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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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義兄弟【あきら&つくし兄妹】…<つかつく>  番外編の注意書き




皆様、こんにちは!
amiです。



何時(いつ)も、『tukatuku-inotiのブログ』をご覧下さり、有難う御座います。



実は、此方の二次小説『義兄弟【あきら&つくし兄妹】…<つかつく>  番外編』を投稿するに辺り、“お礼を兼ねて、投稿したい。”と、言う思いが有りました。


其れは、『tukatuku-inotiのブログ』の『アクセス解析』の100位迄の中に、暫くの間、『兄妹物語【あきら&つくし兄妹】…<ALL CP>  【主な登場人物紹介】』が入って居たから…です。


ですので、本日は、お礼の意味も込めて、此方の二次小説『義兄弟【あきら&つくし兄妹】…<つかつく>  番外編』を綴る事に致しました。



という訳で、本日、此の後、投稿致します此の二次小説『義兄弟【あきら&つくし兄妹】…<つかつく>  番外編』は、『兄妹物語【あきら&つくし兄妹】…<ALL CP>  30.』の其の後と成って折ります。


『兄妹物語【あきら&つくし兄妹】…<ALL CP>』をご覧頂いてから、此方の二次小説『義兄弟【あきら&つくし兄妹】…<つかつく>  番外編』をご覧下さいましたら、幸いです。




また、此方の二次小説『義兄弟【あきら&つくし兄妹】…<つかつく>  番外編』は、『司君のBirthday』に合わせて、綴って折ります。


『Birthday』との記載は有りませんが、了承の程、宜しくお願い致します。



なので、先ずは、“『注意書き』を…。”と、思い、此方を投稿致しました。



こんなamiでは在りますが…。
此れからも、『tukatuku-inotiのブログ』を宜しくお願い致します。



ami

Put it back‼~元に戻してくれ‼~…<総優>  6.



【『Put it back‼~元に戻してくれ‼~…<総優>  5.』のエピローグ
 <其の後の優紀>】


其の後、桜子から連絡を受けた滋は、優紀の下に急ぐのだった。



実は、桜子は、西門邸から帰邸(帰宅)して直ぐの自身の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様から、西門邸での出来事を聞いて居たのだ。


そして、其の上で、桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様は、自身の孫娘で在る 桜子に、更に、伝えるのだった。


「全ては、終わりました。
 優紀さんの所に、家元と家元夫人をお連れするので、滋さんに伝えて頂戴‼」と…。


実の事を言うと…。
桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様は、自身の孫娘で在る 桜子から話しを聞いて、既に、知って居たのだ。
優紀が何処に居るのかを…。


なので、此の時点に於いての滋は、桜子から連絡を受けた事で、優紀の下に急いで居たという訳…だったのだ。



そして、事前に、優紀の下に到着した其の後の滋は、桜子から聞いた話しを優紀に話しして聞かせて居たのだ。
其の上で、滋は、更に、桜子から聞いた話しを優紀に伝えて居たのだ。


「後で、此処(大河原家の別荘)に、家元と家元夫人がお越しに成るの。
 優紀は、ラッキーだったのよ。
 桜子のお祖母様が、優紀の後ろ盾に成って下さる事に成ったんだから…。
 だからこそ…。
 ニッシーの婚約の話は、白紙に戻ったのよ。
 だから…ね。
 ニッシーの婚約の話は、破棄された事に成るの。
 だから…さ。
 ニッシーと優紀は、別れなくて良いって事…よ。
 良かったね、優紀…。」と…。



だが、此の時の優紀は、自身の心の中で思って居たのだ。


“でも、本当に、此れで良いのだろうか?
 幾ら、桜子さんのお祖母様が、私の後ろ盾に成って下さるとしても、此のまま、桜子さん
 のお祖母様に甘えてしまっても…(私は良いのだろうか?)。
 桜子さんのお祖母様に、申し訳無さ過ぎる。”と…。


だからだったのだろう。
滋からそんな話しを聞いた後の優紀は、そんな風に、思い乍らも、恐縮したままの状態だったのだが…。
其の後、優紀の滞在先で在る 大河原家の別荘に、桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様 と 桜子からの誘導の下、総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人が、自身の前に現れてからも、優紀は、ずーっと、そんな風に、恐縮したまま…だったのだ。



だからだったのかも知れない。
そんな優紀の様子を見て、優紀の思いを受け取った総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人は、優紀に謝りを入れるのだった。


