tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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其の後【合コン婚活party】…<総優>  番外編




4月26日…よい風呂の日



<此の二次小説『其の後【合コン婚活party】…<総優>  番外編』は、諸事情に寄り、未
 だ、【エイプリルフール】の頃のお話しの続きと成って折ります。
 其の理由(わけ)の詳細に付きましては、『休み中~ご挨拶~』<カテゴリー;私の一言
 集>をご覧下さいませ。
 了承の程、宜しくお願い致します。>




<此の二次小説『其の後【合コン婚活party】…<総優>  番外編』は、『総二郎 と あ
 きら~エイプリルフール~【合コン婚活party】…<総優>  番外編』の<其の後>と成
 って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



【『総二郎 と あきら~エイプリルフール~【合コン婚活party】…<総優>  番外編』
 のエピローグ】


総二郎は、滋 と 桜子が企んだ今回の『カラクリ』についての話をあきらから聞いたのだった。


あきらから話を聞いた此の時の総二郎は、言いたい言葉をグッと喉の奥に引っ込めるだけに留めて居たのだった。
勿論、此の時の総二郎は、桜子に加担したで在ろうあきらに、「いい加減にしろよ‼」と、文句を言いたい事は当然だったのだ。


だが、此の時の総二郎は、此れ迄の自分自身が犯して来た『事の顛末』を承知して居た事も有り、“悪いのは俺自身だ。”と、理解して居たので、そんなあきらに対して、言いたい言葉をグッと喉の奥に引っ込める事が出来て居たのだった。


だからだったのだろう。
そんな総二郎を見て居た此の時のあきらは、そんな総二郎に拍子抜けすると共に、桜子に対しては苦笑いしか無かったのだった。



だが、其の後のあきらは、思い出して居たのだ。
総二郎とのビデオ通話で話しして居た時の話しの内容について…。


【「何も遣らかしてねぇよ。
  唯、優紀が居なく成って、優紀と連絡が付かねぇから、ヤル気を失くしてるだけだ。
  後は、会った時に話しして遣るよ。」と…。】


実は、あきら自身、総二郎とビデオ通話で話しして居た際に、既に、総二郎から或る程度の話は聞いて居たのだ。


だが、此れ迄、クールで冷静沈着で、こんな風に、幼馴染で親友で在ろう共、他人(ひと)前でテンパって、心が乱れたりする所を見せた事の無い総二郎から聞こえて来る電話の声は、何時(いつ)もの音色が変わる位、総二郎の声はテンパって慌てて居たのだ。


だからだったのかも知れない。
気遣いのあきらにしては、ちょっとした悪戯心が働いて、ビデオ通話で話しした話を話しし始めるのだった。
話の内容をぶり返すかの様に…。


「で、電話で聞いた時の話だけどよ。
 総二郎は、何を遣らかして、家元 と 家元夫人から窘められ、怒られっぱなし…だった
 んだ?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎の顔付きは、機嫌が悪く、“また、其の話かよ!”とでも言いた気に、優紀と連絡が付かなく成って以降(4月1日)から次の日(4月2日)の総二郎の様子をあきらに話しし始めるのだった。
勿論、既にあきらに話しして居た話の内容も含めて…。


そして、あきらに話しし始めた此の時の総二郎の顔付きは、不貞腐れて居た事は言うまでも無かったのだった。
唯、ビデオ通話の時と今の総二郎の音色の違いは、優紀の居場所が分かったからだろうか?
不貞腐れて居るにも関わらず、此の時の総二郎の音色は落ち着いて居るかの様…だったのだ。


だが、此の時のあきらの心の声と言えば…。


”『天下の英徳(学園)のF4』の中に、猛獣がもう一人居たとは…な。
 まさか、本気の恋を知った総二郎が『猛獣』に成るとは思わなかったよな。
 本気の恋を知った総二郎は、まるで、『司』…其のモノだろ。
 総二郎が『司』…化しちまったぞ。
 類にも言って置かねぇとな。“と…。



そして、其の後の総二郎 と 優紀が二人切りに成った後…。


【「此れからは、もうねぇぞ‼
  俺を一人悪者にするな‼
  俺が可愛想だろ。」】と、何時(いつ)もの妖艶な眼差しで総二郎が優紀に言った事を皮切りに、次から次へと、総二郎が優紀にコンコンと言い聞かせて居たのだった。


