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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日~ひなの恋~【会いたい】…<つかつく>  番外編 ②





【『ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日~ひなの恋~【会いたい】…<つかつく>  番外編 
 ①』のエピローグ  <司の喧嘩腰での対応の其の後>】


実は、司 と 葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介との攻防は、此の後(あと)も続いて居たのだった。


所謂、此の時の司は、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介に対して、終始、喧嘩腰…だったのだ。


「確か、お前は、つくしが初恋…だったよな。」と…。


其れに対して、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介は、冷静に切り返すのだった。


「ええ、そうでしたね。
 でも、其れは、私が5歳児だった頃の話ですが…。」と…。



だからだったのだろう。
此の時の司は、そんな風に、自身に冷静に対応して来る葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介に対して、勿論、良い気分では無かったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、自身の心の中で悪態を突いて居たのだった。


“餓鬼(ガキ)の頃ならいざ知らず、何時(いつ)迄経っても、生意気なヤツ‼”と…。


だからだったのだ。
そんな風に思って居た司は、顔に出て居たのか?
葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介は、そんな司の様子を冷静に見て居た様で、自身の心の中で思って居たのだった。


“如何も、道明寺副社長は、つくしだけじゃ無く、娘に関する事に成ると、何時(いつ)迄
 経っても、あの頃のクルクル頭のまま…何だろうな。”と…。



実は、司は司で、“あの生意気なヤツから優勢に成りてぇ‼”と、言う思いも有り、睨み付けたまま、話しを変える為に、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介に訊き始めるのだった。


「だが、お前は、自分にとって、初恋の女で在る つくしに似た俺 と つくしの娘で在る 
 ひなに、態と、近付いたんじゃねぇのか?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介は、“此処で、嘘を付く寄り、自分自身の素直な気持ちを伝え様!”と、考えた事で、チラッと、ひなの顔を見た後に、司に話しし始めるのだった。


「正直、最初は、つくしさんに似たひなさんに声を掛けた事は事実です。
 でも、ひなさんと話しして居ると、つくしさんとは違う一面を覗かせるんです。
 “顔も性格もつくしさんに似て居る様で、きっと、道明寺副社長にも似て居る所が有るん
  だろう。”と、推測出来ました。
 でも、其れが嫌だとは思わなかったんです。
 何故か?
 素直に、そう言う所も受け入れられたんです。
 不思議ですよね。
 あれ以来、道明寺副社長共、つくしさん共、会って居なかったのに、ひなさんと接して居
 ると、道明寺副社長 と つくしさんと一緒に過ごしたあの日の一日が思い出されるんで
 す。
 懐かしいと、心底、思えたんです。
 現在の私は、つくしさんでは無く、ひなさんの事を想って居ます。
 其処に、嘘は有りません。
 もっと、言う成れば、其処に、他意は有りません。
 如何か、私 と ひなさんの付き合いを許して下さいませんか?」と…。



だからだったのだろう。
未だ、素直に成り切れて居ない此の時の司は、そんな風に、素直な胸の内を自身に言い切って来た葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介に対して、「フン!」と、言っただけで、其れ以上の言葉を発する事が出来ずに居たのだった。


何故なら…。
そんな風に、素直に自身に言い切って来る葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介の顔付きを観た時、“余りに真剣で、嘘偽りねぇ顔付きに見えて、「俺に嘘偽りねぇ話しをして居るんだろう。」と、言う事が分かった。”…からこそ、此の時の司は、其れ以上、何も発する事が出来ずに居たのだった。


だが、此の時の司は、自身から自身の愛娘で在る ひなを取られる様な気分に成り、不貞腐れて居た事は、事実…だったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、大人気(おとなげ)無く、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介に詰まらない態度で対応して居たのだろう。


だからこそ…。
此の時の司は、大人気(おとなげ)無く、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介に「フン!」と、言えたのかも知れない。



そして、此の時の司は、言葉を発するでも無く、暫くの間、此の日の為に取り寄せて居た『ボジョレー・ヌーヴォー』の赤ワインを一人で飲んで居たのだった。


実は、此の時の司は、“あの生意気なヤツのせいで、美味しいワインの筈なのに、拙く感じるわ。”と、自身の心の中で悪態を突き乍ら、一人、飲んで居たという訳…だったのだ。


