tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Once again~再び~  18.





〈此の二次小説『Once again~再び~  18.』の一部の文面の中には、不快に思われるや
 も知れない言葉が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。〉



【『Once again~再び~  17.』のエピローグ
 〈司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓 と 司との会話
  (司の専属秘書で在る 西田の二人の上司 と 西田とのそれぞれの会話も含む)〉】


〈つかつく〉


桜子の祖母で在る 三条家の大奥様 と 司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓との手紙の遣り取りの後のそんなに時間が経って居ない頃に、司の記憶が戻ったのだった。



勿論、そんな状況で在る 司の様子を見て居た司の専属秘書で在る 西田は、気が付いたのだった。


「司様…若しや(もしや)、牧野様のご記憶が戻られたのでは在りませんか?」と…。


実の事を言うと、此の時の西田は、期待を込めて、司に問うて(とうて)居たのだった。


だからだったのだ。
此の時の司も笑顔と共に、自身の専属秘書で在る 西田に返答して居たのだ。
自身の専属秘書で在る 西田への詫びの言葉と共に…。


「ああ、漸く…な。
 西田…今迄、色々と申し訳無かった。」と、自身の頭を下げ乍ら…。



だからだったのだろう。
此の時点に於いての西田は、此れ迄に、自身の上司で在る 司のそんな姿を見た事が無く、余りに突然過ぎて、驚愕すると共に、漸く、我に返った時には恐縮し始めるのだった。


だからだったのだ。
此の時の西田は、漸く、我に返り、そんな司に懇願し始めるのだった。


「司様…お願いで御座います。
 司様は、私の上司で居らっしゃいます。
 どうぞ、頭をお上げ下さいませ。」と…。


だからだったのだろう。
西田からそんな風に懇願された司は、漸く、自身の頭を上げるのだった。



其処で、司が自身の頭を上げた事を確認した此の時の西田は、更に、司に問うて(とうて)視たのだった。


「では、司様のご記憶の件に関しまして、社長にご報告致しましても宣しかったでしょう
 か?」と…。


実の事を言うと、此の時点に於いての西田は、桜子の祖母で在る 三条家の大奥様 と 司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓との全ての手紙の遣り取りについて、既に、自身の上司で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から話しを聞いて知って居たのだ。


だからだったのだろう。
司の記憶が戻った事を知った此の時の西田は、先ずは問うて(とうて)直ぐに、自身の上司で在る 司の口から返答の言葉を聞く事が出来ず、更に、司に申し出る事にしたのだった。


「司様のご記憶が戻られた事を、社長にお伝え致しても宣しかったでしょうか?」と…。



だからだったのかも知れない。
此の時の司は、“別に隠して置く話じゃねぇだろう。”と、思い直す事が出来たので、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に報告する事に関して、自身の専属秘書で在る 西田に了承するのだった。


「ああ、俺は、一向に構わねぇよ。」と…。


だからだったのだ。
此の時の西田は、了承して貰えた事へのお礼の言葉を自身の上司で在る 司に伝えるのだった。


「有難う御座います。
 其れでは、早速、社長に申し送り致します。」と…。


勿論、此の時の司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓がどんな風に返答して来るのか?
先ずは、不安でも在ったのだが、自身の専属秘書で在る 西田に返答するのだった。


「ああ、宜しく頼むな。」と…。



そして、其の後の西田は、“早急に…。”と、言う思いも有り、早速、其の足で社長室に向かい、司の記憶が戻った事を自身の上司で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に報告するのだった。
西田自身、司から詫びの言葉を告げられただけじゃ無く、頭を下げられた事も含めて…。


其処で、そんな話しを自身の部下でも在る 西田から聞いた司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は西田に返答するのだった。


「そう…其れは、良かったわね。
 でも、私(わたくし)がつくしさんの事を知った途端、司がつくしさんの記憶を取り戻す
 だ何て…。
 司の頭の中は、如何成って居るのかしらね!」と…。


実は、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、そんな話しを自身の部下でも在る 西田から聞いた事で、西田に問うて(とうて)居る様でも、其れはまるで、独り言ちる(ひとりごちる)かの様に、西田に話しして居たのだった。



