tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

在宅ワーク~White Day~…<つかつく>  Answer story②




つくしは、先ず、司が言った「俺とお前は、同じ土星人…何だよ‼」と、言う言葉の意味を訊く事としたのだった。


何故なら…。
此の時のつくしは、司が、自身に言って来た言葉の意味を図り兼ねて居たから…だったのだ。


だからこそ…。
此の時のつくしは、思って居たのだ。


“「土星人…。」って、一体、如何いう意味…何だろう⁉”と…。



だからだったのだ。
此の時のつくしは、驚愕顔のまま、司に訊くのだった。


「あのぉ~、専務…。
 お伺いしても宜しかったでしょうか?」と…。


其処で、司は、つくしからの質問が何なのか?
今はまだ、良く、分からないにしても、つくしから声を掛けて貰えた事が嬉しかったのだ。


だからだったのだろう。
嬉しそうな顔付きで、此の時の司は、つくしに了承の意を伝えたのだった。


「ああ、良いぞ。
 何だ?」と…。



だからだったのだ。
此の時のつくしは、自分自身が不思議に思って居る事を、素直に、司に訊き始めるのだった。


「はい。
 『土星人』…とは、一体、如何いう意味…何でしょうか?」と…。


其処で、つくしが知らないと言う事もそうだったのだが…。
つくしが、そう言う事に興味が無いと言う事に関しても、此の時の司は、初めて、知ったのだった。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、自慢気に、つくしに話しし始めるのだった。


「実は…な。
 お前から、お前手製の『Valentine chocolate』を貰ってから、“『White Day』の時
 に、お前に、何を返そうか?”って、夜、寝る前とかに…な。
 実は、ずーっと、考えてたんだわ。
 で、偶々、俺が見て居たサイトの中に、『星占い』っつーのか?
 何とか『星人』って、言うのが載っててよ。
 先ずは、俺の事を調べて視たんだわ。
 こう言うのって、女も興味が有んだろ?」と…。


其処で、此の時のつくしは、“『星占い』だったんだぁ~。”と、思い乍らも、司から言葉を投げ掛けられたと思ったので、返答したのだった。


「普通、女子は、そう言う事に興味が有るんでしょうけど…。
 実は、私は、全く、そう言う事には、興味が無いんです。」と…。


実は、中学・高校時代からのつくしは、雑誌を見ては、「キャーキャー。」…言って居る女子に対して、呆れる程、そう言う手の物には、全く、興味が無く、疎かったのだ。



だが、此の時の司は、つくしに答えて欲しくて、つくしに言葉を投げ掛けたのでは無く、唯、一緒に、共感して欲しかっただけなのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、つくしからの返答の言葉を聞いて居るのか? or 聞いて居ないのか?
此の時のつくしには分からないまま、司からの話しは、次の話しに移って居たのだ。


「だから…よ。
 お前の分も調べて視たんだわ。
 で、お前も、俺と同じ土星人という事が分かった訳だわ。」と…。


其処で、漸く、納得したかの様に、つくしは、司に、更に、訊くのだった。


「だから、『土星のネックレス』と、言う訳だったんですね?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、そう訊いて来てくれたつくしの顔を嬉しそうに観乍らも、返答するのだった。


「ああ、そう言う事だ。
 だから…よ。
 受け取ってくれるよな?」と…。



だが、此の時のつくしには、もう一つ、“受け取る事が出来ない。”と、思ってしまう理由が有ったのだ。


実は、つくしは、知って居たのだ。
『男性が女性にネックレスを贈る』と、言う意味合いが、如何言う意味を成して居るのか。


実の事を言うと…。
つくしは、其の事に関して、自身の幼馴染で親友の優紀から、既に、話しを聞いて知って居たのだ。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、其の事を知って居るからこそ、“受け取る事が出来ない。”と、思ってしまって居たのだ。


何故なら…。
此れ迄のつくしは、自身の幼馴染で親友の優紀との話しの中でも、“上司として、専務の事は尊敬して居るが、好意を寄せて居る訳では無い。”と、話しして居たし、思って居る所が有ったのだ。


勿論、『好き or 嫌い』で云えば…。
つくし自身も、“『好き』なのだろう。”と、言える状況では有ったのだ。



だが、ここ最近の自分自身に対する司の顔の表情を見て居た時のつくしの気持ちは、上司としてなのか? or 男性としてなのか?
此の時のつくし本人でも、図り兼ねる様に成って居たのだ。


