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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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総二郎 と あきら~エイプリルフール~【合コン婚活party】…<総優>  番外編




<此の二次小説『総二郎 と あきら~エイプリルフール~【合コン婚活party】…<総優>  
 番外編』は、本来なら、明日に投稿するべきなのでしょうが、『エイプリルフール』と言
 うシーズン物が主体と成りますので、二話連続投稿としました。
 了承の程、宜しくお願い致します。>


【『エイプリルフール~滋 と 優紀 と 桜子~【合コン婚活party】…<総優>  番外
 編③』の<PS.>のエピローグ】


【4月1日の『エイプリルフール』の夜…。
 此の日の総二郎は茶会が終了後、慌てるかの様に優紀に連絡を入れて居たのだ。
 何度も何度も…。


 だが、全く、連絡が付かない事で焦った総二郎は、何故か?
 あきらに連絡を入れるのだった。


 「今直ぐにでも、優紀と連絡を取りてぇのに…優紀と連絡が付かねぇんだわ。
  あいつ、何処へ行っちまったんだろうか⁉」と、言い乍ら…。
  


 だからだったのだろう。
 そんな総二郎の音色を聞いて居た此の時のあきらには思うのだった。


 “総二郎は、相当、テンパってんな。
  総二郎は、大丈夫か?
  で、優紀ちゃんは、大丈夫か?”と、違う意味での『大丈夫か』を使い乍ら…。】



総二郎は、何度も、優紀の携帯に連絡を入れても、連絡が付かず、焦って居たのだ。
勿論、総二郎の頭の中では自分自身の前から優紀が居なく成る事を考えて居なかったのだ。


だからこそ…。
此の時の総二郎は、不安で仕方無かったのだ。


“優紀は、何かの事件に巻き込まれたんじゃねぇのか?
 牧野じゃねぇんだから、優紀が失踪だ何て…考え難いよな。
 其れ共、優紀は、俺の事が嫌ぇに成ったのか?
 どっちでも良いから、兎に角、俺の前に現れてくれ‼”と…。


今頃、優紀が滋 と 桜子と楽しんで居るとも、知らずに…。



実は、あきらは、桜子から言われて居たのだ。


「西門さんのSOSが入って来る迄、美作さんは、西門さんに手を差し伸べないで下さい
 ね。」と…。



だが、そうは言っても、普段、総二郎に従順な優紀が総二郎の前から居なく成ったのだ。


だからだったのかも知れない。
次の日(4月2日)のお昼頃…。
午前中の稽古が終了してから、総二郎は、あきらに連絡を入れたのだった。


「昨日(4月1日)も、あきらに連絡を入れたけど…よ。
 やっぱ、今でも、まだ、優紀と連絡が取れねぇんだわ。
 あきら、優紀の事で、何か知らねぇか?」と…。



実は、昨夜(4月1日の夜)…。
総二郎があきらに連絡を入れて居た話しと言うのは、実は、其の後も、まだ、続きの話しが有ったのだ。


 「今直ぐにでも、優紀と連絡を取りてぇのに…優紀と連絡が付かねぇんだわ。
  あいつ、何処へ行っちまったんだろうか⁉
  兎に角、様子を見て視るわ。
  あきらの下にもT3から連絡が来ると思う。
  もし、T3から連絡が来たら、俺にも連絡をくれ!」と…。



