tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Once again~再び~  7.





〈総優〉


実は、此れ迄、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人にとってすれば、『牧野つくし』と言う名は聞いた事が有ったのだが、『松岡優紀』と言う名は、今迄に聞いた事の無い名前故…。
桜子の祖母で在る 三条家の大奥様に如何返答すれば良いのか?
悩む位に戸惑いを見せて居たのだ。



だが、其れでも、其の後の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、桜子の祖母で在る 三条家の大奥様から『松岡優紀』と言う名の女性について、色々と話しを聞いて行く内に、
『松岡優紀』に興味を持ち始めるのだった。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は考え始めて居たのだった。


“『松岡優紀』と言う女性は、三条家の大奥様に、其処迄、言わしめるとは…。
 大奥様が仰る通り、例え、優紀さんが一般家庭出身の女性…だったとしても、総二郎には
 真紀ちゃんが居る訳だし、一層の事、総二郎 と 優紀さんを結婚させれば良いだけだ
 わ!
 と言う寄りも、優紀さんは、総二郎が馬鹿な女遊びをして居た女性達と同じ様な女性じゃ
 無くて、本当に良かったわ。
 其れに、三条家の大奥様が認める女性…成らば、絶対に間違い無いわ。
 元々、三条家の大奥様は、人を見る目が有る方ですものね。”と…。


だからだったのだろう。
密かに、そんな風に考えて居た此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、其れはまるで、自分自身の事の様に楽しそうに、そう考えて居たのだった。


だからだったのかも知れない。
其の後の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、西門邸に自邸後、其れはまるで、桜子の祖母で在る 三条家の大奥様との約束事を忘れてしまったかの如く、三条邸でのお茶会の報告と共に、自身の夫で在る 西門流 家元に桜子の祖母で在る 三条家の大奥様から聞かされた『松岡優紀』と言う名の女性 と 其の女性の娘で在る 『真紀』について、話しして聞かせるのだった。



だからだったのだ。
『松岡優紀』と言う名の女性 と 其の女性の娘で在る 『真紀』について、自身の妻で在る 西門流 家元夫人からそんな話しを聞かされた此の時の総二郎の父親で在る 西門流 家元は、唯、じーっと、何も言わず、そんな話しを聞いて居るだけ…だったのだ。


だが、此の時の総二郎の父親で在る 西門流 家元は、其の後、唯、一言だけ、言葉を発したのだ。
其れはまるで、自身の妻で在る 西門流 家元夫人からそんな話しを聞いただけで、『松岡優紀』と言う名の其の女性 と 其の女性の娘で在る 『真紀』について、興味を示めし始めたかの様に…。


「私も一度、其の『松岡優紀』と言う其の女性 と 其の女性の娘で在る 『真紀』と言う
 少女と会って視たいものだ。」と…。



だからだったのだ。
総二郎の父親で在る 西門流 家元からのそんな言葉を受けて、桜子の祖母で在る 三条家の大奥様は、西門流から打診を受けるのだった。


「西門流 家元からのご要望で御座います。
 三条家にて、お世話に成って居らっしゃいます『松岡優紀』様 と 其の女性のお嬢様の
 『真紀』様と、(西門流 家元が)お会いに成りたいとのお話しが御座いました。
 如何(いかが)で御座いましょうか?」と…。



実は、桜子の祖母で在る 三条家の大奥様からして視れば、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、自身との約束事を不履行にした訳なので、本来成らば、此の件に関して、例え、怒りを露わにしたとしても、何等、可笑しくないと言える事案なのだ。


だが、そんな要望を西門流から打診された此の時の桜子の祖母で在る 三条家の大奥様は、決して、怒りを露わにする事は無かったのだ。


其れ処か?
寧ろ、クスクスと、笑って見せて居たのだった。


何故なら…。
此の時の桜子の祖母で在る 三条家の大奥様にとってすれば、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人のそんな行動は想定内と言えたから…だったのだ。


と言う寄りも、桜子の祖母で在る 三条家の大奥様は、『松岡優紀』と言う名の其の女性 と 其の女性の娘で在る 『真紀』について、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人と話しを進めて行く内に、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人が優紀に対して、興味を示めし始めた事を確認して居たのだ。


という訳で、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人のそんな行動は、此の時の桜子の祖母で在る 三条家の大奥様にとってすれば、想定内と言えたからこそ、怒りを露わにする必要も無かったのだ。