先ずは、総二郎の父親で在る 西門流 家元から、口火を切るのだった。


「優紀さん…。
 此の度の事は、本当に、申し訳無かったね。
 実は、私達 夫婦は、総二郎と優紀さんに、私達の親と同じ事をしてしまった様だ。
 実は、結婚する前の私達 夫婦には、其の当時、それぞれ、お付き合いをして居た方が、
 居たんだよ。
 勿論、此れ迄の総二郎と同じ様に、幼少期の頃から、私達は、それぞれ、親に、“恋愛と
 結婚は違う。”と、教え込まれて育って来た事は、事実だった。
 “其れが、当然なのだ。”と、認識もして居た筈だった。
 だが、『恋愛をする』という意義を知ってしまった其の当時の私は、父親に寄って、お付
 き合いをして居た其の当時の女性と別れさせられた時、当然乍ら、此の度の総二郎同様
 に、父親に反発もしたし、反抗もした。
 だからこそ…。
 結婚後の私は、『遊び人』と、言われる様な事をして来た。
 だからだったんだろう…な。
 私の母親が亡く成る前に、私の母親が女学院に通って居た頃から、私の母親の親友だった
 という三条の大奥様を病床に呼び出し、私の事を頼んで置いたらしい。
 “息子の後の事を、宜しくお願いします。
  貴女に、息子の全てを一任します。
  息子が誤った道に進まない様に、指導して遣って下さい。”と…。
 だからだったんだよ。
 其の話しを聞いた私の父親が、三条の大奥様を西門流の重鎮として、西門流に迎え入れ
 た。
 きっと、父親は、母親への詫びのつもりだったのかも知れない。
 そして、其の後、私の父親が遺言で残したんだよ。
 【此の先の西門流の全てを、三条家の大奥様に託す。
  西門流として、三条家の大奥様の言葉は絶対で在る。
  誰もが、三条家の大奥様に逆らう事を許さぬ。】と…。
 だが、私は、此の度、三条の大奥様が私達の前に現れる迄、其の事自体、すっかり、忘れ
 て居たんだよ。
 実は、此れ迄、三条の大奥様は、私達の前に現れた事が無かったから…ね。
 だが、漸く、思い出す事が出来た。
 なので、私は、総二郎を非難出来る立場に無い。
 遣って居る事は、まだ、総二郎の方が、随分とマシだろう。」と…。


そして、其の後(あと)を受ける形で、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人も、話しし始めるのだった。


「私(わたくし)も、其の事自体、すっかり、忘れて居たわ。
 実は、私(わたくし)は、家元から愛されて居た訳では無い事も、自覚して居たからこ
 そ…。
 愛だの恋だのに、現を抜かして居る総二郎に、一日でも早く、そんな考えを止めさせたか
 ったの。
 其れは、私(わたくし)と同じ様に、後に、親から、其のお相手と別れさせられた事
 で、“後悔したり、悔やんだりする時が来る。”と、私(わたくし)自身、自覚して居たか
 らだったのかも知れない。
 でも、総二郎と優紀さんが羨ましかった事は、事実だったわ。
 だからだったのかも知れないわね。
 優紀さんが、総二郎の前から去った後…。
 総二郎が、“熱を出して、寝込んだ。”と、使用人頭から聞いても、総二郎の下に行くには
 成らなかったの。
 実は、“総二郎の我が儘だ。”と、思って居たから…よ。
 “西門流を継いで行く人間が、そんな事で如何するの?”と、思って居た事も確かよ。
 でも、此れ迄、真面な恋愛をして来なかった総二郎が、優紀さんを失った事で、直ぐ、立
 ち直る事が出来なかった。
 其れが、総二郎の答えだったんでしょうね。
 だからこそ…。
 総二郎には、優紀さんの存在が不可欠で在る事を認識し始めて居た事は、確かだったわ。
 其れに、今では、私(わたくし)自身、“私(わたくし)の後を継いでもらうのは、優紀
 さんが良い。”と、思って居るのよ。
 だから…ね。
 優紀さんには、総二郎の下に戻って貰わないと困るのよ。
 如何かしら、優紀さん…?
 総二郎の下に戻って遣ってくれないかしら?」と…。



