GW【ワーカホリック~仕事中毒~】…<つかつく> 続編②
牧野家を後にした司とつくしは…。
其の足で、道明寺邸に向かって居たのだった。
実は、司は、タマにつくしを会わせたかったのだ。
という寄り、司は、再三に渡り…。
タマからの連絡を受けて居たのだった。
「坊っちゃん…。
何時に成ったら、未来の道明寺家の若奥様に会わせてもらえるんですかね?」と…。
司に至っては、しつこいとでも言うべきそんなタマからのお願い事に、司は、タマに降参したのだった。
そして、司は、つくしに伝えるのだった。
「なぁ~、つくし…。
此のまま、うち(道明寺)の邸に、向かって良いか?」
つくしは、此のまま、マンションに向かって居ると思って居たので、不思議に思って居たのだった。
「う~ん⁉
お邸に、何か、有るの?」
つくしは、可愛く、首を傾げ乍ら、司に訊くのだった。
そんなつくしに、司は、邪な気持ちが浮かんで来るも、此処は、じーっと、耐えるのだった。
なので、司は、つくしに伝えるのだった。
「ああ。
うち(道明寺家)に、古くから仕えている使用人頭が居んだけど…よ。
“未来の道明寺家の若奥様(つくし)に会わせろ‼”と、うるせぇんだよ。
だから…よ。
其の使用人頭の願いを聞き入れて遣ろうと思ってよ。」
つくしは、『未来の道明寺家の若奥様』という言葉には、些か、気に成るも、取り敢えず、“そんな方が居るなら、挨拶したい‼”と、思ったので、司に了承の意を伝えるのだった。
「うん、良いよ‼」と…。
という訳で、司は、つくしからの了承の意の言葉と共に…。
タマに連絡を入れるのだった。
「今から、つくしを連れて行く。」と…。
そして、司とつくしは、道明寺邸に着いたのだった。
そして、つくしは、タマと、初めて、対面するのだった。
「お初にお目に掛かります。
牧野つくしと申します。
宜しくお願い致します。」
そして、タマも、つくしに、挨拶するのだった。
「そうかい。
あんたが…。
あたしは、此の道明寺邸に、先代の頃から仕えて、60余年…。
現在は、使用人頭を務めているタマというんだよ。
宜しく頼むよ。
若奥様…。」
其処で、つくしは、タマに、お願い事をしたのだった。
「タマさん…。
其の『若奥様』という呼び名は止めてもらえますか?
差し支えなければ…。
『つくし』と、呼んで下さい。」と…。
其のつくしの言葉に、タマは、納得して居たのだった。
“流石…。
奥様が、見込んだだけの事は有るさね。”と…。
実は、事前に、タマは、楓から、聞かされて居たのだった。
「タマ…。
私(わたくし)が、見込んだお嬢さんを、司に会わせる様に仕掛けたのよ。
何れ、司は、其のお嬢さんを好きに成るわ。
だから、楽しみにして於いて頂戴‼」と…。
なので、タマは、つくしに会える事を、今か今かと、待ち詫びて居たのだった。
そして、やっと、其の日が来たのだった。
なので、タマは、つくしに了承の意を伝えて居たのだった。
「そうかい。
じゃあ、そう呼ばせてもらおうかね。
『つくし』…。」と…。
此の事が切っ掛けで、タマとつくしは、意気投合するのだった。
なので、其の後のつくしは、事ある毎に、タマに呼び出される様に成ったのだった。
つくしが食いしん坊で在る事を知ったタマは…。
「良いお菓子が手に入ったんだよ。
(道明寺)邸にお出で…。」と…つくしに誘いを掛けて来るのだった。
また、司に渡して欲しい物が有れば…。
司本人に連絡するのでは無く、タマは、つくしへ直接、連絡する様に成ったのだった。
「つくし…。
坊っちゃんに渡して欲しい物が有るさね。
(道明寺)邸に、取りに来てくれるかい?」とか…。
司にとっては、此の上なく、鬱陶しい事だったのだ。
また、其の上…。
タマから、其の話しを聞き付けた椿が、再三に渡り、日本に帰国する様に成ったのだった。
そして、椿は、つくしに会いに来る様に成ったのだった。
そして、椿・タマ・つくしの女性3人で、女子会と称して、つくしは、椿 もしくは、タマから、呼び出しを受ける様に成ったのだった。
また、椿から…。
もしくは、タマから…。
其の話しを聞き付けた楓までもが…。
日本に帰国して帰って来た時は、スケジュール調整してまで、女子会に参加するのだった。
其の際の楓の仕事は、司に割り振られて居る程だったのだ。
其の事を知った時の司は、発狂するのだった。
「西田…。
ババアの仕事は、自分でさせろ‼」と…。
だが、司より、上手の楓は、そんな事を、司が言って来る事は、十分理解して居たのだ。
だから、楓は、司に伝えるのだった。
「貴方が、つくしさんと知り合えたのは、誰のお陰なのかしら…ね。
そんな言葉を言えた義理かしら…ね。
司は、私(わたくし)の代わりに、仕事を為さって居たら、宜しくてよ。」と…。
「………」
そう自身の母親で在る 楓から言われてしまった司は、其れ以上、何も言い返せなかったのだった。
“流石は、お母様…。”と…。
椿は、自身の母親で在る 楓を尊敬するのだった。
此れには、つくしも、驚愕だったのだ。
だが、今後のつくしにとっては、良い意味での援軍が、3人も居ると言う事に成る。
なので、タマは、思って居たのだった。
“此れからの坊っちゃんは、お痛は、出来ないさね。”と…。
だが、もし、司自身、そんなタマの心の中で発したで在ろう言葉を聞いて居たとする成らば…。
司は、多分、タマにこういうだろう。
悪態を突き乍ら…。
「そんな事をする訳ねぇだろ?
俺は、つくしだけを愛してるっつーの‼」と…。
こうして、また、世田谷の道明寺邸には、活気が戻って来て居たのだった。
なので、タマは、つくしに感謝するのだった。
「此れも其れも…。
全てが、つくしのお陰さね。」と…。