だからこそ、桜子の祖母で在る 三条家の大奥様は、総二郎の父親で在る 西門流 家元からのそんな要望を受け入れる事にしたのだった。


「承知しましたわ。
 “優紀さんにお伝えします。”と、家元にお伝え下さい。」と…。



という訳で、此の時の優紀は、桜子の祖母で在る 三条家の大奥様から、総二郎の父親で在る 西門流 家元からのそんな要望について、話しを聞く事と成ったのだった。
勿論、桜子の祖母で在る 三条家の大奥様からそんな話しを聞かされた此の時の優紀は困惑気味…だったのだ。


何故なら…。
桜子の祖母で在る 三条家の大奥様からの申し出に寄り実現した自身の娘で在る 真紀の『初めての半東』は、何事も無く、無事に終了出来、ホッとして居たのも束の間…。
優紀にとっては、思っても視なかった所からの要望話に驚愕し無い方が不思議な位の話し…だったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の優紀は、総二郎の父親で在る 西門流 家元からのそんな要望話について、勿論、お断りするつもり…だったのだ。


だが、そんな優紀の困惑気味な状況を知ってか? or 知らずか?
此の時の桜子の祖母で在る 三条家の大奥様は、優しい眼差しで、そんな優紀を諭し始めるのだった。


「優紀さん…宜しいかしら?
 真紀ちゃんの事は、何れ、西門家にバレる話しよ!
 何時(いつ)迄も隠し通せる話しでは無いわ。
 だとしたら、思い切って、此処で、家元 と 家元夫人にお会いするのも良いんじゃ無い
 のかしら⁉
 優紀さんはそう思わなくて?
 其れが、延いて(ひいて)は、真紀ちゃんの為にも成るのよ。
 父親が近くに居るのに、何時(いつ)迄も、父親の居ない娘(こ)にするのは如何(いか
 が)なものかしらね。
 優紀さん…何時(いつ)迄も、頑固を張るのは真紀ちゃんの為に成らないわよ。」と…。


だからだったのかも知れない。
桜子の祖母で在る 三条家の大奥様からのそんな話しの中で、思っても視なかった言葉を言われてしまい、此の時の優紀自身、動揺してしまうのだった。


“私って、頑固…だったんだぁ~。
 其れが真紀の為に成らない…か‼
 ホント、そうかも知れないなぁ~。”と…。


だからだったのだ。
此の時の優紀は、桜子の祖母で在る 三条家の大奥様に了承の意を伝えるのだった。


「承知致しました。
 家元 と 家元夫人にお会い致します。
 宜しくお願い致します。」と…。


そして、其の後の優紀 と 自身の娘で在る 真紀は、西門邸にて、総二郎の両親で在る 家元 と 家元夫人に会う事と成ったのだった。



という訳で、其の後、優紀と会った時の総二郎の父親で在る 西門流 家元は、先ず、優紀に願い出るのだった。


「優紀さんにお願いが在るんだが、聞いてくれるかい?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の優紀にとって、総二郎の父親で在る 西門流 家元からのそんな願いを拒める筈も無く、了承の意を伝えるのだった。


「はい、どの様なお話しでしょうか?」と…。


其処で、総二郎の父親で在る 西門流 家元は、了承して来た優紀に提案するのだった。


「私 と 家元夫人に茶を点ててくれるかい?」と…。



実の事を言うと、此の時の優紀は、既に、総二郎の両親で在る 家元 と 家元夫人を前にして緊張して居たのだ。


そんな状況の中…。
総二郎の父親で在る 西門流 家元から、「私 と 家元夫人に茶を点ててくれるかい?」と、言われてしまった此の時の優紀は如何して良いのか?
戸惑い始めるのだった。


だからだったのだ。
此の時の優紀は、既に、“如何し様⁉”と、動揺して居た事も在り、何時(いつ)迄経っても総二郎の父親で在る 西門流 家元に返答の言葉を告げられずに居たのだった。



だが、そんな優紀に助け舟を出す人物が居たのだ。
其れは、そうなのだった。
総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人…其の女性(ひと)…だったのだ。


何故なら…。
自身の母親で在る 優紀のそんな緊張して居る様子を心配そうに、傍で見て居た優紀の娘で在る 真紀が其処に居たから…だったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、そんな優紀の娘で在る 真紀の様子を見て居たからこそ、そんな優紀を助けずには居られなかったのだ。