だからだったのだ。
そんな連絡を総二郎から貰った此の時のあきらは、勿論、総二郎の様子を視て居たのだ。


否、総二郎の気持ちに変化が無いか?
あきらは、待機して居るかの如く、総二郎の様子を視て居たのだった 


其処に、漸くと言って良いのか?
総二郎からのSOSの連絡があきらの下に入って来たという訳…だったのだ。



実は、“仕事の為に、毎週日曜日しかお稽古に入れない。”と、言う生徒だけ、毎週日曜日の午前中をお稽古日に宛てて居る総二郎…だったのだ。


何故なら…。
日曜日の午後からは、優紀と会う時間にしたかった総二郎なのだ。
故に、此の日(4月2日)も、ご多分に洩れず、午前中だけお稽古日…だったのだ。


だが、此の日(4月2日)の午前中のお稽古日は、総二郎にとって、実は、散々…だったのだ。


何故なら…。
普段の総二郎なら、遣らない様な心配の連続で、生徒からは苦笑いをされる始末…。


其の上、自身の両親で在る 西門流 家元 と 家元夫人から窘められ、怒られっぱなし…
だったのだ。
総二郎が、やっと、自身の両親で在る 西門流 家元 と 家元夫人から解放されたのは、4月2日お昼頃…だったのだ。



其の後の総二郎は、あきらに連絡を入れて、自身の両親で在る 西門流 家元 と 家元夫人から解放された事を伝えるのだった。


「やっと、親父 と お袋から解放された。」と…。


其処で、あきらは、そんな総二郎に興味が有り、総二郎に訊くのだった。


「で、総二郎は、何を遣らかして、家元 と 家元夫人から窘められ、怒られっぱなし…だ
 ったんだ?」と…。


勿論、其れ処では無い今の総二郎は、あきらからの質問に即答するのだった。


「何も遣らかしてねぇよ。
 唯、優紀が居なく成って、優紀と連絡が付かねぇから、ヤル気を失くしてるだけだ。
 後は、会った時に話しして遣るよ。」と…。



だからだったのだ。
あきらは、総二郎とのビデオ通話を切った後…。
桜子に電話を掛けるのだった。
勿論、桜子の声だけじゃ無く、顔の表情も視たいというあきらの思惑も有り、電話という寄り、ビデオ通話にて、連絡を入れて視たのだった。



実は、優紀には電源をOFFにする様に話しして居た桜子では在ったのだが、桜子の携帯自体は電源をOFFにして居なかったのだ。
所謂、桜子は、携帯をマナーモードにして、尚且つ、鞄の外に音が漏れない様に音量を低く設定して居たのだった。


だからこそ…。
桜子は、自身の携帯の音が優紀に気付かれる事が無かったのだった。


そして、桜子は目線だけで滋に伝えて、優紀にバレない様に席を立ち、空いて居る部屋を見付けて、中に入って、あきらに電話を(ビデオ通話にて)掛け直すのだった。


「総二郎から連絡が有った。
 かなり、疲れてる様子だった。
 まだ、ビデオ通話だけで、会ってはねぇけど…。
 取り敢えず、総二郎をそっちに連れて行きてぇんだけど…。
 良いのか?」と…。


其処で、桜子は、あきらに訊いて視る事にしたのだった。


「西門さんからのSOSが有ったという事ですよね?」と…。


だからだったのだ。
あきらは、正直に、桜子に返答するのだった。


「ああ、そう言う事だ。
 良いのか?」と、同じ質問を訊き乍ら…。


其処で、桜子は、更に、あきらに訊くのだった。


「美作さんは、もう、今回の話しを西門さんにしました?」と…。


だからだったのだ。
此の時のあきらは、また、桜子に正直に話しするのだった。


「否、まだだ。
 此の後、総二郎と会う予定に成ってるから…よ。
 其処で、全てのカラクリを総二郎に話しして遣ろうと思ってる。」と…。


だからだったのだ。
桜子は、苦笑いに成りつつ、“「カラクリ…。」って…。”と、思い乍ら、あきらに返答するのだった。


「分かりました。
 取り敢えず、美作さんは、西門さんを怒らせない様に、此方にお越し下さいね。
 言って置きますけど、西門さんは、怒ると厄介なので、絶対に、怒らせないで、此方に、
 連れて来て下さいね。
 宜しくお願いしますね。」と…。


