tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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此処で、ちょっと、ブレイクタイム【結婚出来ない男・しない女…<つかつく>】




<此のブログ『此処で、ちょっと、ブレイクタイム【結婚出来ない男・しない女…<つかつ
 く>】』は、商品名 や 固有名詞を記載させて頂いて折ります。
 文面を綴る上で、読み辛く成る恐れが在りますので、其のまま、商品名 や 固有名詞を
 記載させて頂きました。
 了承の程、宜しくお願い致します。
 関係者各位 様に於かれましては、お詫び申し上げます。>



皆様、こんにちは!
amiです。



何時も、『tukatuku-inotiのブログ』をご覧下さり、有難う御座います。


また、『結婚出来ない男・しない女…<つかつく>』をご覧下さって折ります事も、重ねて、感謝申し上げます。



昨日(2021.11.11)、『ポッキー&プリッツの日』として、『ポッキーゲーム…<総優>・<あき桜>・<つかつく>』を投稿致しました。


ですが、実は、『11月11日』の語呂合わせは、其れだけでは無かった様です。


昨日(2021.11.11)、TVを観て居た時の事でした。
11月11日は、『(お)箸の日』と、制定されて居る事を知りました。


日本・中国・韓国の3か国共通の文化で在る 『(お)箸』の世界文化遺産登録を目指すと共に、『(お)箸の日』に制定されたそうです。


『(お)箸』が、2膳、並んで居るイメージから決められたそうです。


面白いですよね。



で、今回の『NiziU』の新曲は、『Chopstick』=『(お)箸』だそうです。



11月11日は、其の他にも、中国では、シングルを意味する数字の『1』が、4つ並ぶ事から、『独身の日』として、パーティーや贈り物をして楽しむ日とされて居るそうです。
此れも、TVの受け売りですが…。



という訳で、上記の通り、昨日(2021.11.11)に、『ポッキーゲーム…<総優>・<あき桜>・<つかつく>』を投稿致しました。


ですが、“もう1話、何かを…。”と、思い、『此処で、ちょっと、ブレイクタイム』と、題して、11月11日に因んだ、“『結婚出来ない男・しない女…<つかつく>』に相応しい題材で、何かを綴れたら…。”と、思い、此方のブログを記載致して折ります。
(本文のタイトルは、変えるつもりですが…。)


ですので、本日の『結婚出来ない男・しない女…<つかつく>  11.』は、お休み致しまして、『番外編』として、綴る予定です。


了承の程、宜しくお願い致します。



こんなamiでは在りますが…。
此れからも、『tukatuku-inotiのブログ』を宜しくお願い致します。



ami

ポッキーゲーム…<総優>・<あき桜>・<つかつく>



11月11日…ポッキー&プリッツの日



<此の二次小説『ポッキーゲーム…<総優>・<あき桜>・<つかつく>』は、2021.
 11.10に、娘が仕事から帰って来る成り、「明日は、ポッキーの日」と、言って、
 2021.11.11にポッキーを食べる為に、ポッキーを買って来た事を、娘が私に話しして
 来た事から、妄想した二次小説ネタと、成ります。
 『ポッキーゲーム…<総優>・<あき桜>・<つかつく>』と、同じカテゴリーで在る 
 『パーティー…<総優>・<つかつく>』の中の『王様ゲーム【Valentine Day】…<総優
 >・<つかつく>』と、似通った二次小説ネタと成りますが、了承の程、宜しくお願い致
 します。>


<此の二次小説『ポッキーゲーム…<総優>・<つかつく>』の中で、商品名を、勝手に、
 拝借させて頂き、記載致して折ります事を、お詫び申し上げます。
 関係者各位 様に於かれましては、勝手に、拝借させて頂き、記載致して折ります事を、
 お詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



【司とつくしは、当然では有るのですが…。
 既に、総二郎と優紀 ・ あきらと桜子は、それぞれ、付き合い始めた設定と成って折り
 ます。
 了承の程、宜しくお願い致します。】


【『王様ゲーム【Valentine Day】…<総優>・<つかつく>』から、更に、3年が経ったポ
 ッキーの日で在る 11月11日が近付いて来た数日前の或る日の事…。】


