tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Love Story~信じる事が全て~…<つかつく>  13.





“タマさんが、かなり、心配して居る。”と、椿から聞いて居たつくしだった。


実は、あの婚約発表記者会見の後、つくしは、椿には逢って居た。


椿が、つくしの会社で在る クラウン・コーポレーションに現れたのだった。



椿は、受付で、“つくしの姉だ‼”と、先走って、言ってしまった事から…。
つくしは、困惑するしかなかった。


司とつくしの付き合いが、幾ら、公に成ったと言えど、まだ、婚約発表しただけで在る。


つくしは、今では、クラウン・コーポレーションの令嬢で在る。


だから、誰も、椿が発言した意図の件に関して、つくしに咎める者は居ない。


また、公に、つくしは、司の婚約者として、発表されたのだ。


“何が、そんなに、困惑しなければいけないのか?”と、言いたい椿だったのだ。


つくしは、唯、クラウン・コーポレーションの娘と言うだけでも、高貴の目に晒され、遣り難い事、この上なかったのだ。


其れが、つくしの婚約者が、道明寺HDの後継者と成れば、尚、つくしに対する高貴の目が、拡大する。


其れが、つくしは、嫌だったのだ。


ましてや、あれ(婚約発表記者会見)以降…。
つくしは、クラウン・コーポレーションの令嬢でも在るという事から…。
パパラッチに追われていた。


ややこしい事に巻き込まれる恐れが有る事から…。
つくしには、常に、SPが配置されていた。
しかも、かなりの人数のSPが…。


其れでも、パパラッチは、何かの隙を狙おうと、常に、つくしには、シャッターが、向けられていた。


或る時は…。
リムジンに乗車して居る時も、バイクで追い掛けて来て、真横に就かれたり…。


また、或る時は…。
カフェに入っている所を就かれて居たり…。


と、つくしには、気の休まる日がない程だった。


司と一緒に居る時は、上手くあしらってくれるのだが…。
つくし一人だと、中々、上手く行かない。


SPに任せるより他無い状態だった。


“こんなに、セレブは大変なのか?”と、痛感するしかなかったつくしだった。


つくしは、司の高校生の頃に気持ちは、馳せていた。


こんな世界なら、“あんな状態の司が、出来上がっても仕方なかったのか?”と、思わずには、居られないつくしだった。



“こんな状態で、此れからの司との『Love Story(=恋物語➡幸せ)』は、紡いでいけるのか?”と、心配に成るつくしだった。


つくしは、司から…言われていた。


「俺だけを信じろ‼
 今まで、出来なかった分…。
 これからは、俺が、お前との『Love Story(=恋物語➡幸せ)』を、ぜってぇ、
 失くさねぇから…。
 俺とつくしの間には、もう、『信じる事が全て』、何だよ‼
 お互い、信じて行けば、此れからの俺とつくしとの『Love Story(=恋物語➡幸
 せ)』は、作られて行くから…。」


司の想いを聞かされて、つくしは、“司を信じてみよう”と、思い始めていた。



また、一方では、滋から、つくしに連絡が来た事で、日本では、“桜子が、かなり怒っている。”と、桜子の激怒を知った司とつくし…だった。


此れは、他を置いても、“桜子に謝りを入れなくては成らない。”と、考えて居たつくしだった。


唯、現状、難しい事は、つくしとて分かり切っていた。



そんな時だった。


つくしが、日本に居た時にお世話に成っていた弁護士事務所から、仕事の依頼が舞い込んで来た。


何でも、クラウン・コーポレーションとの提携を目論んで居る会社との提携に関する案件だった。


つくしは、クラウン・コーポレーションの社員では在るが…。
法務関係を担って居るだけで…。
経営には、関わって居なかったつくしだった。


なので、つくしは、クラウンCEOに相談を持ち掛けた。


其処で、クラウンCEOは、進と日本に飛んで、先ずは、つくしと進が、話しを聞いて来る事に成った。



其処で、クラウンCEOは、此の件を道明寺HDの会長で在る 司の父親 保にも、話しして居た。


司を動かす為だった。


まだ、道明寺HDとクラウン・コーポレーションは、提携の話しまでには至って居なかった。


其れは、クラウンCEOが、つくしへの、過去の楓の行いを全て知って居るからだった。


また、“司とつくしが、今後、上手く行くのかも見て視たかった。”と、いう事が、クラウンCEOが、道明寺HDとの提携に、未だ、同意して居ない理由だった。



勿論、此の案件の件に関しては、クラウンCEOからの道明寺HDへの餌として、道明寺HDとクラウン・コーポレーションの提携の話しを含んで居た。


クラウンCEOは、つくしと進の成長の為、“つくしと進に任せる。”と、言っては居るが、やはり、心配なのは、間違い無かった。


司の過去を知って居るクラウンCEOでは在るのだが…。
元々の司の仕事振りも知って居るクラウンCEOでは在ったのだ。


だから、司が、つくしと進を牽引する事が出来れば、道明寺HDと提携して、今後、進が、クラウン・コーポレーションを率いる様に成ったとしても、司が、進に就いて居れば安心出来るだろうと考えての事だった。


この話しを了承した保は、司を呼び出し、“つくしと進と一緒に日本に飛び、クラウン・コーポレーションとの提携を目論んで居る会社との商談に望んで来て欲しい。”と、打診した。


此れには、司は、俄然、遣る気を出し始めていた。


何故なら、つくしとの此れからの『Love Story(=恋物語➡幸せ)』の為だから…だった。



保からは、言われていた。


「司…。
 お前は、クラウンCEOから試されている。
 つくしさんとの此れからの幸せの為、気を引き締めて、向かい為さい。
 浮かれてては、無駄足に成るぞ‼
 良いな?」
「ああ。」


司は、父親の言葉を了承すると同時に、気を引き締め直していた。




<『Love Story』の本来の意味は、『恋物語』ですが…。
 『Love Story(=恋物語)』が有るから、『幸せに成れる』という、若干、強引
 なまでの意味合いを以って、『Love Story』=『幸せ』と記載して折ります事
 を、ご了承の程、お願い申し上げます。>

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