tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Once again~再び~  22.





〈此の二次小説『Once again~再び~  22.』は、一部の文面の中に不快に思われるやも
 知れない言葉が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。〉



〈つかつく〉・〈総優〉


此の時のあきらは、其れはまるで、「次のターゲットは、司…お前だ‼」と、言って居るかの様に、言って除けるのだった。


「で、司…。
 お前は、既に、『チェリー』じゃねぇだろ⁉
 何で、今迄、黙ってたんだよ?」と…。


勿論、此の時のあきらは、そんな風に言っては居るのだが、司自身、あきらが怒って居る様には見えなかったのだ。



其処で、何も答え様とし無いそんな司に変わって、総二郎があきらの後を話すかの様子に話しし始めるのだった。


「司君よ‼
 とっくにバレてんだよ!
 お前が『チェリー』じゃねぇって事は…。」と…。
「………」


だからだったのかも知れない。
総二郎 と あきらからそんな風に聞かれた事で、司自身、予期して居なかった事だけに、驚愕顔を自身の顔に貼り付かせたまま、直ぐには返答の言葉が出て来なかったのだ。



だが、総二郎 と あきらのニヤニヤした顔を見た事で、漸く、我に返った司は、慌てて、返答の言葉を口にするのだった。


「お前等、何が言いてぇんだよ‼
 NYに居た頃の俺は、一切、女と遊んでねぇっつーの‼」と…。


其処で、此の時の総二郎 と あきらは、呆れたかの様な顔付きに成って居たのだ。
然も(さも)、「俺等は、知ってんだぞ‼」とでも、言いた気に…。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎 と あきらは、そんな司に、呆れたかの様に言って除けるのだった。
先ずは、総二郎が口火を切るのだった。


「司は、何の話しをしてんのかな⁉
 NYの頃の司がどんな状況…だったのか?
 俺等は、全て、知ってるっつーの!」と…。


そして、あきらが総二郎の後を受けて話しし始めるのだった。


「そう言う事…だ。
 俺等が言いてぇのは、其の前の話…だ。
 司が牧野だけの記憶を失くす前の話…だ。」と…。



だが、此の時の司は、漸く、其の当時の頃の事を思い出した所…だったのだ。


【しかも、此の当時の司は、其の頃のつくしから言われて居た事が有ったのだ。


 「此の事は、F3&T3には言わないで…。」と、懇願する様に…。】



だからだったのだろう。
此の時の司は惚ける事にしたのだった。
何時(いつ)もの司と違って、言い返す口調にしては弱々しい口調…だったのだが…。


「お前等、何が言いてぇんだよ‼」と…。


其処で、総二郎は、最後の切り札かの如く、徐に、自身のスーツの上着の内ポケットの中に別に忍ばせて置いたもう一枚の写真を司の前に差し出すのだった。


「此の写真を見ても、司は、俺等に惚ける事が出来んのか?」と…。



勿論、総二郎から差し出された此の写真を見た時の司は、何も言う言葉が出て来ないだけでは無く、驚愕顔を自身の顔に貼り付かせたまま、其の写真を持った状態で固まってしまって居たのだ。


勿論、此れ迄にも、そんな風に動揺して居る司の姿を見た事の無かった総二郎 と あきらは、お互いの顔を見合わせて居たのだった。


其れ位、此の時の司の動揺心は、誰もが驚愕する程…だったのだ。


云わば…。
此の時の司のそんな状況は、其の写真を持った状態で自身の目を見開いたまま、写真の或る一点を見詰め、狼狽えて居る様に見える程…だったのだ。



其処で、総二郎は、そんな司に声を掛けるのだった。


「司…此の写真に写る人物が誰か分かるよな?
 こっちに写ってるのは、俺の奥さんの優紀 と 俺の娘の真紀…。
 で、俺の奥さんの優紀 と 俺の娘の真紀の隣で写ってるのは、牧野 と 其の牧野の
 娘…。」と…。



勿論、此の時の司からして視れば、総二郎が言って来た『牧野の娘』の父親が誰で在るのか
位、当然の事乍ら、分かり易い位に分かって居たのだ。


何故なら…。
何処から如何見ても、『つくしの娘』は、司にそっくり…だったのだから…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、「ああ」と、しか言い様が無かったのだ。



其処で、あきらは、満を持して、司に訊き始めるのだった。


「もう一度、司に訊く。
 お前は、既に、『チェリー』じゃねぇだろ⁉」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、諦めたかの様に、返答するのだった。


「ああ、そうだな。」と…。


だからだったのだ。
此の時の総二郎自身が訊きたかった言葉を、漸く、口にする事が出来て居たのだった。


「司…何時(いつ)、牧野とこう言う関係に成った?」と…。


其処で、司は、“牧野…仕方ねぇから言うぞ‼”と、自身の心の中で詫び乍ら、話しし始めるのだった。


「滋が俺等(司 と つくし)を拉致って、クルーザーに乗せた事が在っただろ?
 あん時のクルーザーの中で…だな。」と…。



実は、そんな事実を司から聞いた此の時の総二郎 と あきらは、それぞれが納得したかの様に同じ様な言葉を口にするのだった。
否、呟くのだった。


「そう言う事…か?
 だからこそ、誰にも気付かれなかったってか‼」


「だから、道理で、誰も知らなかったって訳か?」と…。



其処で、未だに、総二郎が差し出した其の写真を持ったまま、じーっと、或る一点を見詰めて居る司は、当然かの様に、確認するかの如く、総二郎 と あきらに訊き始めるのだった。


