tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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取り戻したい…<総優>  14.





【『取り戻したい…<総優>  13.』の続き と 『カナダ旅行~GW~【取り戻した
 い…<総優>】…<F4&T3&静>  番外編 ①・②』のエピローグ】


F4&T3&静の息子達で在る 『F4Jr.』が産まれて、暫く経った頃の事…だったのだ。


F4&T3&静の中で、漸く、子供が居る生活に慣れ始めた頃…。
F4のそれぞれの下に、或る企業からのパーティーの招待状が送付されて来たのだ。


勿論、F4のそれぞれの父親達は、其の或る企業からのパーティーの招待状が送付されて来た事で、父親達は、それぞれの息子達で在る F4を其の或る企業のパーティーに出席させるのだった。


だからだったのだ。
自分達のそれぞれの父親達からの指示の下、其の或る企業のパーティーに出席したF4達は、久し振りに、パーティー会場で集合した様なモノ…だったのだ。



実の事を言うと、其の或る企業の経営者が自社のパーティーに、態々、F4を招待したのには理由(わけ)が在ったのだ。


何故なら…。
本来なら、其の或る企業の経営者が招待すべきは、F4のそれぞれの父親達の方が良いに決まっているのだ。
実は、此のパーティーの出席者の殆どが、それぞれの企業のトップが招待されて居たから…だったのだ。


なのに…だ。
其の或る企業の経営者が招待したのは、F4のそれぞれの父親達では無く、現在ではそれぞれ妻子が居る F4達を名指しで指名するかの様に招待状を送付して来たのだ。


では、何故、其の或る企業の経営者は、現在ではそれぞれ妻子が居る F4達を、態々、招待したのかと言うと…。
其の或る企業の経営者には目論見が在ったからなのだ。


其れは、実は、其の或る企業の経営者には、F4と同世代の二人の娘が居るのだ。


実は、F4達が結婚する迄の間、見合いの話をF4のそれぞれの父親達に打診して来たのだ。
だが、其れも全て、断られて居たのだ。


勿論、其の或る企業の経営者も、既にF4達には妻子が居る事を、ご多分に洩れず、承知して居た事は事実…だったのだ。


だが、類 と あきらのそれぞれの妻で在る 静 と 桜子は、兎も角も、司 と 総二郎のそれぞれの妻で在る つくし と 優紀は一般家庭出身の娘なのだ。
其の事実に関しても、ご多分に洩れず、其の或る企業の経営者も知って居たのだ。


だからだったのだ。
其の或る企業の経営者は、態と、自社のパーティーに司 と 総二郎を含めたF4を招待して、其の或る企業の経営者の二人の娘を司 と 総二郎に見初めて貰い、つくし と 優紀とをそれぞれ離縁させ、自身の二人の娘を妻の座に就かせたかったのだ。


なので、態と、其の或る企業の経営者は自社のパーティーの出席者に、【パートナーの同伴は不可】と、招待状に記載して置いたのだ。


そうすれば、F4の妻達は出産したばかり故、“F4達のパートナーとして、それぞれの妻達が出席する事は無いだろう。”と、目論んでの事…だったのだ。


実は、其の或る企業の経営者の考えは、“其の方が娘達を司君 と 総二郎君に紹介し易いだろう。”と、踏んで居たから…だったのだ。



だが、司 と 総二郎にして視れば、つくし と 優紀が一般家庭出身の娘だろうと、そう言う事は、一切、関係無いのだ。


何故なら…。
特に、司の場合はつくしよりも先につくしに好意を抱き、司にとってはつくしが初恋の女性で在り、最愛の女性でも在るのだ。
しかも、司は英徳高校3年の頃からずーっと、自身の最愛の女性で在る つくしだけを追い掛け続けて来たのだ。


だからだったのだ。
其の或る企業の経営者は、そんな司に対して、自身の娘達の何方かを見初めて貰おうだ何て、誰が如何見ても血迷ったとしか言い様が無く、「無謀だろう。」と、言わずには居られない状況…だったのだ。



