tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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打ち上げ花火【浴衣に魅せられて】…<つかつく>  1.



8月16日 京都五山送り火(お盆の精霊を送る伝統行事)
 京都のお盆は、8月16日迄とされて居ます。>


<また、打ち上げ花火とは、亡く成られた方を弔う為に始まったとされて居ます。
 其の亡く成られた方々の慰霊や悪疫退散の為に、江戸時代に水神祭が催され、打ち上 
 げ花火が上げられたのが最初と言われて折ります。>



【『浴衣に魅せられて…<つかつく>  短編』の続き】


【プロローグ】


端から観れば、司とつくしが、パーティーに出席して居る間中…。
イチャコラして居る様にしか見えない程、司とつくしは、仲睦まじくして居たのだ。


だが、此の時のつくしは、自身の恋人で在る 司に、愚痴を言って居たにも関わらず、そう思われて居た様…だ。


「抱き着かないでよ‼
 着崩れしちゃうから…。」と、司を睨み付け乍ら、つくしは、言って居たのだ。


勿論、此の時の司は、つくしに聞こえる様に、此れ見よがしに、悪態を突く事を、忘れて居なかったのだ。


「チェッ‼」と…。


だが、司の心の中では、そんなつくしに、思って居たのだ。


“「分~ってる。」って、言うだ‼
 何回も言うなっつーの、つくしさんよ。”と…。


其れに、此の時の司は、更に、思って居たのだ。


“其れだけ、俺が、エロいのか?”と…。



実は、其の日の出席者の様子を、司から見れば…。
艶やかで(つややかで)、艶やかな(あでやかな)浴衣姿のつくしに、見惚れて居る男性出席者が、非常に、多いと言えたのだ。


因みに、其の光景は、“老若男女問わず…。”と、言う事は、間違い無い程…だったのだ。


何故なら…。
特に、アメリカ出身の若い女性達は、つくしのそんな浴衣姿に、見惚れて居る様子だったのだから…。



だからだったのだ。
此の時の司は、そんな鈍感なつくしの浴衣(姿)に魅せられ乍らも、そんな男性出席者達を、目で威嚇して、つくしから目線を外させて居たのだ。


そんな司の苦労を、認識して居ない此の時のつくしは、司が、エロい目付きで、自身を見て来る事が、気に成って仕方無かったのだ。


勿論、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、司とつくしと一緒に、挨拶廻りをし乍らも、そんな(司とつくしの)二人を観て居て、呆れて居たのだ。


“男女仲が良いのか?
 悪いのか?
 本当に、あの子達には、呆れるわ。
 将来の道明寺HDを、あの子達に任せて、本当に、大丈夫なのかしら?
 今は、不安しか無いわね。”と…。



そして、其の後の司とつくしの二人は、相変わらず、そんな言い合いをして居たのだが…。
そろそろ、此のパーティーも、クライマックスの時間と成って居たのだ。


そして、そんな時だったのだ。
何処からとも無く、打ち上げ花火の音が聞こえて来たのだ。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、そんな打ち上げ花火の音に反応したかの様に、バルコニーの方へ、目を向けて居たのだ。


其処で、つくしは、夜空に、打ち上げられたそんな花火を観乍らも、司に訊いて居たのだ。


「NYでも、『打ち上げ花火』って、上げられるんだね⁉
 吃驚しちゃったよ。」と…。


其処で、司も、夜空に、打ち上げられたそんな花火を観乍ら、つくしに、返答して居たのだ。


「否…。
 俺も、NYに来て、初めて見たかも…な。」と…。


そんな風に、司とつくしが、夜空に、打ち上げられたそんな花火を観乍ら、話しして居ると…此の日のパーティーの司会者が、話しし始めるのだった。


「皆様…。
 『夜空に咲く花』と、言われて折ります打ち上げ花火を、お楽しみ下さいませ。」と…。(勿論の英語で…。)