だが、其処で、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、先程迄の砕けた物言いでは無く、今度は、真剣な表情で自身の部下でも在る 西田に言付け様とするのだった。


「実は、西田に頼みたい事が有るのよ。」と…。


だからだったのだ。
此の時の西田は、自身の上司で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が、自身に何を言おうとして居るのか?
“しっかり、見極めたい。”と、言う思いから、自身の上司で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の顔の表情をしっかりと見て居たのだった。


そして、此の時の西田は、自身の上司で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の顔の表情をしっかりと見極めた事で、自身の上司で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に返答の言葉を口にするのだ。


「はい、如何言ったお話しでしょうか?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の西田の上司で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は真剣な顔の表情のままで、自身の部下でも在る 西田に言付けるのだった。


「三条家の大奥様から頂いたお手紙に書いて在ったつくしさんの詳細は、まだ、司には言わ 
 ないで欲しいの。
 直接、つくしさんの気持ちを聞いた訳じゃ無いから、まだ、何とも言えないんだけど…。
 でも、司の事だから、つくしさん と 娘の事を知ったら、暴走し兼ねないでしょ!
 だからこそ、つくしさん と 二人の娘の事は、まだ、司には言わないで欲しいの。
 其れに、私(わたくし)達が司に言わなくても、時期が来れば、きっと、司のお仲間達が
 司に言ってくれる筈よ!
 だから、私(わたくし)達は、司に言わないで置きましょ!」と…。


だからだったのかも知れない。
自身の上司で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からそんな風に話しを聞かされた此の時の西田は、“上司が、「黙って置け!」と、そう仰る成らば、私は黙らせて頂きます。”と、そう思い乍らも、自身の上司で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に了承の意を伝えるのだった。


「承知致しました。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の西田の上司で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の部下でも在る 西田にお礼の言葉を口にするだけでは無く、尚も、伝えるのだった。


「有難う!
 宜しくお願いするわね。
 其れと、司には日本に帰国してもらうわ。
 私(わたくし)の見解だと、本来なら、司は、既に、日本に帰国して居る筈なのよ。
 でも、そうは成らなかった。
 西田も承知して居るとは思うんだけど…。
 此れ迄の司は、日本支社長に昇進させる程の成長が望めなかったわ。
 勿論、其れは、此の私(わたくし)の責任だわ。
 でも、司は、もう大丈夫でしょ!
 此れからの司は、つくしさん と 二人の娘の傍に居られるんだから…。
 だからこそ、西田には私(わたくし)の口から、事前に、伝えて置くわね。
 其れと、西田にお願いが在るの。
 つくしさんだけじゃ無く、司が暴走して、三条家の大奥様 と 桜子さんにご迷惑をお掛
 けし無い様に、司をしっかりと見張ってて頂戴‼
 司の事で、西田には負担ばかり増やす様だけど…。
 司の事を宜しく頼むわね。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の西田は、自身の上司で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、更に、了承の意を伝えるのだった。


「承知致しました。」と…。



そして、其の後の司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から、自身の席の内線TELに電話が入り、「私(わたくし)の自室に来る様に…。」と、連絡を受けるのだった。


だからだったのだ。
そんな風に自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から連絡を受けた此の時の司は、重い腰を上げるかの如く、自身の上司でも在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の自室に向かうのだった。


そして、此の時の司は、此れ迄、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の口から聞きたかった話を、漸くと言っても良い位に、遂に、其の話しを自身の母親の口から聞く事が出来たのだった。


「司…取り敢えず、来週から出張と言う形で日本に帰国し為さい。
 そして、来年早々から、貴方に日本支社を任せるわ。
 貴方…つくしさんの記憶を取り戻したそうね。
 経った今、西田から聞いたわ。
 司…暴走し無い様に為さい。
 ああ見えて、つくしさんって、逃げ足が早いそうじゃ無い!
 タマから聞いたわ。
 貴方…つくしさんから逃げられてばかりだったそうね⁉
 ですから、今後はつくしさんから逃げられない様に、貴方は暴走し無い事…ね。」と…。



