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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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鬼退治~櫂(かい)編~【泣かずに居られるのなら】…<つかつく>  番外編①




【『鬼退治【泣かずに居られるのなら】…<つかつく>  番外編②』 と 『航の決断
 【泣かずに居られるのなら】…<つかつく>  番外編①』 と 『航の決断【泣かずに
 居られるのなら】…<つかつく>  番外編②』のエピローグ】


航は、NYに渡米して、約4年が経った頃…。
自身の母親で在る つくしの誕生日に合わせるかの様に、年末年始を兼ねて、NYから日本に帰国して帰って来たのだ。


実は、航は、自身の父親で在る 司から連絡が入り、打診されて居たのだ。
勿論のリモートで…。


「航…申し訳ねぇが、一度、日本に帰国して帰って来てくれねぇか?
 航に頼みてぇ事が有んだ。」と…。



実は、航は、“櫂(かい)が、初等部2年に成った事だし、父さんは、そろそろ、決行するんじゃ無いだろうか?”と、思って居た事も有り、自身の父親で在る 司に即答したのだ。


「そろそろじゃ無いかと思って居た所だったから…さ。
 祖父さんに頼んで居たんだよ。
 “母さんの誕生日を兼ねて、年末年始、日本に帰国しても良い?”って…。
 父さんの事だから、事前に、連絡が入ると思って居たし…ね。
 で、祖父さんから許しが出たから…さ。
 父さんから言われなくても、日本に帰国して帰るつもりで居たんだよ。
 そろそろ、遣るんだね。」と…。


だからだったのだろう。
自身の息子で在る 航から、そんな返答の言葉を聞いた此の時の司は、“航が分かってる様なら、話しは早ぇな‼”と、思った事で、司も、航に即答するのだった。


「ああ、其のつもりで居る。
 理由は、航がNYに渡米する前に、航に話しして有ったから、分かってるとは思うが…。
 そう言う事だ。」と…。


だからだったのだろう。
航は、気に成る事が有ったので、自身の父親で在る 司に訊くのだった。


「此の事、母さんは、知ってるの?」と…。


だが、此の時の司は、あっさりと、自身の息子で在る 航に言って除けるのだった。


「否、まだだ。
 “航と会って、ちゃんと、話し出来てから…。”と、思ってたから…よ。
 つくしには、まだ、話し出来てねぇ。
 だから…よ。
 其のつもりで、日本に帰国して帰って来て欲しい。」と…。


だからだったのだ。
此の時の航は、“やっぱり…。”と、思い乍らも、自身の父親で在る 司に返答するのだった。


「うん、分かった。」と…。



という訳で、航は、自身の母親で在る つくしの誕生日に合わせて、日本に帰国して帰って来たという訳…だったのだ。


なので、航が日本に帰国して帰って来たつくしへの名目は、自身の母親で在る つくしの誕生日を祝う為 と 年末年始を日本で過ごすという事として居たのだ。
本来の目的は、【櫂(かい)の『鬼退治』の為の打ち合わせ】…だったのだが…。



そうとは知らないつくしは、久々に、日本に帰国して帰って来た自身の息子で在る 航を観て、喜ぶのだった。


だからだったのだろう。
此の時の航は、自身の母親で在る つくしに申し訳無さで、一杯…だったのだ。


勿論、自身の母親で在る つくしの誕生日を祝う気持ちに変わりは無かったのだが…。
其れでも、今回の航の帰国は、“其れだけが、日本への帰国理由じゃ無い。”と、言う事に、申し訳無さで、一杯…だったのだ。



そして、其の後の航は、正月三が日も過ぎた事で、そろそろ、NYに戻る日が近付いて居たのだ。


だからだったのだろう。
今回の航の帰国理由のもう一つで在った 【櫂(かい)の『鬼退治』の為の打ち合わせ】をする為に、司は、自身の息子で在る 航を、自身の書斎に呼び出すのだった。


「航…話しが有る。
 俺の書斎に来てくれるか?」と…。


だからだったのだ。
此の時の航には、自身の父親で在る 司から呼び出された理由が分かって居るので、即答するのだった。


「うん、分かった。」と…。



そして、其の後の司は、書斎に入って来た自身の息子で在る 航と、【櫂(かい)の『鬼退治』の件に関して】…相談し始めるのだった。


櫂(かい)の『鬼退治』の件だが、今回も、俺は、手出ししねぇつもりだ。
 航が、櫂(かい)を支えて遣ってくれ‼」と…。


だが、此の時の航には、自身の父親で在る 司の言って居る話しの意図が見えて居なかったのだ。


だからだったのだろう。
航は、自身の父親で在る 司に訊き返すのだった。


「其れって、如何いう意味…⁉」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、自身の息子で在る 航に、航の『鬼退治』の時の事を訊き出すかの様に、話しし始めるのだった。


