もし、全員、幼馴染だったら…<F4&T4> 35.
<此の二次小説『もし、全員、幼馴染だったら…<F4&T4> 35.』は、不快に感じる
やも知れない表現が入って居ます。
了承の程、宜しくお願い致します。>
優紀が、徐々に、総二郎に、気持ちを傾け始めて、付き合うとまではいかないが…。
総二郎と優紀が、一緒に、居る時間が増えて来たのだった。
総二郎は、朝、優紀を迎えに行き…。
帰りは、一緒に、帰る。
所謂、英徳学園への登下校の総二郎と優紀は、一緒に、行動して居たのだ。
其の事に関しても、英徳学園の女子学生・女子生徒は、もう、何も言わなく成って居たのだった。
また、優紀の両親も、あの日以降…。
所謂、総二郎と優紀との事が、発覚して以降…。
総二郎の生活態度が、改められた事で…。
何も言わなく成って居たのだった。
だからだったのかも知れない。
総二郎と優紀は、油断して居たのかも知れなかったのだ。
そんな或る日の事だったのだ。
総二郎と優紀が、ウィンドーショッピングするかの様に…。
恋人繋ぎし乍ら、リムジンを降りて、ぶらぶらして居たのだった。
其の時だったのだ。
嘗て、総二郎と交流の在った女性が、総二郎に声を掛けて来たのだった。
実は、総二郎と優紀は、未だ、そういう関係には、成って居なかったのだ。
総二郎は、優紀を傷付けたく無いという理由から、優紀の気持ちが、完全に自身に傾くまで、待つつもりで居たのだった。
だから、所謂、総二郎と優紀は、清い関係だったのだ。
こんな総二郎は、嘗て成らば、有り得ない状況だったのだ。
此れも、総二郎は、優紀に対して、本気だという事が、窺えるのだ。
だが、『女の勘』とでも言うべきか?
嘗て、総二郎と交流の在った女性には、其の時の総二郎と優紀を観て居て、見抜いたのだった。
総二郎と優紀は、清い関係で有ると言う事を…。
だからこそ、此の嘗て、総二郎と交流の在った女性は、総二郎と優紀の二人の間の邪魔をして、“彼女(優紀)から、総二郎君を、奪って遣ろう‼”と、思うのだった。
「お久し振り…ね。
総二郎君…。
元気だった?」と、嘗て、総二郎と交流の在った女性は、総二郎に声を掛け始めたのだった。
だが、総二郎は、嘗て、総二郎と交流の在った女性に、怪訝な顔付きに成り、睨み付けるだけで、一切、喋ろうとし無かったのだ。
だからだったのだろう。
そんな総二郎の対応に、イラっとした此の嘗て、総二郎と交流の在った女性は、今度は、優紀に、攻撃し始めるのだった。
「何て、可愛らしい彼女…。
という寄りも、少女…ね。
総二郎君は、こういう少女のタイプも、OK…何だ?」と…。
だからだったのだろう。
優紀は、そんな風に、言い当てられて、悲しく成り、此の場が居た堪れなく成って居たのだった。
そして、優紀は、思うのだった。
“やっぱり…。
西門さんには、私の様なタイプより…。
此の女性の様に、大人なタイプの方が、似合うのだろう。”と…。
だからだったのかも知れない。
優紀は、総二郎に、声を掛けるのだった。
「西門さん…。
今日も、有難う御座いました。
私は、此れで、失礼します。」と…。
そう優紀から言われた総二郎は、慌てるのだった。
だからだったのかも知れない。
総二郎は、優紀と繋いで居た手を、更に、寄り強く握り始めたのだった。
なので、優紀は、総二郎に、懇願し始めたのだった。
「痛っ‼
西門さん…。
此の手を放して下さいますか?」と…。
だが、総二郎は、一切、優紀の手を放そうとし無かったのだ。
其れ処か?
優紀に言って除けるのだった。
「優紀は、俺から離れるな‼
優紀は、俺の彼女だろ‼」と…。
そして、総二郎は、嘗て、総二郎と交流の在った女性の方を向いて、言って除けるのだった。
「俺は、あんたみてぇな女…。
見た事ねぇし…。
知らねぇ…。
俺の知ってる女なら…。
そんなゲスな女は、居ねぇと、思うが…な。」と…。
そんな風に、総二郎から言われた此の嘗て、総二郎と交流の在った女性は、真っ赤な顔をして、怒り始めたのだった。
「じゃあ…。
何なら…。
此の場で、総二郎君が、私の上で、如何したのか?
