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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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恋人を作らない男・作ろうとしない女【結婚出来ない男・しない女…<つかつく>】  番外編




<此の二次小説『恋人を作らない男・作ろうとしない女【結婚出来ない男・しない女…<つ
 かつく>】  番外編』の文面の中には、現代に於いては、相応しくない様な言葉が入っ
 て折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



恋人を作らない男


10代から20代、そして、現在に至る迄の司は、一切、女性に目もくれず、生きて来たのだ。


云わば…。
此れ迄の司は、『女性嫌い』…だったのだ。


“女は、面倒臭ぇ”と、思い乍ら、生きて来たのだから…仕方無いと云えたのだろう。
特に、司が、嫌って居たのは、『女(性)の涙』…だったのだ。



其れに、幼少期の頃の司の育ての親は、自身の姉で在る 椿 と 使用人頭のタマ…だったのだ。


何故なら…。
自身の実の母親は、自身を産んで直ぐ、自身の父親で在る 現在の道明寺HD 会長 道明寺保の後を追って、NYに渡米したから…だったのだ。



そんな自身の育ての親と言うべき、自身の姉で在る 椿にしても、道明寺邸の使用人頭で在る タマにしても、涙を見せる様な女性では無かったのだ。


椿は、司に対して、鉄拳 や 暴力と共に、厳しく(?)、自身の弟で在る 司を育てて来たし、タマも、一切、妥協を許さず、司を育てて来たのだ。


云わば…。
幼少期の頃の司は、財閥のお嬢様らしからぬ椿 と 道明寺邸の使用人頭としては、全てを任されたというのか?
権限を持ったタマの二人に寄って、育てられた事に成るのだ。


と言う事は、幼少期の頃の司は、財閥のお嬢様らしからぬ椿 と 権限を持ったタマという強い女性達に寄って、育てられて来たという事に成るのだ。


だからだったのだろう。
涙を見せる様な女性が、大嫌いというのか?
苦手な司が、其処に居たのだ。


なので、10代から20代にかけては、其れこそ、自分自身の前から、そう言う女性達を排除して来たのだ。


だが、其れでも、30代に成れば…。
仕事の都合上、勿論、そうも言ってられない時も有るのだ。


其れでも、傍に置くとかでは無く、近付いて来る女性に対して、排除し乍らも、時と場合に寄っては、仕事上、会食に応じなければ成らない時も有ったのだ。


そんな時の司は、背中に寒気を感じ乍らも、愛想笑いをして居たのだ。
そして、其の後には、そんな会社を排除して来たのだ。


何故なら…。
そんな時の企業経営者達は、決まって、自身の娘や、孫娘、または、姪を、司に紹介したがったから…だったのだ。



だからだったのだ。
そんな司は、『独身貴族』とも言うべき、独身生活を過ごして居たのだ。


自分の遣りたい様に時間を使い、遣りたい様に遣る。
そんな日々を、司は、過ごして来たのだ。


そんな司に、恋人が出来る訳も無く、恋人自体を欲しがら無かったのだ。


云わば…。
司は、『恋人を作らない男』と云えたのだ。



だが、つくしと知り合って、其の司が、初めて、『恋人』というモノが欲しく成ったのだ。
漸く、司にも、『恋』をする気に成ったと云えたのだろう。



恋人を作ろうとしない女


つくしは、勉強が出来ると言う事も有り、此れ迄、母親の指示の下…。
中学生に成った頃から、勉強一筋で生きて来たのだ。
其れにも、つくしの母親の思惑が有っての事…だったのだ。


実は、つくしの父親で在る 牧野晴夫は、出世頭から外れた万年平社員…だったのだ。


其の為に、社宅内でも、色々、言われ、つくしの母親で在る 牧野千恵子は、つくしに、将来の牧野家を託す事にしたのだ。


“其の為には、つくしに勉強させて、有名私立高校に入学させ、玉の輿に乗らせなくては、私達の将来は無い。”と、思わせる程、此の時のつくしの母親で在る 牧野千恵子の考え方は、歪んだ考え方しか出来無く成って居たのだ。


