tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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結婚出来ない男・しない女…<つかつく>  9.



ソファに寝転んで居た筈の類が、起き上がって迄、言った言葉に寄って、此の時のF3は、驚愕して居たのだ。
其の類の発した言葉とは…。


「俺は、司のそんな顔を観たのは、初めてかも…ね。」…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のF3のそれぞれは、同じ事を思って居たのだ。


“類は、寝てたんじゃねぇのかよ⁉
 起きて、俺等の話しを聞いてたっつー訳かよ?”と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のF3のそれぞれの返答の言葉は…。


「はぁ~??」
「訳…分かんねぇ⁉」
「類、何の事を言ってんだぁ~?」…だったのだから…。



其処で、此の時の類は、ニヤニヤし乍らも、司に、そう言った訳を話しし始めたのだった。


「司の今の顔…凄く、良いと思うよ(笑)。
 司が、生きてるって、感じがするよ。
 今迄の司の顔には、艶が無かったっていうのか?
 生きてるって、感じさえし無かった。
 其れに、司の顔に覇気が無いと同時に、司の目も、氷の様に冷たくて、何時(いつ)見て
 も、司の目に力が入って居るというのか?
 目くじらを立てて居る様に、俺には見えてた。
 でも、今の司の目は、優しく見える。
 其れに、司の顔にも、覇気が有る様に見える。
 漸く、俺等の知ってる本来の司が帰って来たって、感じがするよ。」と…。


其処で、総二郎も、類の言葉に賛同するかの様に、話しし始めるのだった。


「確かにそうだな。
 何時(いつ)見ても、司の顔には、陰りが有ったというのか?
 曇って居た様に見えてたな。
 でも、今の司は、何て言うのか?
 ヤル気が漲ってるって言うのか?
 良い意味で、司の目にも、力が入って居る様に見えるな。」と…。


其処で、此の時の類は、ドヤ顔で、総二郎に返答するのだった。


「でしょ!
 誰が、如何見ても、司の顔と目には、違いが出てるんだよ。」と…。


其処で、あきらも、類の言葉に賛同するかの様に、話しし始めるのだった。


「ああ、確かに、類の言う通りだな。
 人間は、恋をすると変わるんだな。
 其れは、男も、女も、同じって事だろうな。」と…。


だからだったのだろう。
司は、あきらからの言葉を聞いて、反論するかの様に、口を開くのだった。


「はぁ~??
 俺が、何時(いつ)、恋したよ⁉
 何で、俺が、恋してるっつー風に、何だよ?
 意味が分かんねぇ⁉」と…。


だからだったのだ。
一斉に、類と総二郎とあきらは、口を開いたのだ。


「「「此れだから…。
   恋愛初心者は…。」」」と…。


そして、尚も、あきらが、口を開いたのだ。


「司…。
 お前、自分自身が、其の女医(=つくし)に恋心を抱いてるっつー事に、気が付いてねぇ
 のか?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、自分自身の頭の中で、『??』を浮かべ乍ら、あきらからの問いに返答するのだった。


「俺が、あいつにか?
 有り得ねぇだろ?」と…。


だが、其れでも、類は、司に突っ込もうとするのだった。


「じゃあさぁ~、司…。
 訊くけど…。
 もし、其の女医が、“道明寺総合病院を辞める。”と、言って来たとする。
 司は、如何する?
 引き留める or 引き留めない。
 さぁ~、どっち?」と…。



実は、今、正に、此の状況が、道明寺総合病院内で、起こって居るのだ。


何故なら…。
つくしが、退職届を道明寺総合病院の理事長に提出したのだから…。
例え、つくしが提出した退職届を、道明寺総合病院の理事長が受理し無かったとしても…。


だからこそ…。
此の時の司は、正直に、今の自分自身の気持ちを言えたのだろう。
多くを語らずとも…。


「引き留めるだろうな。」と…。


だからだったのだ。
類は、司からの返答の言葉に、ニヤッとし乍らも、言って除けるのだった。


「ほら、今、司は、自分自身で、言ってんじゃん!
 其の女医(=つくし)の事が、“好きだ‼”って…(笑)。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司の顔は、真っ赤に成り乍らも、言って除けるのだった。
怒った様な顔付きに成り乍らも…。