だが、総二郎の場合は、実の事を言うと、優紀が先に総二郎の事を好きに成ったのは事実の話なのだ。


何故なら…。
其の当時の総二郎は、自身の幼少期の頃からの初恋の相手で在る 『更』の事が好き…だったのだ。


ところが、何時(いつ)しか、総二郎は、優紀に好意を抱き始めて居たのだ。
其れはあの日から…。


そうなのだ。
総二郎が優紀と再会したあの日から…。


だが、実は、そうでは無かったのだ。
何故なら…。
総二郎は、何時(いつ)しか、優紀への自分自身の想いに蓋をして居た事に気が付き始めて居たのだ。


“実は、俺は、(英徳)高校の頃から、優紀に惚れてたんじゃねぇのか?”と、過去を振り返るかの様に…。


そして、総二郎は、更に、思い至るのだった。


“牧野を通じて、優紀と知り合った最初の頃の俺は、優紀からの俺へのそんな想いが鬱陶し
 かった。
 だから、そんな俺は優紀を観る度に、何故か、イライラして居たし、俺の心の中に在る 
 モノに、初めて触れて来た優紀に罵倒した事も有った。
 でも、(英徳)高校時代の俺は、何時(いつ)しか、そんな優紀に惚れ始めて居たんだろ
 うな。
 其れなのに、其の事に気が付かないまま、俺は、優紀を敬遠してた。
 そして、優紀は俺の前から姿を消した。
 其れでも、やっぱ、俺には優紀…だったんだろうな。”と…。


そんな事が有ったとは知らない其の或る企業の経営者は、そんな総二郎に自身の二人の娘の内の何方かを紹介し様とするだ何て、無謀としか言い様が無かったのだ。



だからだったのだろう。
パーティーの出席者から其の事実を聞いてしまった司 と 総二郎は、怒りの余りワナワナと、自分自身の身を震わせ始めるのだった。
勿論、其の場に居合わせて居たのは、類 と あきらも…だったのだ。


だからだったのだ。
此の場に一緒に居たあきらは、そんな状況の司 と 総二郎を見兼ねて気を利かせ、態と、類も含めて声を掛けるのだった。


「なぁ~、俺に提案が有るんだけど…よ。
 俺等 F4の息子達は、勿論の同級生だろ!
 だから…よ。
 俺等の二人目の子供達も、同じ歳生まれにしねぇか?
 一人目も同じ歳…。
 で、二人目も同じ歳生まれ…。
 面白ぇと思わねぇか?」と…。


実は、そんなあきらの話し声は、司 と 類 と 総二郎だけでは無く、態と、F4の近くに居合わせて居た此のパーティーの主催者で在る 其の或る企業の経営者にも、また、其の或る企業の経営者の二人の娘達にも聞こえる位の大きさの声で、態と、あきらは、司 と 類 と 総二郎に声を掛けて居たのだった。



其処で、司 と 総二郎は、そんなあきらからの提案に了承するかの様に返答するのだった。


「ああ、其れ良い考えかもなぁ~。
 女共は何言って来るか分かんねぇけど…な。」


「否、子供達が上も下も同級生なら、母親としては何かと安心じゃねぇの。」と…。


其処で、類は、何の策略も無いかの如く、飄々と、言い始めるのだった。


「別に、子供達の母親だから…って。
 一々、女達に了承を得なくても良いんじゃ無いの⁉
 司の言う通り、後で、此の事を知った女達に何言われるか?
 分かんないけど…ね。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のあきらは、提案者では在るのだが…。
類からのそんな物言いに呆気に取られ乍らも言って除けるのだった。


「まぁ~、此の事は俺等だけの約束事で在って、女共にはバレねぇ様にしねぇと…だろ。
 もしも、バレたら、そりゃあ厄介だろ。
 特に、牧野 と 桜子にはバレねぇ様に気を付けねぇと…な。
 牧野 と 桜子にバレたら、後々、煩ぇぞ!
 なぁ、司…。」と…。


だからだったのだ。
そんな風に言い乍らも苦笑いに成るあきらからのそんな話しを聞いて居た此の時の司もまた、苦笑いの様な顔付きのまま、あきらに返答の言葉を述べるのだった。


