tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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記憶の上書き…<総優>  続編⑤




総二郎と優紀が、あきらん家(ち)の庭で、話しをして居る間…。
F3&T3は、総二郎と優紀の話しをしていた。


先ずは、あきらが、口火を切って来た。


「今、俺ん家(ち)の庭で、総二郎は、優紀ちゃんにプロポーズしてんだ。
 俺ん家(ち)でした俺等が高校の頃の『寒中浴衣大会』の時の総二郎と優紀ちゃんの件
 は…。
 司は勿論だが、牧野も知ってんだよな?」


司は、つくしの顔を見ながら、あきらの問いに答えていた。


「ああ。
 偶然、俺とつくしが、庭に居る時に、総二郎と松岡の話し声が聞こえて来たんだよ‼
 詳しくは、分かんねぇんだけど…よ。」


つくしも、頷いて見せた。


~~【司とつくしの思い出していた当時の状況…。】


つくしも、あの時の優紀は、辛そうだった事は、良~く、覚えて居た。


だが、総二郎と優紀の一件の詳細までは、優紀は、つくしには、伝えて居なかった。


唯、司とつくしは、あの時、優紀が、総二郎に告白して、総二郎から、振られていた事は、知っていた。


司とつくしは、決して、自分(司とつくし)達からは、F2&T2に言える事では無いと思って居た。   


だから、司とつくしからは、その事に関しては、口を摘むんで居た。  ~~



つくしは、辛そうに、皆に言って除けていた。


「私も、あの時の事は、優紀から、詳しくは、訊いて居ないんだよね。
 だから、西門さんと優紀の間に、何が、起こったのかは、知らないんだよね。
 唯、あの時…。
 私に、“頑張れ‼って、言って欲しい。”って、優紀から言われたの。
 だから、私は、優紀に言ったの。
 “頑張って。”って…。」
「「「「………」」」」


F2&T2は、言葉に成らなかった。


だが、あきらは、総二郎から、総二郎と優紀の一件の事は…。
実は、後で聞いて居た。


だから、F2&T3に話しして聞かせていた。


で、取り敢えず、部屋に入って来た総二郎と優紀に確認しようという事に成った事は、言うまでも無かった。



で、暫くして、総二郎と優紀は、部屋に入って来た。


そして、総二郎のプロポーズを優紀が受けた事が、総二郎から、F3&T3に報告されていた。


そして、F3&T3は、優紀の左手 薬指に光る指輪を見て、収まる処に収まった総二郎と優紀を、安心した様な眼で見詰めていた。


此れで、総二郎は、やっと、自分自身にとって、何が、必要だったのかを再確認する事が出来て居た。


で、F3&T4が高校生の頃に行った、美作邸での『寒中浴衣大会』の総二郎と優紀の一件を、総二郎から、F3&T3に報告された事は、言うまでも無かった。



<総二郎side>


俺は、あきらん家(ち)での優紀へのプロポーズが、無事に終わり、優紀が俺のプロポーズを受けてくれた事で、ほっとしていた。


だが、此れで、終わった訳じゃねぇ‼


俺は、改めて、思って居た。


“俺は、どんだけ、優紀を傷付けて来たのか?”と…。



で、俺は、優紀を(西門)邸に連れて行く前に、俺の両親で在る家元と家元夫人に、了承してもらうべく、俺は、親父とお袋の部屋に来ていた。


「親父、お袋…。
 入って良いか?
 相談事が有るんだが…。」
「………」


神妙な俺の声に戸惑って居るのか?
親父とお袋の何方からも、声は返って来なかった。


だから、襖を開ける素振りをして遣った。


そしたら、やっと、お袋から、返事が返って来た。


「どうぞ…。」


で、俺は、親父とお袋の部屋に入って行った。


其処で、俺は入る成り、本題を切り出した。


「親父、お袋…。
 俺、結婚してぇ、女が出来たんだ‼」


親父とお袋は、お互いの顔を見合わせて居た。


何かを言いた気な様子だったが…。
俺が、其れを遮る様に、言葉を続けて居た。


「けど…よ。
 俺、あいつを此処(西門邸)で、高校の時に、傷付けてんだよ。
 だから、未だに、あいつは、此処(西門邸)に、“行きてぇ‼”とも言わねぇし…。
 あいつに取ったら、此処(西門邸)は、“『鬼門』じゃねぇか?”と、思うんだよな。
 だから、良い思い出の場所にして遣りてぇんだよ‼」


お袋は、何かを思い出したみてぇに、言葉を発し出した。


「って、事は、更ちゃんなの?」


俺は、間髪入れずに、言って除けていた。


「んな訳、ねぇだろ?
 俺にとって、更は、幼馴染で在って、妹の様な存在だ‼」


其の、俺の返しに考え込む様に、お袋は、言って来やがった。


「更ちゃんじゃ無いとすれば…もしかして?
 あの時…の?
 私(わたくし)が、更ちゃんを(西門)邸にお誘いした時に、ご一緒に居らした更ちゃ
 んの高校の後輩だというお嬢さんの事かしら…?」


俺は、“お袋も、あの時、あの場に居たんだよな‼”と、思い出していた。


だが、お袋は、思い出さなくても良い事まで、思い出した様子だった。


「でも、あの時…。
 あのお嬢さんに、総二郎は、かなり、きつい言い方をして居たんじゃ無かったかし
 ら…?」
「ああ。
 そうだったな‼
 だから、あいつにとって、『鬼門』の此の場所を、良い思い出の場所に変えて遣りてぇ
 んだ‼
 じゃねぇと、あいつは、いつまで経っても、西門邸に住まいを移せねぇだろ?
 あいつは、俺からのプロポーズは、もう、受けてくれてんだ‼
 だから、あいつとの結婚を了承して欲しい‼」


親父とお袋は、お互いの顔を見ながら、笑い出した。


で、親父は、笑いながら、俺に言って除けて来た。


「総二郎…?
 私達は、其のお嬢さんに会わせてもらえて居ないのに…。
 “結婚の了承をしろ‼”とは、総二郎は、かなり、焦って居るんだな(笑)‼」
「………」


俺は、何も言い返せなかった。


“確かに、そうだよな。”と、思ったからだった。


だが、親父とお袋から、続けて話しされていた俺だった。

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