tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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打ち上げ花火【浴衣に魅せられて】…<つかつく>  27.



<此の二次小説『打ち上げ花火【浴衣に魅せられて】…<つかつく>  27.』は、一部の
 文面の中に、不快に思われるやも知れない言葉が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



“司には、何を言っても、効き目無しだろう。”と、思って居たつくしに、司が、急に、訊き始めるのだった。


否…。
此の時の司は、思い出したかの様に、徐に、つくしに、訊き始めるのだった。
此の時のつくしにとっては、急に、司から訊かれた様に、感じて居たのだが…。


「俺なぁ~。
 つくしに訊きたかった事が有んだわ。
 今、訊いて良いか?」と…。


だからだったのだろう。
つくしは、「へっ??」と、訊き返すかの如く…。
此の時のつくしの顔付きは、驚愕顔に変わったのだ。


だからだったのだ。
目を大きく見開き、驚愕顔のままで居るつくしからの返答の言葉を聞く事無く、司は、更に、話しし始めるのだった。


「俺が、お前に訊きたかったのは、NYのあのパーティーの時に、一緒に見た打ち上げ
 花火の日の事…何だけど…なぁ~?
 あの時に、お前、俺に言ったよな?
 “『打ち上げ花火』って、『夜空に輝く花』とも言うだって…。
  本当の打ち上げ花火の由来は、先祖を祭る為の『精霊送り』が語源…何だっ
  て…。
  鎮魂が込められて居るんだそうよ。
  打ち上げ花火は、闇夜を一瞬にして明るく照らし出して、“サアっ”と、散って行
  く…。
  誰もが思う打ち上げ花火は、一般的には、『華やかで・明るい…。』…だと思う
  んだけど…。
  私の思う打ち上げ花火は、何処か、『儚くて・寂しさを感じて』しまうの。
  でも、其の一方で、『去り際が、潔くて・カッコいい』って、思うのよね。
  私は、誰かの打ち上げ花火には、成れないかも知れないけど…。
  私が思う誰かの打ち上げ花火には成りたいなぁ…って思うの。”って…。
 お前が、日本に帰国して、俺の前から、お前が居なく成って、お前が行方不明に成った事
 を知った時に、俺は、色々、考えた。
 あの時に、お前が、俺に言って来た言葉の意味も、含めて…。
 “あいつが、俺に言って来たあの言葉の意図は、一体、何なんだ⁉”と…。
 俺は、ずーっと、気に成ってた。
 “お前に訊いて視てぇ‼”って、ずーっと、考えてた。
 もしかして、お前は、自分自身の命が、後、どれ位ぇ残って居るのか?
 悟って居るにも関わらず、NYへ渡米したんじゃねぇだろうな?」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、“もう、司には、隠し切れないだろう。”と、悟った事で、“全てを話そう!”と、決意したのだった。


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、徐に、司に、話しし始めるのだった。


「上手く言えるか如何か、分からないんだけど…。
 確かに、司の言う通り、私は、あの時には、既に、全てを知って居たの。
 自分自身の命が、後、どれ位、残って居るのかを…。
 だからこそ…。
 “もう、後悔したくない!”と、思えたんだと思う。
 実は、お母様から、“NYに来ない?”と、誘って頂いた時に、覚悟は、出来て居たの。
 “此れが、司との最後に成るだろう。
  此れが、最後のチャンスかも知れない。”って…。
 だからこそ…。
 “今度、そう成る事が有るの成らば…。
  今度こそ、後悔はし無い。
  絶対に、泣かない。”って、決めて居たの…。
 だから…ね。
 私は、ずーっと、後悔して居たの。
 ほら、高等部当時の司と私は、司がNYに渡米する前に、あの(道明寺HDが、リゾート開
 発したというオープン前の)水上コテージに行ったでしょ!
 あの頃から、ずーっと…ね。
 私は、後悔し続けて来たんだと思うの。
 “如何して、私は、あの日の朝、司を、見送る事無く、経った一人で、司を、NYに行かせ
  たのか?
  如何して、あの時の私は、ドボンと、背中から、プールに落ちてしまったのか?
  で、其れ迄の私は、丈夫だけが取り柄だったのに…。
  如何して、あの時に限って、熱を出してしまったのか?”って…ね。
 だからこそ…。
 お母様の誘いを受けて、NYに渡米したの。
 後悔したまま、司と別れたく無くて…。
 でも、あの日に、私が、司に伝えた話しは、“何時迄も、司を見守ってるよ。”と、言う意
 味で云った事は、事実だけど…。」と…。


其処で、此の時の司は、つくしの話しを聞いて、高等部当時の馬鹿だった自分自身を、呪って居たのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、呟く様に、力無く、話しし始めるのだった。


「だからだったのか?
 お前は、NYに居る間、俺に、文句の一つも言わず、毎晩、俺に抱かれて居たのか?
 今、思えば、気付ける様なお前の行動を、俺は、何も、思って居なかった。
 悟って無かったと言えば良いんだろうな。
 バカだよな、俺は…。
 今、思えば、あの頃のお前は、夕方迄、(NY)メープルで、バイトしてたもんな。
 其れに、ババアからの課題も、クリアして居た。
 NYに滞在中のお前は、相当、無理してたんだろ?
 弱音も吐かず、毎日、辛かっただろうに…。」と…。
「………」