「航は、自分自身の当時の『鬼退治』の事を覚えてねぇか?
 航の時は、つくしの腹の中に、あやめが居た。
 だから…よ。
 お前には、“格好良い、お兄ちゃんに成るんだろ?”と、言って、お前を発奮させた。
 其れが功を奏したのか?
 お前の『鬼退治』は、成功した。
 けど…な。
 櫂(かい)の時は、航の様にはいかねぇな。
 何故なら…。
 今後、櫂(かい)の下には、弟 or 妹が産まれて来る予定はねぇ。
 其れは、つくしの頭の中には、4人目を産む気がねぇから…だ。
 だから…よ。
 櫂(かい)には、航の支えが必要という訳だ。
 航は、覚えてねぇか?
 航の『鬼退治』の時に、SP(=鬼役)から、何て言われたか?」と…。



だが、そんな風に、自身の父親で在る 司から聞かれても、流石に、記憶力の良い航でも、一切、覚えて居なかったのだ。


何故なら…。
其の当時の航は、鬼を退治する事ばかりに気を取られ、しかも、必死だったので、其の当時の事を、良く、覚えて居ないというのが、実情なのだ。



【実は、其の後の航は、自身の父親で在る 司から、種明かしをされて居たのだ。
 SPが鬼役で在った事を…。】


だからだったのだ。
此の時の航は、正直に、自身の父親で在る 司に訊き始めるのだった。


「其の当時の事は、良く、覚えて居ないんだよね。
 其の当時の俺は、きっと、『鬼退治』に必死だったんだと思う。
 で、其の当時の俺は、SP(=鬼役)から、何て言われて居たの?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、自身の息子で在る 航に、笑い乍ら、話しし始めるのだった。


「そうか?
 航は、やっぱ、覚えてねぇか?
 実は…な(笑)。
 其の当時の鬼役を遣ってくれたSPには、“悪い子は居ねぇか?”って、言わせて居たんだ
 わ。
 西田からの発案で…な。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の航は、そんな自身の父親で在る 司からの言葉に、自身の頭の中は、『???』で、一杯…だったのだ。


だからこそ…。
此の時の航は、そんな自身の父親で在る 司に訊くのだった。


「“西田(さん)からの発案…。”って、如何いう意味⁉」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、自身の息子で在る 航に、更に、笑い乍ら、話しし始めるのだった。


「そんな風に、俺に言って来た其の当時の西田の顔を思い出せば、笑っちまうんだが…な
 (笑)。
 『鬼退治』の件でSPとの打ち合わせの最中に、其の当時の西田は、真剣な顔付きで、
 俺に言って来たんだわ。
 “確かに、地域に寄れば、『鬼退治』という行事事は御座います。
  実は、航坊っちゃんの専属SPの中に、秋田県出身のSPが居ります。
  其の者に、鬼の役を遣って貰っては如何でしょうか?
  どうせ、お遣りに成るのなら、其の方が、迫力が有って宜しいのでは…?”って…な。
 で、其の当時の西田が言って居たんだが、秋田(県)の民俗行事として、『男鹿市』とい
 う地域には、『なまはげ柴灯まつり』という行事が有るらしい。
 其の時の子供への掛け声が、“悪い子は居ねぇが?”というらしいんだが…。
 其れじゃあ、其のまま過ぎんだろ?
 だから…よ。
 航の『鬼退治』の時に、其のSP(=鬼役)には、“悪い子は居ねぇか?”って、言わせて
 居たんだわ。
 だから…な。
 櫂(かい)の『鬼退治』の時にも、“悪い子は居ねぇか?”って、SP(=鬼役)
 に言わせるつもりだ。
 だから…よ。
 航も、其のつもりで居てくれ‼」と…。


だからだったのだろう。
“そういう事だったんだぁ~。”と、思って居た航は、自身の父親で在る 司に即答するのだった。


「分かった。
 と言う事は、俺が、櫂(かい)を支えて遣れば良いんだよね?
 でも、如何遣って、櫂(かい)を支えて遣れば良いの?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、自身の息子で在る 航に、既に、自身の頭の中で、シミュレーションして来た筋書きを説明し始めるのだった。


