tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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もし、全員、幼馴染だったら…<F4&T4>  47.



静は、司に、お願いするのだった。


「司…。
 悪いんだけど…。
 つくしを、外に、連れ出してくれない?
 今から、私は、類と、少しだけ、話しするから…。」と…。


そして、司は、つくしを、外に、連れ出したのだった。



其の後の静の自室には、類と静のみだったのだ。


そして、静から類に、声を掛けたのだった。


「類…。
 報告が遅れたけど…。
 私は、フランス留学後も…。
 フランスに留まって、永住する事を希望して居るの。
 そして、私が、幼かった頃からの夢だった国際弁護士の資格を取得して、フランスで、国
 際弁護士の職に就きたいと思って居るの。
 類には、私の此の思いは、分かってくれるでしょ?」と…。


類は、そう言って来た静に、黙ったまま…。
唯、ジーっと、静だけを見続けて居たのだった。


そして、類は、やっと、静に、言って除けるのだった。


「静は、何時も、そうだよね。
 俺の気持ちに、気が付いて居る筈なのに…。
 気が付いて居ない振りをして、俺の事を気遣う振りをして…。
 結局は、全部、自分自身で、決めてしまう。
 其処に、俺の存在は、静の中に有った?
 俺の事を、少しでも、考えてくれた?
 考えてないよね?
 だから…。
 もう、良いよ。
 今から、静の『Birthday party』の第2幕が開けるよ。
 さぁ~、『プリンセス』…。
 参りましょうか?」と…。


そう言って、類は、静に、右手を差し出し…。
エスコートするのだった。


だからだったのかも知れない。
静は、或る決断の下…。
類と一緒に、『Party』会場に、向かうのだった。



そして、其の後も、『Party』は、和やかに、進行して居たのだった。


そして、『Party』が、終盤に近付いて居た頃…。
静の父親で在る 藤堂商事 藤堂社長から、挨拶が為されて居たのだった。


其の最後の藤堂社長の言葉の締め括りには、静にとって、有り難くない話しが為されたのだった。


「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
 数日後には、私共の娘で在る 静は、フランス留学致します。
 帰国後は、藤堂商事にて、活躍してくれるものと、自負致しております。
 如何か、皆様…。
 此れからも、藤堂商事同様…。
 静にも、温かいご指導ご鞭撻を賜ります様…。
 宜しくお願い致します。」と…。


そして、マイクは、静に渡ったのだった。


そして、静は、自身のポーチに忍ばせて置いたシザーで、ご自慢だった静の綺麗なロングヘアを切り始めたのだ。


そして、静は、自身の思いを話しし始めるのだった。


「皆様…。
 本日は、私 藤堂静の『Birthday party』に、お越し下さり、有難う御座います。
 実は、私の幼少の頃からの夢は、国際弁護士に成る事でした。
 其の夢を叶える為に…。
 此の度のフランス留学を決意致しました。
 私は、日本に帰国する事は、もう、無いでしょう。
 私は、フランスでの永住を希望しております。
 ですから…。
 藤堂商事にて、就職する事も有りません。
 皆様…。
 今迄、有難う御座いました。」と…。


そして、静は、壇上を下りたのだった。


此の時のつくしは、静の決意が、覆される事は、もう二度と無い事を、実感して居たのだった。


だからだったのかも知れない。
つくしは、そんな従兄妹で在る 静を、応援する気にも成って居たのだった。


だが、此の時の優紀と桜子は、身内で在る 類の事を心配して居たのだった。


其の類は、一見すれば…。
飄々として居る様にも、見て取れたのだった。


だが、本来の類の心の中は、諦めムードだったのだ。


誰が何を言っても、静の決意は、変わる事が無い事を悟って居る類は、諦めるしか無かったのだ。


だが、類には、一つの野望を元に…。
今、此の場に居たのだった。


其れは、類の静への思いが、そうさせるのだった。



実は、静の手続きが、全て、整い…。
等々、静のフランスへの渡仏する日に成ったのだった。


つくしは、静とは、従姉妹で在るので、当然、見送りの為に、空港に居たのだが…。
此の日は、静との幼馴染関係で在る F3も来て居たのだった。


だが、類だけが、其の場に居なかったのだ。


あきらは、類が、此の場に居ない事に、慌てて居るし…。
総二郎は、類に、TELを掛けて居たのだった。


だが…。
類が、総二郎からのTELを取る事は無かったのだった。


何故なら…。
類は、空港に居たのだから…。


そして、等々、静が、渡仏する為に、飛行機に搭乗する時間と成ったのだった。


つくしは、類が、此の場に居ない事で、静が、如何思って居るのか?
心配だったのだ。


だが…。
つくしは、努めて、明るく、静を送り出すのだった。


「静お姉様…。
 お元気で…。
 また、遊びに行きますね。」と…。


そして、F3は、類に、呆れ乍らも、静に、エールを送るのだった。


「「「静…。
   頑張って来いよ‼」」」と…。


そして、静は、搭乗ゲートに入って行くのだった。



其の頃の類は、静が、搭乗ゲートに入った事を見届けてから、搭乗ゲート前に現れたのだった。


仰天したのは、F2&つくしだったのだ。


「類…?」
「類…。
 何…遣ってんだ?
 静は、中に入ったぞ。」と…。
「類君…?
 如何して…?
 今頃、出て来て…。
 静お姉様は、行っちゃったよ?」と…。


司と云えば…。
類が、此の場に現れた事で、“類が、何か遣って来るだろう。”と、思って居たのだった。



そして、此の時の類は、F3&つくしの前で、飄々として居たのだった。


何故なら…。
自身も、フランスに渡仏する為に、類は、航空チケットを手配して居たのだった。


そして、其の航空チケットを、F3&つくしに見せ乍ら、類は、話しし始めるのだった。


「今後…。
 静が、国際弁護士に成りたいと思って居るのなら…。
 誰かのサポートが、必要でしょ?
 其のサポート役を、俺が、引き受け様かと思って…さ。
 俺も、フランスの学校に、留学する事に決めたから…。」と…。


其処で、F3は、類に、声を掛けるのだった。


「類…。
 遣りやがった…な。
 俺等を騙す何て…よ。」と…。
「流石は、類だな。」と…。
「類…。
 頑張って来いよ。」と…。


だが…。
此の時のつくしは、目には、涙で溢れ返り…。
言葉が出て来ない程だったのだ。


此の時のつくしにとって、こんなうれしい事は無かったのだ。


だからこそ、つくしは、心の中で、思って居たのだった。


“本当に、良かった。”と…。



そして、類は、静と同じ飛行機に搭乗する為に、搭乗ゲートに入って行くのだった。



そして、其の日の内に、類の事が、類の身内で在る 優紀と桜子に、伝わったのだった。
其れは、勿論、優紀と桜子の恋人で在る 総二郎とあきらのそれぞれからだった事は言うまでも無いのだが…。


そして、優紀と桜子のそれぞれは、其の話しを聞いて、嬉しくて堪らなかった事も、また、言うまでも無かったのだった。

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