此の時の司は、未だ、つくしの手を握り乍らも、実は、涙を流し始めて居たのだ。


そんな司の顔の様子 や 司が自身の手を握って来る弱々しい迄の司の力を感じた時…。
つくしは、何も、言えずに居たのだ。


何故なら…。
司が、後悔して居るだろう事は、司の様子からも、見て取れたから…だったのだ。


勿論、此の時の司は、後悔して居たのだ。
高等部当時の馬鹿だった自分自身を、殴って遣りたい程に…。



其処で、つくしは、話題を変えたくて、漸く、司に、声を掛けたのだ。
今一、話題が変わった様子は無かったのだが…。


「私が、目を覚ました時に、先生に言われたの。
 “司君が、牧野さんの輸血に応じてくれたのよ。
  牧野さんは、司君から、愛されてるのね。”って…。
 そう、先生から訊いたんだけど…。
 其の時の私は、先生からの話しに、照れちゃって、上手く、返答出来なかったよ(笑)。
 司…有難うね!」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、“当然だ‼”と、言いたいかの様に、つくしに、話しし始めるのだった。


「ああ、当たりめぇだろ。
 お前は、俺の婚約者だし…よ。
 其れに、お前が、こんな身体に成ったのは、他でもねぇ。
 俺の責任でも有んだから…よ。
 当然だろ。」と…。


其処で、つくしは、驚愕するのだった。


何故なら…。
此の時のつくしは、思って居たのだ。


“司は、知って居たんだぁ~。
 私の身体の意味を…。”と…。


其処で、つくしは、司に、訊き始めるのだった。


「司は、知って居たの?
 私の身体の事…。
 誰から、聞いたの?」と…。


其処で、司は、「ババアから…。」と、言った後…。
自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓 と つくしの主治医 と つくしが助けられたペンションのオーナー夫人との繋がりを、つくしに伝えて居たのだ。


其処で、つくしは、更に、驚愕して居たのだ。
そして、つくしは、更に、思って居たのだ。


“お母様 と 先生 と (ペンションの)オーナー夫人との間に、そんな繋がりが有った
 だ何て…。”と…。



実は、つくしが、喋れる様に成ったのは良い事なのだが…。
手術から、其れ程、時間が経って居ない此の時のつくしは、未だ、お腹に力が入らないのだ。
勿論、お腹に力を入れてもダメなのだが…。
なので、つくしは、顔だけで、驚愕振りを発揮して居たのだ。


其処で、つくしは、驚愕し乍らも、「うん。」と、頷き乍ら、司に、にこっと、微笑んだのだった。
其れは、まるで、『天使の微笑み』かの如く…。



だが、そんなつくしの『天使の微笑み』を一変させる様な言葉を、此の後、司は、つくしに、話しし始めるのだった。
実は、此の時の司は、自身の顔付き と 目付き迄、一変させて居た事は言うまでも無かったのだが…。


「つくしに、伝えて置く。
 此れからは、三条と会うな‼」と…。


だからだったのだ。
つくしは、三度、驚愕するのだった。


何故なら…。
司にとっても、仲間で在る筈の桜子と「会うな‼」と、司は、つくしに言って来たのだ。


もし、此の状況に、驚愕し無いと言うの成らば…。
其れは、“親友でも、仲間でも無いだろう。”と、此の時のつくしには、思えた程…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、司に、訊き始めるのだった。


何故なら…。
“納得出来無いから…。”と、言う事が、此の時のつくしの最大成る理由だったのだ。


「如何して…よ⁉
 司にとっても、桜子は、仲間でしょ!
 其の仲間に、“会うな‼”って…。
 如何言う意味よ?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、如何して、つくしに、そんな話しを切り出したのか?
話しし始めたのだった。


「つくしが、こういう身体に成ったのは、勿論、俺が、引き金を引いた。
 『赤札』を、つくしに貼った事で…。
 けど…な。
 三条は、其の事を利用して、つくしを嵌めた。
 あの『バツキン』を利用して…な。
 其の事で、お前は、英徳(高校)の奴等から、暴力を受けた。
 そして、其の結果…お前は、こんな身体に成った。
 勿論、引き金を引いたのは、俺…。
 けど…な。
 つくしが、英徳(高校)の奴等から、暴力を受けるだろう事を承知で、つくしを嵌めたの
 は、三条だ‼
 もしかしたら、俺は、お前を失って居たのかも知んねぇだぞ‼
 もし、そんな事に成って居たら…俺は、あの女を、如何してたか?
 俺でも、分かんねぇけど…な。
 唯じゃあ、済まなかっただろうな。
 其れ位ぇ、俺は、あの女を許せねぇんだよ‼
 だから…よ。
 つくしも、あの女とは、一生、会うな‼」と…。


其処で、此の時のつくしは、自身の身体が、如何言う状況に在るのか?
忘れたかの様に、興奮状態で、司に、抗議し始めたのだ。


「だとしても…私は、桜子の事を、もう、許してる。
 だから、私は、今迄通り、桜子に会うわよ。
 当然でしょ!
 私が、桜子と会う事を、許してくれないのなら…。
 私は、一生、司の遣った事も、許して上げない‼」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、つくしの身体の為に、つくしの興奮状態を静め様と、躍起に成って居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、思わず、つくしに、言ってしまったのだ。


「分かったよ、つくし…。
 自分自身の身体の為にも、今は、落ち着け‼
 俺には、三条の遣った事を許せねぇが、お前が、許すと言うのなら…。
 其れは、其れで、良い。」と…。


其処で、つくしは、更に、司を追求し始めたのだ。


「じゃあ、私は、桜子に会っても良いのね?」と…。


なので、仕方無く、司は、つくしに、返答するのだった。


「ああ。
 俺は、あの女を仲間とは認めねぇが…な。」と…。



其処に、つくしの病室で在る VIP専用病室のドアが、ノックされたのだった。
 


<此の二次小説『打ち上げ花火【浴衣に魅せられて】…<つかつく>  27.』の中に出て
 来る一部の文面の中に、現在に於いて、相応しくない言葉が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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