tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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菖蒲湯【合コン婚活party】…<総優>  番外編




5月5日…端午の節句(別名;菖蒲の節句とも呼ばれている。)
<元々は、中国では『厄除け』 や『魔除け』をする日と認識されて居た様です。
 5月に菖蒲の薬草を使い、漢方として利用したり、お酒として飲んだりする風習が在った
 そうです。>…インターネットを調べて記載致して折ります。



【『よい風呂の日~類 と 総二郎 と あきら~【合コン婚活party】…<総優>  番外
 編』の<PS.>の続き】


滋は、あきらから連絡を受けた事で、或る事を思い出すのだった。
其れは、何時(いつ)の頃の事だったのだろうか?


或る年のGWが近付いて居た4月半ばの頃の事…。
滋はつくしと話しして居た事が有ったのだ。


【「ねぇ、つくし…。
  今年のGWは如何するの?
  今では司も日本に帰国して帰って居る事だし…。
  其れに、つくしの傍には、常に、司も居る訳だし…。
  やっぱり、今年のつくしのGWも司と一緒だよね。」


 「う~ん、多分、そう成るとは思うんだけど…。
  今、分かってる事は、5月5日の私は、確実に、道明寺邸に居ると思うよ。
  でも、滋さんは、何でそんな事を私に訊いて来るの?」と…。


 其処で、滋は、つくしに言って除けるのだった。


 「“もしも、司のGWが忙しくて、つくしが独りぼっちに成るんだったら、折角のGWだ
   し、T4で一緒に遊ばないかなぁ~。”って、思っただけだよ。
  でも、何で、5月5日だけが道明寺邸って、分かってるの?」と…。


 だからだったのだ。
 此の時のつくしは、『菖蒲湯』について滋に話しし始めるのだった。


 「『5月5日』って言えば、『こどもの日』でしょ!
  でも、『5月5日』って言えば、『こどもの日』だけじゃ無く、『端午の節句』って言う
  し、『端午の節句』は別名で『菖蒲の節句』とも呼ばれているらしいの。
  実は、【香りの良い物が邪気を払う】と、言われて居るらしくて、『5月5日』に菖蒲を
  入れた『菖蒲湯』に入ると、『厄払い』に成るそうなの。
  実は、タマさんから聞いたタマさんの受け売り何だけど…ね。
  だから、5月5日の私は、タマさんからのお誘いを受けて道明寺邸って決まってるの。」
 と…。】


だからだったのだ。
あきらからの話しを聞いた時の滋は、つくしから聞いた其の話を思い出した事で、大河原家の温泉付き別荘の管理人の女性に連絡を入れるのだった。


「5月5日に『菖蒲湯』に入る事は出来無いかなぁ~?
 何時(いつ)ものメンバーで、そっちに行くから用意してくれる?」と…。



実は、大河原家の温泉付き別荘の管理人の女性には思う処が在ったのだ。


“あの日以来、滋お嬢様は、此方にお越し下さらなく成ったわ。
 寂しい事だわ。”と…。


其の『あの日以来』とは、そうなのだった。
高等部当時の司 と 類 と 滋 と つくしが行った日以来の事…だったのだ。
そして、其の日以来、久々に滋が連れて行ったのは優紀 と 桜子だけ…だったのだ。
後で、総二郎 と あきらが合流したのだが…。


云わば…。
『あの日以来』、あの大河原家の温泉付き別荘に滋が現れたのは何年振りかの事…だったのだ。


だからだったのだろう。
大河原家の一人娘で在る 滋からそんな話しを聞いた此の時の大河原家の温泉付き別荘の管理人の女性は、嬉しくて堪らなかったのだ。


だからこそ、此の時の大河原家の温泉付き別荘の管理人の女性は、『菖蒲湯』について知って居た事も有り、大河原家の一人娘で在る 滋に言えた言葉…だったのだ。


「滋お嬢様には、先日、何年振りかに此方にお越し頂き、嬉しゅう御座いましたが…。
 5月5日にも、また、此方にお越し下さるのですね。
 其れは其れは嬉しゅう御座います。
 其れでは、5月5日に『菖蒲湯』をご準備してお待ちして居りますね。」と…。


だからだったのだろう。
大河原家の温泉付き別荘の管理人の女性から了承が得られた滋は、つくしから聞いて居た『5月5日』の『菖蒲湯』について、あきらに話しした後…。
「(温泉付き)別荘の管理人に話しして置いたから、5月5日に行こう!」と、報告するのだった。



そして、滋からそんな話しを聞いた此の時のあきらは、『F3&T3』のグループLINEにて、LINEメッセージを入れるのだった。


『滋から連絡が有った。
 5月5日に、滋ん家(ち)の(温泉付き)別荘に行く事に成った。
 5月5日に『菖蒲湯』に入ると、『厄払い』に成って良いらしい。』と…。


だからだったのだ。
『F3&T3』のグループLINEにて、LINEメッセージを入れたあきら と 当事者で在る 滋以外のF2&T2は、勿論の事、皆、了承のLINEメッセージを入れるのだった。


