と、思う程に…。



だが、此の道明寺家のメイドが、司にそんな想いを抱いて居る等と知らなかったタマは、驚愕して居たのだ。


“『若い者同士…話しが合うだろうさね。』と、言う思いから、此のメイドに指示を出した
 んだが…ね。
 やっぱり、坊っちゃんには、つくしで無いと、ダメな様ださね。”と…。



と言うのも、実は、タマは、此の道明寺家のメイドの事で、司から、クレームを受けて居たのだ。


「タマっ‼
 あの女…如何言うつもりだ‼
 1時間毎に、俺の執務室のドアをノックして、仕事の邪魔をして来る。
 牧野なら、タイミングを見計らって、声を掛けて来るのに…よ。
 いい加減にさせろ‼
 此れじゃあ、仕事に成るか‼
 俺は、今日から、メープルで仕事する。」と…。


という訳で、司は、タマに、そう言ったまま、立ち上がり、メープルに向かうのだった。



そして、そんな話しを、タマから聞いた西田は、急遽、メープルに向かったのだ。


何故なら…。
司の世話をする為に…。


だが、当の司本人は、つくしに来てもらいたかったのだ。


其れなのに、メープルに来たのは、自身の第1秘書で在る 西田…だったのだ。


なので、此の時の司は、不貞腐れたまま、執務を熟して居たのだ。


しかも、西田に対する態度は、冷たい態度…だったのだ。


そして、そんな司の冷たい態度は、リモート会議中にも現れて居たのだ。


だからだったのだ。
道明寺HD 日本支社の重役達の間では、“専務は、また、元に戻ったのだろうか?”と、思われる程に、冷たい態度…だったのだ。



其処で、司の第1秘書で在る 西田は、此の現状を、悩み始めたのだ。


何故なら…。
幾ら、司の要望だったとしても、東京メープルだったとしても、一つの部屋の中で、上司と部下という男女の若い二人だけにする訳にもいかず、“此の現状を、如何したものか?”と、司の第1秘書で在る 西田は、思い悩んで居たという訳…だったのだ。


だからだったのだ。
此の時の司の第1秘書で在る 西田は、此の現状を、自身の上司でも在り、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、相談する事にしたのだった。



だが、自身の上司でも在り、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの返答の言葉は、司の第1秘書で在る 西田にとって、考えても視なかった言葉だったのだ。


「そんな事は、取るに足らない、聞く迄も無い話しでしょ!
 だったら、牧野さんを、司の下に行かせれば良いだけの話しでしょ!」と…。


だが、其れでも、司の第1秘書で在る 西田は、自身の上司でも在り、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に訊いて視たのだった。


「ですが、司様と牧野さんは、上司と部下と云っても、元々、若い男女な訳ですし…。
 二人だけにする事も、如何(いかが)かと思いまして…。」と…。


其処で、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、司の第1秘書で在る 西田に、クスクスと、笑い乍ら、言って除けるのだった。


「貴方って、意外と、古い考えの持ち主…だったのね(笑)。
 何の為に、司に牧野さんを就けたとお思いかしら?
 椿が言うには、今迄、司は、恋愛をした事が無い様よ。
 そんな牧野さんに、司は、好意を抱いた。
 あの司が、恋愛をしたのよ。
 まぁ~、牧野さんが司に対して、如何言う想いで居るのか?
 其処は、気に成る処では有るけれど…。
 牧野さんの気持ちを、私(わたくし)達が知るには良い機会じゃ無くて…。
 だったら、牧野さんをメープルに行かせたら、良いでしょ!
 以上よ、西田…。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司の第1秘書で在る 西田は、一抹の不安を掛かえ乍らも、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の意見を汲み取る形で、指示に従うのだった。


「承知致しました。」と…。



なので、タマにも、其の事を伝えた司の第1秘書で在る 西田は、更に、タマから、とんでもない指示を受けるのだった。


「だったら…さね。
 メープルの坊っちゃんのお部屋は、広いんだからさね。
 つくしを常駐させたら、良いださね。
 其の方が、坊っちゃんもヤル気に成るだろうさね。
 仕事が捗って、良い事、此の上無い。
 そうしなさいな。」と、高笑いし乍ら…。


だからだったのだろう。
此の時の司の第1秘書で在る 西田とて、幾ら、タマからの命令だとしても、「はい、分かりました。」と、おいそれと言える状況では無かったのだ。


だからだったのだ。
此の時の司の第1秘書で在る 西田は、再び、自身の上司でも在り、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、タマからの指示について、相談する事にしたのだった。



其処で、自身の上司でも在り、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの返答の言葉に、驚愕する西田…だったのだ。


何故なら…。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの返答の言葉は…。


「西田は、何をそんなに躊躇って居るのかしら?
 司の事だから…。
 牧野さんの気持ちを聞く迄は、きっと、何も出来ないでしょ!
 意外と、司は、自分自身の事と成ると、臆病に成るらしいから…。
 其処で、何だけど…。
 西田にお願いが有るのよ。
 あの息子(こ)に、チャンスを与えて上げてくれないかしら?
 道明寺HDの将来の為にも…。」…だったのだ。


そんな風に、自身の上司でも在り、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から言われてしまえば、司の第1秘書で在る 西田とて、其れ以上の言葉は、出て来なかったのだ。


だからだったのだろう。
司の第1秘書で在る 西田は、自身の上司でも在り、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの返答の言葉を了承するのだった。


「承知致しました。」と…。



そして、其の後の司の第1秘書で在る 西田は、自身の部下で在る つくしに、此の事を伝えたのだった。


「社長からの指示です。」と、付け加えて…。


云わば…。
「牧野さんからの反論の言葉は聞かないし、受け付けない。」と、言って居るかの如く…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、自身の上司で在る 西田からの指示に従うしか無かったのだ。


なので、此の時のつくしの返答の言葉は、「承知致しました。」だけ…だったのだ。



という訳で、此の事は、司の第1秘書で在る 西田から、司にも、報告されたのだった。


だからだったのだろう。
此の時の司は、漸く、自身の思いが受け入れられた事で、ホッとして居たのだ。


だが、此の時の司は、誓って居たのだ。


“牧野の前では、取り乱す事無く、上司としての振る舞いを忘れねぇ様にしねぇと…な‼
 間違っても、牧野に嫌われねぇ様にしねぇと…な。”と…。



勿論、最初の内は、司自身、つくしの前では、上司としての振る舞いを徹底して居たのだ。


だが、時間が経てば、司とて、好意を抱いて居るつくしの前では、冷静では居られなかったのだ。


だからだったのだろう。
此の時点に於いての司は、既に、執務処では無く成って居たのだった。




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