そして、其の後(あと)も、『ボジョレー・ヌーヴォー』の赤ワインを、一人、飲み乍ら、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介 と 自身の愛娘で在る ひなのそんな二人の様子を、チラチラと、観て居たのだった。



だからだったのかも知れない。
此の時の司は、等々、詰まらなく成ったのか?
其れでも、『ボジョレー・ヌーヴォー』の赤ワインを一人で飲み乍ら、大人気(おとなげ)無く、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介に対して、更に、悪態を突くのだった。


「お前は、俺 と つくしの娘で在る ひなを大切に扱えるのか?」と…。


だが、そう言い乍らも、此の時の司は、大人気(おとなげ)無く、『俺 と つくしの娘』と言う言葉の語気を強めて、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介に言って居たのだった。


だからだったのだ。
此の時の(葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る)葉山龍介は、其れはまるで、「勿論です。」と、でも言いた気に、司に宣言するのだった。


「私は、道明寺副社長 と つくしさんの娘さんで在る ひなさんとお付き合いをさせて貰
 って居るんです。
 其れは、当然の事だと認識して居ます。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、そんな風に自身に言い切って来た葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介に、其れ以上、言葉を発する事は無かったのだった。



だが、ひなを挟んだ様に、父親で在る 司 と 恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介との攻防は、此の場の雰囲気を、一気に、冷えさせて居たのだった。


そんな所に、此の場の雰囲気を変える者が、道明寺邸に現れたのだった。
此の場に現れた其の人物は、まるで、ひなを慰める為に現れた様なモノ…だったのだ。


其の人物とは、そうなのだった。
其れは、此の場の雰囲気を汲み取った ひなの祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓…だったのだ。


実は、ひなの祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の孫娘で在る ひなから、此の日の事を聞いて知って居たのだ。


だからこそ…。
急遽、ひなの祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、日本に帰国して帰って来たのだから…。



其処で、道明寺邸のリビングに入って来たひなの祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の息子で在る 司を睨み付け乍ら、言って除けるのだった。


「良いかしら、司…?
 葉山副社長をひなに会わせたのは、此の私(わたくし)よ!
 貴方は、長らく、此の業界に居座って居るのに、葉山副社長の噂をご存知無いのかしら?
 『葉山コンツェルン』の今日(こんにち)の業績が在るのは、“葉山副社長…有っての事
 と…。”と、世間では言われて居るそうよ!
 そんな優秀な葉山副社長が、ひなの恋人なら、有り難いと思っても良い筈よ!
 私(わたくし)は、葉山副社長 と ひなのお付き合いを賛成するわ。
 だから、司が如何こう言おうとも、二人は、お付き合いを続け為さい!
 という寄り、婚約しちゃいなさいな!」と…。


此の自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの発言は、司自身、思っても視なかった事で、度肝を抜かれる様な状況…だったのだ。


そして、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介 と 司の愛娘で在る ひなは、ひなの祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の発言を聞いて居て、お互いの顔を見合わせ乍ら、クスクスと、笑って居たのだった。


だからだったのだろう。
此の時の司は、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介 と 自身の愛娘で在る ひなのそんな二人の顔を見た事で、更に、不機嫌に成り、不貞腐れて居たのだった。



だからだったのかも知れない。
そんな自身の息子で在る 司の顔付きを観た司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の心の中で溜息を吐き(つき)乍ら、そんな自身の息子で在る 司を嘆いて居たのだった。


“こんな司の顔付きは、観て居られないわね。
 「娘が取られる。」と、でも思って居るのかしらね。
 私(わたくし)の息子としては、情けないわね。”と…。



だが、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、そんな風に思い乍らも、嘗て、自分自身も体験した親として、司の事を思うのだった。


“司にも、遅れ馳せ乍ら、嘗ての私(わたくし)と同じ様に、子離れの時期が来たんでしょ
 うね。”と…。


何故なら…。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自覚して居たのだ。


“嘗て、英徳高校時代のつくしさんに、私(わたくし)は、嫉妬して居たのかも知れないわ
 ね。”と…。



其れは、母親としての目で、そんな父親と成った 息子を観て居たからなのだろう。
其れはまるで、自身の息子で在る 司にエールを送るかの様に…。



fin

Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  99.





