tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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在宅ワーク~Valentine’s Day~…<つかつく>  其の後




2月14日…Valentine’s Day



【『在宅ワーク~リモートワーク~…<つかつく>  プロローグ③』のエピローグ
 <其の後>】


其の後の司とつくしは、『在宅ワーク』の為に、司の第1秘書で在る 西田からの指示に寄り(本当は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓 と 道明寺家の使用人頭で在る タマからの指示だった事は言うまでも無かったのだが…。)、東京メープルの道明寺家のファミリースペースの司の自室にて、共同生活の日々を送って居たのだ。
勿論、司とつくしのお互いの部屋は、別々だったのだが…。



勿論、『在宅ワーク』の為の共同生活を送り始めた当初の司は、“牧野からは、嫌われたくねぇ‼”と、言う思いから、其れこそ、必死で、上司として、振舞って居たのだ。


だが、時間が経てば、司にとって、好意を寄せて居るつくしが、何時(いつ)も、目の前の…しかも、自身の手の届く様な場所に居るのだ。


だからだったのだ。
此の時の司は、徐々に、冷静で居られる筈等無かったのだ。


だからだったのだろう。
其の内、段々と、此の時点に於いての司は、執務処では無く成って居たのだった。



そんな日々も、幾月か経った頃…。
スケジュールを確認して居たつくしは、ふと、日にちを確認して気が付いたのだ。


そうなのだ。
後、幾日か経てば、世で言う所の『Valentine’s Day』で在る 2月14日が遣って来るのだ。


そして、序でに、此の時のつくしは、或る事にも気が付いたのだ。


2月11日は、『建国記念の日』で、国民の休日(祝日)…。
そして、其の年の2月12日と13日は土日で、本来なら、会社は休日なのだ。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、計画を立て始めたのだ。


“実は、今年の2月14日の前の日の3日間は、三連休…だったんだね。
 一日位なら、お休みを貰っても、大丈夫かな?”と…。


という訳で、其の事に気が付いたつくしは、或る計画を立てて居たという訳…だったのだ。



其の或る計画とは…。
そうなのだ。
Valentine’s Day』に合わせて、『Valentine chocolate』を手作りする事…だったのだ。


しかも、作る相手は、つくしにとっては、何時(いつ)も、お世話に成って居る自身の上司で在る 司と西田に…だったのだ。


云わば…。
何時(いつ)も、お世話に成って居る自身の上司で在る 司と西田に、『お礼chocolate』として、自身の手作りで、『Valentine chocolate』を贈るつもりだったのだ。


勿論、司は、甘い物が苦手という事で、司には、『Dark chocolate』を作るつもりで居たのだ。



だからだったのだろう。
つくしは、訳は言わずに、西田に、お休みの件を確認するのだった。
勿論のビデオ通話にて…。


「2月11日と12日と13日は、通常、三連休…何ですけど…。
 一日でも良いので、お休みを頂ける事は出来ますか?」と…。


だからだったのだ。
西田は、社員が休日を取る事は、当然の事として、つくしに話しするのだった。


「勿論です。
 お休みを頂いても構いませんよ。
 ですが、一応、お休みの件は、専務にも、報告願いますか?
 専務からは、理由を訊かれるでしょうが…。
 牧野さんは、気にし無くても、大丈夫ですから…。」と、付け加えるかの様に…。


なので、此の時のつくしは、嬉しそうに、自身の上司で在る 西田に、お礼を伝えるのだった。


「お気遣い下さり、有難う御座います。
 では、一日だけ、お休みを頂きます。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の西田は、思って居たのだった。


“余程、牧野さんにとって、何か、楽しみな事でも有るのでしょう。”と…。



そして、其の後のつくしは、タマにも、相談するのだった。


何故なら…。
実は、『在宅ワーク』の為に、東京メープルの道明寺家のファミリースペースの司の自室にて、司と共に共同生活を送る事に成ったつくしは、其れ迄、つくし自身が住んで居たアパートを引き払って居たのだ。


「人が住んで居ないと、防犯上、良く無いだろうさね。」と、タマから言われた事で…。


だからだったのだ。
つくしが、其れ迄、住んで居たアパートの荷物は、世田谷の道明寺邸にて、預かって貰って居たのだ。


なので、此の時のつくしは、道明寺家の使用人頭で在る タマに相談する必要性が有ったという訳…だったのだ。


だからこそ…。
此の時のつくしは、タマに連絡を入れるのだった。


「タマさんにご相談が有って、TELさせて頂きました。
 実は、もう直ぐしたら、『Valentine’s Day』が在るんですよね。
 なので、西田室長にお願いをして、一日だけ、お休みを頂きました。
 だから…何ですが…。
 『Valentine chocolate』を作りたいと思って居るんです。
 なので、道明寺邸のキッチンをお借りしても宜しかったでしょうか?」と…。