そして、其の後、SP(=鬼役)共、打ち合わせをするのだった。



そして、其の後、NYに戻った航は、自身の祖父で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に、自身の父親で在る 司からの提案で在る 【櫂(かい)の『鬼退治』の件に関して】…話しするのだった。


そして、航の母親で在る つくしが名付けた『航』という名前の由来にプラスする形で、司が後付けした『航』という名の名前の由来 と 航と櫂(かい)の父親で在る 司が名付けた『櫂(かい)』という名の名前の由来についても、此の時の航は、併せて、自身の口から、自身の祖父で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に、話ししたのだった。
実は、航の祖父で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、自身の妻で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から、既に、其の話しを聞いて知って居たのだが…。



そして、『航』 と 『櫂(かい)』という名が名付けられた意味とは…。
【兄弟で、力を合わせて、世間の『荒波』に立ち向かい、『小波(さざなみ)』にも負け
 ず、前に進んで欲しい。】という意味が込められて、それぞれ、名付けられたのだ。


云わば…。
司が、二人の息子達に言いたかったのは、【兄弟で、力を合わせて、尚且つ、支え合って、道明寺HDを守り立てて行って欲しい。】と、言う意味が込められて居たのだ。



そんな自身の父親で在る 司の思いを感じ取って居るからこそ…。
此の時の航は、自身の祖父で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に願い出るのだった。


「祖父さん…お願いが有るんだよね。
 そう言う訳だから…。
 今年の父さんの誕生日から節分迄の数日間…また、日本に帰国しても良いかな?
 勿論、NYに戻って来たら、仕事は、ちゃんと熟すから…さ。」と…。


だからだったのだろう。
そんな話しを、自身の孫息子で在る 航から聞いた航の祖父で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、自身の孫息子で在る 航に、「駄目だ。」と、言う言葉は言えなかったのだ。


其れに、此の時の航の祖父で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、思って居たのだった。


“あの当時の司のままだったら、こんなに良い父親には成って居なかっただろう。
 何もかも、つくしさんのお陰…何だろう。
 そんな息子と嫁に免じて、今回は、特別に、航を日本に帰国させて遣ろう。”と…。



という訳で、此の時の航は、自身の祖父で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に寄って、日本への帰国が許されたのだった。


なので、其の後の航は、自身の父親で在る 司の誕生日から節分迄の数日間を、日本に帰国して、家族で過ごす事と成ったのだった。

兄妹の会話【あきら&つくし兄妹】…<つかつく>  番外編




【美作兄妹で在る あきら&つくし…。
 ここ最近は、兄妹二人だけで話す機会自体、めっきり、減って居たのだ。


 だからだったのかも知れない。
 兄妹二人だけで話しし始めた時のあきらとつくしは、何だか、照れが入って居たのだっ
 た。】



あきらは、司の控え室と成って居る『新郎控室』を出て、自身の妹で在る つくしの控え室と成って居る『新婦控室』に向かって居たのだ。



元々、F4の中でも、常識人で在り、しかも、一般常識も有り、世間で言う所の一般的なビジネスマナーも兼ね備えて居るあきらは、例え、自身の妹だろうが、身内だろうが、常識的な対応(作法)をする事が出来るのだ。


なので、『新婦控室』の前に到着した時のあきらは、『新婦控室』のドアをノックして、自身の妹で在る つくしに声を掛けて、つくしに確認するのだった。


「つくし…。
 支度は出来たのか?
 入って良いか?」と…。


だからだったのだ。
つくしも、気安く、自身の兄で在る あきらに返答するのだった。


「お兄ちゃまでしょ!
 うん、良いよ!」と…。


なので、此の時のあきらは、自身の妹で在る つくしの声に誘導されるかの如く、『新婦控室』の中に入ったのだった。



其処で、あきらは、自身の妹で在る つくしに声を掛けるのだった。
此の時のあきらは、最初、久々に会った自身の妹で在る つくしに対して、照れも入って居たのか?
あきらにしては、珍しく、自身の妹で在る つくしに対して、失礼な物言い…だったのだ。