<此の二次小説『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  99.』の一部の文面の中
 に、不快に思われるやも知れない言葉が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



つくしが記憶を取り戻した後も、司は、そんなつくしの事を、注視して見続けて居たのだ。


何故なら…。
今の司にとって、そうする寄り仕方が無い状況…だったのだ。



そんな頃の事…だったのだ。
司は、道明寺家の主治医で在る 道明寺総合病院のドクター(院長)から呼び出されて居たのだった。


道明寺家の主治医で在る 道明寺総合病院のドクター(院長)から、司が呼び出された其の理由とは、つくしの検査結果が出たから…だったのだ。


実は、司は、道明寺家の主治医で在る 道明寺総合病院のドクター(院長)に頼んで置いたのだ。


「つくしの検査結果が出たら、つくしの婚約者で在る 俺にも話しを聞かせてくれ‼」と…。



本来、ドクターから、患者の検査結果の話しを聞く事が出来るのは、患者本人は、勿論の事…患者本人の配偶者、又は、両親・家族の筈なのだ。


と言う事は、現在の司は、つくしの婚約者では在るのだが、まだ、つくしは、司の配偶者では無いのだ。
そして、ましてや、結婚前の司 と つくしは、まだ、家族でも無いのだ。


と言う事は、現在の処、道明寺家の主治医で在る 道明寺総合病院のドクター(院長)からの話しを聞く事が出来るのは、つくしの両親と成った 大河原社長 と 大河原夫人、そして、つくしの姉と成った 滋の3名だけ…だったのだ。


だからだったのだろう。
司は、態と、道明寺家の主治医で在る 道明寺総合病院のドクター(院長)に頼んで置いたという訳…だったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の道明寺家の主治医で在る 道明寺総合病院のドクター(院長)は、道明寺総合病院のオーナー一族の一人で在る 司に従うしか仕方の無い状況…だったのだ。



だが、実は、其れには、条件が有ったのだ。


何度も言う様だが、道明寺家の主治医で在る 道明寺総合病院のドクター(院長)からの話しを聞く事が出来るのは、本来、つくしの両親と成った 大河原社長 と 大河原夫人、そして、つくしの姉と成った 滋の3名だけなのだ。


其処で、道明寺家の主治医で在る 道明寺総合病院のドクター(院長)は、司に提案するのだった。


其の道明寺家の主治医で在る 道明寺総合病院のドクター(院長)から司への提案の条件とは…。


「司様には、(つくしの両親と成った)大河原社長 と 大河原夫人、そして、(つくしの
 姉と成った)滋お嬢様の付き添いという形で、3名様と御一緒に、私からの話しを聞いて
 頂くと言う事は、如何(いかが)でしょうか?」と、言うモノだったのだ。


所謂、此の時の道明寺家の主治医で在る 道明寺総合病院のドクター(院長)は、苦肉の策として、つくしの両親と成った 大河原社長 と 大河原夫人、そして、つくしの姉と成った 滋の付き添いで、一緒に話しを聞くという事を、司に提案して来たという訳…だったのだ。


だからだったのだ。
勿論、此の時の司自身、仕方無く、道明寺家の主治医で在る 道明寺総合病院のドクター(院長)からのそんな提案の話しを了承するのだった。


云わば…。
此の時の司にとってすれば、単独では聞けない今の立ち位置を呪いたく成って居たのだった。


だからこそ…。
此の時の司は、密かに、思って居たのだった。


“其れしか、方法がねぇと言うのなら、しょうがねぇだろうな。”と…。


云わば…。
此の時の司は、諦めの境地に立って居たのだった。



そして、其の後、道明寺家の主治医で在る 道明寺総合病院のドクター(院長)からの話しを聞く日が来たのだった。


実は、此の日の司の両親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保 と 道明寺HD 社長 道明寺楓は、つくしの父親と成った 大河原社長からの連絡に寄り、司の知らない処で、一緒に、道明寺家の主治医で在る 道明寺総合病院のドクター(院長)からの話しを聞く事に成って居たのだった。