実は、其処迄、何も言い返さずに、唯、黙ったまま、じーっと、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の顔の表情 と 口の動きを確認して居た此の時の司は、自身の母親の中に嫌みが無い事を確認すると、自身の母親の話しを聞いて居て、自身が気に成った事を訊き始めるのだった。


「さっきから聞いてると、『つくしさん、つくしさん』って、何度も連呼してっけどよ!
 俺が日本に帰国したら、間違い無く、また、俺は、牧野に向かうが良いんだよな?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、“でしょうね!”と、思い乍らも、自身の息子で在る 司に即答するのだった。


「ええ、構わないわよ!」と…。



だが、其れでも、何か腑に落ちて居ない様子の司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓を攻める様な言葉を口にし始めるのだった。


「はぁ~??
 だったら、何で、あの頃に、俺 と 牧野の付き合いを認めなかったんだ⁉
 もし、あの頃に、ババアが俺 と 牧野の付き合いを認めてさえ居れば、今頃、俺 と 
 牧野は結婚してたかも知れねぇんだぞ‼
 其れに、俺 と 牧野は、態々、滋から拉致されなくも良かったかも知れねぇぞ‼
 そしたら、俺自身、何もあんな事件に巻き込まれなくても良かったんじゃねぇのかよ‼
 何で、今更…。
 俺 と 牧野の失われた時間を返しやがれ‼」と…。



実の事を言うと、其処迄、言い切った司を、唯、黙ったまま、じーっと、見て居た此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、英徳高校時代のつくしの本質を見抜けなかった其の当時の不甲斐ない自分自身の事を反省しては居るが、(自身の息子で在る)司が言って来た様に、『今更』なのだ。
況してや(ましてや)、其の当時に戻れる訳でも無く、現状、過去を如何する事も出来無いのが実状なのだ。


だからこそ、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、何故、自身に心境の変化が在ったのか?
噓偽り無く、自身の息子で在る 司に話しする事にしたのだった。


「今の貴方からすれば、“あの時から、もう一度、遣り直してぇ(たい)!”って、思うかも
 知れない。
 でも、貴方が言う様に、其れは、『今更』なのよ。
 もう、過去を如何する事も出来無い。
 勿論、英徳高校時代のつくしさんの本質を見抜けなかった私(わたくし)は、私(わたく
 し)成りに反省して居るわ。
 其れでも、今更、過去に戻る事は出来無い。
 貴方は、きっと、覚えて居ないでしょうけど…。
 私(わたくし)はつくしさんに感謝して居る事が在るのよ。
 其れは、貴方があの港で暴漢にナイフで刺された後…。
 つくしさんは、貴方の様な大柄の男性を肩に担いで運んだのよ!
 しかも、マスコミ取材の為に、既に、あの港に待機して居た報道関係者の前でも動じる事
 無く、貴方(司)を連れ出した。
 つくしさんは、普通の女性成らば、絶対に、出来無い様な事をして魅せる。
 『つくしさん』って女性は、きっと、司の為だけに産まれて来てくれたのかも知れないわ
 ね。」と…。



だからだったのかも知れない。
此の時の司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からのそんな話しを聞いて居て、イライラを隠し切れずに、独り言ちる(ひとりごちる)のだった。


“其れこそ、『今更』だろ‼”と…。



だが、此の時の司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が言った「『つくしさん』って女性は、きっと、司の為だけに産まれて来てくれたのかも知れないわね。」と、言う言い分に、少しだけ、苛立ちを抑える事が出来て居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓のそんな言い分にだけ、返答の言葉を口にするのだった。


「ああ、そうかも…な。」と…。



そして、其れでも、自身が暴漢に襲われた時の後の事を知らなかった司にとって、あの当時のつくしからの愛情が本物で在った事を嬉しく思うと同時に感謝して居たのだ。


また、更に言う成れば、現在の司の想いとは…。
“英徳高校時代の『牧野つくし』の自身への愛情が、未だに、自分自身に向けた本物で在っ
 て欲しい。”と、願わずには居られない司…だったのだ。

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