『『了解‼』』
『『了解しました。』』と…。


だが、実は、こんな風に、LINEメッセージを入れて居たF2&T2…だったのだが…。
誰もが或る事を考え乍らも、LINEメッセージを入れて居たのだった。


“例え、誰からのブーイングが有ったとしても、滋(さん)の事(ですわ)だ(よね)‼
 有無を言わさず、連れて行くん(でしょうね)だろうな(ね)。”と…。



そして、LINEメッセージを入れた後の優紀は、『5月5日』の『菖蒲湯』について、自身の祖母から聞いた時の話を思い出して居たのだった。


“確か、そんな話…。
 子供の頃にお祖母ちゃんから聞いた事が有った様な気がするなぁ~。
 滋さんは、此の話を、きっと、知って居たんだろうなぁ~。”と…。


【実は、此の時点に於いての優紀は知らなかったのだ。
 滋が知って居たのでは無く、『5月5日』の『菖蒲湯』について、滋はつくしから話し 
 を聞いて知った事を…。】


そして、そんな風に思って居た其の後の優紀は、自身の祖母から聞いて知って居た『菖蒲湯』について、総二郎にも話しして聞かせて居たのだった。



実の事を言うと、何故、総二郎が4月26日の語呂合わせで在る【よい風呂の日】を利用して迄、大河原家の温泉付き別荘に拘ったのかと言うと…。
勿論、大河原家の温泉付き別荘は、総二郎にとって、良い思い出では無かった事は事実…だったのだ。


だが、其れ寄りも、【桜子の企み】を覆す為だと云えたのだ。
だからこそ、此の時の総二郎は、実は、そんな桜子には言って置きたかったのだ。


「今の俺の中には優紀しか居ねぇ‼
 だから、優紀の事は心配すんな!」と、勿論、言わずに居たのだが…。


何故、此の時の総二郎が言わずに居たのかと言うと…。
此の時の総二郎の心の中には、そんな風に言う代わりに、自身と優紀との仲を、“桜子に見せびらかしてぇ‼”と、言う欲求が在った事も、また、確かな事…だったのだ。
だからこそ、此の時の総二郎は、桜子に言わずに置いたのだった。


何故なら…。
『エイプリルフール』の4月1日から4月2日に掛けての優紀は、滋 と 桜子から奪われた形と成って居た為に、其の後の優紀と二人切りに成る迄の此の日の総二郎は、一切、優紀の傍に居る事も儘ならない状況…だったのだ。


だからだったのだろう。
自身と優紀との間に入って邪魔をしたがる桜子に、せめて、4月26日の語呂合わせで在る【よい風呂の日】を利用して迄、自身と優紀との仲を、“桜子に見せびらかしてぇ‼”と、此の時の総二郎は考えて居たという訳…だったのだ。


なので、大河原家の温泉付き別荘に行く事が出来るので在れば…。
此の時の総二郎にとってすれば、其れが例え、4月26日の語呂合わせで在る【よい風呂の日】で無かったとしても、5月5日の『菖蒲湯』の日に成ったとしても、全く問題の無い話と云えたのだった。


言う成れば、自身と優紀との仲を桜子に見せびらかしさえ出来れば、其の日が何時(いつ)で在ろうと、此の時の総二郎にとって、其れは如何でも良かったのだ。



そして、当然の事乍ら…。
5月5日の『菖蒲湯』の日の総二郎は優紀にべったり…だったのだ。


しかも、「今日の総二郎さんは如何したんですか?」と、そんな風に当事者で在る 優紀が総二郎に訊く位にべったりだと云えたのだ。


其れに、そんな総二郎を傍から見て居た桜子がうざく成る位に、また、そんな総二郎の事を誰もが、“異常だ‼”と、思う位に、此の日の総二郎は優紀にべったりだと云えたのだ。


しかも、此の日の総二郎は、優紀との仲をアピールする為に、常に、優紀の手や肩や髪の毛等の何処かを触ったり、触れて居たりする程…だったのだ。


云わば…。
『司』…化したかの様な総二郎…だったのだ。



勿論、優紀自身、そんな総二郎の事が嫌では無く、反対に嬉しいのだ。
だが、つくし同様、他人(ひと)前でイチャイチャする事が苦手な優紀にとって、此の日の異常な位の総二郎からのスキンシップ振りに動揺が隠せない程…だったのだ。
だからこそ、此の日の優紀は、そんな総二郎に訊いたのだ。


「今日の総二郎さんは如何したんですか?」と…。


だが、此の日の総二郎は、優紀からのそんな質問に返答するでも無く、そんな優紀にお構い無しに離れる事も無く、更に、べったり…だったのだ。



勿論、此の日は、『菖蒲湯』仕様と成って居た大河原家の別荘の温泉に入る時の総二郎は、優紀と一緒に入ろうとするのだった。


しかも、そんな総二郎の行動を誰も止める事は無かったのだ。


何故なら…。
『司』…化してしまった総二郎を止める事が出来無い事を、F2&T2は認識して居たから…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の優紀は、仕方無く、総二郎の言い成りに成るかの如く、総二郎と一緒に大河原家の別荘の『菖蒲湯』に入るのだった。



だからだったのかも知れない。
其の後の桜子は、此の日を境に、総二郎に何かを仕掛ける事も無く成ったのだった。


言う成れば、総二郎の作戦勝ちと云えたのだった。



PS.


此の時の類 と あきらは、それぞれ、同じ様な事を密かに思うのだった。


“やっぱ、総二郎は、まるで、『司』じゃん!”と…。


実は、類 と あきらだけでは無く、滋 と 桜子も、また、類 と あきら同様に、『司=総二郎』と認識して居たのだった。



fin



<此の二次小説『菖蒲湯【合コン婚活party】…<総優>  番外編』は、短めにて、終了し
 て折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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