勿論、態と、当日に成って、日本に帰国して帰って来た司の両親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保 と 道明寺HD 社長 道明寺楓は、道明寺家の主治医で在る 道明寺総合病院のドクター(院長)に、此の件に関して、否応無しに、了承させるのだった。


なので、結局、此の日は、司の両親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保 と 道明寺HD 社長 道明寺楓 と 司…。
そして、滋 と つくし姉妹の両親で在る 大河原社長 と 大河原夫人 と つくしの姉と成った 滋の計 6名で、道明寺家の主治医で在る 道明寺総合病院のドクター(院長)からの話しを聞く事と成ったのだった。



実は、其の時の司と云えば…。
自身の顔には出して居ないのだが、自身の両親には、態と、不貞腐れて居たのだった。


何故なら…。
司は、態々、道明寺家の主治医で在る 道明寺総合病院のドクター(院長)にお伺いを立てるかの如く、事前に、聞いて居たというのに、司の両親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保 と 道明寺HD 社長 道明寺楓は、「すんなり、(道明寺家の主治医で在る 道明寺総合病院の)ドクター(院長)からの許しが出た。」と、言うのだ。


だからだったのだ。
此の時の司は、不貞腐れ乍らも、密かに、思うのだった。


“だったら、俺は、態々、こっちから、丁重に、お伺いを立てる必要が無かったという訳だ
 よな‼
 俺は、慣れねぇにも関わらず、経営者らしく、態々、こっちから、丁重に、お伺いを立て
 て遣ったというのに…よ。
 親父 と ババアは、いい加減にしてもらいてぇわ。”と、怒って居るかの様に…。



そして、其の後、つくしの検査結果に関して、道明寺家の主治医で在る 道明寺総合病院のドクター(院長)から話しが為されたのだった。


「つくしお嬢様のCT と MRAの検査には、異常は見当たりませんでした。
 ですが、口頭にて、つくしお嬢様からのお話しをお伺いして折りますと…。
 既に、過去の記憶は取り戻されて居る様です。
 しかし乍ら、事故に遭ってからの記憶が曖昧の御様子です。
 所々、記憶が断片的で、はっきり、覚えて居ない所も有る御様子でした。
 私の方から、はっきりと言えるとする成らば、つくしお嬢様は、今迄、失って居た過去の
 記憶を取り戻したのと同時に、事故に遭ってからの記憶が断片的に成って居ると言う事で
 す。
 ですので、現在の記憶が曖昧に成って居ると云っても、過言じゃ無いでしょう。」と…。



だからだったのだ。
道明寺家の主治医で在る 道明寺総合病院のドクター(院長)からのそんな話しを聞いて居た司の両親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保 と 道明寺HD 社長 道明寺楓…。
そして、滋 と つくし姉妹の両親で在る 大河原社長 と 大河原夫人は、それぞれ、言う言葉を失うかの様に、絶句して居たのだった。


そして、道明寺家の主治医で在る 道明寺総合病院のドクター(院長)からのそんな話しを聞いて居た司 と 滋は、余りの衝撃に、それぞれ、一言ずつしか発する事が出来無かったのだ。


此の時の司は、「嘘だろ‼」と、言う成り、其れ以上の言葉が見付からず…。
此の時の滋は、「そんなぁ…。」と、言いつつも、涙を浮かべ乍ら、絶句して居たのだった。



勿論、道明寺家の主治医で在る 道明寺総合病院のドクター(院長)から聞いた此の話しの内容に関して、司は、LINEメッセージにて、F3に…。
そして、滋は、直接、T2と会って、それぞれ、報告するのだった。


だからだったのだろう。
司からのLINEメッセージに寄って、現在のつくしの事を知ったF3は、それぞれ、何と伝えたら良いのか分からず、絶句するのだった。


そして、直接、滋と会って、滋からの此の話しの内容を聞いたT2も、また、それぞれ、言う言葉を失うかの様に、嗚咽を漏らし乍ら、泣き始めて、絶句し始めるのだった。




PS.


