tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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ワーカホリック~仕事中毒~…<つかつく>  4.




楓は、つくしに、伝えなくてはいけない事を思い出し、つくしに、続けて、話しし始めて居たのだった。


「其れと…。
 貴女がお住いのお部屋は、貴女の先輩から、借り受けて居るお部屋と成って居たわよ
 ね?」


つくしは、首を傾げ乍ら、楓に、訊いて居たのだった。


「はい。
 えっ??
 違うんですか?」


だから、楓は、クスッと、笑い乍ら、つくしに対応して居たのだ。


「そう…ね。
 本来は、そうだったわ。
 だけど…。
 現在は、違うと言った方が、宜しかったかしらね?」
「………」


つくしは、驚愕で、其の後の言葉が、出て来なかったのだ。


だから、楓は、何食わぬ顔付きで、つくしに伝えるのだった。


「あのマンションは、元々、道明寺HDの物件なの。
 貴女の先輩は、あの道明寺HDの物件を気に入り、分譲マンションだったあのマンショ
 ンを購入したの。
 あの物件は、道明寺HDが、信用出来る身元のしっかりした方しか、お譲りして居ない
 のよ。
 所謂、あの物件を購入する為には、審査が在るのよ。
 其れ位…。
 厳重態勢なの。
 何故なら、道明寺HDという寄り、道明寺家と、お近付きに成りたい方が、購入希望者
 として、(購入希望者が)増えたからよ。
 所謂、司との縁談を取り付ける為に…。
 あの道明寺HDの物件のマンションに、自身の娘を住まわせ、司に近付かせて、司と其
 の自身の娘を知り合いにさせ様とする輩達を撃退する必要が有ったのよ。
 そういう輩は、輩達の娘の中から、司に見初められれば、道明寺家との縁談に持ち込め
 ると、本気で、思って居るのよ。
 今でも、如何してなのか?
 未だに、全く分からないのだけれど…。
 あの物件の事が、如何して漏れたのか?
 司が日本に帰国の際は、“あの物件に住まいを移すだろう。”と、事前に、噂に成って居
 たらしいの。
 だから、購入希望者で、溢れて居たのよ。
 でも、貴女の先輩は、審査をパスした。
 そして、購入後、一年も経たない内に…。
 貴女の先輩から、“物件を売りたい。”との申し出が有ったのよ。
 もし、“あの物件に売りが出た。”と、成れば…。
 また、大変な事に成るでしょ‼
 だから、私(わたくし)が、貴女の先輩から、購入したのよ。」


だが、つくしは、不思議だったのだ。


“唯、道明寺社長が、先輩から、あの物件を購入しただけなら…。
 私が、賃貸で、住む必要性はない筈…。”と…。


だから、つくしは、楓に訊いて居たのかも知れない。


「其れなら、私が、あの物件に住む必要性が、何処に有ったのでしょうか?」


楓は、つくしの問いに、此処から、確信を突き始めて居たのだった。


「其れは、司と貴女を、引き合わせる為…よ。
 仕事上だけじゃ無く、プライベートでも…ね。」
「えっ??」


つくしは、楓の其の言葉に、絶句して居たのだ。


だから、楓は、等々、楓の本音をつくしに話しし始めて居たのだった。


「宜しくて、牧野さん…。
 牧野さんには、公私共に、司のサポートをお願いしたいの。
 あの息子(こ)が、主人の様に、『仕事中毒(=ワーカホリック)』に、
 成らない様にする為に…。
 貴女なら、あの息子(こ)を、引き止めてくれると、私(わたくし)が、確信したの
 よ。
 あの息子(こ)の心の闇から、あの息子(こ)を救い出して遣って欲しいの。
 貴女の其の正義感で…。
 遣ってくれるわよね?
 つくしさん…。」
「………」


つくしは、如何答えたら良いのか?
分からなかった。


否、つくしは、此の場から、逃げ出したかったのだ。



だが、此の時の楓は、心の中で、密かに、思って居たのだった。


“あの息子(こ)の為…よ。
 もう、逃がさないわよ‼
 つくしさん…。”と…。



だが、つくしは、心の中で、密かに、思って居たのだった。


“ご自身の息子さんなのに、『ワーカホリック(=仕事中毒)』に成る事が、
 前提って…。
 道明寺社長は、道明寺支社長の母親として、如何いう神経をして居るんだろう
 か?”と…。



だが、其の後のつくしは、楓に寄って、司の事情聴取の担当から外される事はなかったのだった。


つくしは、どんどん、楓の策略に嵌るしかない状況だったのだ。



そして、其の後…。
幾月かが経った。


司の事情聴取も、最終局面を迎えつつ有ったのだ。



そんな頃の事だったのだ。


其の日の司は、早目に、仕事を終えて、マンションに戻って来て居た。


司が、リムジンから降りて、エントランス入って来た所で、つくしが、丁度、帰宅して居たのだった。


司とつくしは、マンションのエントランスで、偶然、会ったのだ。



実は、司は、つくしを気に成り始めて居たのだった。


司は、つくしの正義感溢れる『目力』に、惹かれて居たのだ。


其の事には…。
既に、司は、自身のつくしへの気持ちに、気が付いて居たのだった。


だから、つくしと会った司は、思わず、つくしの腕を掴んだのだ。


そして、つくしが、其の場に居る事に、驚愕顔を顔に張り付かせた司は、つくしに訊き出して居たのだった。


「如何して、お前が、此のマンションに居るんだ?」


だから、つくしは、本当の理由を、司には伝えないで、司に勘付かれない程度の話しに留めたのだった。


「私の先輩が、一年前に、此の物件を購入したらしいんですけど…。
 今年に成って、私の先輩が、お付き合いして居た方と、籍を入れる事に成って、此の
 物件が浮いた状態に成ってしまったらしいんです。
 だから、“勿体無いから、此のマンションに引っ越して来て‼”って、言われて、渋々、
 引っ越して来たって訳…です。」


其のつくしの話しを聞いた司は、司の都合の良い様に、解釈して居たのだった。


「俺が、此のマンションの最上階に住んで居る事を知って、お前は、此処に、引っ越して
 来たんだろ?」


其の司の都合が良い解釈振りには、呆気に取られるつくしだった事は言うまでも無い。


だから、つくしは、司に、言えた言葉だったのだろう。


「はぁ~??
 はっきり言って、勝手な解釈しないでくれます?」


だが、司は、まだ、つくしに言い足りないのか?
悪態を突く司だったのだ。


「じゃあ、何故、俺が、此の場に居ても、驚かねぇんだよ?」


なので、つくしは、間髪入れずに、司に返答して居たのだった。


「此の物件は、道明寺HDの物件…何でしょ?」


つくしの其の返答に、納得せざるを得ない司が其処には居たのだった。


何故か?
不貞腐れたままの司だった事は言うまでも無い。


そして、其のままの不貞腐れた感情まま、返答する司が、其処には、居たのだった。


「ああ。」と…。

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