tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Once again~再び~  1.




12月3日…総二郎君のBirthday



〈此の二次小説『Once again~再び~』は、少し、早目では在りますが、【12月3日】の
 【総二郎君のBirthday】に合わせた二次小説ネタと成ります。
 実は、『前振り』の関係上、早目に、【総二郎君のBirthday】に合わせて綴って折りま
 す。
 了承の程、宜しくお願い致します。〉



〈総優〉


11月の月末の或る日の事…。
優紀はプレゼントを選ぶ為に、銀ブラ(=銀座の街をぶらぶら散歩)して居たのだ。


其処に、優紀にとっては、急に、背後から肩を叩かれて声を掛けられたのだ。


「優紀ちゃん‼
 君、優紀ちゃんだよね⁉
 何年も会ってなかったのに…。
 こんな所で逢える何て…な!
 凄ぇ、偶然過ぎるよな。
 元気だったか、優紀ちゃん?」と、饒舌に…。
「………」



実は、優紀に声を掛けて来た其の声の主とは、何年振りかと言う位に、此れ迄、全く、会って居なかった総二郎…だったのだ。
しかも、有り得ない程の偶然…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の優紀の顔付きは、思わず、「えっ!」と、声が出てしまった位に、素っ頓狂な顔をして居たのだ。


そして、此の時の優紀の心の中では、素っ頓狂な顔とは裏腹に、或る思いが浮かんで居たのだった。


“こんな偶然…有り得ない。”と…。



其処で、漸く、優紀は、総二郎の横に居る『容姿端麗』と言っても良い位の綺麗な顔立ちの女性が居る事に気が付いたのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の優紀は、総二郎への返答の言葉が出て来なかったのだ。



勿論の事…。
総二郎の横に居る『容姿端麗』と言っても良い位の其の綺麗な顔立ちの女性は、総二郎から声を掛けた優紀の事を睨み付けるかの如く、優紀を上から下迄、値踏みするかの様に見て居たのだ。


実は、其の時のそんな総二郎の横に居る『容姿端麗』と言っても良い位の其の綺麗な顔立ちの女性の目付きは、優紀にとっては、勿論、失礼極まり無い態度…だった事は言う迄も無かったのだが、此の時の優紀の思いは、其の場に居る事さえ居た堪れない状況と成り、其の場を離れたくて仕方が無かったのだ。



だが、此の時の総二郎は、普段の総二郎…成らば、有り得ないと言える様な態度に出て居たのだ。


実は、其の場の雰囲気を読み取る事が得意な筈の総二郎では在ったのだが、此の日の総二郎は、全く、気が付かない振りをして居るのか?
其の場の雰囲気を気にして居ない様子にも見える総二郎は、自身の横に居る『容姿端麗』と言っても良い位の其の綺麗な顔立ちの女性の事を、一切、無視するかの如く、優紀から返答の言葉が無いにも関わらず、総二郎は、更に、優紀に声を掛けるのだった。


「で、優紀ちゃんは、今、此処で何をして居るんだぁ~?」と…。


だからだったのだ。
此の場から早く立ち去りたい此の時の優紀は、取り敢えず、返答の言葉を総二郎に伝えるのだった。


「西門さん…ご無沙汰して折ります。
 知り合いにプレゼントを買う為に銀ブラ(=銀座の街をぶらぶら散歩)して居たんで 
 す。」と…。



だが、此の時の総二郎は、此れ迄の優紀が知って居る様な総二郎では無く、優紀の事を離さないと言って居るかの如く、優紀を射抜く様な目付きで見て居たのだ。
だが、其れでも、此の時の総二郎の音色は、優紀を優しさで包んで居る様子…だった事は言う迄も無かったのだが…。


「ふ~ん、そう言う事か⁉
 其の優紀ちゃんの知り合いって、もしかして、俺の事…。
 俺の誕生日って、もう直ぐ何だよね。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の優紀は、思わず、言いそうに成ってしまって居たのだ。


「はい、つくしから聞いて知ってます。
 12月…。」と…。


だが、此の時の優紀は、最後迄言う事が出来無かったのだ。


何故なら…。
思わず、言いそうに成って居る優紀の口は、総二郎の手に寄って塞がれてしまって居たから…だったのだ。


そして、総二郎は、思わず、言いそうに成って居る優紀の口を自身の手で塞ぎ乍らも、優紀の耳元に小さな声で囁くのだった。


「しっ、優紀ちゃん…静かに!
 あの女にバレたらヤバいだろ‼」と…。


なので、そんな風に総二郎から言われてしまった此の時の優紀は、総二郎に聞こえる位の小さな声で返答するのだった。


「ごめんなさい。」と、俯き乍ら…。



そんな親密そう総二郎 と 優紀の二人の様子を、唯、じーっと、端で見て居た総二郎の横に居る『容姿端麗』と言っても良い位の其の綺麗な顔立ちの女性は、嫌みかの如く、総二郎に訊き始めるのだった。


