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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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海の日【取り戻したい…<総優>】…<F4&T4&静>  番外編





2023年7月17日…海の日(毎年、7月第3月曜日が『海の日』で祝日)



【『七夕飾り【取り戻したい】…<総優>  番外編』の続き(其の後)】


此の年の『7月17日』が『海の日』で祝日で在るという事を知った司は、或る事を思い出し、司の専属秘書で在る 西田に頼んで、此の年の7月17日を休みにしたのだった。


其の【或る事】とは…。
そうなのだった。
未だに、自身の息子で在る 翼を『海』に連れて行って遣って居なかったという事…だったのだ。


だからだったのだ。
此の時の司は、類 と 総二郎 と あきらに連絡を入れて、此の年の7月17日の『海の日』に因んで、「海水浴に行こうぜ!」と、提案するのだった。


勿論、類 と 総二郎 と あきらにとっても、異論は無く、それぞれ、秘書(総二郎は、内弟子)に頼んで、此の年の7月17日を休みにするのだった。



そして、それぞれの夫からそんな話を聞いたつくし と 優紀 と 桜子 と 静は、其の話しに了承するのだった。


そして、つくし と 優紀 と 桜子 と 静が女子会の際に、そんな話しをして居た所に、遅れて居た滋が、漸く、女子会の場に現れたのだった。


其処で、滋は、つくし と 優紀 と 桜子 と 静に訊くのだった。


「今、何の話しをして居たの?」と…。


だからだったのだろう。
つくしが口火を切るかの如く、滋に話しし始めるのだった。


「実は…さ。
 如何も、司からの提案らしいんだけど…ね。
 “7月17日を(お)休みにして海水浴に行かねぇ(ない)か?”って、話しに成ったらしい
 のよ。
 だから、何処の海が良いのか?
 今、4人で話しして居た所なの。
 勿論、道明寺HDのリゾート施設でも良いんだけど…ね。」と…。


其処で、滋が思い出したかの様に、「だったら、私に良い案が在るんだけど…。」と、言い始めたのだった。
そして、滋は、更に、其の『続き』を話しし始めるのだった。


「実は、此れ迄、私自身、ずーっと、気に成って居た事が有ったのよ。
 其れは、私達がまだ高等部の頃に、私が司 と つくしを連れて行った例のうちの島の事
 なのよ。
 そう、あの頃のうちの島は、まだリゾート開発する前だったの。
 司 と つくしにとって、うちの『あのリゾート施設』には良い思い出は無いでしょ!
 其れは、私にとっても同じで、あれ以来、うちの『あのリゾート施設』に行ってないの。
 司 と つくしを連れて行った私が言うのも何なんだけど…。
 だからこそ、今だったら、私自身、行く事が出来るんじゃ無いかと思ってるの。
 実際、今では、司 と つくしは結婚して夫婦に成った訳だし、其れに、今では、司 と 
 つくしは二児のパパ と ママでも在る訳じゃない。
 だから、あの頃の記憶を塗り替える為にも、もし良かったら、此の機会を利用させて貰え
 ないかな?」と…。


だからだったのかも知れない。
つくしは、“其れは名案かも…。”と、思えた事で、滋に了承の意を伝えるのだった。


「うん、良いかも知れない。
 司に話しして視るよ。
 勿論、司が何と言って来るか?
 全く、分からないんだけど…。」と…。


其処で、滋は、つくしからそんな風に返答して貰えた事で、嬉しく思うのだった。


「つくし…有難う!
 ダメ元でも良いから、司に話しして視てくれる?
 初めから上手く行く何て、そんな虫のいい事は考えて居ないから…。
 気軽な気持ちで…ね。
 宜しくね、つくし…。」と…。


だからだったのだろう。
取り敢えず、先ずは、つくしが司に話しして了承して貰えるかを確認してからの判断にし様と、T4&静の間では話し合いが為されたのだった。



そして、其の後のつくしは、司に話しして視たのだった。
其処で、司からの返答の言葉は、こう…だったのだ。


「本来の俺は、『NO』だ。
 だが、滋が言ってる通り、今の俺 と つくしは、既に、夫婦だ。
 しかも、二児のパパ と ママでも在る。
 現在進行形で時間は経ってる。
 だから、未だに、今の滋が自分家(ち)の島に行けねぇというのも、後々、困るだろ?
 全てが駄目って訳じゃねぇのなら、記憶の上書きのつもりで大河原家の島に行っても良い
 んじゃねぇの。
 勿論、俺もそうだけど、つくしにとっても、滋がダチな訳だし、つくしは滋からの厚意を
 無下に断れねぇだろ。
 其れに、滋からの厚意でも有る事だし…よ。
 勿論、お前が其れで良ければの話しだが…。」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、自身の夫で在る 司にお礼の言葉を伝えるのだった。


「うん、私も、其れで良いと思う。
 滋さんにとって、あの島に良い思い出が無いとする成らば、其れは、経営者として、以て
 の外(もってのほか)でしょ!
 其れに、経営者として、そんな辛い話は無いと思うよ。
 だから…さ。
 滋さんの思いに従いたいと思ってる。」と…。