此の時の総二郎が優紀にコンコンと言い聞かせて居た話の内容とは…。


*滋 や 桜子の作戦に乗らない事


*何か有れば、必ず、総二郎に連絡する事


*総二郎からの電話を無視し無い事
 また、携帯電話の電源はOFFにし無い事…etc。


そんな総二郎の話し振りを傍で聞いて此の時の優紀は、何故か?
総二郎の顔を見る事が出来ず、俯いたまま…だったのだ。


何故なら…。
何時(いつ)もの妖艶な眼差しに加えて、艶の在る音色…だったのだ。
そんな総二郎の顔付きと音色に対して、恥ずかしさの余り、此の時の優紀の顔付きは、真っ赤…だったのだ。



だからだったのかも知れない。
此の時の優紀は、“総二郎さんの機嫌を良くして貰おう!”と、急に、話しの内容を掏り替え始めるのだった。


「総二郎さんは知ってらっしゃいますか?
 日付には語呂合わせが在ると言う事を…。」と…。


其処で、総二郎は、急に、優紀が話しの内容を掏り替えて来た事を怪訝に思い乍らも、優紀の話しに合わせるかの様に、返答の言葉を言い始めるのだった。
訊くかの如く…。


「語呂合わせ…か?」と…。


そんな風に、総二郎から訊かれた事で、気を良くした優紀は、更に、総二郎に話しし始めるのだった。


「実は、日付には語呂合わせが在るんですよ。
 近い所で言えば…。
 4月26日もそうですね。
 『4月26日』の月日を外して『426』にすれば、【よ(4)いふ(2)ろ(6)】って、
 読めるんです。
 だから、『4月26日』は、【よい風呂の日】…何です。
 其の他にも、其の語呂合わせの意味に因んで、記念日が設けられて居るんですよ。」と…。


だからだったのだ。
此の時の総二郎は、「へぇ~。」と、そんな風に言い乍らも、唯、優紀の顔付きを見て居たのだった。


何故なら…。
そんな話しをして居た総二郎 と 優紀が居る其の場所は、『お風呂の中』…だったのだ。


其処で、総二郎は、優紀に問い掛けるのだった。


「『4月26日』が【よい風呂の日】…だからって…よ。
 態々、『4月26日』に風呂に入らなくても…よ。
 『4月26日』に限らず、何時(いつ)でも、こう遣って、優紀は俺と一緒に風呂に入って
 るだろ⁉
 優紀は何が言いてぇんだ⁉」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の優紀は、また、俯いたまま言う言葉を失うのだった。


何故なら…。
話の内容を掏り替えたかっただけで、意図は何も無いのだから…。


だからだったのだろう。
そんな様子の優紀を観た総二郎は、更に、優紀に言い始めるのだった。


「もしかして、優紀は、俺と一緒に旅行に行きてぇのか?
 だったら、温泉が良いよな⁉
 俺にとっても、滋ん家(ち)の(温泉付き)別荘は、良い思い出がねぇんだわ。
 一層の事…。
 また、滋ん家(ち)の(温泉付き)別荘に行くか?」と…。


何か閃いたと云わんが如く…。
此の時の総二郎の顔付きは、悪い顔に成って居たのだった。


と言うのも、此の時の総二郎には何か考えて居る節が有ったのだった。




PS.


あきらは、出張から帰って来たばかりの類を呼び出し、総二郎との話の内容を話しし始めるのだった。


だからだったのだろう。
あきらからの話しを聞いて居た此の時の類の顔付きは、きょっとんとした顔付きのまま、其れでも、あきらに言って除けるのだった。


「あきらは、俺に何が言いたい訳…?
 例え、総二郎が『猛獣』に成ったとしても、猛獣使いは、今迄と変わらず、あきらの役目
 だから…ね。
 あきらも大変だね。
 司だけでも大変だろうに、総二郎迄…。
 まぁ~、頑張ってよ!」と…。


其処で、あきらは、そんな類からの言い分に呆気に取られるしか無かったのだった。


だからだったのだろう。
此の時のあきらの心の中では、独り言ちるのだった。


“どいつも此奴も、全て、俺に任せなやがって‼
 類に話すんじゃ無かったぜ‼”と…。



fin

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