だからだったのかも知れない。
桜子からのそんな言い分を聞いて居たあきらの方が、今度は、苦笑い…だったのだ。
 


だからだったのだ。
総二郎と会ったあきらは、滋 と 桜子が企んで行動に移した今回のカラクリについて、桜子から聞いた全ての話を総二郎に話しし始めるのだった。


勿論、其処迄、黙ったまま、あきらからの話しを聞いて居た此の時の総二郎は言いたい言葉を、グッと、喉の奥に引っ込める様な仕草をしてから、其のまま、美作家のリムジンに乗り込むのだった。


何故なら…。
本当なら、あきらに、“いい加減にしろよ‼”と、文句を言いたい総二郎…だったのだ。


でも、実は、総二郎は、“悪いのは俺自身だ。”と、理解出来て居たし、実際の処、“桜子が言う通り、此れ迄の俺が犯して来た俺の悪しき『事の顛末』を知って居る桜子だからこそ、優紀の為にも俺に変わって欲しかったんだろうな。”とも、認識出来て居たのだった。


だからだったのだろう。
美作家のリムジンに乗り込んだ時の総二郎は、怒る気に成れなかったのだ。
もしかすると、優紀の居場所が分かって、ホッとして居たのかも知れない。


だが、もし、此の時の総二郎に怒る相手が居るので在れば、其れは、“優紀 と 桜子だろう。”と、判断して居たのだった。


何故なら…。
此の計画を立てて、優紀を動かせたのは、桜子なのだ。
そして、滋 と 桜子の二人に、のこのこと就いて行ったのは、優紀…だったのだ。


“今後の為にも、優紀にはしっかり教えて置かねぇと…な。”と、総二郎自身がそう考えて居た事も事実…だったのだ。


だが、此の時の総二郎は、其処迄、自分自身が考えて居る事は、自分自身の顔にも口にも出さない様に気を付けて居たのだった。
流石は、総二郎…だったのだ。



という訳で、此の時のあきらは、そんな総二郎を観て居て、拍子抜けする位…だったのだ。


其処で、此の時のあきらは、桜子に出発した事の報告をする為に、総二郎の前でも、堂々と、連絡するのだった。
そして、電話が入って居る事に気が付いた桜子は、慌てて、あきらからの着信を取るのだった。


そして、あきらは、桜子との電話での会話を切ってから、LINEにて、リムジンの中の総二郎について報告するかの様にLINEメッセージを送るのだった。
其れを見た桜子は、驚愕のまま、あきらに返信するのだった。


『信じられません。』と…。



だが、あきらと共に、大河原家の温泉付き別荘に着いた時の総二郎の顔は、既に、優紀を捕らえて放さなかったのだ。
そして、次は桜子の顔を睨み付けて居た事も、また、事実…だったのだ。


「桜子…今回の件は、桜子の優紀を想ってくれて居る気持ちに免じて無かった事にして遣
 る。
 けど…な。
 此れからの俺は、生憎、優紀一筋…何で…な。
 今度はねぇよ。
 其れと、良いか…桜子?
 桜子の『黒歴史時代』なら、兎も角も…。
 策士も大概にしろ!
 周りが振り回され過ぎて、大変だわ。」と…。


そして、今度は、優紀の番…だったのだ。


「後で、優紀には話しが有る。
 其のつもりで居ろ‼」と…。



だからだったのだろう。
密かに、此の時の優紀は思って居たのだった。


“やっぱり…。
 絶対、総二郎さんは怒って居るよね⁉”と…。


だからだったのだ。
不安一杯の優紀が其処には居たのだった。



そして、其の後の優紀は、東京に戻って来てから総二郎に言われたのだ。


「此れからは、もうねぇぞ‼
 俺を一人悪者にするな‼
 俺が可哀想だろ。」と、何時(いつ)もの妖艶な眼差しで…。


だからだったのかも知れない。
此の時の優紀は、総二郎から翻弄され続けて、ぐうの音も出なかったのだった。



此れにて、此の年の4月1日の『エイプリルフール』は過ぎて行ったのだった。



fin

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