「アホ抜かせ‼
 何時(いつ)、俺が、“あいつの事を好きだ‼”と、言ったよ⁉
 言ってねぇだろ。
 っつー事は、そんな話しを、俺は、“言ってねぇ‼”って、話しだろ。
 変な事を言うじゃねぇよ‼」と…。


其処で、類は、溜息を吐き乍らも、更に、司を突っ込むのだった。


「はぁ~
 じゃあさぁ~、司…。
 また、訊くよ。
 今迄の司が、会社を辞め様として居る女子社員を、辞めない様に引き留めた事は有るの?
 無いよね?
 なのに、何で、其の女医だけは、引き留め様とするの?
 其れは、司が、其の女医に好意を抱いてるからでしょ!
 司は、そう言う事も分からないの?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、何も言い返せず、黙ったまま…だったのだ。



其処で、総二郎とあきらは、それぞれ、尚も、司に、突っ込もうとするのだった。


「あのなぁ~、司…。
 先ずは、何で、其の女医を引き留め様とするかだろ?
 司は、間違い無く、其の女医に惚れてんだよ。
 其の女医が、司の傍に居ねぇと、今の司は、また、元に戻ってしまうぞ。
 今の其の司の顔(付き)を生み出してんのは、間違い無く、其の女医じゃねぇのか?」


「そう言う事だ、司…。
 なぁ~、司…。
 お前、日本に帰って来てからのお前の評判を知ってっか?
 NYの頃の司を知ってる親父達からは、“道明寺副社長と、話しがし易く成った。”と、評判
 が上がってるらしいぞ。
 其れって、其の女医と知り合ってからだよな?
 って事は、其の女医を失えば、また、司は、元に戻ってしまうって意味だろ?
 だからなぁ~、司…。
 今の自分自身の気持ちが何処に在るのか。
 早く、気が付けよ‼」と…。



だからだったのかも知れない。
此の時の司は、何も言い返さず、唯、目を閉じたまま、ジーっと、考え事をして居たのだ。
否、此れ迄の自分自身の行動を思い出して居たのだ。


其の時だったのだ。
自分自身が、今迄と違う行動をして居た事にも気が付かないまま、唯、行動して居た事に、気が付いたのだ。


云う成れば…。
自分自身が、自分自身の気持ちの赴くままに行動して居た事に、漸く、気が付いたのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、憑き物が落ちたかの様に、素直に、言って除けるのだった。


「そうだな。
 そうかも知れねぇな。
 俺は、あいつを好きに成ってたんだろうな。
 俺にも、気が付かねぇ間に…。」と…。


其処で、司の顔付き と 目付きを観て居た類は、また、言って除けるのだった。


「司…。
 今の司の顔付き と 目付き…とっても、良いよ。
 リラックスしてるって言うのか?
 尚も、優しく成ってる。
 其の女医の話しをしてる司の顔付き と 目付きは、NYに居た頃の司とは、月と鼈(ス
 ッポン)だよ。
 良かったね、司…。
 司にも、好きな女が出来て…。
 でも、俺も会ってみたいなぁ~。
 短時間で、司を此処までに変えた其の女医に…。」と…。


其処で、あきらも、類に賛同するかの様に、言って除けるのだった。


「其れは、俺も会ってみてぇ…。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、そう言って来た類とあきらに、吠えるのだった。


