tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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打ち上げ花火【浴衣に魅せられて】…<つかつく>  5.



其の後の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、一旦、道明寺邸に戻ったのだ。
自身の乱れた姿を整える為に…。


其処で、出迎えたタマだけじゃ無く、道明寺家の執事…。
そして、道明寺邸のエントランスホールにて、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓を出迎える為に、整列して居た道明寺家の使用人を含めた全てのスタッフ一同が、そんな乱れた姿に成って、戻って帰って来た道明寺邸の女主人で在る 道明寺楓に、驚愕するのだった。


何故なら…。
道明寺家の全てのスタッフは、今迄に、そんな乱れた姿の道明寺邸の女主人で在る 道明寺楓を観た事が無かったのだ。
其れは、NYに限った事では無く、世田谷の道明寺邸の全てのスタッフも、同じ事が言えたのだ。
勿論、其れは、タマも、例外では無かったのだ。
何時も、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、きちんと、ヘアセットして、其の時に着用して居る洋服も、寸分の狂いも無く、きちんと、着用して居たのだ。


其の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が、乱れた姿で、道明寺邸に戻って帰って来たのだ。


だからだったのだ。
誰もが、驚愕しても仕方無いと言えたのだ。


其処で、そんな道明寺邸の女主人で在る 道明寺楓を観たタマは、思って居たのだ。


“きっと、奥様を、こんな乱れた姿に出来るのは、つくしだけだろう。”と…。



其処で、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、タマに、声を掛けたのだ。


「今から、身だしなみを整えます。
 タマ…。
 私(わたくし)と一緒に、来て貰えるかしら?」と…。


そして、タマは、道明寺邸の女主人で在る 道明寺楓に、返答するのだった。


「相分かりましたよ。」と…。


だからだったのだろう。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、タマを伴って、自身の自室に、消えて行ったのだ。



そして、部屋に入る成り、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、タマに話しし始めるのだった。


「タマ…。
 ごめんなさい。
 つくしさんを連れて帰って来られなかったわ。
 彼女は、本気で、司と別れるつもりの様だわ。
 私(わたくし)には、今のつくしさんを、説得する事は、出来無かったわ。」と…。


だからだったのだろう。
此の時のタマは、そーっと、瞼を閉じ乍ら、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、返答の言葉を告げるのだった。


「そうですかい。
 仕方無いでしょうね。
 あの娘(こ)は、頑固ですから…ね。
 一度、自身が考えた事や思った事は、必ず、遣り遂げる娘(こ)ですよ。
 頑固という寄りも、あの娘(こ)の場合は、頑な、一途だと言った方が、しっくり、来る
 でしょうかね。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身に、そう言って来たタマに、頷くのだった。


そして、其の後、身だしなみを整えた司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、つくしを連れ戻せなかった失意のまま、気だけは、しっかり、持って居るかの如く、道明寺HDに向かって居たのだ。


其の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の心の中では、思って居たのだ。


“つくしさんを失った此れからの司は、如何成って行くのかしら?
 不安で成らないわ。”と…。



そして、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が、一旦、道明寺邸に戻って来た事を、タマから聞いた司は、タマに、詰め寄るかの様に、訊くのだった。


「タマ…ババアは…?
 つくしは、何処だ?」と…。


其処で、タマは、首を左右に振り乍ら、司に話しし始めるのだった。


「つくしは、日本に、帰国しちまった様ですよ。
 奥様は、つくしを連れて帰って来られなかった様ですわ。
 詳しい事は、奥様に、お訊きに成った方が宜しいでしょ。」と…。


だからだったのだろう。
丁度、司の秘書で在る 西田が、司を迎えに来た事も有り、司は、リムジンに乗って、道明寺HDに向かったのだ。



そして、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓も、タマからの連絡に寄り、自身の息子で在る 司が、道明寺HDに向かって居る事を聞き、司が来る事を待ち構えて居たのだ。


“司には、現実を教える事も、必要だろう。”と、思っての事だったのだ。



そして、予想通り、此の時の司は、道明寺HDに到着する成り、直接、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の執務室に向かって居たのだ。


そして、此の時の司は、ノックもせずに、行き成り、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の執務室に入る成り、食って掛かるかの様に、訊き始めるのだった。


「何で、ババアは、つくしを連れて帰って来られなかったんだ?」と…。


だからだったのだろう。
一旦、瞼を閉じた司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓では有ったのだが…。
自身の息子で在る 司の目を見据えるかの如く、話しし始めるのだった。


「彼女は、本気で、司と別れるつもりの様だわ。
 私(わたくし)には、今のつくしさんを、説得する事は、出来無かった。
 タマも言って居たけれど…。
 彼女は、相当、頑固な様ね。
 一度、決めた事は、遣り遂げる。
 そんな意思が、私(わたくし)を見て来る彼女の目にも表れて居たわ。
 司…。
 彼女は、貴方と別れるつもりよ。
 悪い事は言わないわ。
 彼女の事は、忘れなさい。
 今直ぐは、難しくても…。」と…。