「『馬子にも衣裳』とは、此の事だな!」と…。


だからだったのだ。
そんな風に、自身の兄で在る あきらから言われた此の時のつくしは、膨れっ面の顔と成り、自身の兄で在る あきらに、言って除けるのだった。


「はぁ~??
 其れって、如何いう意味よ⁉
 失礼しちゃうわね、お兄ちゃま…。」と、プイっと、顔を背け乍ら…。



だからだったのだ。
其処で、あきらは、話題を変えたのだ。


何故なら…。
此の時のあきらは、そんな膨れっ面の顔と成った機嫌の悪い顔のままのつくしでは、此の後の挙式に差し支えると認識したから…だったのだ。


「で、親父とお袋と双子達は、もう、此処(新婦控室)に、顔出ししたのか?」と…。


云わば…。
あきら自身、自身の妹で在る つくしの性質を知って居るからこその作戦だと云えたのだ。
流石は、気配りのあきらで在る。


なので、先程迄の機嫌の悪さは、何処へやらのつくしは、自身の兄で在る あきらに返答するのだった。


「うん、さっき、来てくれた所…。
 パパとママは、お義父様とお義母様と、“打ち合わせが有る。”とか、言って、行っちゃっ
 たのよね。
 でも、お兄ちゃまは、遅かったね?
 何処に行ってたの?
 此処(東京メープル)に、知り合いが居たとか…?」と…。


だからだったのだろう。
あきらは、“はぁ~??”と、言う様な顔付きに成り乍らも、自身の妹で在る つくしに返答するのだった。


「違ぇよ。
 先に、司の所に行ってたんだ。
 で、双子達は、何処に行った?」と…。


だからだったのだ。
つくしは、首を振り乍ら、自身の兄で在る あきらに返答するのだった。


「さぁ~、何処に行ったのか?
 双子達は、中等部に入った頃から、更に、磨きが掛かったかの様に、お洒落に余念が無い
 でしょ⁉
 “お姉ちゃまは良いなぁ~。”って、言ってから…。
 もしかしたら、メイクさんの所にでも行ったのかも…。」と…。


だからだったのだ。
此の時のあきらは、呆気に取られ乍らも、思って居たのだった。


“まぁ~、あの双子達なら、有り得るかも…な。”と…。



其処で、つくしは、自身の兄で在る あきらに訊くのだった。


「司のお支度も、終わってた?」と…。


だからだったのだ。
此の時のあきらは、“プッ”と、吹き出し乍らも、つくしに返答するのだった。


云わば…。
此の時のあきらは、思い出し笑いをして居たのだ。


「ああ、終わってた。」と…。


だが、此の時のつくしは、“プッ”と、吹き出し笑いをして居る自身の兄で在る あきらのそんな顔付きを見て、“司に、何か有ったのだろうか?”と、心配に成り乍らも、自身の兄で在る あきらに訊くのだった。


「司に、何か有ったの⁉」と…。


だからだったのだ。
此の時のあきらは、更に、思い出し笑いをし乍らも、自身の妹で在る つくしに返答するのだった。


「いいや、何もねぇが…な(笑)。
 実は…な。」と、言った後…。


あきらは、司から聞いた話しを、自身の妹で在る つくしに話しして聞かせて居たのだ。



だからだったのだ。
此の時のつくしは、司の姉で在る 椿の話しを思い出して居たのだ。


「ねぇ~、つくしちゃん…。
 司は、つくしちゃんのウェディングドレス姿を観に来た?」と、訊かれて居た事を…。


そして、其処で、そんな風に、司の姉で在る 椿から聞かれて、戸惑って居るつくしに、更に、司の姉で在る 椿は、言って除けるのだった。


「まだ、司が、つくしちゃんのウェディングドレス姿を観に来て無かったら、其れで良いの
 よ。」と…。



だからだったのだろう。
此の時のつくしは、思って居たのだった。


“だからだったんだぁ~。
 司が、中々、此処(新婦控室)に来なかったのは、そういう訳が有ったんだぁ
 ~。”と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、自身の兄で在る あきらに、さらりと、返答するのだった。


「そういう事…ね。」と…。



そして、其の後のあきらは、自身の妹で在る つくしに訊き始めるのだった。


「あいつ等も、もう、来たのか?」と…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、自身の兄で在る あきらが、自身に訊いて来た『あいつ等』の言葉の意味が読み取れて居なかったという事も有り、逆に、自身の兄で在る あきらに、訊き返すのだった。