「お前等は、会わなくて良い。
 俺だけが、あいつを知ってれば良い。」と…。


だからだったのだ。
此の時のF3は、初めて知ったのだ。
司が、焼きもち焼きで、執着心の強い事を…。


だからだったのだろう。
此の時の類と総二郎とあきらは、一斉に、溜息を突くのだった。


「「「はぁ~。」」」と…。



だが、其処で、此の時の司自身、引っ掛かって居る事を、類と総二郎とあきらに訊き始めるのだった。


「あいつ、総二郎の結婚式の時に来てたか?
 で、類とあきらは、あいつに会ってねぇのか?」と…。


だからだったのだ。
総二郎は、司に、即答するのだった。


「ああ、来てたが、挙式だけで帰ったわ。
 実は、披露宴にも、出席予定だったんだが…な。
 挙式が済んだ後に、病院から呼び出されたとかで、優紀に、そう伝えて帰って行ったわ。
 だから…よ。
 挙式に間に合わず、遅れて披露宴に出席した司と、挙式だけ出席して帰った其の女医と
 は、入れ違いだったっつー訳だな。」と…。


そして、類とあきらも、即答するのだった。


「会ってない。」
「俺も会ってねぇと思うぞ。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、“此れは、運命だったんだろう。”と、悟ったのだった。

お詫びについて




皆様、こんにちは!
amiです。



何時も、『tukatuku-inotiのブログ』をご覧下り、有難う御座います。



昨日(2021.11.9)は、ブログの更新をお休み致しました。


お待ち頂いて折りました成らば、お詫び申し上げます。



皆様は、『低気圧頭痛』…成るモノを、ご存知でしょうか?


実は、昨日の私は、其れに掛かって居りました。


今日は、何とか、薬を飲んだ事で、起き上がれて居ります。


昨日は、頭痛に加え、吐き気迄伴い、立って居られない程、眩暈が酷く…。
私には、珍しく、20:00前には、ベッドの中に居ました。


何とか、夕食は、用意出来たモノの…。
ヤバい状況だった事は、確かでした。


なので、ブログをお休みせざるを得ず、お休み致した次第です。



『低気圧頭痛』…成るモノが起こる要因は、『低気圧』という位ですから、『天気』や『気圧』に寄るモノという事は、勿論の事…何ですが…。


全ての方に、『低気圧頭痛』が起こる訳では在りません。



其の原因は、様々らしく、自律神経の乱れ、そして、自律神経のバランスの崩れが要因の様です。


自律神経の乱れは、ストレスとも大いに関係して来るそうです。



という訳で、ここ最近の私の周りで起こった様々な出来事を考えた時…。
“成程…な。”と、頷けた次第です。


と言う事は、此れからも、此の様な(ブログをお休みする)事が起きるやも知れません。


其の時は、了承の程、宜しくお願い致します。


其れでも、現在の私のストレス解消法は、【ブログを綴る事】に変わりは有りません。


ですので、今後も、ブログを綴って行きたいと考えて折ります。



という訳で、こんなamiでは在りますが…。
此れからも、『tukatuku-inotiのブログ』を宜しくお願い致します。



ami

結婚出来ない男・しない女…<つかつく>  8.



【『結婚出来ない男・しない女…<つかつく>  4.】のエピローグ <一部有り>】


実は、優紀から話しを聞いて居た時の総二郎は、ほくそ笑んで居た事は、事実だったのだ。


何故なら…。
此の時の総二郎の中では、“名案が浮かんだ。”と、思って居たから…だったのだ。


だからこそ…。
此の時の総二郎は、“では、司に、突っ込むとしますか?”と、名案を思いついた事で、あきらを呼び出して居たのだから…。


だが、あきらを呼び出して、デフォルメ気味では在ったのだが、優紀から聞いた話しをあきらに伝え乍らも、自身とあきらのお互いの言葉で、思いで話しして居る間に、総二郎は、司を応援したく成って居たのだ。