F4&T4で集まって、『王様ゲーム』を遣った日から、更に、3年が経ったポッキーの日で在る 11月11日が近付いて来た数日前の或る日の事…。
総二郎とあきらと、其のそれぞれの恋人で在る 優紀と桜子の4人が集まって、揃って飲んで居た時の事…だったのだ。


時間が経つにつれ、優紀と桜子が、二人だけで話しして居る状況に成った事から、不貞腐れるかの様に、総二郎とあきらの二人だけで飲んで居た時の事だったのだ。
此の時の総二郎は、あきらに、提案する為に、話しし始めるのだった。


「なぁ~、あきら…。
 もう直ぐしたら、11月11日だよな。
 11月11日と云えば…。」と…。


其れは、まるで、クイズかの様に、此の時の総二郎は、あきらに訊いて居たのだ。


だからだったのだ。
総二郎から、急に、そんな風に、訊かれた此の時のあきらは、“心外‼”と、でも、言いた気に、総二郎に、返答するのだった。


「ああ、そうだったな。
 11月11日と云えば、ポッキーの日だろ。」と…。


其処で、総二郎は、あきらに、提案したという訳…だったのだ。


「そう、ポッキーの日だよ。
 なぁ~、あきら…思い出さねぇか?
 牧野と優紀が高校を卒業する間近の年の『司のBirthday Party』と『Valentine Day』の時
 の事を…。
 『司のBirthday Party』の時は、牧野と優紀が『ポッキー』を持って居た事で、『ポッ
 キーゲーム』を遣る事に成ったろ。
 で、『Valentine Day』の時は、あきらからの提案で、『Valentine Party』を、英徳(学
 園)の中庭で遣ったろ。
 あきらは、覚えてるか?」と…。


だからだったのだ。
此の時のあきらも、懐かしそうに、総二郎に返答するのだった。


「ああ、あの日の事は、覚えてるよ。
 要は、『王様ゲーム』の事だろ。」と…。


なので、此の時の総二郎は、ニヤッと、笑い乍ら、更に、提案の如く、言って除けるのだった。


「ああ、そう言う事…。
 で、11月11日…。
 俺等 F4&T4で、また、集まって、遣らねぇか?
 『ポッキーゲーム』…。」と…。


其処で、あきらも、総二郎の意見に賛同するかの様に、言って除けるのだった。


「ああ、其れ、良いな。
 其れに、俺等 F4と滋は、来春、大学を卒業するしな。
 で、司も、そろそろ、NYに飛ばねぇと…だろ?
 と言う事は、F4&T4で集まって、こういう遊びが出来るのも、此れが最後かも知れねぇ
 し…な。」と…。



だからだったのだ。
優紀と桜子の二人だけで、何を話しして居るのか?
此の時の総二郎とあきらには分からなかったのだが、自身達のそれぞれの恋人達に、声を掛ける事にしたのだった。
勿論、優紀と桜子に声を掛けたのは、間合いを見計らう(=頃合いを見る)事が出来るあきらの役目だったのだ。


「優紀ちゃん、桜子…話しが有んだ。
 こっちに来てくれるか?」と…。


そして、優紀と桜子が、総二郎とあきらの下に来た事が合図かの様に、あきらが、『ポッキーゲーム』について、話しし始めるのだった。



其処で、賛成したのは、桜子…だったのだ。
だが、此の時の優紀は、総二郎とあきらと桜子に、不安な顔付きを観せるのだった。


何故なら…。
つくしと優紀が高校を卒業する間近の年(の『Valentine Day』)の『王様ゲーム』の時の様な事にも成り兼ねないのだ。


だからこそ…。
此の時の優紀は、不安な顔付きに成って居たのだ。



其処に、総二郎は、優紀を諭す様に、言って除けるのだった。


「誰が王様に成って、其の相手が誰に成るのか?
 誰にも分かんねぇんだぞ。
 もしかしたら、また、俺と優紀かも知んねぇし…。
 また、司と牧野かも知んねぇし…(司とつくしの時は、総二郎が嵌めたのだが…)。
 あきらと桜子かも知んねぇし…。
 将又、男同士かも知んねぇし…。
 女同士かも知んねぇし…な。
 でも…な。
 此れだけは、俺にも言える。
 もし、優紀が、司 or 類 or あきらと…と、成れば…。
 其れは、俺が、ぜってぇに、阻止する。
 だからこそ…。
 其処は、安心しろ‼」と…。