「牧野の横に居るガキは、俺の娘で良いんだよな⁉」と…。


だからだったのだろう。
そんな風に司から訊かれた此の時の総二郎 と あきらは、更に、呆れたかの様に、それぞれ、司に言って除けるのだった。


「あのなぁ~、司君…。
 何処を如何見たら、司の娘じゃねぇって、言えるんだよ⁉」


「けど…よ。
 確かに、司よりは、椿姉ちゃんに似てるかも…な。
 だが、道明寺家のDNAなのは確か…だな。」と…。


だからだったのだ。
そんな風に総二郎 と あきらから言われた此の時の司は、独り言ちる(ひとりごちる)かの如く、呟き始めるのだった。


「だよな。
 けど…よ。
 あいつ…俺に何も言って来なかったぞ。」と…。



だからだったのだろう。
そんな風に司から愚痴っぽい言葉を聞かされた此の時の総二郎 と あきらは、三度、呆れたかの様に、それぞれ、司に言って除けるのだった。


「司君…よ。
 良く、そんな事が言えるよな⁉
 そん時の司は、誰の記憶を失くしてたんだよ‼」


「牧野が言える訳ねぇだろ‼
 あの精神状態で…。
 あの状況なら、例え、牧野じゃ無くても、司は、誰から話しを聞いても、きっと、信用し
 無かっただろうよ。
 其れだけじゃねぇぞ。
 あの頃の牧野はどれだけ傷付いてたと思うんだよ‼
 しかも、あの頃の司の傍には自分とは違う女が傍に居たんだぞ。
 其れに、あの頃の牧野にして視れば、司の彼女は自分自身なのに、司は、牧野の事を『類 
 の女』って、言ってたんだぞ‼
 そんな事が在っても、牧野が司に言って来ると思うか?」と…。


だが、此の時の司には、此の時のあきらが言って来る話しの意味が分かって居なかったのだ。
だからこそ、此の時の司はあきらに訊き返したのだろう。


「あきらは、一体、何の話しをしてんだ?」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の総二郎 と あきらは、「はぁ~。」と、同時に溜息を吐き(つき)乍らも、先ずは、総二郎が司に言って遣るのだった。


「司は、覚えてねぇんかよ⁉
 司の本当の彼女で在る 牧野の事を邪険にしてた女と言えば分かるか?
 と言うのか?
 司が入院してた時に、司の回りをウロウロして、まるで、司の女かの様に、司の傍に居た 
 女の事…だよ。
 滅茶苦茶、鬱陶しくて、目障り…だったよな?」と、あきらに振るかの様に…。


其処で、総二郎から振られたあきらも、司に言って遣るのだった。


「ああ、滅茶苦茶、鬱陶しくて、目障り…だったな。
 其れに、類があの女の事を、相当、嫌ってたし…な。
 最初は、類のそんな気持ちを、俺等は直ぐに分かって遣れなかったんだけど…よ。
 類は、牧野の代わりに司の事を怒ってたな。
 で、類は、そんな司に殴ろうとしたけど、其れを牧野が阻止したんだけっか⁉」と…。


だからだったのかも知れない。
あきらが、其処迄、言い終えた後、総二郎に目配せをした事で、此の時の総二郎は、あきらからのそんな目配せに気が付き、大袈裟に言い始めるのだった。


「ああ、そんな事も有ったな。
 あの頃の牧野の頬っぺた(ぽっぺた)は、司から殴られた事で、赤く真っ赤に腫れ上がっ
 てたモンな。
 其れに、あん時の類は、相当、怒ってたし、司の回りをウロウロしてたあの『海ちゃん』
 とか言った女に、“部外者は黙ってな。”って、怒ってたモンな。
 確か、あん時の類の睨みに、あの『海ちゃん』とか言った女が黙ったまま、怖気付いてた
 よな。」と…。


だが、其処迄、怒った顔の表情を剥き出しにして自身に言って来る総二郎 と あきらを前にして、此の時の司は、反論の言葉を口にするのだった。


「あのなぁ~、お前等、何か勘違いしてんじゃねぇのか⁉
 俺は、あの女から騙されたも同然な状況…だったんだ。
 あの女は、其れはまるで、俺にとって、運命の女かの様に振る舞いやがった。
 だから、俺が勘違いしたので在って、俺にそう思わせたあの女が悪ぃんじゃねぇのかよ‼
 其れでも、俺が牧野を傷付けた事は言う迄もねぇから、牧野には、ちゃんと、再会してか
 ら、本人に謝るつもりだけど…よ。」と…。



だが、其れでも、此の時の総二郎 と あきらは、容赦無かったのだった。


何故なら…。
此の時の総二郎 と あきらは、実は、桜子から頼まれて居たから…だったのだ。



〈此の二次小説『Once again~再び~  22.』は、一部の文面の中に、神尾葉子先生の漫
 画『花より男子』の花男メンバーのセリフを勝手に拝借致し、勝手に記載致して折りま
 す。
 神尾葉子先生に於かれましては、勝手に拝借致し、勝手に記載致して折ります事をお詫び
 申し上げます。
 また、関係者各位 様に於かれましても、勝手に拝借致し、勝手に記載致して折ります事
 を、重ねてお詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。〉

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