tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

Put it back‼~元に戻してくれ‼~…<総優>  エピローグ ⑤




此の日から、付き合う事と成った総二郎と優紀…。
総二郎の心の中では、自分自身の思い通りにコトが進んだ事を、ほくそ笑んで居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、意気揚々と、優紀に言って除けるのだった。
確認するかの様に…。


「分かった。
 で、俺は、さっきから、もう既に、優紀の事を呼び捨てで呼んでたけど…な。
 優紀は、其れで、良いんだよな?
 其れ共、『優紀ちゃん』呼びの方が良いか?」と…。


なので、既に、総二郎から、自身の名前を呼び捨てで呼ばれて居る事自体、実は、驚愕して居た優紀だったのだが…。
“西門さんとお付き合いすると言う事は、其れが、当然な事なのかも…。”と、此の時の優紀がそう思った事で、「呼び捨てで大丈夫です。」と、総二郎に言い乍らも、頷くのだった。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、ニヤッと、笑みを溢し乍らも、更に、優紀に言って除けるのだった。


「だったら…よ。
 俺の事も、名前で呼べよ‼」と…。


だからだったのかも知れない。
そんな風に、総二郎から言われた此の時の優紀は、思って居たのだ。


“私には、西門さんの名前を、呼び捨てで呼ぶ事は出来ない。”と…。


なので、此の時の優紀は、総二郎に尋ねるかの様に、態と、苗字呼びするのだった。


「あのぉ~、西門さん…?」と…。


だからだったのだ。
此の時の総二郎は、其れでもまだ、苗字呼びして来る優紀を睨み付けて居たのだった。


だからだったのかも知れない。
此の時の優紀は、慌て乍らも、申し訳無さそうに、言い訳を言うかの如く、訊き始めるのだった。


「西門さんの事を名前呼びするにも、呼び捨てでお呼びする事は、私には出来そうにも有り
 ません。
 なので、今迄通り、苗字呼びで宜しいでしょうか?
 つくしも、道明寺さんの事を呼び捨てで呼んでますけど、『苗字呼び』してますし…。」と…。


だからだったのだ。
此の時の総二郎の顔付きは、また、怒った様な顔付きだったのだ。
其の上で、此の時の総二郎は、優紀に話しし始めるのだった。


「牧野の場合は、照れが入ってるから…な。
 『司』と、名前呼びする事が出来ねぇらしいわ。
 其れに、司も、牧野同様、照れが入ってるから…よ。
 牧野の事を、呼び捨てに出来ねぇらしいわ。
 だから…な。
 司と牧野と、俺等とは意味が違う訳だ。
 だったら…よ。
 俺の名前に『さん付け』で呼んだら、良いだけだろ?
 其れなら、優紀でも、俺の事を名前呼び出来んだろ?」と…。



だが、此の時の優紀が、総二郎の事を、『名前呼び』出来そうに無い理由は、実は、他にも有ったのだ。


だからこそ…。
此の時の優紀は、総二郎に言えた話しだったのだ。


「実は、私は、桜子さんのお祖母様から、お茶を教わって居るんです。
 ですから、F3の皆さんとは、今でも疎遠状態ですが、T3の皆さんとは、親友として、今
 でも、お付き合いが続いて居るんです。
 ですので、私も、T4女子会に参加して居ますし…。
 そんな時に、西門さんの事を名前呼びしたら、大変な事に成ると思うんです。」と…。


其処で、優紀から、そんな話しを聞かされた総二郎は、怪訝な顔付きをして居たのだ。
其れでも尚、優紀から、『西門さん』呼びをされた事も含めて…。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、優紀に言って除けるのだった。


「桜子の祖母さんから、優紀が茶を教わって居る事は、俺にも納得出来る。
 此れ迄、俺が、優紀の傍に居なかったんだ。
 “誰かに、茶を教わりたい(てぇ)‼”と、優紀が思ったのなら…。
 其れが、俺じゃねぇとしても、仕方ねぇ話しだろ。
 けど…よ。
 優紀の話しを聞いて居たら、俺と付き合ってる事が、あいつ等 T3にバレれば、大変な事
 に成ると、優紀が言ってる様なモン何だぞ‼
 もし、優紀が、そう思ってるというのなら、俺は、納得いかねぇな‼」と…。
「………」


だからだったのだ。
此の時の優紀は、総二郎が、自分自身に言って来た話しが正解だった事も有り、総二郎には、如何、返答して良いのか困った事で、黙って居たのだ。



だからだったのだろう。
更に、怪訝な顔付きに成った此の時の総二郎は、そんな優紀に対して、考えて居たのだ。


“優紀が、俺に、何も言い返さず、黙って居るという事は、俺の言った話しが正解だっつー
 意味だな‼”と…。


なので、総二郎は、優紀を追求し始めるのだった。


「なぁ~、優紀さんよぅ~。
 何か言えよ‼
 俺に、何も言えねぇっつー事は、俺が言った話しが正解だからだろ⁉
 何で、黙る必要が有んだ?
 言って視ろよ‼」と…。


