tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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打ち上げ花火【浴衣に魅せられて】…<つかつく>  4.



実は、つくしは、ドクターから処方してもらって居た薬を、辛く成ると、呑んで居た事も有り、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓だけじゃ無く、司…。
そして、タマにさえも、気が付かれずに、済んで居たのだ。


だからだったのだ。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓だけじゃ無く、司…。
そして、タマにさえも、気が付かれずに居た事で、つくしは、或る決心をするのだった。


実は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に寄って、自身の自室が用意されて居た事で、司から離れた此の後(あと)のつくしは、自身の自室で、夜を明かして居たのだ。
勿論、此の時のつくしは、司の事を想い、泣き乍ら、一睡も出来無かった事は言うまでも無かったのだが…。



“だから…。”と、いう訳では無かったのだが…。
翌朝…と、言っても、かなり早い時間に、つくしは、道明寺邸を向け出し、『JFK国際空港』に向かって居たのだ。


其処で、つくしは、其の日の内に、日本に帰国出来る便を手配する為に、チケットカウンターに向かって居たのだ。


もし、其の日の内に、航空チケットを手配出来ない時には、つくし自身、『JFK国際空港』近くのホテルに泊まるつもりでも居たのだ。



実は、東京メープルで、バイトを始めて居たつくしは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から、給料並みのバイト料が、通帳に、振り込まれて居たのだ。


最初の頃のつくしは、そんなバイト料の金額に驚愕した事で、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、「間違いでは無いでしょうか?」と、訊ねて視たりした事も有ったのだ。


だが、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から、つくしは、嗜められて居たのだ。


「貴女を、企業人として、育てる為なら、安い位よ‼」と…。


なので、其れ以上、言い返す言葉を失った此の時のつくしは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの厚意を、快く、受け取って居たのだ。


だからだったのだろう。
航空チケットを手配出来る位のお金は、つくしにも有ったし…。
また、ホテルに泊まれるだけのお金も用意出来て居たのだ。


だが、結果的には、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からのそんな厚意が、裏目に出た形と、成って居たのだ。


何故なら…。
つくしは、お金を得た事で、誰にも何も言わず、黙ったまま、道明寺邸を抜け出した事と成るのだから…。


云わば…。
つくしが、こんな身勝手な行為をする等と、思っても視なかった道明寺家の面々…。
所謂、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓だけじゃ無く、司…。
そして、タマを含めた道明寺家のスタッフの面々も、そんなつくしに、油断して居た事と成るのだ。



そして、自身の息子で在る 司から、つくしとの話しの報告を受けて居た司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から、司とつくしの話しを聞いて居た此の時のタマは、翌朝、つくしの自室に向かうのだった。
其処で、タマは、つくしが居なく成って居る事に気が付いたのだ。


何故なら…。
つくしからの置手紙を観たから…だったのだ。


そして、其のつくしの置手紙には、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓と、司の姉で在る 椿と、そして、タマへのお礼の言葉が綴られて居たのだ。


【お義母様…。
 椿お姉様…。
 そして、タマさんへ


 此れ迄の厚意を、感謝申し上げます。
 私は、此れ迄、司さんとお付き合いさせて頂いて居りました。
 ですが…。
 司さんとの婚約・結婚迄は、難しいかと思います。
 ですので、今後の私は、司さんとお別れする事に致しました。
 こんな身勝手な私を、如何か、お許し下さいませ。
 短い間でしたが、今迄、本当に、有難う御座いました。
                             つくし】と…。



実は、こんな事は、タマにとって、初めてでは無かったのだ。


そうなのだ。
司とつくしにとっては、苦い思い出の一つで在る あの『雨の日』も、そうだったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のタマは、其のつくしからの置手紙を持ったまま、慌てて、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の自室に向かうのだった。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、つくしからの置手紙を見せる為に…。


そして、其のつくしからの置手紙を観た此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、執事に、連絡を入れるのだった。


「今直ぐ、『JFK国際空港』に向かいます。
 車を用意して頂戴‼」と…。


何故なら…。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、まだ、つくしが、アメリカを出国して居ない様な気がして居たから…だったのだ。


そして、其の後の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、急いで、出掛ける準備をして、『JFK国際空港』に向かって居たのだ。



そして、其処で、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、フライトの時間を待って居たつくしを見付けたのだ。


其処で、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、つくしに、声を掛けたのだ。


「つくしさん…。」と…。


其処で、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から声を掛けられた此の時のつくしは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の方に振り向き、驚愕するのだった。


何故なら…。
走って来たせいで、汗を掻いて居るからなのか?
取り乱したかの様に、走って来たからだったのか?
朝早くから、何時も通りに、セットして居た司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓のヘアが、乱れて居たのだ。