だからだったのだろう。
此の時の優紀は、そんな風に思って居た総二郎に、クスッと、笑い乍ら、思って居たのだった。


“総二郎さんの心配は、其処…何だぁ~(笑)。”と、嬉しそうに…。



だが、此の時のあきらも、総二郎と同じ思いで居るのか?
総二郎からの話しを聞いて居た事で、納得して居るかの様に、此の時のあきらも、桜子に、言って除けるのだった。


「其れは、俺も、総二郎と同感だ‼
 俺も、もし、桜子が、司 or 類 or 総二郎と…と、成れば…。
 其れは、俺が、ぜってぇに、阻止する。
 だからこそ…。
 桜子も、其処は、安心しろよ‼」と…。



だが、其処は、桜子…。
『桜子』という女性は、捻くれた物言いをするのは、日常茶飯事な事…。


「あら、私は、宜しくて…ですわ。」と…。



其処で、総二郎は、言ってはいけない言葉を、サラッと、言ってしまうのだった。


「まぁ~、そうだろうな。
 特に、桜子の初恋は、司だし…な。」と…。



だからだったのだろう。
此の時のあきらは、総二郎と桜子を睨み付け乍ら、反論の言葉を言って除けるのだった。


「アホか?
 ダメに決まってんだろ。
 司だって…な。
 牧野の方が良いに決まってんだろ。
 司が、桜子と…と、成れば…。
 司の事だ。
 “牧野と変われ‼”って、ほざくに決まってんだろ。
 だからこそ…。
 ダメなモンは、ダメ…何だ‼」と…。


だからだったのだ。
此の時の桜子は、ニヤッと、笑い乍ら、思って居たのだった。


“あきらさんったら、本気にしてるわね(笑)。
 本心じゃ無いのに…。”と、嬉しそうに…。


結局、あきらは、桜子に寄って、弄ばれて居るだけ…だったのだ。


云う成れば…。
あきらの心労は、何処迄も、続くのだった。
 


という訳で、11月11日の『ポッキーゲーム』の日のF4&T4の集まりの件に関して、此の時のあきらが、全力で、拒絶した事から…。
総二郎の提案は、却下されたのだった。


云わば…。
司とつくし…。
そして、類…。
そして、滋に知られる事無く、此の話しは、無かった事にされたのだった。



fin

結婚出来ない男・しない女…<つかつく>  10.




司は、F3と話しした後…。
つくしと知り合った事に関して、“此れは、運命だったんだろう。”と、悟って居たのだ。



そして、其の後の司は、道明寺総合病院の理事長から連絡が有った通り、つくしと会う事に成ったのだ。


此の時の司は、何故だか?
“あいつ(つくし)を引き留める事が出来る。”と、勿論、確信して居たのだ。



実は、此の時の司は、時間よりも早く、理事長室に現れて居たのだが…。
此の時のつくしは、時間通りに、理事長室に現れて居たのだ。


実の事を言うと…。
此の時の司は、“理事長と打ち合わせをして置きてぇ‼”と、考えて居たのだ。


だからだったのだろう。
先に、理事長室のソファに座って居る司を観た此の時のつくしは、驚愕し乍らも、顔には出さず、詫びの言葉を述べるのみだったのだ。
此の時のつくしは、別に遅れた訳では無かったのだが…。