「『あいつ等』って、誰の事…⁉」と…。


其処で、此の時のあきら自身、とんでもない事を訊き返して来た自身の妹で在る つくしに対して、更に、呆気に取られ乍らも、言って除けるのだった。


「あのなぁ~、つくし…。
 『あいつ等』とは、類と総二郎とT3の事だよ。」と…。


其処で、漸く、自身の兄で在る あきらが、自身に訊いて来た『あいつ等』の言葉の意味を理解したつくしは、“あぁ~。”と、言う様な顔付きに成り乍ら、自身の兄で在る あきらに話しし始めるのだった。
自身の兄で在る あきらに訊くかの様に…。


「まだ、誰も来てないよ。
 お兄ちゃまは、此処(新婦控室)で、皆と、待ち合わせでもしてたの?
 特に、桜子と…。」と…。



実は、此の日のあきらは、桜子と一緒に、来たかったのだ。


勿論、其れは、総二郎も同じだったのだ。
優紀と一緒に来たかったのだ。


だが、優紀と桜子からして視れば、それぞれの婚約者で在る 優紀は総二郎と…。
桜子はあきらと、一緒に、此処(東京メープル)に来る事に成れば、滋が一人に成るのだ。


だからだったのだろう。
気を使った優紀と桜子は、T3として、3人一緒に、つくしの控え室で在る 『新婦控室』に来る事と成って居たのだ。



其の事自体、実は、つくしは知らなかったのだ。


だからこそ…。
此の時のつくしは、自身の兄で在る あきらに、さらりと、訊いてしまったのだ。


だからだったのだ。
あきらは、思い出したかの様に、自身の妹で在る つくしに言って除けるのだった。


「はぁ~??
 桜子と待ち合わせしてねぇ…よ。」と…。


そして、此の時のつくしは悟ったのだった。


“お兄ちゃまと桜子との間に、何か、有ったんだぁ~?”と…。


だからだったのだろう。
お目出度い席と言う事も有り、此の時のつくしは、そんな風に、悟り乍らも、其れ以上、自身の兄で在る あきらに訊かなかったのだ。


だが、其の代わりに、其の後の桜子が、自身の控え室で在る 『新婦控室』に来た時に、直接、桜子に訊いた事で、あきらと桜子との間に、何が有ったのか?
其の後のつくしには、分かったという訳…だったのだ。



そして、此の後(あと)、つくしは、類と総二郎も、此処(新婦控室)に、まだ、来ない事の意味を、司の話しとして、自身の兄で在る あきらから聞いた話しで知ったという訳…だったのだ。


そして、あきら自身も、自身の妹で在る つくしの話しを聞いて、まだ、類と総二郎が、此の場(新婦控室)に来て居ない事を知り、ホッとして居たのだ。


何故なら…。
もし、類と総二郎が、司よりも早く、つくしのウェディングドレス姿を観に来て居たとしたら、司が如何出て来るのか?
あきらにも分からないし、司の事だから、何如、出て来る共、限らないのだ。
お目出度い席にも関わらず…。


だからこそ…。
自身の妹で在る つくしから話しを聞いたあきらは、ホッとして居たという訳…だったのだ。



fin

義兄弟【あきら&つくし兄妹】…<つかつく>  番外編




1月31日…司君のBirthday



【『兄妹物語【あきら&つくし兄妹】…<ALL CP>  30.』の其の後
 <司とつくしとの結婚式の前、『義兄弟』と成った司とあきらとの会話>】


<F4&滋が26歳…。
 つくし&優紀が25歳…。
 桜子が24歳に、それぞれが成った年の事…だったのだ。>


司とつくしは、日本に帰国した事を機に、両家の合意の下…其の年に、結婚式を執り行う事と成ったのだ。


実は、其の一年前の司のBirthdayで在る 1月31日に、司が25歳に成った事を機に、つくしとの婚約発表を、既に、執り行って居たのだ。


という訳で、司とつくしは、司のBirthdayで在る 1月31日に結婚式を執り行う事と成ったのだった。
そして、結婚式を執り行う場所は、『東京メープル』…だったのだ。



実は、此の日の司は、緊張して居たのだ。
此れ迄、どんな状況下でも、一切、緊張した事の無い男(司)が…だったのだ。


そんな風に、緊張して居る司の前に、あきらが現れたのだ。
支度を終え、まだ、新郎控室に居る司の前に…だったのだ。


其処で、そんな風に、緊張して居る司を観たあきらは、驚愕して居たのだ。


何故なら…。
此れ迄、あきらは、そんな風に、緊張して居る司を観た事が無かったから…だったのだ。



だからだったのだろう。
あきらがノックをして、「入れ‼」と、言う司の声と共に、ドアを開けたあきらは、真っ先に、そんな司の顔付きを観て、“プッ”と、思わず、吹いてしまったのだ。