だからだったのだ。
幾ら、総二郎から追及され様が、此の時の優紀の思いを、総二郎に伝える訳にもいかず、此の時の優紀は、“如何し様!”と、悩んで居たのだ。


其処で、優紀は、取り敢えずの言い訳を、総二郎に話しし始めるのだった。


「F3&T3の皆さんが知って居る通り、今迄は、に…総二郎さん(*)と私は、疎遠状態…
 だった訳です。
 其れが、行き成り、F3&T3の皆さんの前で、総二郎さんの事を、私が『名前呼び』すれ
 ば、つくしは、総二郎さんの過去を知って居る訳ですし…。
 其れは、間違い無く、私の事を思って、つくしは、総二郎さんを追求して来ると思うんで
 す。
 其れに、此の事を、滋さんと桜子さんが知ったら、“如何言う事よ(ですか)?”と、きっ
 と、私を追求して来ると思うんですよね?
 なので、もし、そんな風に、私が滋さんと桜子さんから追求されれば、如何、返答すれば
 良いのか?
 私は、きっと、困ってしまうと思うんです。
 なので、暫くの間は、言わずに置きたいんです。」と…。



*実は、此の時の優紀が、総二郎の事を、『西門さん』と、言い掛けた際に、総二郎は、そ
 んな優紀を睨み付けて居たのだ。
 なので、此の時の優紀は、そんな総二郎の顔付きを観た事で、仕方無く、『総二郎さん』
 と、言い直して居たのだった。



だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、今迄が今迄なだけに、T3の自身への印象が悪い事は頷けるのだ。
なので、此の時の総二郎は、仕方無く、優紀からの要望を了承する事にしたのだった。


「分かった。
 仕方ねぇから、了承して遣るわ。
 けど…よ。
 時が来れば、あいつ等 F3&T3に報告するから…な。」と…。


だからだったのだ。
此の時の優紀は、思って居たのだ。


“今の私は、F3の皆さんとの交流が有る訳では無いし…。
 総二郎さんとの事は、F3の皆さんにバレる事は無いと思う。
 気を付けるのは、T3だけだよね。”と…。


なので、此の時の優紀は、総二郎に了承の意を伝えるのだった。


「分かりました。」と…。


という訳で、取り敢えず、総二郎も、暫くの間は、F3&T3に報告するのを避ける事にしたのだった。



だが、此の時の総二郎は、更に、ニヤッと、笑みを溢し乍らも、優紀に言って除けるのだった。


「けど…な。
 優紀を嵌めた女をぎゃふんと言わせる為に、俺が遣る事に、一々、優紀は反応するなよ‼
 良いな、優紀…。」と…。


だからだったのだ。
一応、此の時の優紀は、総二郎に訊く事にしたのだった。


何故なら…。
総二郎が、此の場で、自身に教えてくれないだろう事は、何と無くでは在ったのだが、優紀自身にも分かって居たのだ。


其れでも、此の時の優紀は、そんな総二郎をセーブしたい気持ちも有ったのだ。


だからこそ…。
此の時の優紀は、総二郎に訊く事にしたという訳…だったのだ。


「彼女に、どんな仕返しをするおつもり何ですか?」と…。


だが、此の時の総二郎は、優紀に言うつもりも無かったので、言葉を濁すのだった。


「ああ、其れ…な。
 俺が、其の女に、どんな仕返しをするつもりか?
 俺が、今、お前に言うと思うか?
 優紀は、後の楽しみにして置け‼」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の優紀は、そんな風に、自身に言って来た総二郎の其の後の行動が気に成って仕方無かったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の優紀は、自然と、総二郎の其の後の行動に注視し始めて居たのだ。



実は、其の後、東京メープルの部屋を出て、自身の愛車に優紀を乗せた総二郎には、そんな優紀の心配事が手に取る様に分かって居たのだ。


だが、此の時の総二郎は、既に、自分自身の思い通りにコトを進め様と、画策して居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、既に、後には引けない状況だった事は言うまでも無かったのだ。


なので、此の時の総二郎は、自身の愛車を運転し乍らも、鼻歌を歌って居た事も、また、言うまでも無かったのだ。


だからこそ…。
此の時の優紀は、更に、そんな総二郎の其の後の行動が気に成って仕方無かったという訳…だったのだ。



そして、そんな中、総二郎が運転する総二郎の愛車は、優紀の大学が在る 女子大に向かって居たのだった。

×

非ログインユーザーとして返信する