だからこそ、此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、そんな優紀に言えた言葉…だったのだ。


「優紀さん…そんなに緊張し無いで頂戴ね。
 此れは、『試験』という訳では無いわ。
 優紀さんは、三条家の大奥様からお茶のお稽古を付けてもらって居るのよね。
 三条家の大奥様からお話しを伺って居るのよ。
 “優紀さんは、お茶に対して、真摯な態度で、真摯に向き合って居るのよ。
  優紀さんは、相当、お茶がお好きな様ね。”って…。
 だからこそ、優紀さんの茶道に対してのそんな真摯な姿を見て視たかっただけなの。
 ごめんなさいね。
 優紀さんを吃驚させてしまって…。
 家元の言い方…だったら、緊張しても当然よね。」と…。


実は、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人の最後の物言いの時には、既に、クスクスと、笑い混じりに言って居た程…だったのだ。



だからだったのかも知れない。
自身の妻で在る 西門流 家元夫人のそんな様子を見て居た此の時の総二郎の父親で在る 西門流 家元は、自身の妻で在る 西門流 家元夫人に対して、“失敬な‼”と、思って居た程…だったのだ。



だが、反対に、優紀にとってすれば、総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人のそんな様子は、何時(いつ)の間にか、自身の緊張が噓の様に解れて行く程…だったのだ。
しかも、優紀自身が気付かぬ間に…。


其れ位、此の時の総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人のそんな様子は、優紀自身、驚愕するもの…だったのだ。


だからだったのだ。
何時(いつ)の間にか、冷静に戻る事が出来た此の時の優紀は、自身の娘で在る 真紀のそんな様子を確認した事で、自身の娘で在る 真紀に心配をさせない様に小声で伝えるのだった。


「大丈夫だよ!」と、微笑み乍ら…。



そして、其の後の優紀は、総二郎の両親で在る 家元 と 家元夫人の前でお茶を点てるのだった。


其処で、総二郎の両親で在る 家元 と 家元夫人は、茶道の作法通りに優紀が点てたお茶を飲んだ後…。
お互いの顔を見て確認した事で、総二郎の両親で在る 家元 と 家元夫人のお互いは、同じ様な思いで居た事が分かったのだった。


“三条家の大奥様が仰って居る通り…だった(わ)。”と…。


云わば…。
総二郎の両親で在る 家元 と 家元夫人の言いたかった事は、茶道に対しての真摯な態度で、真摯に向き合って居るそんな優紀の姿を認めたという訳…だったのだ。


其れ位、此の時点に於いての総二郎の両親で在る 家元 と 家元夫人は、優紀の事を気に入ったという訳…だったのだ。



だからだったのだ。
優紀 と 真紀が三条邸に帰邸した後に、西門邸に帰邸した総二郎を呼び出した総二郎の母親で在る 西門流 家元夫人は、自身の息子で在る 総二郎に言って除けるのだった。


「総二郎に伝えて置くわね。
 貴方のお誕生日で在る 12月3日は、(西門)邸に居なさい!
 お客様を呼んで在るから…。」と…。


だが、自身の母親で在る 西門流 家元夫人からのそんな強制的とでも取れる様な物言いに、嫌気が差して来る此の時の総二郎はイライラし始めるのだった。


だからこそ、此の時の総二郎は、そんな自身の母親で在る 西門流 家元夫人に言えた言葉にも棘が在ったのだ。


「はぁ~??
 其れって、見合いじゃねぇのかよ?
 だったら、俺は、(西門)邸に居る必要がねぇな。
 其の日は、俺の誕生日だっつーのに…よ!
 態々、何してくれてんだ‼
 いい加減、諦めろっつーんだよ‼
 其れに、今更、親らしい事し様としてんじゃねぇぞ‼」と…。


だが、其処は西門流 家元夫人…だったのだ。
だからこそ、勿論、自身の息子で在る 総二郎に言えた言葉…だったのだ。


「だったら、(西門)邸に居なくて結構よ‼
 後悔するのは、総二郎…貴方自身…何ですからね!」と…。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、そんな自身の母親で在る 西門流 家元夫人に悪態を吐く(つく)のだった。


「チェッ」と、言い乍ら…。

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