何故なら…。
司の顔は、緊張で、強張り、膠着して居たから…だったのだ。
なので、ドアを開けた時のあきらは、“プッ”と、思わず、吹いてしまったのかも知れない。



だからだったのだ。
あきらが入って来た事に気が付き、そんなあきらを観た司は、不貞腐れ始めたのだ。


「何だよ、あきら…⁉
 何、笑ってんだよ‼
 今、笑ってたよな?」と…。


だからだったのだ。
今日、此の日から、『義兄弟』と成る司を諭すかの如く、あきらは、司に言って除けるのだった。


「否…な。
 “司でも、緊張する事が有んだなぁ~。”と、思って…よ。
 けど…な。
 俺は、嬉しいわ。
 そんな人間味の在る 司を観る事が出来て…よ。」と…。


だからだったのだろう。
司は、あきらから、そんな風に、言われた事で、不安に成り、訊くのだった。


「何か、変か?」と…。


だが、あきらは、更に、司に言って除けるのだった。


「否…変じゃねぇよ。
 そんな司の方が良いと、俺は思うぞ。」と…。


だからだったのかも知れない。
今は、緊張して居て、余裕の無い司は、唯、一言だけ、あきらに返答するのだった。


「なら、良かった。」と…。



其処で、あきらは、話題を変えるかの如く、司に話しし始めるのだった。


「今日から、司と俺は、『義兄弟』に成るんだよな。
 こう成る事は、最初から分かって居た筈だが…。
 其れでも、何か、不思議でしょうがねぇわ。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、そう言って来たあきらの顔を、“意味が分かんねぇ‼”と、言いた気に、唯、ジーっと、見乍らも、あきらに言って除けるのだった。


「例え、俺とあきらが、『義兄弟』に成るにしても、今迄と、何ら、変わんねぇだろ?
 元々、幼馴染で親友…何だしよ。」と…。


だが、其れでも、あきらは、更に、司に話しし始めるのだった。


「ああ、そうだな。
 でも、戸籍上は、俺が(義)兄貴で、司は(義)弟に間違いねぇだろ⁉
 で、俺は思い出した訳だ。
 総二郎と俺は、良く、“お兄さんは嬉しい。”とか、言って、司を揶揄って来たよな。
 で、其の度に、“俺には、兄貴は居ねぇ‼”って、司も、総二郎と俺に言い返して来ただろ?
 けど…な。
 等々、司と俺は、“本物の『義兄弟』に成るんだな。”と、思った訳よ。」と…。



実は、其処で、あきらは、素早く、話題を変えたのだ。


何故なら…。
「はぁ~??」と、でも、言いた気に、司の顔付きが変わって見えたから…だったのだ。


流石、あきらは、元 司の『猛獣遣い』と云った処だろうか?
もしくは、流石、あきらは、現 司の『猛獣遣い』で在る つくしの『兄』と云った処だろうか?


兎に角、あきらは、一拍措いてから、話題を変える為に、司に言って除けるのだった。


「で、司は、つくしのウエディングドレス姿を、もう、見たのか?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、不貞腐れた様な顔付きに成り、あきらに言って除けるのだった。


「まだだよ。
 姉貴が…よ。
 “絶対に、挙式前に、つくしちゃんのウエディングドレス姿を観ちゃあ、ダメだから…
 ね。”って、言って来たから…よ。
 まだ、見てねぇんだわ。
 で、あきらは、見たのかよ?」と…。


だからだったのだ。
此の時のあきらは、自身の心の中で思って居たのだ。
あきらの口から司に言えば、此の時のあきらは、司が逆上する事が分かって居たから…だったのだが…。


だからこそ…。
此の時のあきらは、自身の心の中で思って居たという訳…だったのだ。


“で、司は、椿姉ちゃんに、そう言われたから…と、言って、真面目に、つくしの所にも行
 かねぇで、椿姉ちゃんの言う事を聞いてんのかよ。
 流石、司は、『シスコン』だよな。”と、自身の事は、棚に上げて…。



