tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Once again~再び~  17.





〈つかつく〉


其の後、事態が動く事と成るのだった。


云わば…。
此の後、コトが慌ただしく動き始めるのだった。



司は、未だに、NYに居る事に変わりは無いのだが、NYから或る人物に連絡を入れて居たのだった。
勿論の事、ビデオ通話にて…。


実は、司が連絡を入れて居た其の相手とは…。
そうなのだった。
『あきら』の事…だったのだ。


「あきら…久し振りな。
 元気…だったか?」と…。



其処で、此の時のあきらは、司が、何の為に自身に連絡を入れて来たのか?
全く、検討が付いて居ないと言う事も在り、先ずは、其の理由(わけ)を訊こうとするのだった。


「で、司は、俺に何の用だ⁉」と…。


だからだったのだ。
あきらからのそんな返答の言葉は、其れはまるで、自身が想像して居た言葉と掛け離れ過ぎて居て、此の時の司は、返って、悪態を吐く(つく)のだった。


「はぁ~、其れって、如何言う意味だよ??」と…。


だからだったのだろう。
此の時のあきらは、観念したかの様に、司に言い始めるのだった。


「否…な。
 お前が理由も無く、俺に連絡して来るとは、とても思えなかったから…よ。
 鎌を掛け様と考えた訳だ‼」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、不機嫌な物言いで、あきらに訊くのだった。


「何で、俺に鎌を掛ける必要が在るんだよ‼
 俺には其の理由(わけ)が、全く、分かんねぇわ。」と…。


だからだったのだ。
そんな風に司から言われてしまった此の時のあきらは、苦笑いと共に、先に話しを進める為に、逆に、司に訊き始めるのだった。


「で、司の記憶は、今は、如何成ってんだ?」と…。


其処で、あきらからそう訊かれた此の時の司は、漸く、話しを進め始めるのだった。


「おぉ~、俺の記憶が戻ったんだわ!
 で、今、牧野は、如何してる?」と…。


だからだったのかも知れない。
本来のあきらは、つくしの記憶だけを忘れてしまって居たそんな司が、つくしの記憶を取り戻したというので在れば、実は、司に訊いてみたい事だらけ…だったのだ。


だが、司を怒らせる訳にはいかないので、“取り敢えず…。”と、此の時のあきらは、そんな司に訊き始めるのだった。


「司君…よ。
 【何時(いつ)・何処で・何をしてて】、牧野の記憶を取り戻したんだ⁉」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、自身の首を捻り乍ら、あきらに話しするのだった。


「【何時(いつ)・何処で・何をしてて】…ねぇ~。
 実は、“何時(いつ)の間に…か?”って感じで、俺さえも気が付かねぇ間に、そう言う事
 を全て取っ払って、気が付いたら思い出してた。」と…。


だからだったのかも知れない。
そんな風に司から話しを訊いて居た此の時のあきらは、『開いた口が塞がらない』様な状況と成って居たのだった。


其れでも、此の時のあきらは、司からのそんな話しを聞いて、独り言ちて(ひとりごちて)居たのだった。


“一時(いちじ)、司は、牧野だけの記憶を失って居た筈…何だが…。
 其れでも、如何も、今の司も相変わらず、『牧野レーダー』だけは健在の様だな”と…。



【だが、そうは言っても、実は、あきら自身、事前に、桜子から打診されて居た話が在った
 のだ。


 「美作さんにお願いしたい事が在るんですよ!
  もしも、道明寺さんから連絡が入ったら、道明寺さんには、先輩と会って頂く前に、私
  と会って頂いて、私と話ししてから先輩と会って頂きたいんです。
  ですから、もしも、道明寺さんから美作さんの下に連絡が入りましたら…。
  先ずは、私に連絡を入れて頂けないでしょうか?」と…。】



だからこそ、そんな桜子からの打診話を聞いたあきらは、任務として、司に言わない選択肢は無いも同じ…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のあきらは、司に桜子からの打診話を言って聞かせるのだった。


「実は…な。
 現在の牧野は三条邸で暮らして居て、三条家で世話に成ってんだよ。
 で、事前に、桜子から打診されてんだわ。
 “道明寺さん(司)から連絡が入ったら、先輩(牧野)と会う(って頂く)前に、私(桜
  子)と会って(頂いて)、私(桜子)と話ししてから先輩(牧野)と会って欲しい(頂
  きたいんです)。”って…な。
 所謂、司は、牧野と会う為には『桜子』という『第一関門』を突破しねぇと会えねぇって
 訳だ‼
 如何する…司。
 牧野と会う事自体を諦めるか?」と…。



だからだったのだ。
此の時の司は、溜息を吐き(つき)乍らも、独り言ちる(ひとりごちる)のだった。


“牧野と会えねぇ方が、今の俺には辛ぇだよ‼
 絶対ぇ、俺は諦めねぇ~。
 牧野を諦めて堪る(たまる)か‼”と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、そんな風に言って来たあきらを睨み付けるかの如く、あきらに言って除けるのだった。