だからだったのだろう。
中学生当時のつくしは、自身の母親で在る 牧野千恵子から強制され乍らも、嫌いでは無い勉学に勤しんで居たのだ。


なので、『英徳学園』一本に、ターゲットを絞った其の当時のつくしの母親で在る 牧野千恵子は、つくしを無理矢理、『英徳学園』の入学説明会に連れて行くのだった。


其の時の『英徳学園』の資料を見た其の当時のつくしは、入学金の高さに加えて、授業料の高さに、“牧野家のエンゲル係数を考えた時、英徳学園に入るのは無理…。”と、此の時のつくしは、悟ったのだった。


なので、其の当時のつくしは、自身の母親で在る 牧野千恵子を説得して、都立高校に入学したのだ。


勿論、中学生の頃から、常に、学年トップの成績を誇って来たつくしに課せられた自身の母親で在る 牧野千恵子との約束は、「高校に入っても、常に、学年トップの成績を取る事!」…だったのだ。


何故なら…。
つくしの母親で在る 牧野千恵子は、“大学は、つくしを、英徳大学に入学させ様‼”と、密かに、目論んで居たから…だったのだ。
だが、其の当時のつくしが入った大学は、つくしが、自身の母親で在る 牧野千恵子を説得した事で、日本最高峰の国立大学だったのだが…。



だからだったのかも知れない。
つくしは、思って居たのだ。


“私は、一生、結婚するという事は、考えないで置こう。
 私の一生は、『ドクター』という仕事に、捧げて生きて行こう!
 もし、私が結婚するとする成らば…。
 其れは、間違い無く、相手は、一般庶民の方で、お金持ちでは無い。
 だとしたら…。
 ママの期待を裏切る事に成る。
 此れ迄も、私は、ママの期待を裏切って、ママの言い成りには成らなかったんだか
 ら…。
 だから、もし、結婚迄、ママの期待を裏切ってしまったら、きっと、ママは、二度と、私
 とは、口を利いてくれなく成る。
 だったら、一層の事、結婚し無い方が良い。”と…。


だからこそ…。
20代当時のつくしが選んだ病院は、救急救命センターだったのだから…。


勿論、其処(救急救命センター)で、つくしのドクターとしての実績が培われた事は言うまでも無かったのだ。



だからだったのだ。
例え、つくしの父親で在る 牧野晴夫が、出世頭から外れた万年平社員だったとしても…。
社宅内でも、色々、言われ様が、此の時のつくしは、思って居たのだ。


“今迄通り、家族4人、仲が良く、幸せを感じられたら、其れだけで、十分だよ。
 笑いの絶えない家族…何だから…。
 だから、此れからも、きっと、お金が無くても、幸せを感じられる筈…。
 だからこそ…。
 私は、結婚せずに、此れからも、牧野家を支え続ける。”と、誓うかの様に…。


だからだったのだ。
つくしは、『恋人を作ろうとしない女』と云えたのだった。


と言う事は、其れは、一生、つくし自身、独身を貫くという意味に成るのだった。


実は、つくしのそんな思いは、10代の頃から現在に至る迄、ずーっと…だったのだ。



なので、つくしの前に、司が現れた時のつくしは、司を毛嫌いし…。
そして、自身の背中に寒気を感じ乍らも、司を退治する事に必死だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、そんな司から、逃げる事ばかり、考えて居たのだ。


そして、司と恋人に成るという事自体…。
“絶対に、嫌‼”と、思い乍ら、司を拒否る日々…だったのだ。



だが、そんな日々も、終わりを告げる日は来るのだが…。
此の頃のつくしには、“有り得ない。”と、思って居た事…だったのだ。


勿論、結果的には、つくしの母親で在る 牧野千恵子の思惑通りに、コトが運ぶ事に成るのだった。



fin



<此の二次小説『恋人を作らない男・作ろうとしない女【結婚出来ない男・しない女…<つ
 かつく>】  番外編』は、『番外編』の為に、短めにて、終了して折ります事を、お詫
 び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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