だからだったのだ。
此の時のタマ自身、つくしが、誰に贈るのか?
気に成った事も有り、つくしに訊く事としたのだった。


“つくしは、誰に贈るつもり…何だい?”と、興味津々とでも、言いた気に…。


其処で、つくしは、正直に、タマに伝えるのだった。


「誰にも言わないで欲しいんですが…。
 何時(いつ)も、お世話に成って居るので、専務と西田室長にお渡しし様と思って居るん
 です。」と…。


だからだったのだろう。
タマは、正直に、自身に、そう言って来たつくしに了承するのだった。


“相分かったよ。
 だったら、リムジンを寄越そうかい?”と…。


だが、此の時のつくしは、タマからの厚意だとは分かって居るのだが、タマには、「電車で伺います。」と、断ったのだ。


何故なら…。
此の時のつくしは、自身の上司で在る 司に、行き先をバレたく無かったのだ。


なので、此の時のつくしは、タマにも、電車で行く理由を伝えて、更に、断ったのだ。


「専務に、行き先がバレたく無いので…。」と…。


という訳で、三連休の内、一日だけ、お休みを貰ったつくしは、道明寺邸に向かったという訳…だったのだ。



勿論、つくしは、司にも、お休みの件を報告するのだった。


実は、其の件をつくしから聞いた時の司は、痩せ我慢をして、つくしに了承して居たのだ。


何故なら…。
つくしに嫌われたく無かったから…だったのだ。


だからだったのだろう。
「ああ。」と、返答したモノの…。
此の時の司は、つくしの行動が気に成って仕方無かったのだ。


だからだったのだ。
此の時の司は、つくしの行動を探る為に、SPに、つくしの後を追わせるのだった。



其処で、此の時の司は、SPからの報告で知ったのだった。
つくしが向かった場所は、世田谷の道明寺邸…だったという事を…。


なので、此の時の司は、タマがつくしを呼び出したと思って居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、タマから訊き出そうと、連絡を入れるのだった。


「何で、牧野が、(道明寺)邸に向かったんだ?」と…。


だからだったのかも知れない。
タマは、思って居たのだった。


“坊っちゃんは、つくしの行き先を知りたくて、態々、つくしにSPを就かせたんだろうさ
 ね。
 坊っちゃんは、如何し様も無いお方ださね。”と…。



だからだったのだ。
此の時のタマは、つくしと約束して居た事も有り、司に、誤魔化すかの様な言葉を言って除けるのだった。


“つくしの荷物は、(道明寺)邸にて、預かって居るから…さね。
 何か、必要な物が有って、取りに来たんじゃ無いのかね。”と、司には、聞こえない様に、電話口で、ケラケラ笑い乍ら…。


だからだったのだ。
此の時の司は、納得せざるを得ない状況…だったのだ。



そして、『Valentine’s Day』で在る 2月14日当日と成ったのだ。


実は、此の日のつくしは、朝から、ソワソワ…して居たのだ。


“何時(いつ)、専務に、『(Valentine) Chocolate』を手渡そうか?”と…。


だからだったのだろう。
何時(いつ)もと、違い過ぎるつくしの様子に、司自身、気に成り、つくしに訊き始めるのだった。


「牧野…如何した?
 何か、何時(いつ)もと様子が違ぇな。」と…。


だからだったのだろう。
つくしは、司から理由を訊かれた事で、漸く、司に『Valentine chocolate』を手渡す勇気が出たのだった。


「実は、此れ…『Valentine chocolate』…何ですが…。
 専務は、甘い物が苦手と伺って居ましたので、『Dark chocolate』を作って視ました。
 なので、甘く過ぎないとは思うんですけど…。
 糖分が足りないと思う様な時に食べて視て下さい。」と、照れ乍ら…。


だからだったのだ。
此の時の司は、嬉しさの余り、つくしから差し出された『Valentine chocolate』を受け取り、つくしの目の前で、包装を解いて、中身を確認するのだった。
そして、此の時の司は、確認し乍らも、つくしに訊くのだった。


「此れは、手作りか?
 俺だけに作ってくれたのか?」と…。


だからだったのだ。
つくしは、申し訳無さそうに、正直に、司に話しするのだった。


「以前、専務から、“(専務は)手作りは受け取らねぇ(ない)主義だ‼”と、伺った事も有っ
 たので、如何かとは思ったんですが…。
 実は、此の『Valentine chocolate』は、私の手作り…何です。
 お礼の意味を込めて、手作りして視ました。
 勿論、専務だけでは在りません。
 お礼の意味を込めて、今朝、西田室長にも受け取って頂きました。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、実は、西田に逆切れ状態…だったのだ。


“何で、西田が、俺よりも先に、牧野から、『Valentine chocolate』を受け取ってんだよ。
 お前は、別に受け取る必要がねぇだろ⁉
 いい加減にしろよ、西田の野郎‼”と、自身の心の中で叫ぶかの様に…。



という訳で、『鈍感つくし』の前では、司のつくしへの恋心は、まだまだ、実りそうに無かったのだった。




fin

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