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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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よい風呂の日~類 と 総二郎 と あきら~【合コン婚活party】…<総優>  番外編




4月26日…よい風呂の日



【『其の後【合コン婚活party】…<総優>  番外編』の続き】


総二郎は、優紀に提案するかの様に言って除けて居たのだった。


「俺にとっても、滋ん家(ち)の(温泉付き)別荘は、良い思い出がねぇんだわ。
 一層の事…。
 また、滋ん家(ち)の(温泉付き)別荘に行くか?」と…。


実は、此の時の総二郎には閃いた事が有ったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、そんな風に、優紀に話ししたのだった。



其処で、其の後の総二郎は、優紀が滋 と 桜子から呼び出された事で女子会と成った日を利用して、あきらを呼び出して或る提案話をするのだった。


だが、其処には、あきらから呼び出しを受けて居た類もまたあきらと一緒に居たのだった。
其れでも、此の時の総二郎は、其の場に類が居たとしても、お構い無しで、優紀からの例の話を話しし始めるのだった。


「優紀から聞いたんだけど…よ。
 『4月26日』って、日付の語呂合わせで【よい風呂の日】らしいぞ!
 だから…よ。
 滋に言って、また、滋ん家(ち)の(温泉付き)別荘に行かねぇか?」と…。


其処で、そんな総二郎から提案話を聞いた事で怪訝な顔付きに成ったあきらは、“其の理由(わけ)を聞きてぇ‼”とでも言いた気に、総二郎に訊き始めるのだった。


「日付の語呂合わせを利用して迄、何で、総二郎は、滋ん家(ち)の(温泉付き)別荘に行
 きてぇんだよ?
 其れに、滋ん家(ち)の(温泉付き)別荘には、例の『エイプリルフール』の時に行った
 ばっかだろ⁉
 何か理由でも在んのか?」と…。


其処で、総二郎は、あきらに其の理由(わけ)を言い始めるのだった。


「滋にとって、滋ん家(ち)の(温泉付き)別荘には良い思い出がねぇんだろ?
 俺にとっても、今回の桜子の企みに寄って、滋ん家(ち)の(温泉付き)別荘には良い思
 い出がねぇんだわ。
 だから…よ。
 良い思い出に変換する為にも、また、滋ん家(ち)の(温泉付き)別荘に行く事は良い話
 だと思わねぇか?」と…。



だからだったのかも知れない。
総二郎 と あきらの話しを、唯、黙ったまま聞いて居た類は、総二郎 と あきらの話しに割って入るかの如く、話しし始めるのだった。


「其れって、もしかし無くても、あの大河原家の温泉付き別荘の話…?
 だとしたら、大河原にとって、あの別荘には良い思い出が無いのは当然なのかも…ね。」と…。


実は、此の時の類は、自分自身に声が掛からなかった事を不服とでも言いた気に、不機嫌な顔付きのまま、総二郎 と あきらに言って除けるのだった。



だからだったのだろう。
此の時の総二郎 と あきらは、類からの話しを聞き乍らもお互いの顔を見合わせた後に、一斉に、類の顔を見詰めるのだった。
そして、そんな類を見詰めたまま、此の時のあきらは、其れでも、類に訊き始めるのだった。


「類…お前は、何で、其の事を知ってんだよ?」と…。


だからだったのだ。
此の時の類は、“当然でしょ‼”とでも言いた気に、飄々と、言って除けるのだった。


「あぁ~、其れは…ね。
 其の時に其の場に居たから…。」と…。


其処で、総二郎は、類から聞いた言葉を繰り返すかの如く、類に訊くのだった。


「其の時に其の場に居たから…?」と…。


だからだったのだ。
此の時の類は、飄々と、更に、言い始めるのだった。


「総二郎 と あきらも、大雑把(おおまか)な話は、大河原から聞いてるとは思うんだけ
 ど…。
 大河原にとって、自分家(ち)のあの温泉付き別荘に良い思い出が無いと言うのなら…。
 其れは、きっと、俺等が(英徳)高校の頃の話でしょ!
 当然、司 と 牧野にとっても、あの大河原家の温泉付き別荘には良い思い出が無いと思
 うよ。
 でも、俺にとっては良い思い出と言えば、良い思い出に成るとは思うんだけど…ね。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎 と あきらは、また、お互いの顔を見合わせて居たのだった。



其処で、此の時の総二郎は、疑問に思った事を類に訊くのだった。


「なぁ~、類君…。
 “俺にとっては良い思い出と言えば、良い思い出に成るとは思うんだけど…ね。”って、如
 何いう意味だよ?」と…。


だが、此の時の類は、例え、幼馴染で親友で在る 総二郎からそんな風に訊かれたとしても、クスッと、笑っただけで何も言わずに居たのだった。


だからだったのだ。
諦めた此の時の総二郎 と あきらは、其れ以上、類には訊かずに置いたのだった。



実は、此の時の類は、「あの時の俺は、牧野と手を繋いだまま、布団に横に成って居たんだけど…ね。」と、言う言葉は言わずに置いたのだ。


何故なら…。
此の時の類は、更に、思って居た事が有ったから…だったのだ。


“此の事は、牧野が司に話さない限り、司は知らない話だろうから…。”と…。


だからこそ、此の時の類は、例え、幼馴染で親友で在る 総二郎 と あきら…だったとしても、“言わない方が賢明だろう。”と、考えて居たのだった。



勿論、そんな風に笑って済ませて置いた此の時の類にとっては、当然の事乍ら、大河原家の温泉付き別荘に行く事自体、苦に成って居ない事は確かな話…だったのだ。
其処で、類は、更に、総二郎 と あきらに訊くのだった。