「俺が三条に会えば良いだけの事だろうが…‼
 絶対ぇ、俺は牧野を諦めねぇ~。
 三条にも、そう言って置いてくれ‼」と…。


だからだったのだ。
此の時のあきらは、其の後、桜子と会い、司のつくしへの想いを伝えて置くのだった。



という訳で、其の後の司は日本に帰国した際、あきらが言う所の『第一関門』で在る 桜子と会い、自分自身の疑問を桜子にぶつけるのだった。


「何で俺は牧野と、直接、会えねぇんだよ‼
 牧野には俺以外の男でも居んのか?
 もし、牧野にそんな男が居んだったら、其れは、如何言う男だよ。
 まさか、其の男は類じゃねぇだろうな‼」と…。


其処で、其の場に一緒に居合わせたあきらが呆れたかの様に、司に言って遣るのだった。


「此れ迄、例え、司がNY…だったとしても、現在の類が何処に居るのか?
 其れ位ぇは、司でも、知ってんじゃねぇのか?
 今の類はフランスだっつーの‼」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、“あきらを怒らせたら、ヤバい!”と、思った瞬間…苦笑い状態…だったのだ。



其処で、そんな司 と あきらの遣り取りを、唯、じーっと、見学して居た此の時の桜子は、呆れ顔と共に、言って除けるのだった。


「ちょっと、そろそろ、良いですか?
 如何して、道明寺さん と 先輩が会う前に、此の私が道明寺さんと会いたいかと言いま
 すと、其れは、先輩から頼まれたから…です。
 “道明寺(道明寺さん)が私と、「会いたい‼」って、言って来たら、私よりも先に、桜子
  が道明寺(道明寺さん)と会って、道明寺(道明寺さん)の言い分を訊いて来てくれ
  る?”と…。
 だからこそ、私は美作さんにお願いして置いたんです。
 ところで、道明寺さんは、道明寺社長より何か聞いていませんか?」と…。



だが、此の時の司は、“例え、三条から、「道明寺社長より何か聞いていませんか?」と、訊かれたとしても、「聞いてねぇもんは聞いてねぇんだよ‼」としか良い様がねぇ!”と、自身の腸(はらわた)が煮え繰り返る様な気がする程、イライラして居たのだ。


其れに、勿論、其の原因は、何も桜子だけが原因では無く、『牧野つくし』が桜子に願い出たと言う話し振りにも、司の腸(はらわた)が煮え繰り返る原因の一つ…だったのだ。


だからこそ、此の時の司は、そんな風に言って来た桜子に言えた言葉…だったのだ。


「はぁ~??
 三条…お前は、何処でババアに会ったんだぁ~??
 俺は、ババアから何も聞いてねぇよ‼
 だから、俺は、何も知らねぇけど…な。」と…。


だが、そんな風に言った司は、冷静に装うって居るつもりでも、次の桜子からのそんな返答の言葉に寄って、“こいつ等は、何を企んでやがる⁉”と、疑心暗鬼に成る程…だったのだ。


「そうですか?
 実は、私のお祖母様 と 道明寺社長との間で、お手紙の遣り取りが在ったそうです。
 私のお祖母様が道明寺社長宛てに送った其のお手紙の中には先輩の近況を綴って在った
 り、先輩の写真も一緒に同封したそうです。
 だから、私は、てっきり、道明寺さんは、私のお祖母様が道明寺社長宛てに送った其のお
 手紙 と 写真をご覧に成ったからこそ、道明寺さんの記憶が戻ったとばかり思って居ま
 した。
 でも、違った様ですね。
 実は、先輩も、もう既に、此の件に関して、ご存知…何です。
 私のお祖母様 と 道明寺社長とのお手紙の遣り取りについて…。」と…。



実は、勿論の事、桜子の祖母で在る 三条家の大奥様 と 司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓との手紙の遣り取りについて、桜子の祖母で在る 三条家の大奥様から話しを聞いた此の時のつくしは、其の事実を知り、密かに、思いを巡らすのだった。


“等々、道明寺のお母さんにバレてしまった様だね。
 きっと、「柚(つくしの娘の名前)に会わせろ!」って、言って来るかも知れない。
 其れに、柚(つくしの娘の名前)の事が道明寺にバレるのも時間の問題かも知れない。
 道明寺のお母さん や 道明寺が何と言って来ようとも、絶対に、柚(つくしの娘の名
 前)は渡さない!
 絶対に、私が柚(つくしの娘の名前)の事を守って見せる!”と…。



そして、其の後、司の記憶が戻った事…。
司がつくしに会いたがって居る事…を、つくしは、桜子から話しを聞いて知るのだった。


だが、其の事を知ったつくしは、先ずは、桜子に司と会ってもらい、「道明寺の気持ちを訊いて来て欲しい!」と、桜子に頼むのだった。


そして、『道明寺司』の異常は見受けられないとの見解(=見識)が出た所で、桜子の祖母で在る 三条家の大奥様の命を受けて、此の時のつくしは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓 と 司本人と、それぞれ、会う事と成るのだった。


勿論、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓 と 司本人は、其の後、つくしとだけじゃ無く、つくしの娘で在る 柚とも会う事と成るのだった。

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