だからだったのだ。
此の時の優紀の顔付きは、此れ迄、近い立場の人間だった筈の滋と桜子でさえも、観た事の無い様な顔付きだったのだ。


何故なら…。
其の優紀の顔付きは、驚愕顔と云っても、何時(いつ)も寄りも、更に、目が大きく見開き、口も開いたままの状態…だったのだ。


最も、此れ迄、優紀と近い存在だった幼馴染で親友で在る つくしでさえも、そんな優紀の顔付きを観れば、「きっと、驚愕する事、間違い無し。」と、滋と桜子が言いたく成る様な優紀の顔付きだと云えたのだ。


其れ程迄に、此の時の優紀は、総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人から、そんな話しを聞いた事で驚愕して居たという訳…だったのだ。


なので、返答する事も忘れて居た優紀…だったのだ。



其処で、桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様から、優紀に、声が掛かったのだ。


「優紀さんが戸惑って居る理由は、良く、分かるわ。
 でも、家元にしても、家元夫人にしても、嘘は言って居ないわよ。
 此れが、全てだと思うのよ。
 勿論、優紀さんが、家元と家元夫人を許せないと言うのなら、其れは、其れで、仕方無い
 と思うけど…。
 如何為さるおつもりなの?
 優紀さんは…。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の優紀は、桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様から声を掛けられた事も有りで、漸く、我に返った事で、自身の胸の内を明かし始めるのだった。


「勿論、そう仰って頂いた事は嬉しく思います。
 ですが、本当に、私で宜しいんでしょうか?
 其れに、桜子さんのお祖母様が、私の後ろ盾に成って下さる事も、有り難く思って居ま
 す。
 ですが、其の事で、返って、“桜子さんのお祖母様の負担に成らないか?”と、危惧して居
 ます。
 ですので…。」と、優紀が言い掛けた時…。


桜子が割って入るかの様に、優紀に話しし始めるのだった。


「其れなら、大丈夫ですよ。
 お祖母様は、優紀さんの事を、本当の孫の様に、可愛がって居らっしゃるんですもの。
 其れに、お祖母様は、優紀さんの後ろ盾に成れる事を、誰よりも、喜んで居らっしゃるん
 ですから…。」と、優紀にウインクし乍ら…。


だからだったのだろう。
此の時の桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様も、自身の孫娘で在る 桜子からの話しを受ける形で、優紀に頷いて魅せたのだった。


だからだったのかも知れない。
桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様 と 桜子のそんなニコニコした顔付きを見乍ら、此の時の優紀は、決心して居たのだ。


「有難う御座います。
 総二郎さんのお傍に居させて頂きます。」と…。



という訳で、其の後の総二郎と優紀の二人は、漸く、総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人から認められた事と成ったのだった。


なので、其の後の優紀は、滋と桜子と共に、大河原家のリムジンに乗車して、西門家所有の総二郎名義のマンションに向かうのだった。

Put it back‼~元に戻してくれ‼~…<総優>  5.




自身の孫娘で在る 桜子から、優紀の話しを聞いた其の後の桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様は、怒り心頭のまま、西門邸に向かうのだった。



実は、此の日の西門邸では、主役で在る筈の総二郎が不在のまま、西門家 と 総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性の両親との食事会が催されて居たのだ。
勿論、総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性も、自身の両親と共に、此の日の食事会に参加して居たのだ。


其処に、桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様が現れたという訳…だったのだ。


勿論、桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様のそんな怒り心頭の様な顔付きを観た総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人 と 総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性の両親は、驚愕だった事は言うまでも無かったのだ。



だが、実は、総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性本人は、桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様が、如何言う女性(老女)で在るのか?
一切、知らなかったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性は、桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様に、不躾な物言いをしてしまったのだ。


「何方か?
 私(わたくし)は、存じ上げませんが…。
 此の場に、呼ばれて居らっしゃらない方が入って来られるとは、失礼ですわよ。
 此れですから…困るのよね⁉」と…。



実は、其れでもまだ、怒りを抑えて居た桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様では在ったのだが…其処で、等々、完全に、切れてしまったのだ。


「貴女かしら?
 次期家元の婚約者だと、触れ回って居らっしゃるのは…?
 此方のお嬢さんのご家族は、何方かしら?」と…。


実は、此の時の桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様には、総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性が誰の娘で在るのか?
分かって居乍らも、敢えて、そう訊いて居たのだ。



だからだったのだろう。
此の時の総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性の両親は、桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様に、平謝り状態…だったのだ。


「申し訳御座いません。
 私共の躾(しつけ)がなって居ない様で…。」と…。


其れでも、桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様の顔の表情は、怒り心頭のまま…だったのだ。