「総二郎君…其方のお嬢ちゃんとは如何言うご関係なのかしら?
 今日の総二郎君は、私と一緒に居るのよね?
 まさか、総二郎君は、こう言うお嬢ちゃんが好みだ何て言わないわよね⁉」と…。


勿論、総二郎の横に居る『容姿端麗』と言っても良い位の其の綺麗な顔立ちの女性からのそんな言い分は、まるで、優紀を小馬鹿にして居る様な話し振り…だったのだ。



だからだったのだろう。
此の時の優紀は、“全く、味方も居ない様なこんな場所に居たくは無い。”と、其の場から、そそくさと帰ろうとして居たのだった。


「其れでは、私は、此れで失礼します。」と、言い乍ら…。


だからだったのだ。
此の時の総二郎は、そんな風に、そそくさと帰ろうとして居る優紀を引き留め様と、優紀に必死で声を掛けるのだった。


「良いか、優紀ちゃん…?
 俺も優紀ちゃんと一緒に行くから、先に行くなよ!」と…。


そして、此の時の総二郎の心の中では、更に、思って居たのだった。


“やっと、優紀ちゃんと再会出来たのに…よ。
 帰して溜まるか‼”と、思い乍ら…。



だからだったのだろう。
今にも、此の場から立ち去ろうとして居る優紀を引き留める為に、総二郎は、慌てて、優紀の腕を掴もうとして居たのだ。


ところが、此の時の総二郎は、既の所で(すんでのところで)、優紀の腕を掴み損なってしまったのだ。


何故なら…。
総二郎のそんな様子を見て居た此の時の総二郎の横に居る『容姿端麗』と言っても良い位の其の綺麗な顔立ちの女性は、優紀の腕を掴もうとして居た総二郎自身の腕の反対の腕を掴んで離さなかったからこそ、総二郎は、既の所で(すんでのところで)、優紀の腕を掴み損なってしまって居たという訳…だったのだ。


勿論、其の場が居た堪れなかった此の時の優紀は、総二郎からの制止の言葉を聞く迄も無く、猛ダッシュで此の場を後にして居たのだ。



だからだったのかも知れない。
総二郎の横に居る『容姿端麗』と言っても良い位の其の綺麗な顔立ちの女性の必死の馬鹿力に寄って、自身の腕を掴まれたままの総二郎は、仕方無く、其の女性に声を掛けるのだった。
溜息を吐き(つき)乍ら…。


「はぁ~、あのなぁ…。
 其の腕を離してくれねぇか⁉」と…。


だが、其れでも、総二郎の腕を掴んだまま、先程迄、総二郎の横に居た『容姿端麗』と言っても良い位の其の綺麗な顔立ちの女性は、総二郎の腕を離す事無く、一切、何も言わず、唯、必死の馬鹿力で、更に、総二郎の腕を掴んだまま…だったのだ。



だからだったのかも知れない。
此の時の総二郎は、此の場から走り去ってしまった優紀の背中に声を掛けるのだった。


「優紀ちゃん…ちょっと、待てって!」と…。


だが、此の時の総二郎の心の中では、別の事も考えて居たのだった。


“優紀ちゃんって、あんなに足早かったか?
 牧野じゃねぇんだから…よ。
 優紀ちゃん迄、逃げ足が早くて如何すんだよ‼”と…。



そして、其の後の総二郎は、優紀を追い掛けたくても追い掛けられない此の状況に溜息しか出なかったのだ。


「はぁ~。」と…。


だが、其れでも、此の時の総二郎は、自身の腕を掴んだまま、先程迄、自身の横に居た『容姿端麗』と言っても良い位の其の綺麗な顔立ちの女性に言って除けるのだった。


「あんた、何のつもりで俺の腕を掴んだままで居んの?
 いい加減にしてくれるかなぁ~。」と、睨み付け乍ら…。


だからだったのだろう。
総二郎からの凄みに近い様なそんな睨み方に、総二郎の腕を掴んだまま、先程迄、総二郎の横に居た『容姿端麗』と言っても良い位の其の綺麗な顔立ちの女性は、後退り(あとずさり)そうに成り乍らも、総二郎に返答するのだった。
先ずは、もう一度、同じ様な言葉をぶつけるかの如く…。


「今日の総二郎君は、私と一緒に居てくれるのよね?
 さっきは、色っぽく私にそう言ってくれたわよね?
 違うのかしら?」と…。


其処で、此の時の総二郎は、そんな風に自身に訊いて来た自身の腕を掴んだまま、先程迄、自身の横に居た『容姿端麗』と言っても良い位の其の綺麗な顔立ちの女性に言って除けるのだった。


「さっきはさっき…。
 既に、気が変わったんだわ。
 もう、あんたには興味がねぇよ!」と…。


其れはまるで、自身の腕を掴んだまま、先程迄、自身の横に居た『容姿端麗』と言っても良い位の其の綺麗な顔立ちの女性の顔を歪ませてしまう程の強烈な言葉…だったのだ。


何故なら…。
総二郎に限らず、F4から声を掛けられると言う事は、他の女性達からすれば羨ましく思われると同時に、女性達の中でもステータスで在り、尚且つ、其れだけで自慢出来るもので在り、其の女性が有頂天に成って居たとしても仕方が無いと言えたのだ。



