tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

Once again~再び~  4.





〈総優〉


一応、桜子は、総二郎 と あきらに会って来た事を優紀に報告するのだった。


そして、更に、桜子は、あきらから呼び出しを受けた時に聞いた総二郎の優紀への想いについて、優紀にも話しして聞かさせるのだった。



だからだったのかも知れない。
総二郎に関するそんな全ての話しを桜子から聞いた此の時の優紀は、信じられない気持ちで一杯…だったのだ。


だが、桜子から、“此れが事実の話ですよ。”と、言われてしまった此の時の優紀自身、如何して良いのか?
全く、分からなく成って居たのだった。


何故なら…。
此の時の優紀自身、現状を考えると、とても許される事案では無い事を知って居るからこそ、悩み始めるのだった。


“現状が許されるのなら、私も西門さんからの想いを受け入れたい!
 でも、きっと、難しいんだろうなぁ~。”と、諦めるが如く…。


何故、優紀が自分自身の総二郎への想いを諦め様としたり…。
自分自身の心に蓋をしてしまおうとして居るのかと、言えば…。
其れは、総二郎が西門流 次期家元で在るからに他ならないのだ。



つくしが、道明寺家…と言う寄りも、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から認めてもらう事が出来無かった様に、優紀自身も、“(総二郎の両親で在る)西門流 家元 と 西門流 家元夫人から認めてもらえないだろう。”と、何処か諦めにも似た思いが有ったからこそ、此れ迄、総二郎への想いを封印し続けて来たのだから…。


だからこそ、此の時の優紀は、桜子からのそんな全ての話しを聞いて居ても、素直に喜ぶ事が出来ず、何処か他人事の様で嬉しさも半減して居たのだった。



だからだったのかも知れない。
此の時の桜子は、そんな心境で居るで在ろう優紀の事が心配に成り、次なる作戦に移ろうとして居たのだった。


其の次なる作戦とは…。
そうなので在った。


其れは、桜子の祖母で在る 三条家の大奥様に話しする事…だったのだ。


そして、其の後の桜子は、総二郎 や あきらから聞いた全ての話しを自身の祖母で在る 三条家の大奥様に話しした事で、此の後の話しがどんどんといい方向へと話しが進む事と成るのだった。




【プロローグ】


遡る事…。
英徳高校3年生に進級間近のつくし と 都立高校3年生に進級間近の優紀のそれぞれは、行き成り、急展開を迎える事と成って居たのだ。


勿論、此の当時のつくし と 優紀のそれぞれは、こう言う事に成った事で、“まさか、こんな事に成るだ何て…。”と、自分自身の『幼さ』と『未熟さ』と『浅はかさ』を悔いて居たのだった。



実は、常に、つくしの傍には桜子が居た事からこそ、つくしの変化をつくし本人よりも先に見付け出す事に成功したのは、やはりの桜子…だったのだ。


云わば…。
其の当時のつくしは、『鈍感少女』健在中…だったのだ。


という訳で、つくしの時には、普段から常に、つくしの傍に居る桜子だからこそ、当然の事の様に、桜子がつくしの変化を見付け出す事に成功したとも言えるのだった。



そして、実は、普段から常に優紀と一緒に居る事が少ない桜子では在ったのだが…。
其れでも、優紀の時もつくしの時と同様に、いの一番に、桜子が優紀の変化を見付け出して居たのだった。


何故、普段から常に優紀と一緒に居る事が少ない桜子が優紀の変化に気付く事が出来たのか?
其れは、T4女子会で集まった際に、仲間思いの桜子は、優紀の変化も簡単に気付く事が出来たという訳…だったのだ。



其れ故、此の当時の桜子は、つくし と 優紀の件について、直ぐ様、自身の祖母で在る 三条家の大奥様に話しをしたのだった。


そして、其の後の桜子の祖母で在る 三条家の大奥様は、つくし と 優紀を三条邸に呼び出して話しを推し進めるのだった。


「つくしさん、優紀さん…。
 全ては、此の私(わたくし)にお任せ為さい。
 勿論、悪い様にはし無いわ。
 今日からつくしさん と 優紀さんは、此の私(わたくし)の事を本当の祖母だと思っ
 て甘えてくれたら良いのよ。
 という訳だから、今日からつくしさん と 優紀さんは、此の屋敷(三条邸)で暮らして 
 頂戴‼
 此処(三条邸)が一番、つくしさん と 優紀さんを守れる場所なのよ。
 宜しくて、つくしさん、優紀さん…。」と…。


