tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

Once again~再び~  19.





【『Once again~再び~  17.』の続きの様なエピローグ 
 〈司 と あきら と 桜子との会話〉】


〈つかつく〉


(『Once again~再び~  17.』の桜子の会話の部分から)


「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
 実は、先輩も、もう既に、此の件に関して、ご存知…何です。
 私のお祖母様 と 道明寺社長とのお手紙の遣り取りについて…。」と…。



実は、其の後も、桜子の会話は続くのだった。


勿論、此の時の桜子は、司の顔の表情・顔色・目付きを確認し乍らも、そう話しして居た事は言う迄も無かったのだった。


そして、此の時点に於いての桜子は、唯、じーっと、司の顔の表情・顔色・目付きを確認し乍ら話しして居ても、司が動揺して居る様子にも見て取れない事から確信して居たのだった。


“本当に、噓偽り無く、道明寺さんは、道明寺のおば様からお話しを聞いて居ないんだ
 わ。”と…。



だからだったのだろう。
此の時の桜子は、其の後の話を話しし始めるのだった。
先ずは、桜子自身が気に成って居る事を訊き始めるのだった。


「本当に、道明寺さんは、道明寺社長からお話しをお聞きに成って居ないんですね。
 じゃあ、私のお祖母様が道明寺社長宛てに送った先輩の写真を、道明寺さんはご覧に成っ
 て居ないと言う事ですか?」と…。


だからだったのだ。
此の時点に於いての司は、そんな桜子からの話し振りを聞いて居て、先程迄よりも、かなり、司の口調はきついモノと成って居たのだった。


「はぁ~??
 さっきから、三条は、『写真・写真』って、何度も連呼してっけどよ‼
 俺は、ホントに、全く、何も知らねぇんだわ。
 『三条のばあさんがうちのババアに送った』って言う其の写真には『牧野』の他にも誰か
 写ってんのか?」と…。



其処で、司 と 桜子との会話の間に割って入るかの如く、あきらが口を開くのだった。


「マジで、司は、何も知らなかったんだな‼」と…。


実は、此の時のあきらの顔の表情は、其れはまるで、吃驚顔を顔に貼り付かせて居るかの如く、自身の目を見開いて見て居たのだった。



だからだったのだろう。
此の時の司は、あきらからのそんな疑問話を聞いて居て、「はぁ~??」と、成って居たのだった。


其処で、此の時の司は、反対に、あきらからのそんな驚愕に疑問を呈するのだった。


「あきらからのそんな言い分を聞いて居ると、“やっぱり、あきらは、其の『牧野の写真』
 を見たんじゃねぇのか?”って、勘ぐっちまうな‼」と…。



だからだったのだ。
実は、司からそうは言って居るのだが、当然の事乍ら、徐々に、段々と、其の時の司からのあきらへのそんな睨みは、かなり、鋭いモノと成って居たのだった。


だからだったのだろう。
此の時点に於いてのあきらは、当然の事乍ら、そんな司自身に恐怖を覚える程…だったのだ。


其処で、此の時のあきらは、漸く、そんな司からの問いに返答するのだった。


「否、俺は、一切、其の『牧野の写真』は見てねぇよ!」と…。


勿論、此の時のあきらは、努めて、明るく司からの問いに返答して居たのだった。


何故なら…。
此れ以上、司を怒らせたくは無かったから…だったのだ。


と言うのか?
此の時点に於いてのあきらは、司と刺し違える覚悟は毛頭無かったのだ。



だが、其れでも、何処か腑に落ちて居ない司は、凄みを利かせ乍ら、更に、あきらに確認するのだった。


「あきら…本当…何だろうな‼」と…。


其処で、勿論の事、此の時のあきらは、本当に、其の『つくしの写真』見て居ない訳なので、間髪入れずに司に即答するのだった。


「ああ、マジで見てねぇよ!」と…。


勿論の事、此の時のあきらは、更に、努めて、明るく司からの問いに即答して居たのだった。



だからだったのかも知れない。
此の時の司は、そんな風に、明るい顔の表情のままで自身に即答して来たそんなあきらの顔色を、唯、じーっと、見詰めつつ、あきらの心の心理を確認して居たのだった。


だが、此の時点に於いてのあきらの中では動揺して居る様子も見て取れない事から、此の時の司は、“あきらの言って居る事は本当の事なのだろう。”と、理解出来たので、其れ以上、深く追及し無かったのだ。



だからだったのだろう。
其処に、此れ迄、唯、黙ったまま、司 と あきらの会話を見聞きして居た桜子…だったのだが、あきらのフォローをし始めるのだった。


「道明寺さんは、何か勘違いを起こして居らっしゃる様ですが…。
 本当に、美作さんは、先輩のお写真を見て居ませんよ!
 じゃあ、何故、美作さんが先輩のお写真の存在を知ったのか?
 実は、其れは、私が美作さんにお話ししたから…何です。
 私は、まだ、先輩にご相談を申し上げた訳じゃ在りませんので、先輩の其のお写真が如何
 言うお写真で在るのか…。
 今、此の場で、其の理由(わけ)を道明寺さんにお話し出来無いのが残念…何ですが…。
 実は、先輩の其のお写真の存在をご存知なのは先輩ご本人と、私のお祖母様と、そして、
 道明寺社長 と 先輩の幼馴染で親友の優紀さん と 私だけ…何です。
 ですから、先輩から『YES』と、言う返答の言葉が出ない限り、私は道明寺さんだけじゃ
 無く、誰にも、決して、お話しをする事が出来無いんです。
 申し訳御座いません。」と…。