という訳で、司 と つくしとの間では大河原家の『あのリゾート施設』と言う事で了承されたのだった。



そして、司が了承したという事で、其の後、つくしは滋だけでは無く、勿論の事、優紀 と 桜子 と 静にも報告するのだった。


そして、更に、司が了承した事で、類 と 総二郎 と あきらは、滋からの提案話について、自身達のそれぞれの妻達から話しを聞いたのだった。


勿論、自身達のそれぞれの妻達からそんな話しを聞いた総二郎 と あきらにとっても、例の大河原家の『あのリゾート施設』に対して良い思い出が有る訳では無いので、一瞬、躊躇した事は事実…だったのだ。


だが、司 と つくしが其れで良いと言うので在れば、勿論、当事者ではない総二郎 と あきらが何も言えない事も、また、事実の話しな訳で…。
其れでも、此の時の総二郎 と あきらは、同じ様な事を考えて居たのだった。


“司 と 牧野が其れで良いって言ってんなら、俺等が口出し出来る訳ねぇよな。
 けど…よ。
 本当に大丈夫なのか?”と、司 と つくしの事を心配するかの様に…。


勿論、総二郎 と あきらは、取り敢えず、司 と つくしの事をそんな風に心配し乍らも、了承した事は言うまでも無かったのだった。


という訳で、此の年の7月17日の『海の日』の旅行先は、全ての仲間が了承したという事も有り、大河原家の『あのリゾート施設』と言う事と成ったのだった。



だが、皆で行って視れば、あれから何年も経って居るという事も有るのだろうが、あの当時のリゾート開発する前の大河原家の『あのリゾート施設』に在ったあの当時の面影は一切なく、其れはまるで、普通の『リゾート施設』と何ら変わりない様子…だったのだ。


だからだったのかも知れない。
今では、既に、司 と つくし夫婦 と 総二郎 と あきら と 滋のそれぞれの頭の中に在った良い思い出の無い筈の『あのリゾート施設』では無かったのだ。



だからだったのだろう。
実は、司 と 総二郎 と あきらは、類と同様に、何の躊躇いも無く、家族サービスかの如く、目一杯、子供達と遊んで遣るのだった。


其れは、つくしも同じで、家族サービスかの如く、目一杯、子供達と遊んで遣るのだった。


だからだったのかも知れない。
何時(いつ)の間にか?
今回の旅行で、例の大河原家の『あのリゾート施設』に対して良い思い出が出来た事で、司 と つくし夫婦 と 総二郎 と あきらは、記憶の上書きが出来たという訳…だったのだ。


だからだったのだ。
其の事に寄り、滋も、また、例の自分家(ち)の『あのリゾート施設』に対して、良い思い出が出来たという訳…だったのだ。



勿論、類 と 静夫婦 と 優紀 と 桜子も、既に、例の大河原家の『あのリゾート施設』に関して話しを聞いて居たので知っては居たのだが、司 と つくし夫婦 と 総二郎 と あきら と 滋の様子を見て居て、ホッとして居たのだった。



特に、滋の顔付きは明るく見え、“もう蟠りが解消されたのだろう。”と、思える状況…だったのだ。
だからこそ、特に、滋のそんな様子を心配して居た優紀 と 桜子は、ホッとして居たのだった。



だからだったのかも知れない。
其の後のF4&T4&静の毎年の『海の日』は、勿論の子供連れに寄る 例の大河原家の『あのリゾート施設』という事に成ったのだった。



PS.


実は、其の後の滋は、芸能事務所を辞めて、芸能事務所のスタッフとも別れて、自身の父親で在る 大河原社長の下で大河原グループの次期経営者として、既に、本腰を入れて、修行の身…だったのだ。


そして、F4&T3&静の下に、それぞれ、二人目の子供達が授かった事が分かった頃…。
滋も、知り合いからの紹介で其の方とお付き合いを開始し、其の数年後には其の方(彼氏)と結婚する事と成るのだった。


そして、更に、其のお付き合いを開始し始めた後の滋は、大河原家の『あのリゾート施設』にお付き合いを始めたばかりの『彼氏』を連れて行き、F4&T3&静…共、顔見知りと成るのだった。



実は、優紀自身、ずーっと、気にして居た事が有ったのだ。


だからだったのだろう。
其の当時の優紀は、一人、思って居た事が有ったのだ。
此れ迄、自身の夫と成った 総二郎にも言って来なかった事を…。


“あの当時の私は、自分自身が芸能事務所を辞める為に滋さんを(優紀が在籍して居た芸能
 事務所に)紹介した様なモノだった。
 滋さんからは、其の後、“芸能事務所のスタッフと別れた。”って、聞いて居たから、責任
 を感じて居たんだけど…。
 滋さんに彼氏が出来て、本当に良かった。”と…。


だからだったのかも知れない。
そんな話しを滋から聞いた優紀は、そんな風に思い乍らも、肩の荷を下ろせた様な気分…だったのだ。


此れで漸く、全ての仲間が幸せに成れた事に、優紀自身、嬉しく思って居たのだった。



fin



<此の二次小説『海の日【取り戻したい…<総優>】…<F4&T4&静>  番外編』は、
 短めにて、終了して折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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