そんな話しを、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から聞いてしまった此の時の司は、腰を抜かしてしまったかの様に、床に座り込んでしまったのだ。


自身の息子で在る 司のそんな姿を観た此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、司自身が、再起不能に成ってしまう事を、恐れて居たのだ。


だからこそ…。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の息子で在る 司が、そう成ってしまう事を承知で、自身の息子で在る 司に、そう諭したのだった。 



だが、床に座り込んで項垂れたまま、動く事も出来無く成ってしまった司は、漸く、口を開いたのだ。
怒鳴るかの様に…。


「そんな事、出来る訳ねぇだろ‼
 俺は、やっと、あいつを捕まえられたんだ。
 やっと、あいつの身も心も、俺の女(もん)に成ったと思ったのに…よ。
 だからこそ…。
 俺は、あいつに、プロポーズした。
 なのに…。
 あいつは、また、俺の腕の中から、するりと抜けやがって、逃げて行きやがった。
 あいつは、何時も、そうだ。
 やっと、捕まえたと思ったら…。
 また、逃げやがる。
 高等部当時のガキだった頃の俺とあいつは、其の繰り返しだった。
 其の当時から、小さいもんは、度々有ったが…。
 大きいもんで云ったら…。
 今回で、二度目だな。
 一度目は、ババアが、あいつを脅して、あいつのツレの家族を路頭に迷わす所だった。
 だから…。
 あいつは、ババアに屈する事が出来ずに、俺の前から、姿を消した。
 今回は、ババアのせいで無いとしても、あいつが、また、俺の前から居なく成った事に
 は、代わりねぇ。
 今日の俺は、仕事をする気には成らねぇな。
 悪ぃが、今日は、(道明寺)邸に、帰らせて貰う。」と…。


だからだったのかも知れない。
自身の息子で在る 司からのそんな話しを聞いた事で、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、確信して居たのだ。
そして、其の上で、思いを巡らせて居たのだった。


“「やっと、あいつの身も心も、俺の女(もん)に成ったと思ったのに…よ。」って事
 は…そう言う事よね?
 司には、あれ程、言って置いたのに…。
 でも、可笑しいわね。
 其れなら、如何して、つくしさんは、司の事を受け入れたのよ。
 其れに、如何して、つくしさんは、司からのプロポーズを受けなかったの?
 其れだけじゃ無いわ。
 如何して、つくしさんは、NYに渡米して来たのよ。
 私(わたくし)に言われたから…。
 そんな事じゃ無い筈…。
 其れに、私(わたくし)が解せないのは、「あの時のつくしさんの眼は、如何して、あん
 な頑なな目をして居たのかしら?」と、言う事だわ。”と…。


だからだったのだろう。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、そう思い乍らも、自身の息子で在る 司からのそんな要望を受け入れたのだ。


何故なら…。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓には、考えが有ったのだ。


だからこそ…。
自身の息子で在る 司の此の日は、“どうせ、役に立つ事は無いだろう。”と、認識した事で、道明寺邸に、帰す事にしたのだった。


「そうね。
 今日のそんな貴方じゃ、役に立ちそうに無いわね。
 (道明寺)邸に帰って、頭を冷やすと良いわ。
 タマには、私(わたくし)から、伝えて置きますから…。」と…。


だからだったのだ。
自身の秘書で在る 西田からの助けを借りるかの如く、此の時の司は、漸く、立ち上がり、其のまま、道明寺HDから出て、道明寺邸に戻ったのだった。


そして、其の後の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、タマに、司の事を頼み、其の後(あと)、或る所に、連絡を入れるのだった。



そして、道明寺邸に帰って来た司は、一言も口を利く事も無く、自室に入るのだった。


そんな司の様子を心配して居たタマは、司の姉で在る 椿に連絡を入れたのだ。


実は、此の時の椿は、つくし恋しさに、NYに向かって、飛んで居た真最中だったのだ。


其処で、そんな話しをタマから聞いた此の時の椿は、ショックを受けて居たのだ。


何故なら…。
つくしと再会出来る事を、楽しみにして居たのだ。


其れなのに…。
唯、日本に帰国したと言うの成らば、未だしも…。
つくしは、司からのプロポーズを受け無かっただけじゃ無く、司と別れ様として居るというのだ。


“此の私の感情が、『ショック』じゃ無いとする成らば…。
 一体、何だというのだろうか?”と、此の時の椿は、言いたく成る程…だったのだ。


だからだったのだ。
此のつくしの帰国に関して、此の時の椿は、其れ程迄に、『ショック』を引き起こしてしまったという訳…だったのだ。


だからだったのだろう。
如何しても、合点がいかない此の時の椿は、NYの道明寺邸に着いた途端…。
自身の弟で在る 司の下に、急ぐのだった。


其処で、司からの話しを聞いた椿は、更に、『ショック』を引き起こしてしまったという訳…だったのだ。

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