忘れていた気持ち…<つかつく> 1.
<オリキャラが、出て来ます。
ご了承願います。
同じお名前の方がいらっしゃいましたら、お詫びします。>
<つくしside>
私は、5年前に或る人との最後の日を迎えていた。
そして、最後の別れから1年後、それまで私が大切にしていた思い出や人生の何もかもを、私は、捨てた。
そして、私は、関西に移り住んだ。
私が、高校3年に進級しようとしていた時と同じくして、偶然、その当時、パパが、リストラに遭い、パパの実家が在る日本海の海沿いの地方に、パパとママと、パパの実家が在る地方の高校に入学した進とが、移り住む事に成ったので…。
私は一人、東京に残り、高校卒業までは、取り敢えず、英徳で過ごした。
そして、センター試験を受けて、関西に在る国立大学に入学した。
そして、誰にも何も言わず、私は、関西に移り住んだ。
大学入学後、私の友達に成ってくれたエリカは、大阪出身のコテコテの関西弁を喋る娘(こ)で…。
すっかり、私は、『大阪ナイズ』されてしまった。
今では、すっかり、関西弁がネイティブだ‼
其れこそ、関西弁が、『うつってしもた』状態だった。
巷では、関西弁は『可愛いらしい』…。
で、巷の男性は、『関西弁』に弱いらしい。
でも、私は、全く以って、モテた事は無い。 ← 多分、つくしちゃんは、気付いて
居ない模様‼
だから、もう、あの頃の気持ちは、すっかり、忘れていた気持ちに成って居る筈だった。
其れなのに…。
その後に、訪れるで在ろう出来事に、翻弄される私が居たのだった。
就職先で在る入社式の直後に、私の前に現れたあいつ…。
また、私の気持ちは、揺す振られる事に成るのだろうか?
<司side>
俺は、あいつに別れを告げて、5年が経った。
あいつを俺の中に巻き込みたく無かった。
ババアから、俺とあいつは、1年の猶予を貰った直後に、親父は、過労で倒れた。
だから、俺は、恩返しのつもりで、NYに渡米する決断をした。
その時、俺は、あいつに訊いた。
否、プロポーズした。
「俺に就いて来てくれねぇか?
一緒にNYに来ねぇか?」
あいつの応えは、聞かなくても分かって居た。
「私は、日本で、まだ、遣るべき事がある。
だから、日本に残る。」
“やっぱりな…。”と、俺は、思っていた。
だから、その場で、俺は、別れを告げた。
中途半端にする事は、お互いの為に良くねぇと思ったからだった。
「俺は、NYで頑張る。
お前は、日本に残って頑張れ‼」
エールを送るつもりだった。
だが、勿論、あいつの動向は、あいつに就けていたSPから、俺には、情報が入っていた。
でも、あいつは、大学は、F3&T3の傍では無く、関西を選んだ。
それは、俺の存在をあいつの中から、消すという意味だろうと思うと、凄ぇ悲しかった。
自分自身が決めて、自分自身で判断した事だったのに…よ。
<つくしside>
会社も一緒に入社する事に成ったエリカから、昼休憩に声を掛けられた。
私は、秘書課…。
エリカは、営業部…。
配属部署の場所は、違えど、同じ会社。
昼休憩は、食堂 or 休憩室で顔を合わさない日は無かった程だった。
エリカは、声を掛けて来たと同時に、背中を叩いて来た。
「ちょっ、ちょっ‼
つくしちゃ~ん⁉
今日、暇…?
どうせ、暇やろ⁉」
私は、心外とばかりに…言って除けていた。
「あのねぇ~⁉
私にも予定は在りますぅ~‼」
「えっ??
嘘やろ?
つくしの為に、イケメン男子、集めてもろうてんのに…⁉
行けへんの~⁉」
私は、呆気に取られていた。
「あのね、エリカちゃん?
もう、そう言うんは、ええから‼」
「えっ??
イケメンやで⁉
吃驚、何やけど…?」
「もう、勝手にしといてぇ~‼」
私は、怒って、話しは此処までだと言わんばかりに…。
話しを閉じて遣った。
ほんと、強引だよね、エリカは…?
まあ、滋さん張り…?
<一部の文面の中に、神尾葉子先生の『花より男子』のセリフを勝手に拝借して折りま
す。
関係者各位 様、勝手に拝借しております事をお詫び申し上げます。>