tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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バラバラの果てに…<ALL CP>  23.




<総二郎side>


俺は、優紀と一緒に居るこの静寂な静けさも好きだった。


茶室に居る様な雰囲気に、何か、落ち着いた。
否、癒されていた。


優紀の持つ雰囲気がそうさせるのだろう。


『余り、口数が多い方ではない優紀。』


『ちゃらんぽらんな様で、周りを良く見ている総二郎。』


総二郎と優紀の二人の波長が重なった時、二人だけが分かる独特な雰囲気を作り出すのだ。


其れが、今は、厄介な気が総二郎にはしていたのだ。


総二郎の気持ちが、優紀の雰囲気に持って行かれそうに成っていた。



「優紀ちゃん、そろそろ、話ししねぇか?
 これからの俺等の事…?
 優紀ちゃん、俺、優紀ちゃんに謝りてぇ⁉」
「………何をですか?」
「優紀ちゃん、俺の気持ち、知ってるよね?
 じゃあさあ、俺を許す、許さねぇは、俺の事を好きか、嫌いで、判断してよ?」


総二郎は無茶苦茶な事を言って居るのは、百も承知で居た。
でも、此処で、総二郎が引き下がれば、優紀は、優紀の本当の気持ちを言わずに終わる事も、良~く知っていた。


「如何いう意味ですか?」
「俺の事を好きなら、俺の事を許せる筈だよな?
 でも、反対に、俺の事を嫌いなら、俺の事は許せる筈ねぇよな?」
「西門さん、それって、脅してます?
 好きなら、許せ。
 嫌いなら、許さなくて良いって…。」
「否、脅しじゃねぇよ。
 優紀ちゃんが拘ってるのは、過去の俺の罪だろ?
 だったら、もう許して欲しい。
 此れからは、優紀ちゃんを愛して行く事で、俺の過去の罪を償って行くから…。
 ぜってぇ、浮気はしねぇ。
 もう、優紀一筋だから。
 前にも言ったけど…。
 俺、優紀が半東してた時に見掛けてから、『女遊び』はしてねぇから。
 『女たらし』の汚名は返上したから。
 愛してるのはもう、優紀だけだから。
 優紀をぜってぇ、裏切らねぇ‼」


優紀は信じられないとでも言わんばかりに、首を傾げている。


「信じらねぇか?
 そうだよな。
 俺の今までの行いならな…。
 仕方ねぇ…か?
 信じてもらえなくても…。」


俺は、今、此処で使うべきかと、あきらがNYで言っていた不貞腐れた顔をしてみる事にした。


今まで、優紀には俺のカッコ良い処ばかり見せて来たから…。
その方が女受けが良いと信じ切っていたけど、本気で惚れた女だからこそ、俺の弱い処を見せるのも悪くねぇかもな‼


で、俺は態と、優紀に不貞腐れた顔をして、言って遣った。


「優紀、俺を信じろよ‼」


“優紀は、素っ頓狂な顔をして、吃驚してやがる。
 へぇ~、意外と、効くんだな。”と、俺は思って居た。


“男は、カッコ良い処ばかりでも行けねぇのかもな。
弱い処も見せて良いんだな‼”と、俺は、初めて知った。


惚れた女だからと言うのがぜってぇの条件だろうけど…よ‼


優紀は、考えていた様だった。


俺は、優紀に助け舟を出す様に、提案してみた。


「俺が、嘘を言っているか、言ねぇか、見てみたくねぇか?」


優紀は頷いた。


「だったら、一旦は、許す、許さねぇじゃなく、俺と付き合ってみろよ⁉
 で、俺が変わったか、変わってねぇか、其処で判断してくれ‼
 俺が、嘘を付いた時点で、優紀と別れて遣るよ。
 嘘は付かねぇがな
 嘘を付くつもりもねぇし…。」


優紀は信じてみようと、思ったのだろう。
優紀は、俺に頷いて見せてくれた。



途端に、無意識に俺は優紀の隣に座り、優紀を抱き締めていた。


そして、優紀の返事を聞くまでも無く、kissをしていた。


初めは、恥ずかしがって、中々、俺の要求に応じようとしねぇ優紀の為に、嗜むだけのkissをして、徐々に、深く貪る様なkissをして遣った。


最初は、抵抗されたが、徐々に、俺に応えてくれる様に成り、俺は嬉しかった。


俺は、優紀と付き合う事で、大人の恋愛の仕方から、お子様の恋愛の仕方にシフトチェンジしなければならねぇと、覚悟を決めた。


でも、それは、俺にとって、優紀だから、許される事…。


他の奴なら、願い下げだな。


俺は、優紀との恋愛を謳歌しようと、心に誓ったので有った。

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