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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Single again…<総優>  9.




総二郎は、家元夫人の言葉に、驚愕して居た。


総二郎は、じーっと、家元夫人の様子を窺って居た。


“まさか、俺と優紀の邪魔をする為に、態と、(西門)邸に連れて来い‼とは、言わねぇだ
ろう…な。”と、思う総二郎だったが…。
総二郎自身、家元夫人の真意を測り兼ねていた。


総二郎にとっては、実の母親…。
其の母親を疑いたくはないのだが…。


家元夫人の立場で在る 母親を、“全て、信用する訳には、いかねぇ‼”と、思う総二郎が居た事も、また、致し方ないのかも知れなかった。


だから、在り来たりな言い方しか出来ない総二郎が居たのだった。


「ああ。
 その内に…な。」



そして、家元夫人に全てを話しした後も…。
総二郎は、優紀と付き合いを続けて居た。


総二郎は、つくしから言われていた。


「良い…西門さん?
 優紀を泣かす様な事をしたら、私の鉄拳が、西門さんに飛ぶから…ね。」


総二郎は、つくしだけで無く、T2からも、信用してもらって居ない事を知った。


総二郎は、“T3から、信用してもらえて居ねぇ事は、頷けるから、仕方ねぇ‼”と、思い乍らも、過去の自分自身を恨むしかなかった。


だから、今の総二郎が、言えた言葉だったのかも知れなかった。


「今の俺が、優紀を泣かす訳ねぇだろ?
 俺の『遊びの時間』は、とーっくに、終わってんだよ‼」と…。


T3は、納得して居ない様子だったが…。



また、総二郎は、後で、優紀から聞いて知ってしまった事が有った。


「西門さんが、更先輩と、“別れたみたいだ‼”って、つくし達 T3から聞いた時は、吃驚
 したんです。
 “半年だけの付き合いだったみたいだ‼”って、T3から聞いた時は、驚愕しか無かったん
 ですけど…。
 其れで、更先輩と別れた事で、フリー(=一人=『シングル』)に、また(=再び=
 『アゲイン』)(=Single again)戻って、荒れてる。”と、聞いた時は、更先輩
 と別れたからだ‼”って、思って居たんです。
 だから、私は、西門さんの事を心配し乍らも…。
 其の当時の私は、何も、出来ずに居たんです。
 西門さんが、“また一人に返った。”と、T3から聞いてからは、忘れかけた思いが胸の中
 で騒めく事を感じて居たんですけど…。
 西門さんと、また、会う事が、怖かったんです。
 でも、私は、今は、幸せです‼」と…。


総二郎は、或る意味…。
『更』と別れた事で、荒れていた。
更と付き合った事を後悔して…。



だからだろうか?
総二郎は、思って居た。


“俺は、こんな優しい『女』を、俺から手放せば…。
 俺は、此れから先を、生きては行けねぇだろう‼”と…。


だから、此の先、一生、優紀という一人の女性を失わない為にも、総二郎は、覚悟を決めていた。
家元夫人に、優紀を再会させる事を…。


だから、総二郎は、優紀に伝えて居たのかも知れなかった。


総二郎は、不意に、何気に、優紀に言って居た。


「優紀…。
 俺ん家(ち)(西門邸)に、一緒に行って視ねぇか?」
「えっ??」


優紀は、総二郎からの不意に言われた言葉に…。
予想して居なかっただけに、驚愕して居た。


唯、優紀は、総二郎をじーっと、見詰める事しか出来ずに居たのだった。



そして、総二郎は、少し、強引な遣り方では有ったのだが…。
優紀を西門邸に連れて来ていた。


家元夫人は、優紀を一目見て、あの頃の優紀を思い出していた。


総二郎に、あんな風に言われても、何も反論する事無く、唯、総二郎に謝って居た優紀が居た事を…。


だが、今の優紀は、あの頃の優紀と違って居た。


先ず、見た目が違って居た。
ヘアスタイルが、ショート➡ふわふわのセミロングヘアに、成って居た。


また、優紀は、ナチュラルだが、メイクを施しているせいか?
あの頃より、幾分か、大人っぽく見える優紀が、其処には、居たのだった。


優紀自身は、何も変わって居ない。


だが、見た目は、着実に、優紀自身は、少女➡女性に変わろうとして居た。


家元夫人は、あの頃と変わらない、此の優紀の優しい眼差しに…。


“総二郎には、更ちゃんよりは、こういうお嬢さんの方が良いのかも知れない。”と、思うのだった。


家元夫人は、“総二郎には、優しく包み込む包容力の在る女性が、適して居るのだろう。”と、思えていた。


そして、優紀はというと…。
目の前に居る家元夫人に驚愕し乍ら、挨拶を交わしていた。


「お初にお目に掛かります。
 松岡優紀と、申します。
 宜しくお願い致します。」


挨拶を述べ乍ら、優紀は、家元夫人に、お辞儀していた。


だが、其処に、間髪入れずに、家元夫人は、優紀に声を掛けていた。


「あら、覚えていらっしゃらないかしら?
 私(わたくし)は、優紀さんとは、初めてじゃ無くてよ。
 あなた方が、高校生の頃に、優紀さんは、更ちゃんに連れて来られて、此の(西門)邸
 に居らしたでしょ⁉
 優紀さんとは、その時、以来かしらね‼」


優紀は、家元夫人の口から出て来た、『更ちゃん』と言う言葉に、息苦しさを感じて居た。


優紀も、勿論、理解はして居た。
総二郎と更は、幼馴染なのだから、家元夫人と更も、親しい間柄で在ろう事は…。
だから、高校生の頃に、更を誘って、家元夫人が、西門邸に、更と優紀を連れて来たのだろうから…。


其れに、家元夫人が、更に対して、『更ちゃん』呼びをする言葉に、深い意味が無いだろう事も…。


だが、優紀にとっては、更に対して、申し訳無さが、心を締め付けるのだった。


だから、優紀の口から出た言葉は、在り来たりな言葉だった。


「そうでした。
 申し訳在りません。」


家元夫人は、そんな優紀に言葉なく、クスクス笑うだけだった。


そんな家元夫人の姿を見た総二郎は、“家元夫人が思う優紀に対する印象は、悪くはねぇだろう‼”と、認識していたのだった。


だが、総二郎は、優紀の顔色の悪さに、一抹の不安を抱えていた。


だから、総二郎は、優紀を自室に連れて行こうとして居た。


「お袋、優紀を部屋に連れて行くわ‼」
「分かったわ。」


総二郎の其の言葉と、優紀の様子に、家元夫人も了承し乍らも、一抹の不安を抱えていた。



<此の二次小説『Single again…<総優>  9.』は、『Single again…<総優>   
 まえがき』でも、お伝えして居ました通り…。
 原曲とは、意味合いの違う二次小説ネタ(『Single again』)に成って折ります事
 をお詫びします。
 関係者各位 様、勝手致して折ります事をお詫び申し上げます。>

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