「遅く成り、申し訳御座いません。」と…。


そして、其れに続いて、つくしは、自身の上司で在る 理事長にも、挨拶を交わすのだった。
先ずは、つくしが、挨拶の言葉を述べるのだった。


「お疲れ様です。」と…。


そして、其れに続いて、理事長が、返答したのだった。


「お疲れ様です。
 牧野先生…此方に、お座り下さい。」と…。


其の時だったのだ。
司が、打ち合わせ通りに、理事長に指示を出したのだ。


「理事長…悪ぃが、此処で、席を外してくれるか?
 牧野と、二人だけで話しがしてぇ‼
 で、牧野は、こっちに座れ‼」と、先程迄、理事長が座って居た場所を指で指し乍ら…。


其処で、つくしは立ったまま、司からの言葉を聞いて、理事長に申し出るのだった。


何故なら…。
司の指示に寄り、既に、此の時の理事長は、席を立って居たから…だったのだ。
なので、此の時のつくしは、慌てるかの様に、理事長に申し出て居たという訳…だったのだ。


「理事長も、ご一緒に、私の話しを聞いて下さいませんか?」と…。


だが、此の時の理事長の答えは、『NO』…だったのだ。


「牧野先生は、自身の思いを、ちゃんと、副社長に仰るべきです。
 ですので、お二人だけで、お話し下さい。」と…。


なので、此の時のつくしは、思わず、本音の言葉を発してしまったのだ。


「そんな…。」と…。


だからだったのだ。
此の時の理事長は、つくしが発してしまった本音の言葉を聞いて居たのだが、何も言わず、其の場を後にして居たのだ。


なので、其の後のつくしは、仕方無く、司の目の前に、腰を下ろしたのだった。



そして、先ずは、つくしが、口火を切ったのだ。
“気拙く成る前に、先に、話ししてしまおう‼”と、つくしが考えての事…だったのだ。


「副社長…此方をお受け取り頂けませんか?」と、此の時のつくしは、自身の退職届を、司の目の前のテーブルの上を滑らせ乍ら…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、つくしが、自身の目の前に置いた退職届を手に取り、其の退職届を破棄する為に、つくしの目の前で破いて魅せたのだ。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、思わず、心の声が出てしまって居たのだ。


「あっ‼」と…。


其処で、我に返ったつくしは、司に、訊き始めるのだった。


「何を為さるのですか?
 此れは、如何いう意味でしょうか?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、飄々と、つくしに言って除けるのだった。
訊き返すかの如く…。


「牧野の退職は、“受理しねぇ‼”と、いう意味だが、何か、問題でも在るのか?」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、まるで、司に反論するかの如く、訊き始めるのだった。


「其れは、大有りです。
 先日の部長会議の折、副社長から私は、“要らない。”と、言われたも、同然だったんじゃ
 無いのでしょうか?
 なのに、今更ですよね?
 退職届を受理して下さらないだ何て…。」と…。


其処で、此の時の司は、更に、飄々と、言って除けるのだった。


「何が、今更…何だ?
 俺は、お前を、“要らねぇ‼”とは、言った覚えはねぇよ。
 “実績を上げろ‼”とは、言った覚えは有るが…な。
 “要らねぇ‼”とは、言った覚えはねぇな‼」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、反論が出来無い状況だと言えたのだ。
だが、此の時のつくしは、反論と云う寄りも、自身の思いを発するのだった。


「其れでも、私は、私自身を信頼して貰えない様な上司の下で、ドクターを続けたくは有り
 ません。」と…。


其処で、司は、漸く、気が付いた自分自身のつくしへの想いを、話しし始めるのだった。
前のめりに成り乍ら、懇願するかの様に…。


「お前が、俺の下で、ドクターを続けたくねぇと言うのなら…ドクターを続けなくて良い。
 其の代わり、俺の傍に居てくれねぇか?」と…。


だからだったのだ。
意味が分からない此の時のつくしは、そう懇願して来た司からの言葉に、唯、驚愕するだけだったのだ。


だからこそ…。
此の時のつくしは、司に訊けた言葉だったのだろう。


「はぁ~??
 如何して、私が、ドクターを辞めて、副社長の傍に居ないといけないんですか?
 私には、意味が分からないんですが…。」と…。


其処で、此の時の司は、更に、つくしに、言って除けるのだった。


「お前が、俺の下で、“ドクターを続けたくねぇ(ない)‼”と、言ったからだろ⁉
 だからこそ…。
 俺は、“俺の傍に居ろ‼”と、言った迄だ‼
 何か、文句でも有んのか?」と…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、呆れ乍ら、司に、更に、訊き始めるのだった。