勿論、此の時の総二郎の腕を掴んだまま、先程迄、総二郎の横に居た『容姿端麗』と言っても良い位の其の綺麗な顔立ちの女性にとって、自身が『容姿端麗』で在る事も知って居るし、綺麗な顔立ちで在る事も知って居るのだ。


だからこそ、総二郎から声を掛けられた事は、“当然な事と…。”として捉えて居たのだった。


其れに、此の時の総二郎の腕を掴んだまま、先程迄、総二郎の横に居た『容姿端麗』と言っても良い位の其の綺麗な顔立ちの女性にとってすれば、こうも考えて居たのだった。


“今迄、総二郎君から声を掛けてもらえなかった事の方が不思議な位…よ。”と…。



だからだったのだ。
此の時の総二郎の腕を掴んだまま、先程迄、総二郎の横に居た『容姿端麗』と言っても良い位の其の綺麗な顔立ちの女性にとってすれば、言わずには居られなかったのだろう。


「其れって、如何言う意味よ‼
 其れじゃあ、まるで、私は、あのお嬢ちゃんに負けてるって、総二郎君から言われている
 様なものだわ。
 あんなお子様の様なお嬢ちゃんの何処が良いのかしら?
 全く、分からないわ。」と…。



だが、其処迄言い切ってしまった此の時の総二郎の腕を掴んだまま、先程迄、総二郎の横に居た『容姿端麗』と言っても良い位の其の綺麗な顔立ちの女性は、更なる総二郎からの凄みに近い様な睨み方に耐えなくてはいけなく成って居たのだ。


何故なら…。
此の時の総二郎は、自身の腕を掴んだまま、先程迄、自身の横に居た『容姿端麗』と言っても良い位の其の綺麗な顔立ちの女性からのそんな言い草に、総二郎自身、苛立ち始めて居たから…だったのだ。
だからこそ、此の時の総二郎には言えた言葉…だったのだろう。


「はぁ~、誰に向かって言ってるのか?
 あんたは分かってんだろうな‼
 もうあんたの顔を見たくねぇから、二度と俺に其の面を見せるんじゃねぇぞ‼
 で、其のあんたの手を俺の腕から離してくれるか?」と…。
「………」


実は、総二郎からの凄みに近い様なそんな睨み方に耐えられなく成ったのか?
一切、言葉を発するでも無く、総二郎の腕を掴んだまま、先程迄、総二郎の横に居た『容姿端麗』と言っても良い位の其の綺麗な顔立ちの女性は、総二郎の腕から自身の手を離したのだった。


勿論、総二郎からの凄みに耐えられなく成った先程迄、総二郎の横に居た『容姿端麗』と言っても良い位の其の綺麗な顔立ちの女性は、更に、自身の顔を歪ませて居た事は言う迄も無かったのだった。



だが、此の時の総二郎は、“優紀ちゃんの事を小馬鹿にした事が許せねぇ‼”と、言いた気に、先程迄、総二郎の横に居た『容姿端麗』と言っても良い位の其の綺麗な顔立ちの女性が掴んで居た自身の腕を摩り乍ら、相手が傷付く事が分かって居乍らも、態と、言って除けるのだった。


「痛ってぇな!
 握られてた所(とこ)がうっ血して赤く成ってんじゃねぇかよ。
 あんたは、バカなのか?
 こんな馬鹿力で、必死に握りゃあ、赤く成るのは当然だよな!」と、睨み付け乍ら…。



だからだったのかも知れない。
先程迄、総二郎の横に居た『容姿端麗』と言っても良い位の其の綺麗な顔立ちの女性は、考え直すのだった。


“此れ以上、総二郎君を刺激すれば、良い事は無い。
 此処は退散した方が良いのかも知れない。
 変な噂が立っても困るし…。”と…。


何故なら…。
既に、此の場にはギャラリーで溢れ返って居たから…だったのだ。



だからだったのだろう。
此の時の総二郎からして視れば、先程迄、総二郎の横に居た『容姿端麗』と言っても良い位の其の綺麗な顔立ちの女性からのそんな言い分は負け惜しみに違いないのだが、其れでも、総二郎は、そんな言い分を聞いて遣るのだった。


「酷いじゃない!
 一方的に、私一人の責任にし無いで…。
 二度と、私に声を掛けて来ないで頂戴‼」と…。
「………」


云わば…。
総二郎一人の責任にするかの如く…。


相手が言いたいで在ろう言葉が分かって居たからこそ、此の時の総二郎は、其れ以上、先程迄、総二郎の横に居た『容姿端麗』と言っても良い位の其の綺麗な顔立ちの女性に対して、何も言い返さなかったのだ。

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