という訳で、強制という名の強引さで、つくし と 優紀は三条邸に住まいを移したのだった。



何故、桜子の祖母で在る 三条家の大奥様は、つくし と 優紀の本当の祖母では無いにも関わらず、つくし と 優紀を受け入れる事にしたのかと言えば…。
実は、桜子の祖母で在る 三条家の大奥様は、つくし と 優紀の事が大好き…だったのだ。


つくし と 優紀は、一般家庭出身の娘…。
当然の事乍ら、桜子の祖母で在る 三条家の大奥様は、旧 華族出身故…。
本来成らば、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の様に、つくし と 優紀の様な一般家庭出身の娘を受け入れ難いと認識しても可笑しく無い筈なのだ。


其れが反対に、桜子の祖母で在る 三条家の大奥様は、自身の孫娘で在る 桜子と同様に、つくし と 優紀の事が可愛くて仕方が無かったのだ。


何故なら…。
つくし と 優紀の本質を知った事で、“(自身の孫娘で在る)桜子にはつくしさん と 優紀さんの様な女性が必要なのね。”と、思ったからこそ、桜子の祖母で在る 三条家の大奥様は、より一層、自身の孫娘で在る 桜子と同様に、つくし と 優紀の事を可愛がる様に成って居たのだった。



そんなつくし と 優紀の本質とは…。


つくしは、元々、『人たらし』故…。
桜子の『黒歴史時代』の過ちを許し、桜子を改心させたのが当の本人で在る『牧野つくし』…其の女性(ひと)なのだ。


そして、『牧野つくし』という女性は、老若男女問わず誰からも好かれるという特徴を持ち、誰に対しても、分け隔て無く、誰とでも対応する事が出来るのだ。



そして、優紀は、読んで字の如くと言うべきなのだろうか。
素直で優しく、人当たりも良く、何時(いつ)も、誰にでも優しい笑顔で愛嬌を振り撒いて居たのだった。


そんな優紀の姿を見た者達は、直ぐに、優紀のファンに成るのだった。



勿論、つくしにもファンが居るのだが、実は、大人に成ってからのつくしも、未だ、『鈍感少女』健在中➡『鈍感 つくし』を継続中なので、まさか、自分自身にファンが居る等と思った事が無く、全く、自分自身にファンが居る事自体を知らないで過ごして来たのだ。
と言う寄りも、此れ迄のつくし自身、自分自身にファンが居る事に気が付いて居なかったのだろう。



PS.


実は、桜子の祖母で在る 三条家の大奥様が、つくし と 優紀の件について事情を知った時点で、つくし と 優紀のそれぞれの両親を三条邸に呼び出したのだ。


そして、つくし と 優紀に話しした様に、つくし と 優紀のそれぞれの両親達にも同じ様な事を話しするのだった。


「つくしさん と 優紀さんの事の全てを此の私(わたくし)にお任せ為さい。
 勿論、悪い様にはし無いわ。
 つくしさん と 優紀さんには、“此の私(わたくし)の事を本当の祖母だと思って、甘
 えてくれたら良いのよ。”って、言って在るの。
 ですから、今日からつくしさん と 優紀さんには、此の屋敷(三条邸)で暮らしてもら
 うわね。」と…。


勿論、此の時のつくし と 優紀のそれぞれの両親達は、“ご迷惑をお掛けするのでは無いか?”と、思い、三条家に迷惑を掛ける事を恐れて、断るつもりで居たのだ。


だが、結局の処…。
桜子の祖母で在る 三条家の大奥様に丸め込まれた形と成って居たのだ。
云わば…。
桜子の祖母で在る 三条家の大奥様に寄って押し切られた形と成って居たのだった。


「つくしさん と 優紀さんが此の私(わたくし)の孫娘…成らば、あなた方は、此の私
 (わたくし)の息子 と 娘よね。
 こんなに嬉しい事は無いわ。」と、言われ乍ら…。


そして、桜子の祖母で在る 三条家の大奥様の思惑通りにコトがどんどん進んだ事に寄り、其の後のつくし と 優紀は、三条邸に住まいを移したという訳…だったのだ。




〈此の二次小説『Once again~再び~  4.』は、短めにて、終了して折ります事をお詫
 び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。〉

×

非ログインユーザーとして返信する