「其れは、大有りです。
 何度も訊く様ですが…。
 如何して、私が、ドクターを辞めて、副社長の傍に居ないといけないんですか?」と…。



其処で、司は、自分自身がつくしに言って居る言葉の意図を、つくし自身が汲んで居ない事に気が付き、漸く、理解したのだった。


“そうか、そう言う事か?
 こいつは、『鈍感』と言う事か?
 だからこそ…。
 俺が言ってる言葉の意図を、こいつは、理解出来てねぇって訳か?”と…。


だからだったのだ。
此の時の司自身、更に、悟ったのだ。


“こいつには、分かり易く言って遣らねぇと、いけねぇみてぇだな。”と…。


だからだったのだろう。
そう思った司は、つくしに、言えた言葉だったのだ。


「其れは…な。
 俺が、お前の事を好きに成ったから…だ。
 此れで、分かったか?」と…。


だが、此の時のつくしは、開いた口が塞がらない状況と成って居たのだ。


云わば…。
此の時のつくしは、司からの言葉に、驚愕して居たのだ。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、暫くの間、言葉を発する事も出来ない状況…だったのだ。



だからだったのだろう。
此の場は、一瞬、静まり返って居たのだ。


そして、此の時の司の状況と云えば…。
つくしの顔の表情を見るが為に、どんどん、前のめりに成って居たのだ。
そして、此の時の司は、唯、つくしからの返答の言葉を待って居たのだ。


だが、中々、返答の言葉を返して来ないつくしに、痺れを切らしたかの様に、此の時の司は、前のめりに成った状態のまま、再び、つくしに訊き始めるのだった。


「何か言えよ⁉
 お前は、俺の言った言葉の意図を、理解したんだろうな?」と…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、漸く、頷くのだった。


云わば…。
此の時のつくしは、頷くだけで、話しする事さえ出来ない状態だったのだ。
実は、此の時のつくしは、驚愕で、本当に、言葉を発する事は出来無かったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、心の中で、叫んで居たのだ。


“私の事が好きって…。
 まだ、1回しか会った事が無かったよね?
 其れなのに、私の事が好きって…。
 如何言う意味よ。
 意味が分かんないんだけど…。”と…。


実は、此の時のつくしは、心の声という名の此の独り言を、自身の口から発して居たのだ。


だからだったのだ。
此の時の司は、思わず、笑って居たのだ。
なので、怪訝な顔付きに成って居るつくしに、笑い乍ら、言って除けるのだった。


「お前の心の声は、口に出てんだよ(笑)。
 お前の独り言は、何時(いつ)も、でけぇ声だな。
 気を付けねぇと、お前の心の声は、患者に丸聞こえ何じゃねぇのか?」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、反論処か?
言い訳も言えないままに、俯くしか出来無かったのだ。


其処で、此の時の司は、徐に、立ち上がり、俯いたままのつくしの後ろに回ったのだ。
そして、俯いたままのつくしが、そんな司の行動を観て居なかった事を良い事に、つくしの後ろから、つくしを抱き締めたのだ。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、“ハッ‼”と、成って、顔を上げたのだ。
そして、司に、懇願するのだった。


「副社長…其の腕を外して下さい。」と…。


だが、此の時の司は、そう言って来たつくしに、言って除けるのだった。


「外さねぇ‼
 俺は、“お前が好きだ‼”と、言った筈だろ?
 其れなのに…よ。
 俺は、お前から、“意味が分かんねぇ(ない)。”と、言われたんだぞ。
 だから…な。
 意味が分かんねぇモンは、分からさねぇと…な。
 という訳で、俺は、お前から俺の腕を外す訳にはいかねぇんだよ。
 俺とお前が、此処(道明寺総合病院)で知り合ったという事は、運命だったんだから…
 な。」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、司からそう言われても、座ったままの状態で、此の状況を打破する為に、一人、藻掻いて居たのだった。