だからだったのだろう。
自然と、総二郎は、茶化すとかでは無く、素直な気持ちで、司を呼び出す気にも成って居たのだった。


だからこそ…。
此の時の総二郎は、あきらに言えた言葉だったのだ。


「だから…よ。
 司を呼び出さねぇか?」と…。


そして、あきらも、総二郎の意見に賛同するかの様に、此の時の総二郎とあきらは、躊躇する事無く、司を呼び出す事にしたのだった。



そして、何時(いつ)もの事乍ら、司に連絡を入れたのは、あきら…だったのだ。
勿論、LINEにて…。


『今日の夜、時間が有るんだったら…よ。
 F4で集まって、飲まねぇか?』と…。



だが、此の時の司の中では、“はい、そうですか?”と、言う気には成らなかったのだ。


何故なら…。
「牧野先生が、退職届を提出して来られました。」と、道明寺総合病院の理事長から司に、報告が入ったから…だったのだ。


しかも、道明寺総合病院の理事長から司に報告が入って直ぐに、あきらからLINEが入って来たのだ。


だからこそ…。
此の時の司の中では、“はい、そうですか?”と、言う気には成らなかったという訳…だったのだ。



だが、此の時のあきらは、何の返答も寄こして来ない司に、痺れを切らしかの様に、再度、LINEを入れたのだった。


『司、返答ねぇけど…。
 何か、有ったのか?
 既に、司が日本に帰国して帰って来てるっつーのに…よ。
 司から、何の連絡も来ねぇから…な。
 痺れを切らして、こっちから、連絡した。
 F4で集まって、飲まねぇか?』と…。


だからだったのだ。
あきらからのLINEを観て居た此の時の司は、思い出して居たのだ。


“そう言えば…。
 日本に帰国してからの俺は、忙しさの余り、あいつ等(F3)に、何の連絡もして無かった
 な。
 面倒臭ぇという事も有ったのだが…。
 何より、日本に帰国して帰って来てから、一番最初に、視察に向かったのが、道明寺総合
 病院だったっつー事が、影響してんのかも…な。
 あいつ(つくし)の事に気を取られて、あいつ等(F3)の事を、すっかり、忘れてた
 わ。”と…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、西田に、其の日の夜のスケジュールを調整出来るのか?
確認した後、あきらからのLINEに返信するのだった。


『ああ、分かった。』と…。



という訳で、司からのLINEの返信を確認したあきらは、総二郎にLINEを入れるのだった。


『司が、今日の夜のF4の集まりに同意して来た。』と…。


なので、此の時の総二郎も、あきらに返信するのだった。


『了解‼』と…。



そして、あきらと云えば…。
総二郎にLINEを送信して直ぐに、類にも、LINEを入れるのだった。


『今日の夜、F3で集まって、飲む事に成った。
 類も、来いよ‼』と…。


だが、此の時の類の返信の言葉は、つれない言葉…だったのだ。


『えぇ~、嫌だよ。
 行きたくない。』と…。


だが、既に、類がそう言って来る事位は、此の時のあきらには、お見通しだったのだ。


だからこそ…。
此の時のあきらは、そう言って来た類に、即、コメントを入れる事が出来て居たのだった。


『類、言って置くが、来ねぇと、後悔するぞ‼』と…。


なので、此の時の類は、渋々、行く事にしたのだった。


『分かったよ。
 行けば、良いんでしょ‼』と…。


だからだったのだ。
此の時のあきらは、ホッとして居たのだ。


何故なら…。
メンツが揃ったのだから…。



そして、其の日の夜、F4は、嘗て、司が日本に居た頃に、良く、集まって居た東京メープルのラウンジのVIPルームに集まって居たのだ。
其処で、先ずは、あきらが、口火を切ったのだ。


「司…漸く、日本に帰って来たんだな。
 で、日本支社 支社長兼務らしいな。
 凱旋帰国と、言っても良いのか?」と…。


だからだったのだろう。
司は、頷き乍ら、返答するのだった。


「ああ、そうだな。」と…。



其処で、総二郎は、行き成り、司に本題をぶつけるのだった。


「司…帰国早々、精力的に、動いて居る様じゃねぇか?
 聞いたぞ‼
 道明寺総合病院も、お前が、担当するそうじゃねぇか?」と…。


だからだったのだ。
ブランデーを口に含ませ様として居た司は、総二郎からの話しを聞いて、既に、口に付けて居たブランデーグラスから口を離して、総二郎を睨み付け乍ら、言って除けるのだった。