言って上げましょうか?」と…。
此の時の優紀は、更に、此の場が居た堪れず…。
総二郎に、懇願し始めるのだった。
「あの~。
其の様なお話しでしたら…。
どうぞ…。
お二人だけで、為さって下さい。
私には、関係無いお話しだと思いますので…。」と…。
だが、嘗て、総二郎と交流の在った女性に寄って、こんな下世話な話しを聞かされた優紀が、辛そうにしている事も、全て、総二郎には、理解して居るのだが…。
其れでも、総二郎は、優紀を自身の傍に置いて於きたくて…。
優紀を、何処にも行かせたく無くて…。
総二郎は、優紀に、きつく言ってしまったのだった。
「良いから…。
優紀…。
俺の傍に居ろ‼」と…。
だが、其れでも、優紀は、俯いたまま…。
首を、左右に、横に振るだけだったのだ。
そんな総二郎と優紀の二人の様子を観て居た此の嘗て、総二郎と交流の在った女性は、更に、ムカ付き始めたのだった。
何故なら…。
此の嘗て、総二郎と交流の在った女性は、総二郎と、外で、こんな風に、手を繋いで歩き乍ら、楽しんだ事等無かったのだ。
しかも、恋人繋ぎで、総二郎から、手を繋いでもらった事等無かったのだ。
其れが、例え、ベッドの上で有っても…。
所謂、ホテルだけの付き合いだったのだ。
だからだったのかも知れない。
此の嘗て、総二郎と交流の在った女性にとっては、此の場が居た堪れ無かったのだ。
此の嘗て、総二郎と交流の在った女性にとっては、飛んだ茶番劇を観て居る様なモノだったのだ。
だからだったのかも知れない。
此の嘗て、総二郎と交流の在った女性は、心の中で、思うのだった。
“一体、何なの?
私の前で、魅せ付けて…。
何様だと思って居るのよ⁉”と…。
だからこそ、此の嘗て、総二郎と交流の在った女性は、優紀への嫉妬を、露わにするのだった。
「こんな可愛らしい少女で、総二郎君は、満足出来るんだ?
私なら…。
総二郎君を、十分に、満足させて上げられるけど…。
だから…。
総二郎君を扱う事は、貴女みたいな少女には無理よ。
子供は、もう、帰って寝て為さい。」と…。
其処まで優紀の事を、馬鹿にしたかの様に言われた総二郎は、限度を超えたかの様に、此の嘗て、総二郎と交流の在った女性に言って除けるのだった。
「あんたの様な女に、優紀の良さが、分かる訳ねぇだろ。
優紀は、聡明で、俺が触れただけで、“潰してしまうんじゃねぇか?”と、思う程…。
柔らけぇ女…何だよ。
あんたみてぇな女に、優紀の良さが、分かる訳ねぇな。」と…。
だからだったのかも知れない。
此の時の此の嘗て、総二郎と交流の在った女性は、そんな総二郎に、言って除けるのだった。
「総二郎君は、私の事を、“愛してる。”と、言ってくれたでしょ?
なのに…。
何故なのよ?」と…。
なので、総二郎は、此の嘗て、総二郎と交流の在った女性に、言って除けるのだった。
「だから、さっきも言ったよな?
“俺は、あんたみてぇな女…。
見た事ねぇし…。
知らねぇ…。”って…。
だから、今後は、二度と…。
俺の前に顔を見せるな‼
もう、良いだろ?
あっちに、行ってくれ。」と…。
総二郎は、此の嘗て、総二郎と交流の在った女性に対して、睨み付ける様に、言って除けるのだった。
そんな総二郎の姿に、此の嘗て、総二郎と交流の在った女性は、後退りする様に、其の場を後にするのだった。
其の後の優紀は、緊張の糸が解けたのか?
立って居れらない程…。
優紀は、身体をガクッとさせて、崩れる様に、其の場に居たのだった。
総二郎は、慌てて、優紀を支えた事は言うまでも無かったのだった。