だからだったのかも知れない。
其処で、漸く、此の時の総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性は、悟って居たのだ。


“此の方は、私(わたくし)の両親でさえ、服従し無ければ成らない様な人物なのかも知れ
 ない。”と…。


なので、此の時の総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性は、其れ以上の言葉を発する事無く、俯いたまま、唯、じーっとして居たのだ。


何故なら…。
桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様の顔を観る事が出来無かったから…だったのだ。



だからだったのだろう。
此の時の桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様は、総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性のそんな様子を観た事で、矛先を変えるかの如く、今度は、総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人の方をジーっと見乍ら、言って除けるのだった。


「主役で在る筈の総二郎さんが不在のまま…。
 此の様な席を設けるとは、親として、如何言うお気持ちかしら?
 総二郎さんは、今、寝込んで居るそうじゃ無いの?
 家元…貴方は、お母様から、そんな風に、教育を受けたのかしら?
 寝込んで居る息子よりも、此の場が、そんなに大切なのかしら?」と…。



其処で、総二郎の父親で在る 西門流 家元が、桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様に返答し様とする寄りも早く、総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性の方が、桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様に訊き始めるのだった。


勿論、此の時の総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性は、桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様からのそんな話しを聞いた事で、俯いて居た頭を、素早く、持ち上げ乍ら…だった事は言うまでも無かったのだ。


「えっ??
 総二郎様が寝込んで居らっしゃるんですか?
 お仕事では無くて…。」と、総二郎の父親で在る 西門流 家元の方を観乍ら…。


実は、総二郎の父親で在る 西門流 家元は、此の場に居ない総二郎の事を言い訳する為に、「次期家元は、本日、仕事の為に、欠席させて貰います。」と、総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性の家族に伝えて居たのだ。



だからだったのだ。
桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様からのそんな話しを聞いて、総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性本人だけじゃ無く、総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性の両親も、驚愕して居たのだ。


だからだったのだろう。
言い辛そうにして居る 総二郎の父親で在る 西門流 家元の顔付きを観た総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性は、悟って居たのだ。


“此の方(桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様)が仰って居るお話しが、本当の
 事なのだろう。”と…。


なので、此の時の総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性は、慌てるかの様に、続きの言葉を言い始めるのだった。


「でしたら、私(わたくし)は、今から、総二郎様の下に参りますわ。
 此の私(わたくし)が、総二郎様の看病をさせて頂かなくては…。」と…。



其処で、桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様は、呆気に取られたかの様に、総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性に言って除けるのだった。


「良いかしら?
 貴女は、総二郎さんにとって、必要の無い女性なのよ。
 と言う事は、総二郎さんが必要なのは、別の女性よ。
 ですから、総二郎さんの下には、総二郎さんが必要として居る女性を行かせます。
 宜しいわよね、家元、家元夫人…?」と…。


其処で、驚愕して居たのは、名指しされた総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人だけでは無かったのだ。


実は、総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性と其の両親も、また、驚愕して居たのだった。


だからだったのだろう。
総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性と其の両親は、同時に、声を発するのだった。


「如何言う意図を以って、其の様なお話しを為さってお出でなのか?
 私には理解出来ません。
 詳しく、お話し下さいませんか?」


「娘が必要無いだ何て…如何言う意味でしょうか?」


「私(わたくし)は、総二郎様の婚約者…何です。
 私(わたくし)が必要無いだ何て…失礼じゃ御座いませんか?」と…。
 


だからだったのかも知れない。
名指しされた総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人も、其の後(あと)を受けて、(名指しした本人で在る)桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様に訊き始めるのだった。


「大奥様…申し訳御座いませんが、私共に分かる様に、お教え願えませんでしょうか?」と…。


だからだったのだ。
此処だとばかりに、桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様は、此の場に居る面々に向かって、言って除けるのだった。


