滋の愚痴の言葉【あきら&つくし兄妹】…<T4&静> 番外編
【『総二郎の結婚式【あきら&つくし兄妹】…<総優> 番外編』のエピローグ
<T4&静の会話>】
実は、F4と同じ様に、静 と 滋のそれぞれが、久々に、フランス と ドバイから帰国したという事も有り、また、総二郎 と 優紀の結婚式が近付いて居るという事も有り、F4が集まって居る日と同じ日の11月下旬の或る日に、T4&静は、美作商事が経営して居る レストランに集合して居たのだった。
実の事を言うと、T4は、既に、司 と つくしの結婚式が始まる前に、類から静を紹介されて居たのだった。
そして、更に、実の事を言うと、F4だけじゃ無く、幼少期の頃のつくしも、静とは幼馴染で在ると言う事を、英徳高校当時のつくしは、既に、自身の兄で在る あきらから聞かされて知って居たのだが、幼少期の頃の事自体、すっかり、忘れて居た(英徳高校)当時のつくしは、実は、類から静を紹介された時に、漸く、F4だけじゃ無く、自分自身も、また、静とは幼馴染で在るという事を思い出して居たのだった。
そして、其の後、T3&静と共に、美作商事が経営して居る レストランに集合して居た此の日の桜子は、自身が気付いた事で、既に、あきらに話しした話の内容(親戚関係について)を、T3&静にも話しして聞かせて居たのだった。
其処で、其の話しを桜子から聞いた事で、驚愕したのは、つくし と 優紀…だったのだ。
だからだったのかも知れない。
此の時のつくし と 優紀は、自身達の顔に驚愕顔を貼り付かせたまま、お互いの顔を見合わせて居たのだった。
其れ程、桜子からのそんな話しを聞いた此の時のつくし と 優紀にとっては、思いも寄らなかったという事も有り、驚愕するモノ…だったのだ。
だが、其処で、桜子からのそんな話しを聞いて居た事で、羨ましそうな顔付きに成って居たのは、滋…だったのだ。
だからだったのだ。
此の時の滋は、つくし と 優紀 と 桜子 と 静に言って除けるのだった。
「良いわよね、つくし と 優紀 と 桜子は…親戚関係で。
其れに関して云えば、静さん と 私は、蚊帳の外状態じゃ無いの。
しかも、つくしは、既に、司の奥様でしょ。
で、優紀は、もう直ぐしたら、ニッシーの奥様…。
で、来年には、桜子も、あきら君の奥様でしょ。
で、静さんは、類君の奥様に成る予定よね。
だとしたら、私だけじゃ無い。
F4の誰共、関わって居ないのは…。
静さんも含めて、貴女達 全員が羨まし過ぎて、全てを考えたら、私だけ、蚊帳の外状態
じゃ無いのよ。
いい加減にして欲しいわよ!」と…。
だからだったのかも知れない。
此の日の滋のアルコール量は、何時(いつ)にも増して、倍は摂取して居る状況…だったのだ。
だからだったのだ。
かなりのアルコール量を摂取して居た滋は、其の内、段々、酔いが深く成るにつれて、最後には、等々、呂律が回って居ない程、滋は酔い潰れるのだった。
実は、世間の中での滋の印象は、『クールビューティー』…だったのだ。
ヘアは、『ショートカット』で、世間のイメージ通り、滋の印象は、『仕事が出来る女性=恰好良い女性』…だったのだ。
だが、世間の中で言う所のそんな『クールビューティー』で『仕事が出来る女性=恰好良い女性』と、言われて居る滋…だったのだが…。
T3の前では、『クールビューティー』で『仕事が出来る女性=恰好良い女性』という寄りも、お酒好きで、人の話しを聞いて居ない『お祭り女』でも在ったのだ。
だが、そんな滋も、実は、人への気遣いを見せる所も有ったのだ。
実は、幼少期の頃からの滋は、『真の友人(親友)』という者が出来た事が無かったのだ。
T3と知り合う迄の滋は、何方かと云えば、『真の友人(親友)』とは程遠い 友達としては、上辺だけの付き合い…だったのだ。
だからこそ…。
T3の前での滋は『クールビューティー』で『仕事が出来る女性=恰好良い女性』という寄りも、滋自身、T3の前だけは、素の自分で居られたのだ。
云わば…。
滋は、T3の前だけ、唯一、本音で物が言えるのだった。
其れは、例え、自身の肉親で在る筈の(自身の)両親で在る 大河原社長 と 大河原夫人の前だったとしても、滋自身、何故か、本音で物が言えなかったのだ。
云わば…。
本当の自分自身を隠して迄、世間と同じ様に、『クールビューティー』で『仕事が出来る女性=恰好良い女性』としての姿で、自身の両親で在る 大河原社長 と 大河原夫人に対応して居たのだ。
唯一、世間と違う所は、そんな滋自身、自分自身の親だからこそ、我が儘 や 甘えられる所…だったのかも知れない。
だからだったのだろう。
そんな滋は、何時(いつ)にも増して、アルコール量が増え、酔い潰れて迄、自分自身だけが蚊帳の外状態で在るという事を、T3&静に、愚痴の様に訴えたかったのかも知れない。
“何か、此の状況、ほんと、詰まらないんだけど…なぁ~。”と、思い乍ら…。
だからだったのかも知れない。
此の時の滋は、酔った序でかの様に、更に、T3&静に愚痴を言い始めるのだった。
「其れに、つくしは、あきら君の妹でしょ!