道明寺家の主治医で在る 道明寺総合病院のドクター(院長)からの話しを聞く日の司は、事前に、道明寺家のSPの責任者に申し伝えるのだった。


「俺は、今から、ドクターの所に行って、つくしの話を聞いて来る。
 だが、其の場合、つくしを病室内に一人にし無ければ成らない。
 今のつくしは、不安定な状態だ。
 だから、病室の前で、つくしを見張って置いてくれ‼
 で、つくしの病室内に、女のSPを配置してくれ‼」と…。


何故、其処迄、司がつくしを気遣うのかと言うと…。
司にとっては、ここ最近のつくしの寝言が気に成って仕方無かったのだ。


だからだったのだろう。
ここ最近の司は、今迄以上に、常に、つくしに気を配って居たのだった。


“何時(いつ)、つくしが変な事を考えるか分かったもんじゃねぇ。
 だからこそ、俺は、そんなつくしを心配すんだ‼
 安心…何てしてられっかよ‼”と…。


だからこそ…。
ここ最近の司は、今迄以上に、つくしの事が気に成って仕方無かったという訳…だったのだ。

ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日~ひなの恋~【会いたい】…<つかつく>  番外編 ①




<此の二次小説『ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日~ひなの恋~【会いたい】…<つかつく
 >  番外編 ①』は、本来なら、今年の『ボジョレー・ヌーヴォーの解禁
 日』で在る 2022年11月17日に投稿したかったのですが、私共の勝手な諸事情に寄り、
 一週間遅れで在る 本日、2022年11月24日に投稿致して折ります事をお詫び申し上げま
 す。>



2022.11.17…ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日
(ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日は、毎年、11月の第3木曜日 午前0時と定められて居る
 そうです。)



【『パーティー三昧の日々~ひなの恋~【会いたい】…<つかつく>  番外編』のエピロ
 ーグ と 『ハロウィンパーティー~ひなの恋~【会いたい】…<つかつく>  番外編 
 ②』の翌年のお話し】


司は、此の年の『ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日』で在る 11月の第3木曜日に合わせて、フランスのブルゴーニュ地方の南端に位置するボジョレー地区で生産された『(ガメイ種の赤ワインの)ボジョレー・ヌーヴォー』を取り寄せて居たのだった。


何故なら…。
此の時の司は、此の年の『ボジョレー・ヌーヴォー』を、道明寺家の家族で楽しみたかったからなのだ。


勿論、其の時間は、『大人の時間』と言っても良い様な時間だったので、進 と 絵夢夫婦の息子で在る 歩が寝静まった頃(解禁日で在る 11月の第3木曜日 午前0時)から始める予定にして居たのだった。



だからだったのだろう。
そんな話しを、自身の父親で在る 司から聞いた此の時のひなは、或る事を思い付くのだった。


実は、此の年の『ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日』で在る 11月の第3木曜日と言えば、ひなが、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介と付き合い始めて、漸く、一年が経つ頃の事…だったのだ。


だからだったのかも知れない。
“そろそろ、パパに紹介しても良い頃よね。”と、考えたひなは、自身の父親で在る 司に、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介を紹介し様と企んで居たのだった。


だからだったのだ。
此の時のひなは、自身の父親で在る 司の自室に向かい、自身の父親で在る 司に話しする事にしたのだった。


「あのね、パパ…。
 実は、パパに相談が有るんだけど…今、良いかな?」と、切り出すかの様に…。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、“ひなに何か有ったのか?”と、心配に成った事から、ひなが言う処の『相談』に乗って遣る事にしたのだった。


だからだったのだ。
此の時の司は、自身の愛娘で在る ひなの様子を見乍らも、「ああ、良いぞ‼」と、返答するのだった。


だからだったのだろう。
此の時のひなは、そう言ってくれた自身の父親で在る 司のそんな様子を見乍らも、話しし始めるのだった。


「今年も、今月の〇〇日(11月の第3木曜日)の午前0時に、『ボジョレー・ヌーヴォー』の
 赤ワインを開けるんでしょ!
 だったら、其の日、私の知り合いを道明寺邸に招待しがてら、パパに紹介しても良いか
 な?」と…。