だが、此の時の司にとって、そんな桜子からの言い分は腑に落ちず、こう思えたとしても、『其れは其れで致し方無い。』と、言えたのだった。


“三条が言う所の『牧野の写真』が此の世に存在して居るので在れば、其の『牧野の写真』
 を一目でも良いから見て視てぇ!”と…。


そして、未だ、尚も、腑に落ちて居そうに無い此の時の司は、再び、独り言ちる(ひとりごちる)のだった。


“例え、見てねぇにしても、俺等 男の中で、三条からの話しを聞いて知ったと言うあきら
 だけが『牧野の写真』の存在を知ってるっつーのは如何(いかが)なモンだよ‼”と…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、尚も、独り言ちる(ひとりごちる)のだった。


“此のまま、腑に落ちねぇ状況で帰れる訳がねぇだろ⁉”と…。


という訳で、散々、独り言ちて(ひとりごちて)居た此の時の司は、尚も、桜子に訴え掛けるのだった。


「なぁ~、三条…何で、三条は、あきらにだけ話ししたんだよ⁉
 で、あきらは教えてもらえて、俺は教えてもらねぇってか‼
 そう言うのは有りなのか?
 普通はねぇと思うぞ‼」と…。



だからだったのかも知れない。
此の時点に於いての桜子は、『牧野つくし』の事と成ると、矢鱈(やたら)と面倒臭い事此の上無いそんな司に対して、先ずは、嫌みかの様に独り言ちる(ひとりごちる)のだった。


“そうだったわね。
 思い出したわよ!
 道明寺さんと言う御方は、先輩の事と成ると、少しだけ…じゃ無かったわね。
 かなり、面倒臭く成るんだったわね。
 だと言う事は、私は、どの様に道明寺さんを対処させて頂いたら宣しかったかしら
 ね。”と…。


だが、『牧野つくし信者』の桜子にとって、例え、司が面倒臭い事此の上無い相手…だったとしても、『牧野つくし』を怒らせる訳にはいかないのだ。


だからだったのかも知れない。
例え、面倒臭い事此の上無い相手(司)…だったとしても、『牧野つくし』だけでは無く、其の相手をも怒らせては成らないのだ。


だからだったのだろう。
例え、そんな風に面倒臭い事此の上無い相手(司)…だったとしても、此の時の桜子にとっては、“噓を付いて迄、誤魔化す事は出来無い。”と、考えて居たのだった。


だからだったのだ。
此の時の桜子にとって言えた言葉…だったのだ。


「美作さんは、当然の事乍ら、先輩にとって言えば、対象者じゃ有りませんよね⁉
 対象者で言えば、先輩にとっての対象者は、当然の事乍ら、其れは、道明寺さん…貴方で
 す。
 と言う事は、例え、先輩にとっての対象者では無い美作さんに私がお話ししたとしても、
 其れは罪に成る事は無いでしょうし、先輩を怒らせる理由にも成らないんですよね。
 ですから、私は、道明寺さんにお話しする事が出来無いんです。
 と言う訳ですから、もう、此れでお分かり頂けたかと思いますが、私からは美作さん以外
 にお話しした御方は、何方(どなた)も居らっしゃいません。
 ですが………。」と…。



実は、此の時の桜子は、其れ以上の言葉を言う事が出来無かったのだ。


何故なら…。
あきらの方を見た此の時の桜子は、司には見られない様に、静かに、自分自身の首を左右に振って居るあきらを見たから…だったのだ。


所謂、此の時点に於いてのあきらは、総二郎 と 優紀の娘で在る 真紀のコトについて、何か話そうとして居た桜子の口を止めたに過ぎなかったのだ。


だからこそ、此の時の桜子は、そんなあきらの様子を瞬時に確認した事で、其れ以上の言葉を言う事無く、桜子が言いたかった総二郎 と 優紀の娘で在る 真紀のコトについての話は、自分自身の喉の奥に引っ込めたのだった。



ところが、「ですが………。」と、言ったまま、自身の口を噤む桜子に、此の時点に於いての司は、胡乱(うろん)な目付きで桜子を見詰めた状態…だったのだ。


云わば…。
此の時点に於いての司の目は、そんな桜子の事を怪しくて疑わしい(不誠実で信用出来無い)と思って、見て居る様な目 や 目付き…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、そんな胡乱(うろん)な目付きのままの状態で、尚も、桜子を睨み付け乍らも、悪態を吐く(つく)事は忘れて居なかったのだ。


「三条…あのなぁ~、“ですが………。”の後…。
 慌てて、口を噤むじゃねぇぞ‼
 其れに、“ですが………。”の後…俺に、何が言いたかったんだ⁉」と…。


だからだったのだ。
此の時点に於いての桜子は、“今、其れ以上の言葉を喋る気が無い‼”とでも言いた気に、口を閉じたまま、何も言わなく成ったのだ。


なので、此の時の司は、密かに、そんな状況の桜子を見たまま、独り言ちる(ひとりごちる)のだった。


“三条が言い掛けた「ですが………。」の後は、三条自身、俺に何も言わねぇつもりか?
 一体、三条は、俺に何が言いたかったんだぁ~??”と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、其の後も、暫くの間、桜子との睨み合いが続くのだった。

×

非ログインユーザーとして返信する