だからこそ…。
此の時のつくしは、思って居たのだ。


“そんな曖昧な気持ちのままで、此の『土星のネックレス』を戴く訳にはいかない。”と…。


なので、此の時のつくしは、司に、“何と言って、お断りし様か?”と、悩んで居た程…だったのだ。



だが、“お断りし無ければ、きっと、期待されるよね?”と、考え直した此の時のつくしは、司に、恐る恐る、話しし始めるのだった。


「専務からのお心遣いに感謝します。
 ですが…。
 私が此方を受け取る訳にはいきません。」と…。


其処で、此の時の司は、悲しそうな顔付きに成り、つくしに訊くのだった。


「如何してだ?」と…。



だからだったのだ。
此の時のつくしは、「専務は、ご存知ですか?」と、司に訊き乍らも…。
自身の幼馴染で親友の優紀から聞いた『男性が女性にネックレスを贈る』と、言う意味合いについて、司に話しし始めるのだった。


勿論、今、つくしから聞いた『男性が女性にネックレスを贈る』と、言う意味合いについて、此の時の司は、全く、聞いた事も無かったし、知らなかったのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、驚愕して居たのだ。


だが、そんな話しをつくしから聞いた後の司は、思い直して居たのだ。


“と言う事は、俺にとって、願ったり叶ったりじゃねぇの。
 だって…よ。
 『男(性)が女(性)にネックレスを贈る』と、言う意味合いが、そう言う意味を持って
 居るので有れば…。
 其れは、其の男が其の女に対して、下心が有るからこそ、『ネックレスを贈る』と、言う
 意味だろ?
 云わば、『ペットの首輪』的な…。
 きっと、独占欲の表れだよな。
 「此の女は、俺の女だ‼」と、でも、言いた気に…。
 と言う事は、其れは、今の俺…其のモノだろ。”と…。


だからだったのだ。
そう思い直した司は、今の自分自身の気持ちを、つくしに伝えるのだった。


「そんな話し自体、俺は、知らなかった。
 けど…よ。
 本当に、そんな話しが有るんだとしたら…よ。
 其の話しは、今の俺の気持ちだわ。
 だから…よ。
 牧野…此の『土星のネックレス』は、やっぱ、お前に受け取って欲しい。」と…。


実は、此の時の司は、必死…だったのだ。
“強引と言われても良い。”と、思う程に…。


其の位、此の時の司は、つくしに、此の『土星のネックレス』を受け取って欲しかったのだ。
否、其れ位、此の時の司は、つくしに惚れて居ると云えたのだ。



だが、其れ位、人の気持ちに関係無く、強引に受け取らせ様とする司に困り果て乍らも、此の時のつくしは、司に降参するのだった。


「分かりました。
 専務のお気持ちに感謝して、此の『土星のネックレス』を受け取らせて頂きます。
 ですが、私の専務に対するお気持ちは、其処迄、(専務の様に)昂らせて居る訳では在り
 ません。
 私自身、専務がストイックな迄にお仕事為さって居るお姿を拝見して居て、尊敬に値する
 モノだと認識して折ります。
 其れに、“好意を寄せて居るのか?”と、訊かれましても、今はまだ、お答えし難いと思い
 ます。
 専務を上司としてなのか? or 専務に好意を寄せて居るからなのか?
 専務へのお気持ちが、私自身、今はまだ、分からない段階で、“受け取る訳にはいかな
 い。”と、思って居た事も、確かです。
 ですから、受け取るという寄りも、預からせて頂くという事ではいけないでしょうか?
 其の方が、私の気持ち的には、楽なのですが…。」と…。


だからだったのだろう。
そんな風に、つくしから話しを聞かされた司は、“嫌だ‼”と、いう訳にもいかず…。
そんなつくしに対して、了承する事にしたのだった。


「分かった、其れで良い。
 けど…な。
 何時(いつ)迄も、“ズルズル…。”と、いう訳にはいかねぇ‼
 お前の気持ちが固まったら…。
 何時(いつ)でも良いから、俺に言ってくれ‼
 ちゃんと、受け取るのか? or 俺に返すのか?
 其の時に、俺に訊かせてくれ‼
 だから…よ。
 せめて、其れ迄、其の『土星のネックレス』は、お前の首に着けて置いてくれねぇか?」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、司からの自身への想いを理解した事で、了承の意を伝えるのだった。


「分かりました。
 そうさせて頂きます。」と…。



そして、其の後のつくしは、自身の首に着けて居る其の『土星のネックレス』が、段々、自分自身に馴染み始めて居る事に気付き始めるのだった。


云わば…。
此の時のつくしは、自身の首に着けて居る筈の『土星のネックレス』が、自身の首に着いて居ないと分かると、探す様に成って居た程…だったのだ。


其れ位、此の時のつくしにとって、此の『土星のネックレス』は、自分自身と、『対(つい)』の様に成り始めて居たという訳…だったのだ。



勿論、そんなつくしの状況を垣間見て居た司は、自分自身の思い通りに、コトが進んで居る事に、上機嫌…だったのだ。


云わば…。
事在る毎に、ニヤケてしまう自分自身(司)が、其処には居たという訳…だったのだ。



fin

×

非ログインユーザーとして返信する