「つくしと三条じゃあ、違う意味で煩ぇだろうな。
 つくしなら、キャンキャン吠えるだけだろうけど…よ。
 三条だと、そうはいかねぇだろうな。
 どんな嫌がらせをされるか分かんねぇぞ!」と…。


其処で、類は、更に、飄々と、嫌味な様に言って除けるのだった。


「まぁ~、其れも仕方無いんじゃ無いの?
 司も、あきらも、先に惚れた者(モン)負けでしょ!
 だから、其れは仕方無いよねぇ~。」と…。


しかも、類だけでは無く、総二郎からの嫌味な物言いは、更に、続くのだった。


「例え、もし、俺等の計画を女共が知ったとしても、うちの心の広い優紀は、唯、受け止め
 てくれるだけだろうな。
 で、うちの優紀は、心が広いだけじゃ無く、名前通り、優しい女だから…な。」と…。


だからだったのだろう。
此の時のあきらは、そんな総二郎からの言い分自体、事実な話なので言い返せる言葉も無く唯、黙ったまま、居た堪れないで居たのだった。


何故なら…。
司は兎も角も、此の時のあきらにして視れば、総二郎の場合、あきらの中には、“自分自身が気を利かせて遣ったからこそ…だろ。”と、言う思いが有ったのだ。


“其れなのに…。
 其処迄言うか?”と、言いたく成るあきら…だったのだ。


勿論、此の場の雰囲気を壊す訳にはいかないので、此の時のあきらは、何も言い返さずに、そーっと、自分自身の心の中でそう思うだけに留めて居たのだが…。



だが、司は違ったのだ。
だからこそ、此の時の司は、そんな総二郎に言い返し始めるのだった。


「アホか⁉
 つくしも良い女だっつーの‼
 唯、気が強ぇだけで、此の俺を真っ当な男にしてくれたんだぜ!
 なっ、つくしは良い女だろ?」と…。


実は、此の時の司のそんな物言いは、まるで、【どの位、自分達の妻が良い女(性)で在るのか?】と、言う話しに話題を掏り替えて居るかの様…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の類と 総二郎 と あきらは、そんな司の物言いを聞いて居て、同じ様な事を考えて居たのだった。


“流石、司だわ(ね)。
 『牧野バカ』は、健在かよ(だね)!”と…。


だからだったのだ。
此の時の類と 総二郎 と あきらは、此の場の雰囲気を壊さない為にも、そんな司に返答の言葉を言うとする成らば、同じ様な言葉を述べるだけ…だったのだ。
勿論、呆れ乍ら…。


「「「ああ、そうだな(ね)。」」」と…。



だが、傍で、そんなF4の様子を見聞きして居た其の或る企業の経営者だけじゃ無く、其の或る企業の経営者の二人の娘達も、また驚愕するのだった。


だが、其の或る企業の経営者は、此のパーティーの主催者でも在るのだ。
本来なら、F4に話し掛けるチャンスは幾らでも有る筈なのだ。


なのに…だ。
其のチャンスを与えて貰えないだけでは無く、自身の二人の娘達を紹介する機会も与えて貰えなかったのだ。


また、其れだけには留まらず、司 と 総二郎の『妻バカ』振りの話迄、話しを聞かされたに過ぎなかったのだ。


所謂、其の或る企業の経営者だけじゃ無く、其の或る企業の経営者の二人の娘達は、F4の会話に入って行く隙も与えては貰えなかったという訳…だったのだ。



そして、其の後、暫くした所で、此のパーティーはお開きと成ったのだ。


しかも、其の後の其の或る企業の経営者が経営して居る企業は、其の後、F3の父親達が此の事態を知った事で、道明寺HDからも、花沢物産からも、美作商事からも、それぞれの提携話を解除され、行き場を失くした事は言うまでも無かったのだった。



PS.


其の後、此の時の話は、F4に寄って公約として掲げられ、何時(いつ)頃に二人目を儲けるか迄、F4の間で話し合いされる程…だったのだ。


そして、其の後、本当に、公約通り、二人目も同じ歳生まれと成ったのだった。

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