めちゃくちゃ好きやっちゅ―ねん‼【忘れていた気持ち】…<つかつく> 番外編 【司side】
【2020.3.14 Whiteday】
<此の二次小説『めちゃくちゃ好きやっちゅ―ねん‼【忘れていた気持ち】…<つかつく
> 番外編 【司side】』は、『めちゃくちゃ好きやっちゅ―ねん‼【忘れていた気
持ち】…<つかつく> 番外編 短編』の『answer story』と、成ります。
『忘れていた気持ち…<つかつく>』 及び 『めちゃくちゃ好きやっちゅ―ねん‼
【忘れていた気持ち】…<つかつく> 番外編 短編』と、合わせて、ご覧下さいま
した成らば、幸いです。
尚、タイトル名には、入れて居りませんが…。
『めちゃくちゃ好きやっちゅ―ねん‼【忘れていた気持ち】…<つかつく> 番外
編 短編』は、『Valentineday』に合わせて、綴らせて頂いておりました。
ですので、『answer story』として、『めちゃくちゃ好きやっちゅ―ねん‼【忘れてい
た気持ち】…<つかつく> 番外編 【司side】』は、『Whiteday』に合わせて、
綴らせて頂いております事をご報告申し上げます。
宜しくお願い致します。>
<司side>
俺は、あいつに別れを告げて、5年が経った。
だが、当時 高校3年だった俺が、あいつにしたプロポーズの言葉に対して…。
あいつの返答は、「日本に残る。」と、いう言葉だった。
だから、俺は、あいつを俺の中に巻き込みたく無かった。
其の当時のそんな俺が、あいつに出した答えは…?
そんなあいつへの別れの言葉だった。
中途半端にする事は、お互いの為に良くねぇと思ったからだった。
「俺は、NYで頑張る。
お前は、日本に残って頑張れ‼」
俺は、あいつにエールを送るつもりだった。
そして、英徳高校を卒業したあいつが選んだ新天地は、大阪だった。
そんなあいつは、流暢な関西弁で、同期らしい女と話しして居たと聞いて、“お前は、『関西ナイズ』されてんのかよ‼”と、俺は、あいつに突っ込みたく成った。
あいつは、どんどん、俺から、離れて行く様だった。
つくしは、関西に骨を埋める気にでも成って居るのだろうか?
つくしにとって、関西が、『終の棲家』とでも、思って居るのだろうか?
如何言う理由にしても、関西弁が、流暢なら、“そのつもりで居るのだろう。”と、俺は、推測していた。
だから、俺は、“今の俺の気持ちを、あいつに伝える時は、関西弁で、あいつに伝えてぇ‼”と、密かに思い、練習して、イントネーションまで、しっかり、マスターして遣った。
あいつに俺の気持ちを伝える日は、実の事を言うと…。
俺の中では、『Whiteday』の3月14日と、決めていた。
実は、此の時の俺の言葉は、『Valentineday』の日に、あいつから、あいつの気持ちを伝えられた言葉に対して、俺があいつに返答しようとして居た言葉だったのだ。
「めっちゃ、嬉しい‼
俺も、つくしの事が、『めちゃくちゃ好きやっちゅ―ねん‼』…。」と…。
なのに…だ。
あいつが、『Valentineday』の日に伝えてくれたあいつからの俺への告白の言葉に、俺は、思わず、其の場で言ってしまって居たという訳だったのだ。
『Whiteday』の3月14日では無く、結局、俺は、『Valentineday』の2月14日に、あいつからの返答の言葉を言ってしまったという訳なのだ。
勿論、其の時の俺は、あいつの歳の数だけの真紅の薔薇の花束を渡し乍ら、言って遣った。
アメリカでは…。
「2月14日の『Valentine's Day』の日に、真紅の薔薇の花束を恋人に送るんだ。
2月14日のアメリカでは、【愛を祝う日』…だからだ。」
其の2月14日の『Valentineday』の日に言ってくれたあいつの言葉は、今も、俺の頭から離れねぇ。
「私のめちゃくちゃ好きな気持ちを伝える…なぁ~。
私は、司の事が、『めちゃくちゃ好きやっちゅ―ねん‼』…。」
実は、甘い物が苦手な俺に合わせて、あいつが用意してくれた甘くねぇあいつの手作り『chocolate』よりも、俺は、あいつの言葉の方が嬉しかった。
あいつには、言えねぇけど…な。
そして、3月14日の日が来た。
既に、つくしは、道明寺邸に住まいを移している。
だから、二人っ切りに成るには…。
『メープル』 or 『何処か?』しかなかった。
本来なら、高校の頃のつくしに、見せて遣りたいモノが有った。
うち(道明寺HD)が、開発した『南の島のリゾート施設』…。
何時かは、つくしを連れて来て遣りたくて…。
其のうち(道明寺HD)が、開発した『南の島のリゾート施設』の中でも、『プライベートビーチ』が在る 部屋を、誰にも貸さずに、俺がキープし続けていた。
やっと、其の日を迎えられると、俺は、思って居た。
そして、俺は、西田に頼んで、3月14日・15日の休日を要求したのだ。
「西田…。
悪ぃが…。
つくしと過ごしてぇから、3月14日・15日を休日にしてもらえねぇか?」
西田も、“『つくし』の名前を出せば、仕方なくスケジュール調整するだろう。”と、俺は、踏んでの事だった。
案の定、西田は、了承して来やがった。
「承知致しました。」
俺は、思って居た。
“話しの分かる秘書で、良かったぜ‼”と…。
そして、俺は、つくしに伝えていた。
「つくし…。
3月14日・15日は、楽しみして於け‼
お前が、喜ぶ所に、連れて行って遣るから…よ。」
だが、つくしは、西田の心配をして来やがった。
「西田さんに、無理を言って、休みにしてもらったんちゃうの?
大丈夫なん?
仕事は…。」
だから、俺は、不貞腐れて言って遣った。
「大丈夫だから、休み…何だろ。」と…。
だが、そう言って居た筈のつくしは…。
うち(道明寺HD)が、開発した『南の島のリゾート施設』に着いたら着いたで、興奮状態のつくしが、其処には居たのだった。
「わぁ~。
綺麗ぇ~。
なぁ、なぁ。
綺麗やな‼」
と、言ったまま、うっとりしてやがる。
だから、俺は、つくしを背後から、抱き締めて、言って遣った。
「つくしより、綺麗なモノは、ねぇよ‼」
「………」
俺からそう言われたつくしは、何も言わず、顔を赤らめて、俯いたままだった。
だから、其の後の俺とつくしは、お互い、水着に着替えて、海でイチャイチャして、ディナー後は、俺にとっては、お楽しみの時間と成った。
そして、『ピロートーク』の時に、つくしは、俺に訊いて来やがった。
「もしかして、此れって、『Whiteday』のプレゼントなん?」
だから、俺は、言い返して遣った。
「ったりめぇだろ‼
勿論、此の部屋を…な。」
「へぇ??」
つくしは、驚愕顔に成り、素っ頓狂な言葉を、唯、吐いているという感じに成って居た。
そして、俺は、そんなつくしを放って置いて、また、つくしとの長~い夜を過ごしたのだった。
fin
<此の二次小説『めちゃくちゃ好きやっちゅ―ねん‼【忘れていた気持ち】…<つかつく
> 番外編 【司side】』は、一部の言葉に、不快に成るやも知れない言葉が入って
おります事をお詫び申し上げます。
了承の程、宜しくお願い申し上げます。>