「何で、総二郎が、其の事を知ってんだよ⁉」と…。


其処で、此の時の総二郎は、飄々と、司に言って除けるのだった。


「実は…な。
 優紀の中坊からの幼馴染で親友というのが、道明寺総合病院の女医…何だわ。
 其の女医というのが、(総合)外科部長を遣ってるらしいわ。
 で、司君は、其の女医と、ひと悶着有ったらしいな。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司の額には、青筋3本、くっきりと、浮かんで居る位に、怒って居たのだ。
“くそっ‼”と、此の時の司の心の中では、吠える位に…。



だが、此の時の司の頭の中では、総二郎が発した言葉の中で、引っ掛かる『固有名詞』を聞いたのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、総二郎に、確認するかの様に、訊くのだった。


「『優紀』って、誰の事だよ⁉」と…。


其処で、総二郎は、呆れ乍らも、司に、返答するのだった。


「『優紀』っつーのは、俺の嫁さんの名前だよ。
 司も、俺と優紀の披露宴には、出席してんだろ?
 俺の嫁さんの名前…何だから…よ。
 少し位ぇは、ちゃんと、覚えて遣ってくれよ‼」と…。



其処で、此の時の司は、“俺は、女の名前は、覚えねぇんだよ。”と、自身の心の中で、叫んで居たのだった。
だが、此の時の司は、総二郎に、詫びの言葉を伝えて居たのだった。


「ああ、悪ぃ。」と…。


何故なら…。
此の時の司は、総二郎の嫁で在る 優紀が、女医=つくしと、今し方、幼馴染で親友だと知ったのだ。


だからだったのだ。
司が、今し方、思って居た事(“俺は、女の名前は、覚えねぇんだよ。”)を、総二郎に言ってしまって、此の話しが、もし、総二郎を通して、優紀からつくしに伝われば、司自身、つくしから軽蔑されるやも知れないのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、不本意では在ったのだが、総二郎に詫びの言葉を伝えて居たという訳…だったのだ。
勿論、総二郎だけじゃ無く、類も、あきらも、そんな司に驚愕して居た事は言うまでも無かったのだが…。



そして、暫く、無言状態だったのだが、漸く、総二郎は、再び、話しを元に戻すのだった。


「けど…よ。
 世間というモンは、ほんと、広い様で狭いよな。
 俺の嫁さんの幼馴染で親友は、道明寺総合病院の(総合)外科部長…何だから…な。
 と言う事は、優紀と同じ歳だから…よ。
 35(歳)で、(総合)外科部長という訳か?
 優紀からは、其の女医が優秀だって、聞いてるぞ‼
 優紀に寄ると…な。
 其の女医は、俺等『英徳(学園)のF4』の事を知らねぇらしい。
 中坊の頃から、母親の指示で、勉強漬けの毎日だったらしいぞ‼
 で、高校に入ってからは、其れに+して、バイトの毎日…。
 だから…な。
 俺等『英徳(学園)のF4』が、何者なのか?
 其の女医は、知らねぇという訳だ。」と…。



実は、自身の秘書で在る 西田に伝えて、『牧野つくし』について、調べさせた司だったのだが、其処迄の報告が無かったので、知らなかったと言えたのだ。


だからだったのだ。
此の時の司は、思って居たのだ。


“だから、あん時のあいつ(つくし)は、俺の顔を観ても、動じる事無く、俺に歯向かって
 来たのか?
 じゃねぇと、あんな顔付きで、俺に歯向かえる訳ねぇな。
 けど…よ。
 俺の顔を観て、動じねぇ女は、初めてだよな。
 あいつ(つくし)は、ちったぁ~、俺に優しい顔を向けられねぇのか?”と…。



其処で、類は、寝転んで居たソファから起き上がり、司に言って除けるのだった。


「俺は、司のそんな顔を観たのは、初めてかも…ね。」と…。


だからだったのだ。
此の時のF3は、そう言って来た類の方を観る成り、驚愕して居たのだ。


だからだったのだろう。
F3同時に、声が出たのだった。


「はぁ~??」
「訳…分かんねぇ⁉」
「類、何の事を言ってんだぁ~?」と…。


其処で、類は、そう言った訳を話しし始めるのだった。