「で、お前等は、何時(いつ)、あの大河原家の温泉付き別荘に行って来たの?
 そんな話し、俺は聞いて無いけど…。」と…。


だからだったのだ。
此の時のあきらは、そんな風に訊いて来た類に呆れたかの様に言って除けるのだった。


「行って来たのは4月2日…だよ。
 其の頃の類は、丁度、出張中だっただろ。
 だからこそ、類を誘えなかっただけだ!
 実は、滋 と 優紀ちゃん と 桜子が『エイプリルフール』を利用して、滋ん家(ち)
 の(温泉付き)別荘に行ってたんだわ。
 まぁ~、其れも、桜子の企みから端を発してんだけど…な。」と…。


だが、此の時の類は、唯、黙ったまま、総二郎の話しを聞いて居た時から、【桜子の企み】という言葉が気に成って仕方無かったのだ。
だからこそ、此の時の類には訊く事が出来た言葉…だったのだ。


「ねぇ、さっきから、総二郎 と あきらは、【桜子の企み】って言ってるけど…さ。
 三条は、どんな企みを企ててたの?」と、興味津々かの様に…。


其処で、既に、桜子から話しを聞いて居た事で、【桜子の企み】について知って居たあきらが桜子から聞いた例の『エイプリルフール』の話を類に話しし始めるのだった。


そんな話しを黙ったまま聞いて居た類は、思わず、総二郎の方を向いて笑い始めるのだった。


勿論、そんな類の様子を見て居た総二郎は、“チェッ!”と、舌打ちをし乍らも、類には苦笑い…だったのだ。


だからだったのかも知れない。
漸く、冷静さを取り戻した類は、あきらの顔を見詰め乍らも、総二郎に向かって話しを切り出すのだった。


「成程…ね。
 あきらが言って居た話の意味を納得したよ。
 此れじゃあ、総二郎は司の事が言えないね。
 F4に猛獣が二人居たんだから…さ。」と…。


其処で、総二郎は、あきらを睨み付け乍らも、類 と あきらに言って除けるのだった。


「はぁ~、あきらは類に何を言ったんだよ⁉
 俺は、『猛獣』…じゃねぇっつーんだよ‼
 司と一緒にすんじゃねぇよ!」と…。


だが、其処は、類…。
更に、飄々と、総二郎に言って除けるのだった。


「総二郎は、司と一緒じゃん!
 もし、司が、例え、総二郎と同じ状況だったとしても、司は、きっと、総二郎と同じ様な
 行動を起こす筈だよ。
 “つくし(牧野)が見付からねぇ(ない)。”とか何とか言って来て…さ。
 きっと、そんな司は、俺等 F3を振り回すだけでしょ!
 あきらの言う通り、偶々、其の頃の俺は出張中だった訳だし…。
 其れに、元々、松岡の事は牧野を通してしか知らないから、松岡とは其処迄親しい訳じゃ
 無いし…。
 だから、総二郎だったら、きっと、俺には言って来ないとは思うけど…ね。」と…。
「………」


実は、総二郎自身、類から其処迄言われてしまった事で、其れ以上、言う言葉を失う程…だったのだ。



其処で、あきらは、其の場の雰囲気を変える為に、総二郎に話しを切り出すのだった。


「で、総二郎…。
 其の日付の語呂合わせが何々だよ⁉」と…。


だからだったのだ。
此の時の総二郎は、また、話しを繰り返すかの如く、話しし始めるのだった。


「だから…よ。
 『4月26日』が日付の語呂合わせで【よい風呂の日】らしいんだわ。
 で、俺の思い出を良いモノにする為にも、また、滋ん家(ち)の(温泉付き)別荘に行か
 ねぇか?
 其処で…だ。
 あきらから滋に言って置いてくれねぇか?」と…。


だからだったのだろう。
此の時のあきらは、そんな総二郎からの言い分に呆れて物も言えない状況と成って居たのだった。
勿論、“はぁ~”と、溜息を吐き(つき)乍ら…。
そして、其れでも、其の後(あと)のあきらは、総二郎に返答するのだった。


「分かったよ。」と…。




PS.


そして、其の後のあきらは、総二郎との約束と言う事も有り、滋に連絡を入れるのだった。


「総二郎が、また、滋ん家(ち)の(温泉付き)別荘に行きてぇらしいぞ!」と…。


其処で、此の時の滋は、あきらからのそんな話し振りを聞いて居て、「う~ん?」と、考えた後、返答の言葉を口にするのだった。


「そうだ!
 私に良い考えが有るから…。
 また、連絡をするよ。」と…。


という訳で、滋からの返答の言葉は、其の後、あきらから総二郎に伝わるのだった。



fin

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