しかも、此の時のひなは、少し、偽って、自身の父親で在る 司に話しして居たのだった。



だからだったのだ。
此の時の司は、自身の愛娘で在る ひなのそんな様子を見つつ、自身の愛娘で在る ひなに返答するのだった。


「で、其のひなの知り合いっつーのは、男か? 
 其れ共、女か?
 どっちだ?」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のひなは、自身の父親で在る 司からのそんな話し振りを聞いた事で、“流石、道明寺HDの副社長だわ。”と、考えつつ、そんな自身の父親で在る 司に返答するのだった。


「男性かな⁉」と、言い難くそうに…。


だからだったのだ。
此の時の司は、更に、自身の愛娘で在る ひなのそんな様子を見つつ、其れはまるで、そうで在って欲しく無さそうに、自身の愛娘で在る ひなに訊き始めるのだった。


「そうか。
 じゃあ、ひなは、其の男と付き合ってるっつーんだな?」と…。


其処で、“どうせ、何れは、パパにバレる事だし…。”と、考えて居た此の時のひなは、自身の父親で在る 司に言って除けるのだった。


「まぁ~、そう言う事に成るのかな?」と、更に、言い難くそうに…。



だからだったのかも知れない。
此の時の司の眼光は、かなり、鋭く成りつつも、そんな自身の愛娘で在る ひなに返答するのだった。


「分かった。
 ひなが付き合ってるっつー其の男を、此処(道明寺邸)に連れて来い‼
 そいつが(俺の娘の)ひなに相応しい男か如何か?
 俺が見定めて遣る。」と…。


云わば…。
此の時の司は、そんな自身の愛娘で在る ひなに対して、『眼光紙背(がんこうしはい)に徹す』状態…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のひなは、自身の父親で在る 司からのそんな話し振りを聞いて居て、了承してくれた事は、良かったのか? or 悪かったのか?
途方に暮れる様な状況…だったのだ。



そして、自身の父親で在る 司に話しした事で、取り敢えず、自身の父親で在る 司からの了承が得られた此の時のひなは、其の後、自身がお付き合いして居る 葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介にも、其の話を話しし始めるのだった。


実は、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介自身も、“そろそろ、道明寺副社長と会っても良い頃だよな。”と、考えて居た事も有り、ひなに話しして居たのだった。


「そろそろ、ひなの父親と会わせてくれよ。」と…。


だからだったのだ。
ひなは、自身の父親で在る 司に話しを切り出したという訳…だったのだ。


そして、其の後のひなは、取り敢えず、自身の父親で在る 司からの了承が得られた事を、自身の恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介に話ししたという訳…だったのだ。



という訳で、此の年の『ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日』で在る 11月の第3木曜日の道明寺家の面々は、午前0時に成る少し前(前日)の内に、道明寺邸のリビングに集合したという訳…だったのだ。


勿論、其処には、ひなの恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介も居合わせて居たのだった。



だからだったのだ。
本来なら、此の場に居る筈の無い葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介が居た事から、“こいつがひなの彼氏なのか?”と、思って居た司…だったのだ。


しかも、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介の隣には、しっかりと、自身の愛娘で在る ひなが居るのだから、此の時の司にとっては、疑い様の無い事実…だったのだ。



其処で、此の場に居た面々で乾杯した後(あと)の司は、自身の愛娘で在る ひなの口から、ひなの恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介が紹介されたのだった。


「此方は、今、私がお付き合いして居る 葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在
 る 葉山龍介さん…。」と…。



実は、司は、あの時以来、大人に成ってからの(葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る)葉山龍介とは、一度も会った事が無かったのだ。


だが、勿論、『葉山コンツェルン』という企業名は、司自身、聞き覚えが有ったのだ。


何故なら…。
会社の規模的に言う成れば、『葉山コンツェルン』という企業は、到底、『道明寺HD』に敵わない迄も、ここ最近の『葉山コンツェルン』の業績は、鰻上り…だったのだ。


だからこそ…。
司自身、例え、此れ迄に、(葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る)葉山龍介と会って居なかったとしても、『葉山コンツェルン』という企業名を聞くだけで、如何言う会社の人間で在るのか、分かったという訳…だったのだ。



ところが、実は、此の時の司は、あの5歳児だった『リュウ』が、今正に、自身の目の前に居る(葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る)葉山龍介だとは思わずに居たのだった。