「優紀さんは、私(わたくし)の愛弟子です。
 しかも、孫娘の桜子同様、私(わたくし)が孫の様に可愛がって居るお嬢さんです。
 其の意味が、あなた方に、お分かりに成らない訳が無いわよね?
 ですから、本日を以って、優紀さんの後ろ盾は、此の私(わたくし)です。
 此れで、文句は有りませんね。
 優紀さんの此れからは、もう、一般家庭出身のお嬢さんでは在りません。
 まさか、優紀さんの後ろ盾が、“此の私(わたくし)では不満…。”とは、仰らないわよ
 ね?
 でしたら、全ての重鎮の皆様方に集まって貰って、審議しましょうか?
 あなた方(総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性と其の両親)が相応
 しいのか?
 此の私(わたくし)が後ろ盾に成った優紀さんが相応しいのか?
 宜しいのよ、審議しても…。
 “あなた方(総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性の両親)が、如何
  言う手を使って、全ての重鎮の皆様方を口説き落としたのか?”と、いう事も含めて、
 審議しましょうか?」と…。


実は、此の時の桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様は、全てを調べ上げた上で、西門邸に出向いて居たのだ。


勿論、此の時の桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様は、此の場に居る面々を威嚇する意味でも、立ったまま、話しして居たのだ。



そんな桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様の姿を観て居た総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性の両親は、悟って居たのだ。


“大奥様は、本気なのだろう。
 全てを把握した上で、私(わたくし)達を威嚇して居るのだろう。”と…。



だが、此の時点に於いての総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人は、総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性の両親が、陰で、西門流の重鎮達を買収する様な真似をして居た事を知らなかったのだ。


だからだったのだろう。
そんな話しを、桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様から聞いた事で、桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様に感謝するのだった。


勿論、桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様に感謝の意を述べたのは、代表かの様に、総二郎の父親で在る 西門流 家元だった事は言うまでも無かったのだ。


「大奥様…今、お話しをお伺いして置いて、良かったです。
 もし、此の話しを知らないまま、総二郎を結婚させて居たら、とんでも無い事に成って居
 ました。
 感謝申し上げます。」と…。


そして、其の上で、此の時の総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人は、総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性の両親に、態と、それぞれ、言って除けるのだった。


「此の婚約の話は無かった事にして貰おう。
 大奥様が優紀さんの後ろ盾に成って下さるので有れば、大奥様が仰る通り、総二郎にとっ
 て、必要な女性と結婚させるべきだろう。」


「ええ、そうですわね。
 私(わたくし)は、元々、聡明な女性で在る 優紀さんの事を認めて居りましたの。
 あれだけ、女遊びの酷かった総二郎を立て直してくれたんですもの。
 当然ですわね。
 ですから、私(わたくし)は、“優紀さんが一般家庭出身の女性で無ければ…。”と、残念
 に思って居た位だったんですから…。
 なので、優紀さんが、私(わたくし)の後を継いでくれるなら、申し分無いですわ。」と…。


という訳で、話しを終わらそうと、桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様は、総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人に言って除けるのだった。


「では、此の婚約の話は、無効…。
 まぁ~、破棄と云っても良いのかしら?
 兎に角、総二郎さんと優紀さんの婚約の話については、また、後程と致しましょう!」と…。



だからだったのだろう。
此の時の総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居た其の女性は、納得がいかないと云わんばかりに…。
また、しかも、当事者だと思って居るが故に、自分自身を蔑ろにして迄、話しを進めて居る桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様 と 総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人に、文句の一つも言いたかったのだ。


「私(わたくし)は、納得いきません。
 行き成り、此の場で、婚約破棄されても、納得いく訳が有りません。」と…。



だが、此の時の総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人は、飄々としたモノ…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人は、態と、総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居た女性を怒らせるかの様に、それぞれ、言って除けるのだった。


「訳は、ご自身の両親に訊きなさい。
 貴女の両親には、西門流の重鎮としての立場を下りて貰う事にする。
 三条家の大奥様を怒らせた罪は重いんだよ。」


「其れに、貴女には無理だったかも知れないわね。
 総二郎の世話は…。
 其の点、優紀さんは、総二郎の扱い方に手慣れたモノ…だったわ。
 そう言う事ですから…。」と…。



だからだったのかも知れない。
此の時の総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居た女性は、其れでも、実は、言いたかったのだ。


「私(わたくし)にも出来ますわ。」と…。


だが、自身の両親で在る 総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居た女性の両親が、其れ以上、言わさなかったのだ。
“其れ以上、何も言うな‼”と、言わんが如く、首を振り乍ら…。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居た女性は、其れ以上、何も言う事が出来ず、敗北するしか無かったのだ。



そして、其の後の総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人は、桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様 と 桜子の誘導に寄り、先ずは、優紀と会う事と成ったのだ。


だからだったのだ。
其の後の総二郎と優紀の二人は、漸く、総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人から認められた事と成ったのだった。