其の時だったのだ。
つくしが、夜空を見上げ乍ら、ポツリと、話しし始めたのだ。


「『打ち上げ花火』って、『夜空に輝く花』とも言うだって…。
 本当の打ち上げ花火の由来は、先祖を祭る為の『精霊送り』が語源…何だって…。
 鎮魂が込められて居るんだそうよ。
 打ち上げ花火は、闇夜を一瞬にして明るく照らし出して、“サアっ”と、散って行
 く…。
 誰もが思う打ち上げ花火は、一般的には、『華やかで・明るい…。』…だと思うん
 だけど…。
 私の思う打ち上げ花火は、何処か、『儚くて・寂しさを感じて』しまうの。
 でも、其の一方で、『去り際が、潔くて・カッコいい』って、思うのよね。
 私は、誰かの打ち上げ花火には、成れないかも知れないけど…。
 私が思う誰かの打ち上げ花火には成りたいなぁ…って思うの。」と…。
「………」


そんな風に、話しをし終えた此の時のつくしの顔には、何故か?
憂いさを感じてしまった司だったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の司には、言葉を発する事が出来なかったのだ。



そして、其の後…。
9月に入り、そろそろ、英徳大学の夏季休暇も、終わりが近付いて居たのだ。
なので、つくしは、当然な事なのだが…。
日本へ戻らなくてはいけないのだ。


何故なら…。
つくしは、まだ、学生なのだから…。



だからだったのかも知れない。
司は、何故か?
あの時のつくしの言葉を思い出し、急かされるかの様に、つくしに、或る物を渡す為に、つくしを、NYの道明寺邸内に在る バラ園に呼び出したのだ。


つくしにとってのバラ園とは…。
云わば…。
高等部当時のつくしにとって、此のNYの道明寺邸内に、今でも、存在して居るバラ園には、良い印象が無い筈なのだ。


何故なら…。
其れは、高等部当時のつくしが、司を迎えに行く為に、NYに飛んだ時…。
NYの道明寺邸の門の前で、つくしが声を掛けられたタマからの誘導の下、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓と対面し、其の後、此のNYの道明寺邸を追い出された場所が、正しく、此のバラ園の在る NYの道明寺邸だったのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、現在のつくしにとって、此のNYの道明寺邸が、幸せの象徴で在って欲しかったのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、つくしを、NYの道明寺邸内に在る 此のバラ園に呼び出したのだ。



そして、司は、其処(NYの道明寺邸内に在る バラ園)で、つくしに、或る物を手渡したのだ。


其の或る物とは…。
そうなのだ。
『婚約指輪』…だったのだ。


此の時の司は、NYの道明寺邸だけでは無く、此の場所(NYの道明寺邸内に在る バラ園)が、今後、司とつくしの幸せの象徴として、つくしの中で、存在して欲しかったのだ。
悪しき記憶を消す為に…。


だからこそ…。
此の時の司は、此の場所(NYの道明寺邸内に在る バラ園)を、プロポーズする場所に決めたのだ。



勿論、其の事については、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓にも、伝えて居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の息子で在る 司から、其の話しを聞かされた時…。
実は、嬉しかったのだ。


何故なら…。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が、つくしを認めた時に、其の事が気に成って居たのだ。


“つくしさん自体、此のNYの道明寺邸には、良い印象は、無いでしょうね。
 だからこそ…。
 今回、つくしさんを、此のNYに呼び寄せたのだから…。
 けれど…。
 司が、あの私のバラ園で、つくしさんに、プロポーズするの成らば…。
 きっと、つくしさんの中でも、良い印象に、変わるわね。”と…。


だからこそ…。
司からの報告を心待ちにして居たのだ。


だが、自身の息子で在る 司からの報告の言葉は、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が期待して居た言葉では無かったのだ。


と言う事は、此のNYの道明寺邸内に在る バラ園は、司にとっても、ほろ苦いモノと成って居たのだった。



<此の二次小説『打ち上げ花火【浴衣に魅せられて】…<つかつく>  1.』の中に出て来
 るNYでの打ち上げ花火の件ですが…。
 実際、NYでも、打ち上げられて居るのかは、私共は、一切、存じ上げて折りません。
 ですが…此処は、『二次小説の世界』…。
 其の事に関して、スルーして頂けました成らば、幸いです。
 了承の程、宜しくお願い致します。>


<また、此の二次小説『打ち上げ花火【浴衣に魅せられて】…<つかつく>  1.』は、
 【プロローグ】の為、切りの良い所で、切って折ります。
 其の為、短めにて、終了して折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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