Love Story~信じる事が全て~…<つかつく> 6.
つくしは、ロースクールに通って居る間、クラウンCEOの提案で、大学までの送迎は、リムジンに乗車して、通って居た。
クラウンCEOの提案は、約束の事を理由に言われていたつくしだったので、了承するしか無かったのだった。
だが、クラウンCEOの思惑は、違う所に在った。
一般家庭で育ったつくしに、リムジンに慣れさせる為だった事は言うまでも無かった。
そんな日々も、3年が経ち、つくしは、ロースクールを卒業と共に、NY州の国際弁護士の資格を取得する事が出来て居た。
つくしは、NY州の国際弁護士資格を取得した事で、クラウン・コーポレーションに入社して、法務関係の仕事に就いて居た。
また、日本での法務関係も、つくしが担当していた。
また、進も、クラウン・コーポレーションでの、クラウンCEOの秘書の仕事も板に就いて来ていた。
そんな頃、つくしと進の姉弟は、クラウン夫妻に呼び出されていた。
実は、クラウン夫妻は、“つくしと進の姉弟をクラウン家の養子にしたい‼”と、つくしのパパとママに申し出ていた。
その事に寄り、つくしのパパとママは、クラウン夫妻の申し出に了承していた。
実は、クラウン夫妻には、子供が居なかった。
その為、クラウン・コーポレーションを狙って居る企業が在る事も、また、確かだった。
なので、つくしと進をクラウン夫妻の養子にする事で、“此の難局を乗り越えたい‼”と、クラウン夫妻は思って居た。
其の状況に関して、クラウン夫妻から話しを聞いたつくしのパパとママは、クラウン夫妻の申し出を了承したという訳だった。
その事に寄り、つくしは、『ミッシェル・クラウン』に…。
進は、『ケイン・クラウン』に、名前を変えていた。
一方の司も…つくしの失踪後、3年経って居た丁度その頃。
司は、つくしの知っている司ではなく成っていた。
『冷徹非道』・『極悪非道』…。
一切、笑わない。
口数も少なく、何を考えて居るのかさえ、誰も、分からない様な男に成り下がっていた。
其れは、母親の楓でさえ、姉の椿でさえ、タマでさえ、西田でさえ、F3さえも、同じだった。
なので、『道明寺司』と、我が娘を政略結婚させたい企業の親達は、必死に、取り繕うとするも、司は、一切、靡かないし、無視をしていた。
其れでも、縋ろうとする企業には、取引中止を申し出ていた。
なので、どの企業も、誰も、司に取り繕う事が出来ずに居た。
また、道明寺HDの美人女性秘書達は、そんな司の傍に居ようとしていた。
だから、リムジンも、一緒に乗車しようとしていた。
で、勝手に、乗車して来た美人女性秘書に対して、その場で、服を脱がせ、裸のまま、車のドアから外に出した。
その際、服は、リムジンに残ったままでも、司は、無視をしていた。
否、下手をすれば、其の美人女性秘書の着用していた全ての衣類を、二度と着用出来ない様に、靴で踏み倒していた。
その後、此の出来事が噂に成り、女性秘書だけでは無く、女性社員も、司に近付かなく成って来て居た。
其れにより、司は、孤独化していた。
司にとっては、今の司には、誰もが敵だったのだ。
このままでは、司が壊れてしまうと懸念し始めた楓だった。
だが、今や、つくしが何処に居るのかさえ分からない状況に、疲弊し始めていた楓だった。
そんな時に、つくしを見掛けたと、滋が、F3に連絡して居た。
実は、滋は、仕事の関係で、NYに来ていた。
その時、リムジンから降りて来るつくしを見たと言うのだ。
F3とっては、俄かに信じられない話しでは在るのだが…。
“この事は、司に報告するべきでは無いのか?”と、思い始めていたF3だった。
偶々、F3、全てが、NYに出張する事案が在り、司に連絡していた。
先ずは、久し振りに、あきらが、『F4LINE』に、LINEしていた。
『司…?
牧野が、NYに居るって、情報が在るんだ。
滋が見掛けたらしい。
如何する?
久し振りに逢わねぇか?
俺等 F3も、今、NYに居るんだ。』
司は、驚愕していた。
“つくしが、NYに居るって…?”と…。
“じゃあ、何故、今まで、逢って無かったんだ?”とも、思って居た司だった。
だが、司は、一応、“話しを訊いてみたい‼”とも、思って居たので、取り敢えず、了承する事にして居た。
『ああ、分かった。』
で、F3&滋は、司と、久し振りに逢う事に成った。
で、F4&滋は、NYメープルのラウンジのVIPルームに集合していた。
司は、つくしが傍に居た頃とは、全く、様相が違って居た。
其れは、先ずは、目付きが違う。
また、顔付きには、何か怒りの様な雰囲気を醸し出していた。
何時添えかの司が、つくしの記憶を失くした時…以上の風貌に司は成ってしまって居た。
其処には、F3&滋が、知っている司は、居なかった。
其れは、噂以上だった。
驚愕していたF3&滋だった。
余りの驚愕度に、黙り込んでしまうF3&滋だったのだ。
で、司から、F3&滋に訊き出そうとしていた。
「で、つくしを何処で、見掛けたんだ?」
余りの司の威圧感に、滋は、一瞬、言葉が出せず、仰け反りそうに成っていた。
所謂、滋は、絶句した状態だったのだ。
滋は、司から訊かれて、我に返る様に返答していた。
「………。
そっ、そうなのよ。
マンハッタンのミッドタウンで、リムジンから降りて来るつくしを見掛けたのよ。
声を掛け様としたんだけど…?
つくしが、下りた途端、SPが、つくしを取り囲んで居たから、声を掛けられなかった
のよ。」
「………」
司は、驚愕で、言葉に成らなかった。
だから、代わりにあきらが、滋に訊いて居た。
「マジなのか?
本当、何だな‼」
滋は、心外とばかりに、あきらに言って除けて居た。
「私が、つくしを見間違う筈、無いでしょ‼
何年経とうが、つくしの親友の此の私が…‼」
滋の剣幕に、嘘は無いと、確信出来たF4だった。