云わば…。
此の時の司の頭の中では、あの5歳児だった『リュウ』=大人に成った(葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る)葉山龍介とは成って居なかったのだ。



其処で、此の時の(葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る)葉山龍介は、司の愛娘で在る ひなから紹介された事も有り、司から罵倒の言葉を浴びせられる事を覚悟して、道明寺HD 副社長で在る 司に、自ら、声を掛けるのだった。


「お久し振りです。
 道明寺副社長…。」と…。


だからだったのだ。
今正に、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介の口から発せられた「お久し振りです。」と、言う挨拶の言葉は、“此の場には相応しくねぇ‼”と、此の時の司が考えて居た程…だったのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介に言えた言葉…だったのだ。


「俺は、勿論、『葉山コンツェルン』という企業名は知って居る。
 だが、お前の様な男とは会った事もねぇし、知らねぇんだが…。」と…。


其処で、此の時の(葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る)葉山龍介は、其れでも、クスクスと、笑い乍ら、司に言って除けるのだった。


「私の事を覚えて居ませんか(笑)?
 『リュウ』と言えば、思い出して貰えますか?
 其れ共、私が5歳児だった当時の話しを、今、此処でした方が良かったですか?
 其れ共、『ティーン・オブ・ジャパン(TOJ)』の話しでもしましょうか?」と…。



実は、最初、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介から、「私の事を覚えて居ませんか(笑)?」と、訊かれた時点での司は、少し、怒り気味…だったのだ。


何故なら…。
此の時の司は、思って居たから…だったのだ。


“こいつ寄りも年上で在る 初対面の俺に対して、こいつは、失礼なヤツだな‼
 其れに、こいつ、何、笑ってやがんだ?”と…。


だが、其の後、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介からのそんな話しを聞いて行く内に、此の時の司には思い当たる節が有ったのだ。


だからだったのだ。
此の時の司は、更に、思って居たのだった。


“はぁ~??
 こいつの5歳児当時の話しだと…。
 しかも、『ティーン・オブ・ジャパン(TOJ)』の話しだと…。
 と言う事は、もしかし無くても、こいつは、あん時のあの餓鬼(ガキ)…だよな‼”と…。


だからだったのだろう。
勿論、此の場が如何言う場で在るのか?
すっかり、忘れてしまって居る此の時の司の口からは、思わず、叫ぶ様な声が発せられるのだった。


「また、お前かよ‼」と、本人の目の前で切れる程に…。


何故なら…。
此の時の司は、あの当時の頃の事を思い出して居たから…だったのだ。


其れは…。
つくしが出場した『ティーン・オブ・ジャパン(TOJ)』の次の日のクリスマス…。
今正に、自分自身(司)の目の前に居る(葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る)葉山龍介が、まだ、5歳児だった当時…。
折角の自身 と つくしとの二人だけのデートを邪魔された経緯が有った時の事を、司は、思い出したのだった。


だからこそ…。
まだ、5歳児だった(葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る)葉山龍介の初恋の相手が誰で在るのかも、此の時の司は、しっかりと、思い出して居たという訳…だったのだ。


だからだったのだろう。
思わず、此の時の司は、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介に対して、言って除けるのだった。


「お前は、つくしだけじゃ無く、ひな迄も、俺から奪おうとしてるのか?」と…。


実は、此の時の司は、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介に対して、其れはまるで、喧嘩腰で言って除けて居るかの様…だったのだ。



だからだったのかも知れない。
此の場の雰囲気は、最悪最低なモノと成り、司の愛娘で在る ひなが想像して居た様なモノには成らなかったのだ。


実は、ひな自身、此の場で、道明寺家の面々に、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介との付き合いをオープンにして、更には、皆から、祝福して貰いたかったのだ。


其れなのに、自身の父親で在る 司からのそんな話し振りに寄って、全ては、台無しと成って居たのだ。


だからこそ…。
此の時のひなは、そんな自身の父親で在る 司の事を睨み付け乍らも、自身の父親で在る 司に恨み節が出て来そう…だったのだ。



だが、そんな雰囲気を変えた者が、此の場に現れたのだった。
所謂、其れはまるで、其の人物が、そんなひなを慰める為に、其の場に現れて居たかの様…だったのだ。