イケナイ夏…<総優> 4.
<総二郎side>
俺は、其のまま、優紀を引き摺って、呼び出して於いたリムジンに乗って、俺の所有のマンションに向かった。
俺は、優紀と隣同士でリムジンに乗って居る間も、優紀の手を恋人繋ぎにして、離せずに居た。
そして、俺は、優紀と恋人繋ぎのまま、優紀を俺のマンションに連れて来た。
で、俺は、玄関ドアを閉めたと同時に、俺は、また、優紀を背後から、抱き締めて遣った。
優紀は、一瞬、ぴくっと、してっけど…。
俺は、優紀を離せねぇで居た。
其処に、優紀が、声を掛けて来た。
「西門さん…?
苦しいです。」
「ああ。
分かってる。
けど…。
今、優紀から、離れられねぇんだ?
今、俺が、優紀から離れたら…?
優紀は、如何するつもりだ?」
俺は、無意識だったが…。
俺は、優紀の首に吸い付いて居た。
優紀は、俺の問いに答えられず、そんな俺に驚愕してる様子だった。
「………。
えっ??」
だから、俺は、優紀に訊いてみた。
「良いか?」
更に、優紀は、驚愕で、声が裏返って来たらしい。
「へっ??」
ほんと、可愛いよな‼
もうちょっと、揶揄って遣るか?
「優紀…?
そんな、優紀も可愛いなぁ~。」
「………」
優紀は、もう、声に成らねぇらしい。
だが、優紀から、声を振り絞る様に、聞こえて来た。
「あの~、如何して、私…何ですか?
あの時、私を振ったのは、西門さんですよね?」
だから、正直に言って遣った。
「もう、俺の遊びの時間は終わり。
優紀の中で果てる方が、心地良いって事に気付けたんだ‼
そんな理由じゃあ、理由に成ってねぇか?」
「………」
優紀の反応は、薄いので、俺から、訊いて遣った。
「良いよな、優紀…?
此れから、俺と一緒に、イケナイ事しようぜ‼」
「………」
俺は、俺自身でも、吃驚する程、エロく厭らしい声が出て来た。
優紀は、声も出せねぇで居るみてぇだが…。
驚愕するも、頷いてくれた。
其れを合図に、俺は、優紀をバスルームに連れて行った。
そして、久し振りの優紀を堪能した。
で、“やっぱり、俺は、優紀だった‼”と、いう事を、再確認していた。
で、翌日、あきらから、LINEが来て、SNSで、拡散されている事を知った。
前日の俺と優紀と優紀の先輩(元カレ)の遣り取りが…如何も、拡散されたらしい。
で、あの集まりの後の俺の行動が、F3&T3に、全てバレてた様子だった。
で、あきらからLINEが、来た事は言うまでも無かった。
『説明しろよ‼』
で、俺と優紀は、丸で、裁判に掛けられたかの様に、F3&T3から、尋問を受けるのだった。
否、『俺と優紀』じゃ無く、俺だけ…か?
俺にとっては、T3の尋問は、地獄だった。
先ずは、牧野からの尋問を受けて居た。
だから、俺は、俺らしく、牧野に言って除けた。
「西門さん…?
如何言うつもりよ⁉」
「優紀は、俺が良いらしいわ‼」
T3は、呆れていた様子だった。
「はぁ~??
ニッシー…?
本気で言ってんの?」
「本気だよ‼」
「良くもまぁ~、そんな事が言えますね?
呆れて、モノも言えません。」
「ほんとだよ‼
じゃあ、何で、西門さんは、あの時、優紀を振ったの?」
「………」
俺は、牧野の言い返しに、瞬時に、反応出来ず、言葉に成らなかった。
其処を突っ込まれちゃあ、何も言い訳出来る訳ねぇっつーの‼
で、T3は、そんな俺を見て、顔を見合わせていた。
「「「何も言えてない(ません)し…。
反論して来ない(ません)し…。」」」
こいつ等 T3は、俺を締め上げるつもりで居るらしい。
優紀は、唯、俯いて居るだけだし…よ。
F3は、蚊帳の外を貫いているらしいし…よ。
何なんだよ‼
“いい加減にしろ‼”と、言いたい俺が其処に居たのは、事実だった。
序とばかり…。
滋に、追い打ちを掛けられた俺って…。
“情けな過ぎるよな‼”と、思うしかなかった。
「ニッシー…?
答えられないじゃん?
優紀を、如何したい訳?」
「優紀を大切にするに決まってんだろ?」
T3は、またもや、顔を見合わせていた。
「「「其の言葉、3人で、ちゃんと、聞いた(聞きました)から(ね)‼」」」
俺は、この時に、思い知った。
T4の仲間意識の強さを…。
此れからは、優紀の背後には、いつも、T3が居る事を認識してしまった。
其れからの俺は、T3から、“優紀一筋に成る‼”と、約束…と言う寄り、宣誓させられていた。
そんな事をしなくても、此れからの俺は、『優紀一筋』だっつーの‼