GW【ワーカホリック~仕事中毒~】…<つかつく> 続編③
其の日(GWの或る日の一日)のつくしは、優紀と、久し振りに会う約束をして居たのだった。
だから、其の日の司は、F3からの誘いに応じる事にしたのだった。
なので、其の日の司は、何時ものF4の溜まり場で在る 東京メープルのF4ラウンジのVIPルームに来て居たのだった。
そして、司は、東京メープルのF4ラウンジのVIPルームに到着する成り、F3から、嫌味を言われて居たのだった。
先ずは、あきらから、口火を切って居たのだった。
「司…。
良かったな‼
やっと、『恋』というモノが如何いう意味なのか?
分かったんじゃねぇの?」
総二郎も、司に言って除けて居たのだった。
「ほんとだよな。
今までは、俺とあきらは、散々、司から、馬鹿にされて来たから…な。」
だが、司は、負けじと、総二郎とあきらに悪態を突くのだった。
「うるせぇ~。
お前等と、俺とは違ぇだろ?
俺は、純愛だ‼」
だが、其処は、総二郎とあきら…。
司に、言い切るのだった。
先ずは、総二郎が、言って除けて居たのだ。
「あのなぁ~、司君。
君に言われたかねぇよ‼
俺は、遊んで居る様だが…な。
其の時、其の時は、ちゃんと、恋してんだよ‼
だから、司から、言われる必要が無いっつーの‼
分かったか?」
そして、また、あきらも、司に、言い切るのだった。
「俺も、司と一緒で、純愛だ‼
“不倫、不倫。”って、言うんじゃねぇよ‼」
だが、司は、鼻で笑うのだった。
「フン。」
今までの司なら、『恋バナ』の中に入る様な男では無かったのだ。
だが、其の司が、総二郎とあきらと対等に、『恋バナ』を展開して居る事に、類は、突っ込むのだった。
しかも、F3は、寝て居ると思って居た類が、F3の話しを聞いて居た事に、思って居たのだった。
“何時も乍ら…。
類は、やっぱり、聞いてたのかよ?”と…。
そして、類は、司に、話しし始めて居たのだった。
「司は、あの娘(こ)に寄って…。
司自体を変えられた様だね。」
そんな類の言葉に、司は、類に悪態を突くのだった。
「其れって…。
如何いう意味だよ?」
なので、類は、クスクスと、笑い乍ら、司に告げるのだった。
「司の棘の有る人間性…(笑)。
司が、柔らかく成ったというか?
司と俺等の会話が成立してる時点で、司の人間性は変わってるでしょ?」
「………」
類のそんな言葉に、司は、言い返せる言葉が見付からなかったのだ。
唯、類からの言われ様に…。
司は、思うのだった。
“つくしと出会うまでの俺って…。
周りから、どんな風に、思われてたんだよ⁉”と…。
そう司が、思って居る所に、類は、笑い転げるのだった。
何故なら、司の顔付きを観た類は、司に伝えて居たのだった。
「凄い顔をしてるよ‼
司…。
鏡、見て来たら…。」
そんな司の姿を観た総二郎も、司に伝えるのだった。
「司君…。
やっぱ…。
今までとは、違ぇな。」
また、あきらも、司に、伝えるのだった。
「ほんと…。
司が、恋をすれば…。
こんな風に成るんだな⁉」
司は、F3が言って来る言葉に、理解出来ずに居たのだった。
何故なら、今までの司は、F3を弄る事は在っても、弄られる事は無かったのだ。
其れが、司は、F3から弄られる立場に成って居るのだ。
分が悪いと、司が、認識しても不思議では無かったのだ。
だから、司は、F3に訊き出すのだった。
「はぁ~??
其れって、如何いう意味だよ⁉」
なので、F3は、司に言って除けるのだった。
「「「司が、恋をすれば…。
腑抜けた男に成るって事(だ)‼」」」と…。
F3は、揃いも揃って、声を合わせて、言って除けるだった。
此れには、司は、不機嫌に成るのだった。
「うっせぇよ‼」と…。
だが、英徳学園 幼稚舎から、英徳高校までの15年間…。
司の猛獣遣いに徹して来たあきらにとっては、つくしという存在は、有難いのだ‼
此れまでの司の周りには、そんな女性が居た事は無かったのだ。
云わば…。
あきらは、以前から、ずーっと、思って居たのだった。
否、諦めて居たのだった。
“司には、俺の代わりを務めてくれる様な…。
そういう女は現れる事は、一生、ねぇだろうな‼”と…。
だから、あきらは、“一生、俺は、司の猛獣遣いだろうな。”と、諦めの窮地に居たのだった。
だが、司には、あきらの代わりと成る猛獣遣いの女性が現れたのだ。
しかも、あきらよりも、強力な猛獣遣いだったのだ。
其れが、『牧野つくし』という女性だったのだ。
だからこそ、あきらは、つくしに感謝して居たのだ。
其れに、F3は、揃いも揃って、思って居たのだ。
“あんな猛獣の司を操れるのは、此の世には、『牧野』しか居ねぇだろうな‼”と…。
という訳で、F3が認めた女性…。
其れは、『牧野つくし』という女性だった事は言うまでも無いのだ。
そして、また、司だけじゃ無く…。
其の後のF3も、つくしに寄って、考え方を変えられるのだった。
fin