其れは、まるで、自身の息子で在る 司が、暴漢に襲われた事で、入院して居た病院に駆け付けた時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の様…だったのだ。



其処で、驚愕した顔付きのつくしに、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、つくしに、話しし始めるのだった。
訊き出すかの様に…。


「つくしさん…。
 此処(『JFK国際空港』)で会うのは、2回目かしら…ね。
 今回も、見送りの為に、此処(『JFK国際空港』)に来た訳じゃ無いわよ。
 けれど…。
 今回は、ビジネスじゃ無いわ。
 貴女を引き留める為に、此処(『JFK国際空港』)に来たのよ。
 如何して、貴女は、此方(『JFK国際空港』)に居らっしゃるのかしら?」と…。


其処で、此の時のつくしは、そう話しして来た司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、真顔で、返答するのだった。
話しを切り上げるかの様に、手短に…。


だが、此の時のつくしは、思って居たのだ。


“お義母様は、私が、高等部当時の頃の事を、覚えて居らっしゃったんだぁ~。”と…。


何故なら…。
“お義母様は、あの当時の頃の事自体、もう、すっかり、忘れて居るだろう。”と、此の時のつくしは、思って居たから…だったのだ。


だからこそ…。
つくしが、まだ、高等部当時だった頃の事を覚えて居た司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に驚愕するも、其れでも、此の時のつくしは、真顔で、返答するのだった。


「お義母様…。
 朝早くから、態々、此方(『JFK国際空港』)迄、ご足労下さり、有難う御座います。
 ですが…。
 私の決心は、変わりません。
 私は、今から、日本に、帰国します。」と…。



実は、此の時のつくしは、既に、身体がきつくて辛かったのだ。


云わば…。
此の時のつくしは、既に、限界状態だったのだ。


漸く、気を張らずに、素の自分自身で居られると、何処か、ホッとして居る自分自身も居た程…だったのだ。


だからこそ…。
此の時のつくしは、手短に、話しを切り上げたかったのだ。



だが、引き留めに掛かって居る当の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、つくしに、更に、訊き始めるのだった。


「つくしさんは、本当に、司とは、もう、終わりにしたいのかしら?」と…。


其処で、つくしは、更に、決心固く、笑顔一つ魅せないままに、話しし始めるのだった。


「ご子息とは、此れ迄、楽しく、お付き合いさせて頂きました。
 ですが…。
 今回、NYに滞在した事で、漸く、目が覚めました。
 お義母様と椿お姉様に、良くして頂いて居たので、すっかり、忘れて居ましたが…。
 私では、こんな大企業の御曹司の婚約者…。
 ましてや、若奥様が務まる筈等在りません。
 ですから…。
 “私は、ご子息から離れた方が良い。”と、決意致しました。
 今迄、本当に、こんな私を、支えて下さり、有難う御座いました。
 司さんに、宜しくお伝え下さいませ。」と…。


此の時のつくしの決心した様な固い顔付きを観た此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、つくしには、此れ以上、何も言い出せずに居たのだ。


実は、つくしは、頑固なのだ。
其れに、一度、決心した事は、必ず、実行する。
そんな所が、つくしには、有ったのだ。


だからこそ…。
頑ななつくしの顔付きを観た此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、此れ以上、何も言えず、其の場から、動く事さえ出来ずに居たのだ。



実は、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自分自身が、高等部当時のつくしにして来た行為を、後悔して居たのだ。


だからこそ…。
此の時のつくしが、“こんな言葉を口にして来たのだろう。”と、思って居たのだ。


そして、更には、“身勝手だった其の当時の私(わたくし)の責任だろう。”とも、思って居た程…だったのだ。



【こんな(司の母親で在る 道明寺HD 社長)『道明寺楓』の様な姿(状況)に出来るの
 は、此の世の中では、唯一人だけだろう。
 『牧野つくし』以外には、考えられないだろう。】


そう誰もが思える程、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、其の場から、動く事さえ出来ずに居たという訳…だったのだ。



そして、此の時のつくしは、自身の身体がきつくて、震える自分自身の身体を抑えるかの様に、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の方に振り返り、「失礼致します。」と、其の場から、立ち去ったのだ。


そして、此の時のつくしは、一旦、座れる場所を目指したのだった。


云わば…。
此の時のつくしは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の前で、気丈に、振舞って居たという訳…だったのだ。



そんな事に成って居るとは思っても視なかった此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、漸く、我に返った事で、失意のまま、リムジンに乗り込むのだった。



そして、道明寺邸からつくしが居なく成った事を、タマから聞いた事で、其の事を知った此の時の司は、更に、失意のどん底に居たのだった。

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