だから、当然、あきら君 と つくしは、兄妹よね。
そして、あきら君 と 桜子が結婚すれば、つくしは、桜子と(義)姉妹に成るのよね。
で、優紀 と 桜子は、『はとこ』でしょ!
で、序でに言えば、静さんは、F4とは、幼馴染なのよね。
だからこそ、私は、貴女達が羨まし過ぎて、何も言えないわよ。」と…。
そして、此処迄、T3&静にそんな風に言って除けて居た滋は、更に、“誰の結婚式で在ったとしても、もう、如何でも良いわよ。”と、考える程、自棄っぱちに成って居たのだった。
云わば…。
此の時の滋は、其れ程迄に、自暴自棄に成って居たと云っても過言じゃ無かったのだった。
勿論、そんな風に、自暴自棄に成って居た滋では在ったのだが、総二郎 と 優紀の結婚式だけじゃ無く、其の後に執り行われる予定のあきら と 桜子の結婚式も、そして、類 と 静の結婚式も、何食わぬ顔で出席した滋…だったのだ。
だからだったのだろう。
そんな滋の様子を見たT3&静は、“滋さんは、酔っ払って居た事も有り、きっと、あの時の事自体を、一切、覚えて居ないんだろう。”と、思って居たのだった。
だからだったのだ。
取り敢えず、此の時のT3&静は、そんな滋の様子を見て、ホッとして居た事は言うまでも無かったのだった。
云わば…。
T3&静が心配する程では無く、此の時の滋の様子は、事無きを得たという訳…だったのだ。
そして、実は、そんな状況だったにも関わらず、此の日から数日後の12月3日の総二郎のBirthdayの日に、先ずは、総二郎 と 優紀の結婚式が、厳かに、執り行われたのだった。
PS.
実は、此の時のつくしはつくしで、そんな風に自棄に成って迄、其処迄、言って除けた滋に対して、此の場では口にし無い迄も、密かに、思って居たのだった。
“F4だけじゃ無く、静さんとは、私も幼馴染…何だけどなぁ~。”と…。
勿論、そんな事を滋に話しすれば、逆上して来る事は言うまでも無いし、返って、火に油を注ぐ様な事態に成り兼ねないのだ。
だからこそ…。
此の時のつくしは、自身の心の中だけで収めて居たという訳…だったのだ。
だが、実は、滋自身は、聞こえて居ない様子…だったのだが…。
そんなつくしの心の声を聞いて居る者達が居たのだった。
其れは、優紀 と 桜子…だったのだ。
実は、優紀 と 桜子は、そんなつくしの心の声を聞いた事で、驚愕して居たのだった。
実の事を言うと、つくしには勿論の事…だったのだが…。
此の時の優紀 と 桜子は、勿論、滋にも言うつもりは無かったのだった。
何故なら…。
優紀 と 桜子自身も、そんなつくしの心の声について、滋に言えば、折角、素面に戻った事で、其の事自体、すっかり忘れて居る滋に対して、“火に油を注ぐ様なモノ…だよね。”と、考えたからこそ、優紀 と 桜子は、滋に言わなかったのだ。
だからだったのかも知れない。
当の本人で在る つくしは、自分自身の心の声を、誰にも聞かれて居ないと思って居た程…だったのだ。
だが、実際、そんなつくしの心の声を聞いてしまって居た此の時の優紀 と 桜子からして視れば、“そんな事は、有り得ないっつーの‼”と、言いたく成るのかも知れない。
何はとも在れ…。
何事も無く、滞り無く、総二郎 と 優紀の結婚式…。
そして、其の後のあきら と 桜子の結婚式 と 類 と 静の結婚式が執り行われた事は、何より…だったのだ。
勿論、つくしの心の声という名の独り言について、誰にも知られずに…。
fin
<此の二次小説『滋の愚痴の言葉【あきら&つくし兄妹】…<T4&静> 番外編>』は、
既に、投稿済の『滋の愚痴の言葉【あきら&つくし兄妹】…<T4&静> 注意書き』で
もお伝えして居た通り、『総二郎の結婚式【あきら&つくし兄妹】…<総優> 番外
編』の<PS.>として綴って居た事も有り、此処(『滋の愚痴の言葉【あきら&つくし
兄妹】…<T4&静> 番外編>』)では、其のまま、手直し後、投稿して居る為、短め
にて、終了して折ります事をお詫び申し上げます。
了承の程、宜しくお願い致します。>