其処で、あきらは、シラっと、司を弄り始めたのだ。


「じゃあ、司の代わりに、俺が見て来て遣ろうか?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、あきらからのそんな言葉に、切れてしまい、言って除けるのだった。


「何で、あきらが、俺より先に、つくしのウエディングドレス姿を観に行くんだよ⁉」と…。


其処で、あきらからして視れば、“当然だよな⁉”と、言いた気に、司に言い返すのだった。


「司は、ちょいちょい、忘れてる様だけど…よ。
 俺は、正真正銘、つくしの兄貴だっつーの‼
 しかも、俺は、つくしの兄貴で在り、家族だっつーの‼
 兄貴が、新郎よりも先に、妹のウエディングドレス姿を観て、何が悪ぃんだよ⁉」と…。


だからだったのだ。
“分が悪ぃ。”と、感じた司は、其れ以上、あきらに言い訳出来る言葉を失って居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司から発せられた言葉は、微妙な言い方だったのだ。


「まぁ~、そうだよな。
 あきらは、つくしの家族…何だよな。
 じゃあ、俺より先に見ても、仕方ねぇよな。」と、自分自身に言い聞かせるかの様に…。


だが、此の時の司は、一拍措いてから、更に、あきらに、伝えるのだった。


「で、類と総二郎は、まだ、来てねぇんだろ?
 だったら…よ。
 “類と総二郎は、俺より先に、つくしに会うな‼”と、言って置いてくれ‼」と…。


だからだったのだ。
あきらは、司に、言って除けるのだった。


「ああ、分かった。」と…。


其れでも、此の時のあきらは、やっぱり、自身の心の中で思って居たのだった。


“出たっ‼
 司は、やっぱ、何時(いつ)迄経っても、嫉妬深ぇ男だよな‼
 俺にとっちゃあ、妹の事だけど…よ。
 何時(いつ)迄も、つくしは、そんな司に苦労するんだろうな。”と…。


其れはまるで、自身の妹で在る つくしの将来の事を心配するかの様に…だったのだ。



そして、あきらは、頃合いを見て、司に声を掛けるのだった。


「じゃあ、俺は、今から、のつくしの所に行って来るわ。
 そろそろ、つくしの支度も終わってる頃だろうし…よ。」と…。


実は、此の時のあきらは、態と、『』を強調して、司に言って居たのだ。
其れはまるで、焼きもち焼の司を弄るかの様に…。



だからだったのだろう。
其の事を理解して居る司は、あきらに返答するのだった。


「ああ、分かった。
 つくしに、“後で…な。”と、伝えて置いてくれ‼」と…。



其れはまるで、司は、“今、つくしに会えない事が寂しい。”と、言って居るかの様に、此の時のあきらには取れる程…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のあきらは、仕方無くと言っても良い程に、呆れた様な顔付きに成り、其れでも、司に返答するのだった。


「ああ、伝えて置いて遣るよ。
 だから…よ。
 もう暫くの間、此処(新郎控室)で、大人しく、待っとけよ‼」と…。



そして、此の時のあきらは、「ああ。」と、返答して来た司からの言葉を聞いた後…。
新郎控室を出て、つくしの居る新婦控室に向かって居たのだ。


で、此の時のあきらは、類と総二郎にLINEメッセージを入れる事を忘れて居なかったのだ。


『司からの伝言…。
 「類と総二郎は、俺より先に、つくしに会うな‼」だって…よ。
 椿姉ちゃんから言われて、司は、挙式迄、つくしと会えないらしいわ。
 だから…よ。
 司よりも、先に、つくしに会ったら、司からの逆襲に遭うぞ‼』と…。


だが、此の時の類と総二郎が、あきらからのLINEメッセージ通りに受け入れたのかは、此の時のあきらには分かって居なかったのだが…。



fin



<此の二次小説『義兄弟【あきら&つくし兄妹】…<つかつく>  番外編』の中に出て来
 る『新婦控室』についての注意書き…。
 本来、『新婦控室』の中には、幼児の男のお子様以外、男性は入れない所も多いのです
 が…(または、新郎新婦同室という所も有ります。)。
 『東京メープル』の親会社は、『道明寺HD』と言う事で、新郎新婦、それぞれの控え室
 は、広々とした『控室』と成って居り、新婦の控え室には、別に、(新婦の)お支度部屋
 (ブライズルーム)が完備されて居るVIP専用『控室』と認識して、ご覧頂けると有難い
 です。
 了承の程、宜しくお願い致します。>